「共産主義と民主主義」3つの問いとして具体的課題点を明示する。

ちきゅう座の中で繰り返し問われ乗り越えられていない問題点がある。

また、世間的にも同様だろう。

 

戦後七〇年の哀しさ -書評 大沼保昭著 聞き手江川紹子『「歴史認識」とは何か―対立の構図を超えて』-

https://chikyuza.net/archives/56175

 

「何故、日本だけいつまでも謝り続けなくてはならないのか」の問いがそれである。

それは、安倍談話にも通じ、橋下慰安婦開き直り発言にも通じる問題点でもあり続けた。

しかし、世界にもちきゅうにも悲劇、悲惨、戦争、内紛、ゲリラ戦が満ち溢れていて、オアシスは、やはり、「先進国」の快適さであり、それ故に、昨今の報道にて、シリア難民が、ドイツを目指し、そして、フランスが2万人ほどの人道的受け入れを表明したり、EUの役割を近代戦争の悲劇の尻拭いをする結果となっていると言う事なのだろう。

 

そもそもシリアの政治問題とイスラム国(ISIL)を生み出したのは、何であるのか?の問いもあるのだけれども、近代資本主義批判の立場としては、軍需産業問題であると言うのが、左派の観方となっている前提で、ロシア批判以上に、アメリカ軍需産業批判としての根底があると言う基本は、誤っているのかまたは、まだ、実証に至らない段階であるのか?

これが、第一の問いとなっている。

 

中国が、9月3日、抗日70周年軍事パレードにて、後進国脱却、アメリカ資本主義と肩を並べ追い抜き追い越そうとしている今日、烏合の衆的全体主義イメージの共産主義から近代的二段階革命的社会主義段階を先取り?出来るかどうかの期待の中で、更なる共産主義経済学論を歴史の中で問い直さねばならない状況があるわけであるが、その学習基盤が、TPPや集団的自衛権オブラートにて、ファシズム的帝国主義後戻りをしていないのか?

その問いこそが、今の日本の知性の危機としての問題意識であり、明確に、その内外性について答えていかねばならない状況にあると考えるわけである。

 

最大の問題点は、日本の民主主義は、機能しているのかと言う第二の問いの問題がある。

本日、古賀氏、野田聖子議員の立候補「安倍陣営 切り崩し工作を徹底」

そして、ファシスト政党自民党の外であっても、

植草ブログが述べている様に、

 

「メディアが堕落したペテン師政治屋を批判するどころか、逆に持ち上げる。

開いた口が塞がらない。

このメディアが、2012年12月の総選挙に向けて創り出したのが、

「第三極」

という虚構だった。

当時の政界は、

第一極=民主党

第二極=自民党

第三極=国民の生活が第一

だった。

本家民主党の公約を破壊し、政権を乗っ取ったクーデター勢力が当時の民主党を占拠した。

民主党を割って出た「国民の生活が第一」が、本家民主党の政権公約を堅持した正統勢力であった。

この「国民の生活が第一」が数の上で第三極の地位にあった。

民主党と自民党との間に政策上の相違はあまりなく、「国民の生活が第一」が対峙する明確な政権公約を示していた。

この正統派主権者勢力だった「国民の生活が第一」が順当に再躍進していれば、その後の日本政治はまったく異なる道をたどったはずだ。

しかし、それは、取りも直さず、日本の既得権勢力の没落、危機を意味した。

だからこそ、「国民の生活が第一」は既得権勢力の総攻撃を受けた。

ここから、日本の転落が加速した。

そして、安倍暴政の狂気が日本を覆い尽くし、いまの惨状がもたらされている。

この危機を打破して、もう一度、主権者による権力掌握を実現しなければならない。」

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/250-fd1b.html

 

投票できる政党、社会党から社民党へ、切り崩しは、総評からテレビ朝日などメディアへと続いていると福島瑞穂社民党副党首の述べてる状況の中で、

TPP

鈴木宣弘 東京大学大学院教授 「TPP」① 2015.8.19

https://www.youtube.com/watch?v=4SmdlUJd9t0

一般庶民には十分な治療なしを認めてよいのか

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-815e.html

 

TPP問題は、これだけにとどまらず人々の学習する権利、教育の権利さえこれまで以上に、奪われる「知的財産権」問題に抵触しているのではないだろうか?

これで、民主主義と言えるのだろうか?

 

大部分の国民は、独占された政治、そして経済格差の中で、奴隷状態にあると言っても過言ではないだろう。

 

「最も悲劇的なのは

悪人たちの辛辣な言葉や

暴力ではなく

善人たちの恐ろしいまでの

沈黙と無関心である」

(マーチン・ルーサー・キング牧師)

 

ちきゅう座そのものが、その危機的状況を傍観する「凡庸なる悪人」(アレント)=官僚主義の中で埋もれていかない国民をリードする場として機能し続けること、その拡大をしていかれることを求めてやまない。

 

更に、第3の問いとしては、「共産主義と民主主義」の問題であり、中国にとっての政党政治は、可能であるのか?

投票によって共産党主席を決められるのか?

それは、「人間のエゴ」「利権」個別性に対して、全体としての菅原文太氏の言う憲法的理念「国民を飢えさせない」「絶対に戦争をしない」と言う公共の福祉的視点が、個人そして、独占団体としての圧政としての日本やアメリカの民主主義=投票行動の惨状を脱する事が如何にできるのかの問いになっているのではないだろうか。

 

中国に民主主義的投票行動が、導入されるなら問題は、解決されていくるのであるが、実際は、近代を超克する意味での高い国民、人民水準としての教育の普及からしか実現されないまだまだ、その段階であると言う事だ。

 

ちきゅうの現段階としての日本の民主主義の問題点の克服と更に、中国の格差問題の克服こそが、社会主義段階としての永続革命第二段階に属している事を理解しつつ、その「時事史観=唯物史観」を踏まえたる理論体系的広報を急がねばならないと言う事なのである。

 

明日と明後日は面白い企画が続いています。どなたか、ツイキャス、YouTube後日でもお載せ頂けないのでしょうか?

 

9月9日(水)テントも4年を考えるシンポジューム

「表現の自由とテント」-新しい市民運動の一つの試み

<パネリスト>

内藤光博(専修大学教授・憲法学専攻)

三上治(テントひろば運営委員)

神田香織(講談師・「テント応援団」)

黒田節子(原発いらない福島の女たち)

https://chikyuza.net/archives/56179

 

9月10日(木)午後6時より、AJPCテーマ別勉強会:戦争法案 を開催いたします。

AJPCテーマ別勉強会:戦争法案=安保法案

場 所 衆議院第一議員会館 多目的ホール

日 時 9月10日 (木) 午後5時30分 開場

〃 6時00分 開会

〃 7時30分 終了

講 師 伊藤 真 氏(弁護士・伊藤塾塾長)

小林 節 氏(慶應義塾大学名誉教授)

事前申し込みは必要ありません。

当日、衆議院第一議員会館入口にて、スタッフにお声掛けをお願いいたします。

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-f03e.html

 

付録:戦争問題、日本国内差別問題古典資料(キャタピラーと橋のない川)

http://revolutio.exblog.jp/22121121/

 

では、みなさん。2015年9月10月11月12月を戦い続けましょう!

まずは、安保法制の欺瞞を訴え続けましょう!