たんぽぽ舎です。【TMM:No1833】
2013年5月13日(月)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.今の原発は全て違法に存在する
原子力規制に関するパブコメ(上) 山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.富山ガレキ阻止のお母さんらを市長が刑事告訴した その後 1
ガレキ反対の看板が2度も破壊、街宣車が「非国民」と怒鳴り散らす
池多の未来を守る会の抗議声明です 山田 武 (たんぽぽ舎会員)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆6/1「さよなら原発!三鷹アクション」の上映会
会場:三鷹市市民協働センター第1会議室
★4.もんじゅ停止命令へ 規制委 点検放置を問題視
(5月13日朝日新聞より抜粋)
★5.テント日誌5月8日(水)経産省前テントひろば-606日目
五月晴れが爽快だった (M/O)
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※5月14日(火)経産省前テントひろばへ参加を!
たんぽぽ舎は、毎週火曜日を、自主的に”テント守ろう行動日”と決めて、たん
ぽぽ舎のメンバーと、たんぽぽメルマガ読者に参加を呼びかけています。
朝9:00~夕方19:00の間の都合の良い時間帯に1時間でも、3時間でも参加
して頂くと嬉しい。テントの前の椅子に座って読書するとか、または横断幕を作
る作業に参加(手伝う)とか色々あり、多様です。あなたも参加しませんか。
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※5/22学習会にご参加を!
『上関原発と漁業権』…海はだれのものか…
たとえ漁協総会が決めても、漁民が納得しなければ大丈夫
講 師:熊本一規さん(明治学院大学教授)(「脱原発の経済学」の著者)
日 時:5月22日(水)19:00より
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
資料代:800円
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┗■1.今の原発は全て違法に存在する
| 原子力規制に関するパブコメ(上)
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
今の原発は全て違法に存在する
まず、現在の原発は全て原子炉等規制法(炉規法)に違反をしていると言わざ
るを得ない。そもそも炉規法第24条で認可をされるためには立地審査指針等の
専門審査会による審査を経て安全性が確認されているはずである。
しかるに、現在耐震設計審査指針を含め、全ての指針類を見直さざるを得ない
事態になっているのは周知の通りである。
すなわち、炉規法24条の要件を満たすことが出来る原発は、大飯原発を含め
一つも存在せず、稼働中の3、4号機を含めて全て違法に立地している。それを
再稼働させるなどは、違法の上に違法を重ねる極めて深刻な事態であり、およそ
法治国家とは言えない暴挙としかいいようがない。
規制基準を論ずる前に、全原発について設置許可を取り消し、全ての原発につ
いて改めて立地指針を含む全ての指針を改定してから、あらためて再度原発を建
設するかどうか議論をすべきである。
このような「そもそも」論を一切しない、この国の真剣さの欠如は、あらゆる
安全性の欠如となって現れており、もはや猶予ならぬ事態である。
パブリックコメントの意見はどうなった
大量の意見が出された前回の法改正パブリックコメントに対し、規制庁や規制
委員会は何をどのように調査、審議を行ったのか公表すべきである。何もしてい
ないのであれば、パブリックコメントを集めた意味がないのではないか。今回も
そうだが、原子力の規制を全面的に見直そうという際には、市民からの意見を最
重視するべきである。福島原発で被災した人々はもちろんのこと、原子力推進体
制により痛めつけられてきた全ての人々に対しても、せめてパブリックコメント
を通じて表明された意見に耳を傾け、返事をすることが最低限の礼儀である。
コメントを求めておいて、そのまま無視をするなどと信義にも悖る行為である
と思わないのか。
事故の究明が最優先
事故を起こしておいて、その原因究明が終わってもいないというのに再稼働あ
るいは既に稼働をしている大飯原発など、本来あり得ないことである。航空機事
故調査でも、原因がわかるまで飛行禁止措置をとる。今回の場合、単にBWR型
だけの欠陥であるという証拠は無い。地震や津波に襲われればPWRも同じこと
になる危険性が否定できないから、保安院が緊急安全対策を指示したのではないか。
このことからも、福島原発の事故及び東日本太平洋沖地震により被災をした全
15基の原発の詳細な事故経過が解明されるまで、規制方針は作れないはずである。
原因も分かっていないのに、例えば建屋に水素抜きの穴を開けるなどとする工
