「今週の金曜行動 14日(金)首相官邸・国会前抗議行動へ参加しよう」など-地震と原発事故情報

たんぽぽ舎です。【TMM:No1690】
2012年12月12日(水)その2 地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせし
ます

                          転送歓迎
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★1.米原発が廃炉に 老朽化と安全対策で採算合わず
   原発がなければ料金が上がる、のではなく、原発があるから電気料金
   が上がるという当たり前のことを、政治家も国民も、いい加減理解し
   て欲しい。         (山崎久隆)
★2.今週の金曜行動 14日(金)首相官邸・国会前抗議行動へ参加しよう
★3.グレーは黒です! 活断層の上の大飯原発を直ぐに止めてください!
   関西電力大飯原発への要請書 (再稼働阻止全国ネットワーク)
★4.新聞・雑誌から
  ◆再稼動 一気に加速  規制庁の原発事前調査
   伊方や泊、川内先行か    (12月7日 茨城新聞より抜粋)
★5.たんぽぽ舎あれこれ
   「原発が最大の争点」を隠しているーテレビ・マスコミの罪
                 (柳田 真)

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反原発何かしたい人会議 12回目 何かしたい人たち同士のつながりや、
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12月16日(日) 18:00 開場 18:30 開会 参加費 500円

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┗■1.米原発が廃炉に-老朽化と安全対策で採算合わず
 |  原発がなければ料金が上がる、のではなく、原発があるから電気料金
 |  が上がるという当たり前のことを、政治家も国民も、いい加減理解し
 |  て欲しい。
 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)

 ロイター通信が11月22日に伝えるところによると、米国のドミニオン・リ
ソーシズ電力が米ウィスコンシン州に所有するキウォーニー原発の閉鎖を決めた。
 1974年に運転開始したキウォーニー原発は2033年までの運転認可をN
RCから受けていた。60年運転認可を得ていたわけだ。しかし2011年4月
に売りに出されて以降も買い手は付かず「経済的理由」(トーマス・ファレル社
長兼CEO)で閉鎖のための費用として2億8100万ドル(約222億円)を
計上することにしたという。
 老朽原発のコスト高は、天然ガスの価格低下と相まって競争力を急速に失って
いる。これは老朽化した石炭火力も同様である。
 特に電力が自由化されている米国では、仮に今後天然ガス価格が上昇するよう
なことがあっても原発に戻ることは、巨額な投資コストを改めて原発に投じなけ
ればならないためにほとんど不可能であろう。
 米国最大の電力ネットワーク「PJM」の今年1~9月の電力価格は、昨年同
期を約30%下回り、2002年以来の低水準となっているという。
 福島原発震災以来、原発の深層防護についての懸念が広がっている中、米国で
も原発を減らして別の電源特に天然ガスに移行しようという動きが強まっている。
 敢えて原発の運転を継続しようとした場合、今後も想定される安全性の向上に
掛かる設備投資をどのくらい行い得るのか、そのような経営体力があるかどうか
が問われるだろう。電力会社の中でも大手のドミニオン(15州、600万の顧
客に電力を供給する)が原発の閉鎖を決めたことは、米国原発の将来への明確な
指標となるだろう。
 日本でも同じことが言える。現在、柏崎刈羽原発や浜岡原発では防潮堤や防潮
壁の建設で1000億円以上の巨額の費用を投じている。経営破綻状態の東電が
行っていること自体異常なことだ。また、他電力が全原発で行おうとしたら、そ
れだけで経営破綻をしてしまう会社が出る。
 もとより原発の安全規制は津波対策だけではない。電源設備の強靱化、多重化
や周辺住民に対しての防災体制、広報体制の充実もただで出来るわけがない。
 これらは会社だけではなく、国や自治体にも重い負担となってのしかかる。そ
んなべらぼうなコストを電力料金に組み入れたら、今の倍でも足りないかもしれ
ない。原発がなければ料金が上がる、のではなく、原発があるから電気料金が上
がるという当たり前のことを、政治家も国民も、いい加減理解して欲しい。

