ヘルタ・ミュラー(ドイツ、1953~)の『狙われたキツネ』(山本浩司:訳、三修社:刊)の続き 医者がやってくると、誰もが一歩ずつブリキ職人から離れた。まるで今にしてようやくショックを受けたかのようだった。そうして医者が死
本文を読むKasai_Nobuoの執筆一覧
二十一世紀ノーベル文学賞作品を読む(14ー上)
著者: 横田 喬ヘルタ・ミュラー(ドイツ、1953~)は2011年、ノーベル文学賞を受けた。授賞理由は「凝縮した詩と率直な散文によって、収奪された人々の風景を描いた」 その代表作『狙われたキツネ』(三修社刊、山本浩司:訳)の一部を私なり
本文を読む韓国通信NO773
著者: 小原 紘復刊7月号 「通信」の復活 すっかりご無沙汰してしまった。 書きたいことがたくさんあるのに書けなかった。いろんな出来事が多すぎて気合がはいらず、沈黙を続けた。 最近、記憶力が低下したせいか、人の名前や簡単な日本語が出てこ
本文を読む天皇のモンゴル訪問を中国はどう見たか
著者: 阿部治平ーー八ヶ岳山麓から(531)ーー 徳仁天皇夫妻は7月6日から13日までモンゴルを訪問した。モンゴル政府が全力で接待する様子、天皇夫妻が行く先々で歓迎される模様はテレビでも毎日報道された。これに関して7月9日に中国共産党中
本文を読む今知りたい 長生炭鉱の遺骨収集
著者:7/18 東京・新宿で学習会 一般社団法人市民セクター政策機構は、7月18日(金)17時30分から、生活クラブ連合会704会議室(東京都新宿区新宿6-24-20KDX新宿6丁目ビル7F)で、「戦後80年。今知りたい長生炭
本文を読むマンガ家・水木しげる氏の「戦争体験」
著者: 山田幹夫戦後80年、「しょうけい館」が特別企画展 「アンパンマン」作者のやなせたかしさんをメインにした朝ドラ(NHK)が好評です。絵の傾向は異なりますが、同じく子どもたち(だけでなく)に人気の「ゲゲゲの鬼太郎」の作者、マンガ家・
本文を読む人はなぜ、戦争に協力してしまうのか 満蒙開拓団移民を通して考える
著者: 「リベラル21」「人はなぜ、戦争に協力してしまうのか~『蒙開拓団移民』~を通して考える」と題する集いが、8月10日(日)、千葉県松戸市で開かれる。 集会の意図について、チラシはこう述べる。「『明治』以来の日本政府は、『天皇とお国に命をさ
本文を読むダライ・ラマの「輪廻転生制度」を続けるとのことだが
著者: 阿部治平ーー八ヶ岳山麓から(530)ーー 7月3日、「ダラムサラ・共同」が伝えるところによると、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世(89)は2日、自身の死後生まれ変わりをさがす「輪廻転生制度」を継続するとの声明を発表した。
本文を読む協同組合フェスティバルに4000人
著者: 岩垂 弘協同組合の魅力を発揮した国際協同組合年行事 「見て、聞いて、体験協同組合フェスティバル」と題するイベントが、7月5日(土)、東京・有楽町の東京国際フォーラムで開かれた。全国の協同組合が加わる2025国際協同組合年全国実行
本文を読む共産党はいま存亡の岐路に立っている(その62)
著者: 広原盛明東京都議選、共産党の「善戦・健闘」の〝まやかし総括〟、2025年東京都議選の結果を見て(3) 前々回の拙ブログでも書いたが都議選の過去4回の共産得票数の推移は、2013年61万6721票(13.6%、17議席)、2017
本文を読むキューバ、トランプ大統領の覚書を拒否 対キューバ政策強化に反発
著者: 岩垂 弘キューバ外務省は7月1日、「キューバは、米国の経済封鎖強化を定めた大統領覚書を拒否する」と題する声明を発表した。米国のホワイトハウスが6月30日に発表した{キューバに対するアメリカの政策強化}と題するトランプ大統領の覚書
本文を読むオルバンの強硬姿勢がことごとく裏目に
著者: 盛田常夫― 大規模な Pride 行進が政府の規制を打ち破る 今年に入って、オルバン首相は Tisza 党の躍進に見られる野党の台頭にたいし、政 治的な強硬姿勢で立ち向かおうとしているが、それらはことごとく裏目に出ている。年初に
本文を読む「戦禍の記憶 2019-2024」 ミャンマー支援を続ける亀山仁氏の写真展
著者:クーデターで権力を握った軍事政権と日本の政権などは繋がりがあれこれとあるようで、効果的な非難や経済制裁など目立った動きをしていません。お恥ずかしい限りです。長期化していますが、日本国内の支援の動きも、大きく報道されていま
本文を読む共産党はいま存亡の岐路に立っている(その61)
著者: 広原盛明自民党は参院選への〝西田発言ダメージ〟を払拭できるか、2025年東京都議選の結果を見て(2) 2025年都議選の翌日、6月23日は沖縄戦終結から80年目の「慰霊の日」だった。各紙は競って特集を組み、式典の模様を伝えた。「
本文を読む中国から見た最近の日米関係
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(529)―― 中国共産党機関紙人民日報の傘下紙である環球時報は、6月23日、英紙フィナンシャル・タイムズを引用して最近のトランプ米大統領による関税攻勢とアメリカの防衛予算増額要求に対する日本側の態度を
