「デモ警備警官は多すぎ それへの税金はムダ使い 都知事はデモ警官への税金支出をやめよ」など 地震と原発事故情報 その181

4つの情報をお知らせします(9月22日)

     9/4四国電力・伊方原発1号機(56.6万kw・PWR)
     定期検査の為運転停止
     残る稼働中の原発はあと11基

  ★1.デモ警備警官は多すぎ それへの税金はムダ使い
     都知事はデモ警官への税金支出をやめよ
  ★2.9/30JCO臨界被曝事故12周年行動に参加しよう(9/30 朝と夕方)
    臨界事故のいくつもの教訓を福島第一原発事故に生かそう
  ★3.放射能について2つの講演会のご案内(東京三多摩)
  ★4.短信3つ

★1.デモ警備警官は多すぎ それへの税金はムダ使い
   都知事はデモ警官への税金支出をやめよ

〇9月19日の明治公園は、いつにもまして多くの警官隊と警察車両(何十台も)
が6万人のデモをきつく規制し、デモの隊列をブツブツと切り、信号の度にむや
みやたら規制した。おかげでデモ出発が私達も2時間近く遅れた。デモの最終隊
列は午後7時過ぎに代々木の解散地に着いたという。

〇警察車両が、何故こんなに多いのか疑問だ。全く必要ない人数だ。
それは地方都市の反原発デモに行ってみるとよくわかる。
青森の4.9デモの時も東海村の9.30前後のデモも静岡・浜岡のデモも警察
官はほんのわずかでチョロチョロ程度だ。しかるに東京は桁違いに多い。憲法に
保障されたデモ行進(表現の自由)を大きく制限している。9月11日の素人の
乱への警察の規制・弾圧も酷いものだった。

〇9月19日は祝日出勤で警官に出される手当(税金)や諸費用は億に近い金額
とみる。税金のムダ使いだ。
東京都知事と東京都議会にはデモ出動予算は税金のムダ使い故、大幅に削減する
事を要求したい。日本を警察国家にしてはいけない。 (柳田 真)

★2.9/30JCO臨界被曝事故12周年行動に参加しよう(9/30 朝と夕方)
   臨界事故のいくつもの教訓を福島第一原発事故に生かそう。

 福島第一原発事故は、いまだに収束が見えず、放射能汚染の広がりは続いてい
ます。広大な汚染地帯の除染は絶望的です。
 わずか1mgのウラン235がJCOの沈殿槽で臨界反応し、2人が死亡し667
名も被曝者を出したのは12年前の9月30日です。(茨城県東海村)
 10時間にわたるこの臨界事故の教訓は今日の福島第一原発事故にもそのまま当
てはまります。
 それは次の点です。

1.ひとたび事故がおきると、多大な被曝者が生み出され、事故の収束作業は高
い放射線(中性子線)の飛び交う中の困難さと共に、多くの時間を要すること。
2.事故を矮小に見せかけ、放出放射能の情報を隠したり、被ばく線量を半分の
値で発表した。
3.国の無対応。それゆえ村上村長(東海村)の独自の判断で屋内退避を実施。
4.事故の責任を3名の労働者に押し付け、核燃料サイクル機構や原子力安全委
員会や原子力委員会などの責任は一切問われなかった。
5.コスト削減による安全の放棄(4億円の溶解施設建設費を浮かし5名の労動
者の「手作業」を強いていた)。
6.被曝線量を半減し、健康被害の保障を一切しなかった(大泉夫妻の健康被害
補償要求に敵対し、支払いを拒否した)。また、JCOは風評被害に200億円を
支払っている。しかし、これとて請求額の半分だという。

 このように、これらの教訓の多くは福島第一原発事故にも当てはまります。
原子力を推進してきた政府、原子力安全・保安院など官僚、安全委員会、原子
炉メーカー、電力会社、裁判所、マスコミなどの罪はいかに大きいということが
わかります。

