たんぽぽ舎です。【TMM:No1859】
2013年6月7日(金)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.再稼働阻止にむけて―全国各地の闘い
講演会 福島の話を会津弁で聞こう
~福島第一原発事故被災者・木田節子さんを迎えて~
(5月31日愛媛新聞より)
★2.「やさしい地震と原発の話」連載シリーズ<2>
日本はサンゴ礁や海山の寄せ集め、
モザイク模様のプレート上に成り立っている!
わかっている活断層2000、わかっていない活断層は4000以上、
合計6000以上 島村英紀(地震学者)
★3.読みたかった本、ほしかった本が《超格安》で入手
4冊+ワンドリンクで1000円
多くの人々から寄贈本が続々!一部を紹介します
6月9日(日)バザー13時からのご案内 主催:たんぽぽ舎
★4.5/30山崎久隆さん「放射線被曝と生物への影響
被曝と向き合っていくために」を聞いて
小川 治(たんぽぽ舎ボランティア)
★5.テント日誌6月2日(日)経産省前テントひろば631日目
~原発を止める為に多くの人が集まった「6.2 NO NUKES DAY」~
芝公園の集会と日比谷公園までのデモ、国会正門前の大集会(6万人)
(Toku-san)
━━━━━━━
┏┓
┗■1.再稼働阻止にむけて―全国各地の闘い
| 講演会 福島の話を会津弁で聞こう
| ~福島第一原発事故被災者・木田節子さんを迎えて~
└────
▽6月7日19時、内子町五百木の内子東自治センター
▽ 8日13時半、大洲市大洲の肱南公民館
▽ 8日19時、鬼北町近永の近永公民館
▽ 9日13時半、宇和島市吉田町鶴間の吉田町ふれあい運動公園
ふれあい健康センター
▽ 9日19時、八幡浜市の道の駅「みなっと」みなと交流館
▽ 10日19時、西予市宇和町卯之町3丁目の中央公民館。
▽ 300円(高校生以下無料)
「ほんとはいかんと思とんよ」の会の堀内さんへ(090-1175-0849)
福島県富岡町に自宅を残し茨城県で避難生活を送る木田さんが、今も帰れない
故郷への思いや原発関連の職場で働く息子との葛藤などについて話す。
(5月31日愛媛新聞より)
┏┓
┗■2.「やさしい地震と原発の話」連載シリーズ<2>
| 日本はサンゴ礁や海山の寄せ集め、
| モザイク模様のプレート上に成り立っている!
| わかっている活断層2000、わかっていない活断層は4000以上、
| 合計6000以上
└──── 島村英紀(地震学者)
○首都圏には限らない。日本のほとんどの都市部は柔らかい堆積層に覆われてい
るので、活断層はない(見えない)のが当たり前なのである。
つまり「活断層だけを調べて注意していれば」日本に将来起きる地震が分かる
というものではない。活断層以外でも、日本の地下には多くの地震が起きるので
ある。
そもそも活断層がクローズアップされたのは、阪神淡路大震災(1995年)以後
のことだ。それまで日本の地震予知計画は政府の「地震予知研究本部」がやって
いたのだが、地震予知ができなくて阪神淡路大震災という大災害が起きたのを見
て、政府では本部の看板をあっと言う間に「地震調査研究本部」に掛け替えてし
まい、研究の柱も「地震予知」から、「活断層」と「将来起きる地震の確率調査」
の二つに切り替えた。活断層がにわかに脚光を浴びることになったのはこういっ
た事情による。
しかし、その後に起きた日本の大地震は、すべて活断層として政府がマークし
ていなかったところで起きた。これらは2000年の鳥取県西部地震、2004年の新潟
県中越地震、2005年の福岡県西方沖地震、同じく2005年の首都圏を直下型地震と
して襲った千葉県北西部の地震、2007年の能登半島地震、2008年の岩手・宮城内
陸地震、2011年の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)などである。
○ついでながら確率調査も、たとえば東日本大震災の前の福島や茨城の政府発表
の確率が軒並み数パーセント以下のときに起きてしまうなど、確率が高いところ
で起きたことはない。そもそも阪神淡路大震災が起きる前に、この地震を起こし