事が行われたり、フェールセーフ設計そのものが事故を拡大させた恐れが否定で
きない2号機の実態があるのに代替注水設備の強化を持って対策を「した気にな
る」など、工学的安全性の考え方もおかしい。
いずれも事故原因の究明が全く進んでいないことが、次に起き得る過酷事故に
おいてもミスリードを引き起こす恐れが否定できないのではないか。
まず福島第一原発で発生した事態を正確に究明せよ。(つづく)
☆山崎久隆さんが原子力規制に関するパブコメを提出しました(5月10日)。
長文なので、上・中・下の3回に分けて掲載します。
(中)の見出しは、福島原発事故対策を最優先せよ、
耐震設計を見直せ、
地震・津波はあらゆる破壊を引き起こす。
(下)の見出しは、格納容器は全部失格である、
制御棒駆動機構が作動しない危険性。
また、「原子力防災に関するパブコメ(5月9日提出)」は、(下)の次に
掲載する予定です。
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┗■2.富山ガレキ阻止のお母さんらを市長が刑事告訴した その後 1
| ガレキ反対の看板が2度も破壊、街宣車が「非国民」と怒鳴り散らす
| 池多の未来を守る会の抗議声明です
└──── 山田 武 (たんぽぽ舎会員)
池多の未来を守る会より抗議声明
昨夜10時ごろ、北押川に設置した汚染ガレキ反対の看板が再度破壊されました。
本焼却を前に、このような卑劣な行為を絶対に許すことはできません。
昨年12月、私たちは池多の自然と子ども達の未来を守るため、汚染ガレキ受け
入れに絶対反対の意思を示す大看板を、池多地区5か所に設置しました。ところ
が、4月25日、北押川に設置した看板が何者かによってスプレーで落書きされ、
穴が開けられました。私たちは27日警察に被害届を出し、翌28日に新しい看板を
再設置しました。
即座に新看板を設置した池多住民に対し、犯人は大きな打撃を受け、更に新看
板への破壊行為へとエスカレートしたと思います。
しかし、犯人たちは破壊行為の現場を住民に目撃され、捕まる恐怖から逃走し
ました。彼らの行動は、何ひとつ正当性を持たないことを自覚した行為です。
正月にも街宣車が池多町内を「非国民」と走りました。池多住民に恐怖と不安
を与え、住民の声を潰そうとする妨害行為です。
地元住民の声が無視され、このような暴力行為がまかり通る異常な事態が起き
ていることに、ガレキ持ち込みの賛成・反対を超えた「正常な感覚での危機感と
抗議」が必要だと思います。こうした行為が公然とまかり通るならば、とんでも
ない社会になってしまいます。
私たちは、有害物質の拡散、官僚主導の復興予算の流用、巨額予算のばら撒き
に対して、生活と環境、子どもたちの未来を守る立場から、一方的な権力行使を
行わないことを求めて、これに屈しない運動を続けています。刑事告訴に対して
も、不当であると声を上げています。
今回の看板破壊行為は、住民の不安感を増幅させ、大きな力には逆らってはい
けないと萎縮させることが最大の目的だと思います。犯人には一片の正義もあり
ません。私たちは、池多と子ども達を守るために、卑劣な妨害行為に強く抗議し、
どんな力にも屈せず頑張る決意を改めて表明します。
2013年5月11日
池多の未来を守る会 代表 中山郁子
http://blog.livedoor.jp/ikedaomamoru/archives/cat_846286.html
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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆6/1「さよなら原発!三鷹アクション」の上映会
日 時:6月1日(土)13時半~16時半
ドイツ映画「シェーナウの想い」上映と
市民発電「こだいらソーラー」の紹介・地域の再生可能エネルギーを
考える
会 場:三鷹市市民協働センター第1会議室
(三鷹駅南口徒歩15分またはバス5分+徒歩3分)
資料代:500円。
主 催:さよなら原発!三鷹アクション 090‐6049‐0203
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┗■4.もんじゅ停止命令へ 規制委 点検放置を問題視
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原子力規制委員会は近く、日本原子力研究開発機構に対し、原子炉等規制法に
基づき、高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の使用停止を命じる方針
を固めた。内規に違反し、1万個近い機器の点検を怠っていた問題を重くみた。
期限はつけず、安全管理体制を全面的に見直すまで運転再開を認めない。
もんじゅは2010年8月に核燃料交換装置が落下したトラブル以降、再開しない
ままになっている。使用停止処分は長期化するとみられ、同機構が目指す今年度