9月30日(金)JCO臨界被曝事故12周年東京圏行動

 ◇朝:経済産業省別館前にて追悼と抗議行動
    10時集合 11時まで(喪章を用意して下さい)

 ◇夕方:講演集会・JCO臨界事故の教訓と福島第一原発事故
     会場:スペースたんぽぽ(千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4F)
        18:15開場、18:45開演 21:00まで
     講師:なすびさん(福島原発事故緊急会議被曝労働分科会)
        『ヒバク労働について…山谷の経験から』
     講師:山崎久隆さん(たんぽぽ舎副代表)
        『臨界被曝事故の教訓を福島第一原発事故へ生かそう』
     各団体からアピール
     資料代:1000円
  主 催:9/30JCO臨界被曝事故12周年東京圏行動実行委員会
  連絡先:たんぽぽ舎 東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
      TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
※出店・ビラ受け付けます。賛同個人・団体募集中
※詳しくは、実行委員会までお問い合わせ下さい。

★3.放射能について2つの講演会のご案内(東京三多摩)

日 時:10月22日(土)14時~16時半
講 師:山田 真さん
(子どもたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク代表)
テーマ:「放射能って大丈夫?」
会 場:武蔵野商工会館市民会議室・4F 吉祥寺駅・北口5分
会場費:500円 ・定員90名
メール予約 che@ac.bb-east.ne.jp 担当・田中ヒサコ

日 時:10月30日(日)13時~15時半
講 師:山田 真さん
(子どもたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク代表)
テーマ:「放射能って大丈夫?」
会 場:サンヴァリエ桜堤団地・中央集会所 JR武蔵境駅下車・バス7分
会場費:無料・定員50名
10月1日よりメール予約 nene-timers@t.vodafone.ne.jp 担当・田中ヒサコ

★4.短信3つ

1.3月11日 もう1つの原発大惨事が発生寸前だった
  東海第2の幸運-危機防いだ1メートルの対策

 たんぽぽ舎が定期購入している原発現地の新聞の1つに茨城新聞がある。原子
力のメッカと言われる東海村の事が多く載っている茨城県の有力新聞。
 その9月11日号に「東海第2原発の幸運」=「危機を防いだ1メートルの堤
防カサ上げ工事」の記事が載っていた。東海第2の防護壁は従来は4.9メート
ルだったが茨城県の要請によりカサ上げし、6.1メートルに改造した(201
1年9月完成)
 2011年3月11日は高さ5.4メートルの津波が襲いかかった。防護壁は
以前の4.9メートルのままだったら第2の原発惨事になっていた。「危機を防
いだ1メートルの対策」といわれるゆえんだ。3月11日は東北電力の女川原発
も危なかったと伝え聞く。
危なかったのは福島第1原発だけでは無かったという話。

2.ドイツのシーメンス原発撤退
  世界の主要メーカーで初

 ドイツ誌シュピーゲルは十八日、同国の総合電機最大手シーメンスのレッシャ
ー社長が原発事業から撤退する意向を表明したと報じた。福島第一原発事故以降、
世界の主要原発メーカーで撤退を表明したのは初めて。具体的には原発建設から
手を引く。
 レッシャー氏は、ドイツ政府が事故後「脱原発」に方針転換したことを受けて
「原子力エネルギーからの撤退について、ドイツの社会と政治ははっきりした意
志を示している」と指摘、事業撤退を決定したと述べた。決定に際し、政治的な
圧力は無かったとした。(9/19東京新聞より抜粋)

3.友人がおしえてくれた話

 文化放送(ラジオ)の朝の吉田照美氏の番組でアーサービラードさん(米国詩
人)と上杉隆さんが話の中でたんぽぽ舎を紹介していたという。(2ヵ月位前)
あちこちで、私達の知らない所でたんぽぽ舎の活動を評価して頂いて有り難い事
だと思う。

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[編集部より]
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