韓国通信NO.785
ドイツの実話をもとに作られた童話。後年グリム童話にとりあげられて有名になった。ハーメルンという小さな村の子どもたち130人が、笛吹き男の後を追って忽然と姿を消した。何が起きたのか謎とされる。

1284年に起きたこの失踪事件は疫病、ネズミ駆除と関連して語られることもあるが、不可解なのは大人たちの存在が見えないことだ。笛の音に誘われて消えていった子どもたちは何を考えていたのだろうか。
先日の衆院選挙で多くの若者たちが高市政権を支持したと聞いて笛吹き男を思いだした。日本の若者たちがハーメルンの子どもみたいではないか。現代版「笛吹き女」によって思考停止状態に陥った彼らは何処に行くのか。大人の冷静さが求められている。
<アメリカとの付き合い方>
戦争をしないためには敵を作らないことが鉄則。そのためには戦争をしたがる悪友との交際は断るのは当然。国連を中心とする国際協調主義を破壊するトランプ政権に国際的批判が集まるなか、カナダのカーニー首相のダボス会議での演説が注目される。アメリカを抜きにした新たな結束の呼びかけである。アメリカが世界の孤児になる日は近いのではないか。無条件にアメリカに従うわが国も世界から爪はじきになるかも知れない。
武器購入も基地もすべて受け入れ、投資を求められると尻尾を振って御用聞きに訪米。「サナエちゃんとトランプ」と親密さをもてはやす神経がわからない。
最近、またもや醜悪な日米関係の一端が明らかになった。「辺野古の基地が完成しても普天間基地は返還しない」というニュースに目を疑った。
以下『沖縄タイムス』2月15日朝刊より。
「米軍普天間飛行場の返還を巡り、米国防総省が2025年9月に米政府監査院(GAO)に提出した公式回答文書で、名護市辺野古の代替施設では能力が不足するため、代替となる「長い滑走路」が選定されるまで普天間飛行場は日本側に返還しないと明記していたことが14日までに分かった。名護市辺野古に代替施設が完成しても、普天間返還が実現しない恐れがある。米国防総省が、名護市辺野古に建設中の基地に備わる滑走路よりもさらに長い滑走路が別に確保されるまで、普天間飛行場は返還しないと公式文書に明記した。普天間返還の前提を根底から覆しかねない内容だ。(平安名純代・米国特約記者)」
危険な普天間移転のために辺野古基地を作ると説明してきた政府の主張が破綻する。これまでの日米交渉は一体何だったのか。国民を騙してアメリカの都合を優先させるつもりか。自民党だけではなく、辺野古基地建設を容認してきたすべての野党に問いただしたい。
初出:「リベラル21」2026.02.24より許可を得て転送
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〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 https://chikyuza.net/
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