た野島断層で地震が起きる確率は「30年以内に0.4~8%」という低いものだった。
じつは日本には、分かっているだけで2000もの活断層がある。丁寧に調べると、
この3倍はあるのではないかと思われる。
これは、日本列島がモザイクのように、大陸や海洋島やサンゴ礁や海山の寄せ
集めでできてきた、という特殊な要因のせいだ。ユーラシア大陸や北米大陸のよ
うな、ほとんど一枚岩の地質構造とはまったくちがう成り立ちなのである。
○日本列島が生まれたのは約2000万年前だった。ユーラシア大陸の東の端に割れ
目が走ってそこが日本海になり、それがしだいに拡がって、生まれたばかりの日
本列島を東南に押しやり、約1500万年前に、いまの日本列島の位置と形になった。
そのために日本列島にはもともと大陸にあった数億年前に生まれた古い岩があ
る。また、海洋島やサンゴ礁や海山がプレートに乗って日本列島に近づいてくっ
ついていった岩石もある。たとえば関西の伊吹山、関東の武甲山など、内陸にあ
ってセメントの原料である石灰岩を切り出している山は、もともとは赤道付近に
あったサンゴ礁なのだ。秋吉台も、もとは海底で出来た石灰岩である。
このように、モザイク状の地質構造ゆえに日本列島には、それぞれの構造の境
や内部に多くの断層がある。その後も動き続けているプレート運動によって日本
列島に力がかかると、弱線であるこれらの断層が地震を起こす。そのうちで浅い
ものの一部が活断層というわけなのである。(続く)
(※出典『長州新聞』2013年2月22日、25日号。著者の了承を得て掲載。)
┏┓
┗■3.読みたかった本、ほしかった本が《超格安》で入手
| 4冊+ワンドリンクで1000円
| 多くの人々から寄贈本が続々!一部を紹介します
| 6月9日(日)バザー13時からのご案内
└──── 主催:たんぽぽ舎
先日よりお知らせをさせていただいているバザー&カフェですが、皆さんから
続々と本等々寄贈いただきました。おいでいただいた皆様には、さらに本選びを
楽しんでいただけるような予感!
当日は書籍をご購入いただいた皆様に、たんぽぽ舎発行のオリジナルパンフレ
ットバックナンバー数種からお好きなものを一部差し上げます。
ではでは、当日販売本の中からほんのちょっとですが一部タイトルをご紹介しま
す。各コーナーに潜ませておきますので、みなさん、早い者勝ちですよ~
*内部被曝の脅威(肥田俊太郎、鎌仲ひとみ)、*巨大地震の日(高島哲夫)、
*タブーなき事故調査-超A級戦犯完全リスト、*NO WAR!-ザ・反戦メッ
セージ(アーティストが送り出す反戦のメッセージの数々)、*首都圏大震災そ
の予測と減災(角田史雄)、*政治家の殺し方(中田宏)、*原発の深い闇-東
電・政治家・官僚・学者・マスコミ文化人の大罪、*軍隊を捨てた「コスタリカ
ってどんな国」、*開発と公害(反核・反原子力特集号、生越忠責任編集)など
など
バザー(書籍など)&のんびりカフェ
日時:6月9日(日)13時から18時
会場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
カフェは、5Fの「たんぽぽ舎」です。
●4冊+ワンドリンクで1000円
┏┓
┗■4.5/30山崎久隆さん「放射線被曝と生物への影響
| 被曝と向き合っていくために」を聞いて
└──── 小川 治(たんぽぽ舎ボランティア)
短い時間の中で密度の高いお話でしたが、最も印象に残ったのは生物への影響
でした。
琉球大学、大瀧丈二氏のヤマトシジミ(蝶)の観察によると『福島では翅サイ
ズの縮小が起こっており採集地の線量が高いほどサイズは小さくなる。福島第一
原発に近いほど成長遅延が見られる。また福島で採取したカタバミを沖縄で飼育
しているヤマトシジミに食べさせる実験の結果、生存率の低下、翅サイズの縮小
(成長遅延による矮小化)が確認された。』という内容でした。(5月30日の講
座の報告)
各成長過程で死んだヤマトシジミの写真を見たとき、言葉もありませんでした。
「負の遺産」という言葉の意味がわかってきた気がしました。
学習会最後で、山崎久隆さんから次回講座の紹介がありました。
タイトルは『規制基準の欺瞞性を批判 今のままでは原発大事故を免れない』で