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┗■2.今週の金曜行動 14日(金)首相官邸・国会前抗議行動
 |  いますぐ原発ゼロに!大飯原発を停止せよ。真下に活断層あり
 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
 18:00~20:00 主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
 たんぽぽ舎のボランティア協力お願いします。
 14日の13:00~16:00 たんぽぽ舎にてビラ折り、プラカード作り等行います。
 年内は28日まで毎週行います。

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┗■3.グレーは黒です! 活断層の上の大飯原発を直ぐに止めてください!
 |  関西電力大飯原発への要請書
 └──── (再稼働阻止全国ネットワーク)
 
グレーは黒です! 活断層の上の大飯原発を直ぐに止めてください!

 11月2日に実施された大飯原発の断層調査を踏まえて、調査団は「活断層であ
ることを否定できない」点で一致しました。
 国が定めた「発電用原子炉施設の耐震安全性に関する安全審査の手引き」では、
活断層であることが否定できない場合は、活断層とすべきとしています。
 また、「いずれかの調査手法によって、耐震設計上考慮する活断層が存在する
可能性が推定される場合は、他の手法の調査結果も考慮し、安全側の判断を行う
こと。」とも書かれています。
あきらかに、ただちに大飯原発を止めるべき時です。
 にも関わらず、運転したまま、来年2月まで追加調査が計画されています。原
子力規制委員会が守るべきルールを平然と反古にしています。これは驚くべき事
態です。規制委員会自らが本来なら当然やるべきことを怠り、住民を危険にさら
し続けているのです。
 12月16日に総選挙が行われますが、大飯原発の危険な稼働をただちに止め、原
発稼働ゼロの状態に戻して、主権者の審判を受けるべきです。
 一昨日、私たちは原子力規制委員会・原子力規制庁の皆さんに「大飯原発を直
ぐに止めろ」と訴えるべく、ヒューマンチェーンを結びました。

大飯原発3、4号機を直ちに止めてください。
                          2012年12月9日

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┗■4.新聞・雑誌から
 └──── 

◆再稼動 一気に加速  規制庁の原発事前調査
 伊方や泊、川内先行か  (12月7日 茨城新聞より抜粋)

 原発の新たな安全基準の正式決定を前にした事前調査は、事実上の再稼働手続
きの一環で、停止中の原発の再稼働に向けた動きが来春以降、一気に加速しそう
だ。旧経済産業省原子力安全・保安院が安全評価(ストレステスト)を終えてい
た四国電力伊方原発3号機などの調査が、先行して始まる可能性がある。
 原子力規制委員会は新基準の正式決定に先立ち来春、原発に求められる安全対
策の骨子を明らかにする。事業者は骨子を基に、対策を進めることが可能だ。原
子力規制庁幹部は事前調査の目的について「(確認作業の時期を)分散させたい」
と説明しているが、立地自治体や電力事業者の再稼働要請への配慮も透けて見え
る。(-後略-)

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┗■5.たんぽぽ舎あれこれ
 |  「原発が最大の争点」を隠しているーテレビ・マスコミの罪
 └──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
 たんぽぽ舎の4Fで、ほぼ一日おきに「反原発講座」をやっていると、時代の
 最先端の色々の情報が入ってくる。参考になることが多い。
 その中でもテレビ・新聞の問題点=原発が選挙の最大争点だということを隠し
 ているという憤り、怒りが多い。共感する。
 又、12月11日の新聞・朝刊に、猪瀬氏優勢の情勢調査(朝日新聞、共同通信)
 が載った。意図的な誘導的な記事だ。しかし、この調査が見落としているもの
 が2つある。1つは宇都宮けんじ勝手連の大きな拡がり・人々の動きと、2つ
 は原発反対の声の広さ・濃厚さだ。もともと知名度が大差でスタートしていた
 のだが、しかし、ここに来て、じわりじわりと追い上げていることを見ていな
 い。彼らの報道は外れる可能性がかなりあると思う。
 
 
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