中の運転再開は不可能となり、核燃料サイクル政策に与える影響は大きい。(中略)
規制委は2月に立ち入り検査に踏み切り、機構関係者の事情聴取を進めた。担
当職員らは「設備が健全で問題ないと思い、上司に報告しなかった」などと説明。
点検担当の部長や課長らは「(未点検を)知らなかった」と答えたという。
規制委は、安全管理体制に重大な問題があり、「動かせる状態にない」として
同機構に使用停止を命じることとした。安全管理の手順などを定める保安規定の
変更命令も出す方針で、すべての機器の点検の実施のほか、点検計画と安全管理
体制の全面的な見直しも求める。
同機構によると、3月末時点で点検を終えていない機器は1956個。もんじゅの
広井博所長は朝日新聞の取材に「年内にすべての点検を終えるのは難しい」と説
明。点検計画の全面見直しについても「来春以降になる」と述べ、今年度中の運
転再開は困難との認識を示した。
もんじゅでは、原子炉施設直下の断層が近くの活断層「白木―丹生断層」と連
動する可能性が指摘されている。規制委は、7月に施行される新規制基準への対
応も求める方針だ。(室矢英樹) (5月13日朝日新聞より抜粋)
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┗■5.テント日誌5月8日(水)経産省前テントひろば-606日目
| 五月晴れが爽快だった
└──── (M/O)
外務省の屋上には例年のごとく鯉のぼりが舞っていた。今年のテントは鯉のぼ
りが少ない。多分、誰もが感じていたことだろうが、子供の日くらいは何かのイ
ベントをという話もあったが、裁判を控えていてこころが動かなかったのか話は
立ち消えになってしまった。いつでも心豊かにということがモットーではないが、
軽やかに行動をしたいものだと思う。珍しく五月晴れになった天候のように。
テントでは時ならぬタラ鍋となった。何故、今頃、鍋ということになったのは
漁師さんからの差し入れの御裾分けの美味しそうなタラがやってきたのだ。そう
いえば、テレビで見てのことだが、北海道は雪に見舞われていたし、前日の温か
さも消えて、テントの内も結構寒かったから、ちょうど良かったのだと思う。美
味しいタラの鍋に舌ずつみをうちながら、連日のように鍋でにぎわっていたころ
を思い出していた。テント内の写真《遺影》でほほ笑んでいる吉岡さんも鍋が好
きだった。いや、彼は鍋につきものの酒のほうに目がなかったのだろうが、鍋を
囲んでの話が好きだったのは確かだ。もう鍋の季節ではないが、賑やかな話はい
つまでも続けて行きたいものだと思う。ここにテントがあり、不服従の抵抗の姿
勢を崩さぬ面々がいる限り、テントは存続する。テント前の諸行動もやがて姿を
現わす日も近いと思う。
これは我々の希望であり、明日のことなど誰もわからないのかもしれない。そ
れでいいじゃないか。テントがここにあることだけでいいのだし、その意味など
は後にならないとわからないのかも知れない。政治的行為なんておよそのところ
そんなものであり、テントだって同じようなものだ。明日のことが分からぬテン
トであればこそ、愛しく思うのは世の常だし、そういう思いを胸にいだいてテン
トに集まろう。まだ、タラ鍋の酒の酔いが醒めぬようだ。
◇◆「脱原発テントといのちを守る闘い」今後の日程◇◆
5月16日(木)「明渡請求訴訟」抗弁書提出 テント前のハンガーストライキの
開始日(5月22日まで)。参加希望者はテント受付まで。
5月23日(木)「明渡請求訴訟」第一回公判
◇◆「脱原発テントといのちを守る闘い」テントからのお願い◇◆
<「土地明渡請求訴訟取り下げ署名」への協力・拡散のお願い>
現在、テントひろばでは、「土地明渡請求訴訟の取り下げを求めるための署名」
を経産省前テントひろば受付と、インターネットでお願いしております。
「土地明渡請求訴訟」取り下げを求める請願署名
http://tentohiroba.tumblr.com/post/48968694817
署名への協力、ツイッター、フェイスブック、メーリングリスト、ブログなどで
の拡散も宜しくお願いします。
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【編集部より】
メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿歓迎。
「集会・デモ・講演会のお知らせ」に関しては、平等に掲載するため
日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先などを400文字
以内で、またその他投稿に関しては400~800文字以内でタイトル及び
内容をお送り下さい。
宛先は、magazine@tanpoposya.net です。
なお、お送り頂いた投稿は集会・デモ・講演会のお知らせを含めて紙面の
都合上すべてを掲載できない場合があります。予めご了承ください。
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