「七夕東電前(浴衣&七夕飾り)アクションについて-おさそい」など 地震と原発事故情報 その112

  4つの情報をお知らせします(7月6日)

 ★1 福島原発は津波以前に地震で破壊された
 ★2 七夕東電前(浴衣&七夕飾り)アクションについて-おさそい
 ★3 劣化ウラン兵器禁止・市民ネットワークからのお知らせです
 ★4 JCLU7月例会『原発訴訟の展開 3.11後への継承』開催のお知らせ

★1 福島原発は津波以前に地震で破壊された
    政府が運転再開の条件としている津波対策だけでは不十分

○ 広瀬隆さんは、4月の静岡の講演、その他で、福島原発は、地震で配管
などが大きく損傷して原発の機能が喪失したと具体的に述べられた。東電や
政府のいう津波原因説は、インチキ・ウソで、「地震による原発の配管その
他の重大損傷があった」ことが(プラス津波対策のお粗末さ、不十分さ)フ
クシマ原発の惨事を招いたと講演。

○ 元原子炉メーカー(日立)技術者で福島第一原発4号機の設計に携わった
田中三彦さんも「福島原発は津波以前に、地震で破壊された」とグラフや表
を使って、福島原発の耐震性の脆弱さを分析された。
「東電のデータが十分に公開されていないが(=東電の情報隠し・あと出し
は有名)、フクシマ原発の圧力や水位の変動を解析したところ、原発は津波
以前に地震動で配管などが損傷して機能喪失したと確信している。従って政
府や東電が原発運転再開の条件としている津波対策だけでは不十分。(地震
対策も強化しないとダメ)
原因究明を徹底的におこなうべきで、政府は事故調査委員会の始動もまたず
に早々と津波が主因とする報告書をIAEA(国際原子力機関)に出した。これ
は構造上の弱点を覆い隠す「悪しきシュミレーション」だと指摘している。

○ 福島原発は地震対策の不備で大きくやられ、津波対策の不備で全電源を
喪失し、重大惨事を招いた。この両方の対策を日本の全原発が迫られている。
両方の対策をキチンとやるためには、電力会社は膨大な費用と長い年月がか
かる。それを避けたい。それで、原因を津波対策のみに限定し、矮小化して、
原発再開をもくろんでいるが、これは許されることではない。これを許せば
「第二のフクシマ」を準備しているようなものだ。これに荷担する経産省
(海江田大臣)、原子力保安院、菅首相らの言動に反対する。

○ 九州電力玄界原発の再開は、道理がない。老朽化して超危険(井野博満
氏の指摘)の上に、フクシマの教訓=地震対策も津波対策も全く不十分である。
7月7日(木)、たんぽぽ舎も参加する福島事故緊急会議の行動=菅首相は
玄界原発を動かすなと迫る首相官邸行動(午後6:30~官邸記者会館前)
に参加しよう!         (柳田 真)

★2 七夕東電前(浴衣&七夕飾り)アクションについて

 明日7月7日をひかえて、多くのみなさま方から寄せていただいた短冊で、
七夕の飾りが何本もできました。
 浴衣や甚平でのご参加を表明してくださっている方が複数いらっしゃいます。
 こどもたちが安心してくらせる社会への一歩のため、ぜひとも多くの皆さ
まのご参加をお待ちしております。
 厳しい暑さの折、どうぞご無理のない範囲でご参加ください。
 
 7月7日 15時~ 東電本社前 住所:千代田区内幸町1-1-3

 いのちを守るお母さん全国ネットワーク 関東支部 横関彩子

★3 劣化ウラン兵器禁止・市民ネットワークからのお知らせです
 
 劣化ウラン兵器禁止・市民ネットワークでは、月刊でニュースを発行して
います。
 ニュースでは、構成団体の活動報告、劣化ウラン兵器の情報、集会の報告、
 投稿等々毎月自宅へ直送しています。定期購読の方を募集中です。
 購読料  年3000円
 