本文を読む共産党はいま存亡の岐路に立っている(その60)
著者: 広原盛明自公体制の「終わりの始まり」なのか、2025年東京都議選の結果を見て 参院選と同じ年に行われる12年に1度の東京都議選が終わった。6月22日に投票が行われた東京都議選(定数127)は、42選挙区に295人が立候補する大激
本文を読む「黎明のじかん」
著者: 出町 千鶴子昨日の 辛く苦しいかなしみも 嬉しかったことも 月の白い影とともに 太陽の光に溶けていく黎明の時間 さあ 新しい物語の始まりだ 時代は前へと進む 朝を迎えるごとに 良い方へ
本文を読む米国によるイラン核施設爆撃は世界的脅威
著者: 岩垂 弘キューバ共産党が声明 キューバ共産党は、アメリカによるイラン核施設爆撃に関して6月22日、「人類を核戦争から救うために、左翼および進歩諸勢力は団結すべきである」と題する声明を発表しました。今回のトランプ政権の行動を考える
本文を読むハンガリー情勢 ― 直近の世論調査結果(Tiszaが10ポイントリード)
著者: 盛田常夫ハンガリーの政治情勢が流動化している。国立銀行総裁一家の横領事件のような Fidesz 政権のスキャンダル、オルバン一家の蓄財と贅沢三昧、Fidesz 政権の公共事業受注で焼け太ったNER企業所有者の豪勢な生活ぶりが反政
本文を読むひたすら働いたあの頃―令和米騒動の原風景
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(528)―― わたしの家は、戦後の農地改革で5反歩(0.5ヘクタール)ほどの田畑の持主になった元小作で、馬のいない小前のものだった。 春先、田の氷が抜けるとすぐに苗代づくりが始まった。馬のある家は犂(
本文を読む二十一世紀ノーベル文学賞作品を読む(13-下)
著者: 横田 喬T・トランストロンメル(スウェーデン)の人となり――子規の「写生」が北欧の現代詩人に再現 「TT」という愛称を持つトーマス・トランストロンメルは1931年、ストックホルムで生まれた。十代の頃から優れた詩才で注目を集め、デ
本文を読むイスラエルによる戦争拡大を止めさせよ
著者: 岩垂 弘世界平和七人委が緊急アピール 世界平和アピール七人委員会は6月20日、「イスラエルによるパレスチナ攻撃と周辺への戦争拡大をやめさせよ!」と題する緊急アピールを発表した。 アピールによると、2023年10月、ハマースによる
本文を読む二十一世紀ノーベル文学賞作品を読む(13-中)
著者: 横田 喬T・トランストロンメル(スウェーデン、1931~2015)――稠密な詩作品で現実への斬新な道筋を示す(13-上で紹介したトランストロンメルの代表的作品『悲しみのゴンドラ』の続き) ◇『子供であるかのように』まるで子供であ
本文を読む二十一世紀ノーベル文学賞作品を読む(13-上)
著者: 横田 喬T・トランストロンメル(スウェーデン、1931~2015)――稠密な詩作品で、現実への斬新な道筋を示す スウェーデン生まれの詩人、トーマス・トランストロンメルは2011年、ノーベル文学賞を受けた。授賞理由は「稠密で透光性
本文を読む第107回労働映画鑑賞会(7/10)
著者: NPO法人働く文化ネット/「リベラル21」上映作品は『人生、いろどり』 「労働」に関する映画の上映活動をしているNPO法人働く文化ネットは、以下の要領で第107回労働映画鑑賞会を開きます。上映作品は『人生、いろどり』。6月の第106回鑑賞会で上映する予定でした
本文を読む共産党はいま存亡の岐路に立っている(その59)
著者: 広原盛明参院選京都選挙区で共産、立憲、れいわの3女性候補の2議席独占なるか、共産党は従来型の選挙活動で現有議席を維持できるだろうか(6) 前回の拙ブログで、自民の西田昌司氏と無所属の二之湯真士氏が保守票の奪い合いで「共倒れ」にな
本文を読むハンガリーの最近のニュースから
著者: 盛田常夫「ハンガリー版プーチン令」の決議が延期Fidesz政府が国会に提出した「透明性」法案(外国からの資金流入をすべて監視し、違反したものを処罰するプーチン令)は6月10日火曜日に国会決議される予定だったが、銀行協会、ハンガリ
本文を読む「令和の米騒動」に思うこと
著者: 阿部治平-八ヶ岳山麓から(526)- はじめにコメ問題を中心に勉強会をやるから出てくれと言われた。20人くらいが集まった。土曜日の昼間なので別荘地帯の住民はともかく農家の参加はないと思ったら、村生れ村育ちがわたしも入れて3人いた
本文を読む「ソリヨ モヨラ(소리여 모여라 声よ集まれ)」
著者: 立川市男女平等推進課ドキュメンタリー映画上映会 立川市男女平等推進課と第17回たちかわ男女平等フォーラム実行委員会は、6月21日(土)にドキュメンタリー映画『ソリヨ モヨラ(소리여 모여라 声よ集まれ)』を立川市内で上映する。 朴英二監督の
本文を読む共産党はいま存亡の岐路に立っている(その58)
著者: 広原盛明ひめゆり発言を「事実は事実」と正当化する〝強行突破路線〟、西田氏が参院選京都選挙区で当選できる可能性、共産党は従来型の選挙活動で現有議席を維持できるだろうか(5) 6月に入って参院選京都選挙区は風雲急を告げている。西田昌
本文を読む