6月号の主な内容は次のとおりです。
今月号の主な内容
 ○福島で明らかになったこと    柳田  真(たんぽぽ舎)
 ○原発廃止を訴える署名活動報告  栄木良忠(劣化ウラン廃絶みなとネット
    ワーク) 
 ○本当に電力危機は来るのか?    山崎久隆(劣化ウラン研究会代表)
 ○ムハンマド君イラクに帰る その16 (このニュースの名物連載です。
   今月は、東北石巻でJIM-NTのボランテイア活動の報告です。)  
      西村陽子(アラブの子どもとなかよくする会) 
 ○劣化ウラン兵器の情報             稲月 隆(事務局) 
 ○資料 溶けたかう燃料汚染水地下水直撃の恐れ(東京新聞から) 
 ○資料 高濃度汚泥はどうする          (東京新聞から) 

事故情報NO101号でお知らせしましたが、再度のお知らせ二つです。

1 放射能について学習会
「広島・長崎・福島の放射能」
 ―原爆被害と原発被害の同じ点、違う点―
 ◆7月11日(月)18:30開場19:00開会
 ◆会 場 たんぽぽ舎
 ◆講 師 槌田 敦さん(物理学者)
 ◆参加費 1000円
         共催 いろりばた会議

2 参加者募集! 今年も広島へいきます。 あと5名!
 ◆8月4日(木)~6日(土)2泊3日
 ◆参加費 16,000円(宿泊費・集会参加費)
     交通費は各自負担(約3万6千円)

  劣化ウラン兵器禁止・市民ネットワーク 電話03-3238-0056

★4 JCLU7月例会『原発訴訟の展開 3.11後への継承』開催のお知らせ

 3.11の地震発生から100日以上が経過した今も、福島原発の状況は悪化の
一途をたどり、周辺住民を故郷から引き離し、日本社会のみならず、世界各地に
不安を蔓延させ続けています。
福島原発事故は、「絶対安全神話」という虚構を吹き飛ばし、「危険をはらむ技
術」
という原発の実態を、最悪の形で社会に認知させました。
福島第一原発事故を受けて、今、ドイツやイタリアなど世界各地で脱原発に向け

動きが活発化しています。しかし、日本政府は原子力に依存するエネルギー政策
から方針転換できずにいます。
このような状況にあって、市民自身の手で、原発に生活を脅かされることのない
社会を創るためにできる事は何か。その一つの可能性が、「原発訴訟」ではない
でしょうか。
JCLUでは、浜岡原発差止訴訟弁護団長であり、本年6月に脱原発全国弁護団の
結成を発表された河合弘之弁護士をお招きして、「原発訴訟」の“これまで”と
“これから”について語っていただく機会を設けました。

福島第一原発事故を語るとき、「想定外」という言葉が免罪符のように振りかざ
されます。
しかし、浜岡原発差止請求訴訟第一審において、弁護団は既に、津波による
全電源喪失 の可能性を指摘していました。
こうした指摘を、議論の必要なしとして切り捨て、原発設置を推進してきた国や
電力会社。そして、彼らにお墨付きを与え続けてきた司法の責任に ついても、
考える機会としたいと思います。

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JCLU7月例会 「原発訴訟の展開 3.11後への継承」
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【日時】 2011年7月22日(金)午後7時~9時
【場所】 弁護士会館10階1006AB (東京都千代田区霞ヶ関1-1-3)
【講師】 河合弘之氏(弁護士、浜岡原発差止訴訟弁護団長、JCLU会員)
【参加費】無料
【申込み】不要
【主催・問合せ】(社)自由人権協会 (JCLU)
〒105-0002 東京都港区愛宕1-6-7愛宕山弁護士ビル306号
TEL:03-3437-5466/FAX:03-3578-6687
http://www.jclu.org/  e-mail jclu@jclu.org

 (掲載依頼がありましたので掲載します-事務局)

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