す。6月24日(月)スペースたんぽぽで19:00から開会します。
再稼働が間近に迫っています。規制委員会を評価する向きもありますが、
規制基準とは何か? 是非、多くの方にご参加いただきたい。
┏┓
┗■5.テント日誌6月2日(日)経産省前テントひろば631日目
| ~原発を止める為に多くの人が集まった「6.2 NO NUKES DAY」~
| 芝公園の集会と日比谷公園までのデモ、国会正門前の大集会(6万人)
└──── (Toku-san)
○ この日は、「6.2NO NUKES DAY」全国で数多くの集会・デモが
行われる予定になっている。東京では、芝公園と明治公園で集会が行われ、その
後、デモ行進を行った後に16時から行われる国会包囲行動に合流する事になって
いた。朝起きると、天気は曇りで少し肌寒いくらいの陽気。天気予報を見てみる
と、集会が行われる港区、新宿区、霞ヶ関は、午前9時~12時迄は雨となってい
たが、降水量はゼロ、午後からは、曇り時々晴れとなっていた。なんとか、天気
が持ってくれるとよいのだが。
○ 午前11時に芝公園の23号地に着く頃には、パラパラと小雨が降って来た。雨
が降ると、参加者の数が極端に少なくなるので、早く上がって欲しい。会場に着
くと、参加者はまだ少なかったが、テントのスタッフの方達と手分けをして、月
曜日に開催されるテントの講演会のビラを会場の入口のところで配布する事にし
た。集会が始まる12時過ぎくらいから、天気が良くなって、夏の様な日差しにな
り、人も見る見るうちに集ってきた。12時から開催された集会では、福島で有機
農業を営む渡辺ミヨ子さんが「政府は原発を輸出すると言うが、道を誤ってはな
らない」と訴え、呼びかけ人の大江健三郎さんが「原発の運転を再開するという
ことは、福島の事故で苦しむ人たちに対する裏切り」と発言された。参議院選挙
で、自民党は、「経済のために原発を再稼働させる」という事を公約として掲げ
るということだが、まさに命より金。国が犠牲にした福島の人達の気持ちを全く
理解していないと思う。集会の途中、司会の橋本美加さんが参加人数を7500人と
発表したが、デモスタート直前まで続々と人が集まってきた。最終的には全部で
8500人くらいになっていたかもしれない。おかげさまで用意したテント関係のビ
ラも全て配り終える事が出来ました。
○ 14時過ぎに集会が終わり、大江さん、鎌田さん、落合さんらが持つ横断幕を
先頭に、23号地の横の坂道に、デモに参加される方の隊列が並んだ。先頭の梯団
には白い鳩や黄色い風船を持つ多くの方が参加されていた。周囲には多くの警察
官がいたが、原発の停止を求める平和的な市民のデモのスタートを沿道にいた方
が暖かい拍手で見送った。その後も、市民団体のグループから次々に芝公園をス
タートしていったが、会場の中にもまだたくさんの人達が残っていた。全てのデ
モ隊がゴールの日比谷公園につくまでには、相当時間がかかるかもしれない。テ
ントの人達は、たんぽぽ舎や他の市民グループが加わる梯団に参加して、芝公園
をスタートした。コールは、前日大阪から来てテント前でも1時間に渡りマイク
アピールをして下さった「おかんとおとんの原発いらん宣言2011@アラ還ほっと
か連」の方達がやられていたが、途中大阪のデモでやられているコールを披露し
てくれた。「えじゃないか、えじゃないか、えじゃないか、原発無くてもえじゃ
ないか」「えじゃないか、えじゃないか、えじゃないか、電気は足りてるえじゃ
ないか」という親しみのある解りやすいフレーズを皆で一緒にコールし、沿道の
人にアピールした。その後デモ隊は、西新橋から、虎ノ門、新橋、東電前を経由
し、ゴールの日比谷公園に15時半頃に無事到着しました。「おかんとおとんの原
発いらん宣言2011@アラ還ほっとか連」のMさん、楽しいコールをありがとうご
ざいました。一体感があるとても良いデモだったと思います。
○ その後、テント前で、国会方面へ向かう方への案内、テント裁判取り下げを
求める署名への協力のマイクアピールを行って、17時半過ぎに国会包囲に合流し
た。国会周辺も物凄い人。最初に国会前のスピーチエリアに行こうと思ったが、
すでに一杯という事で、警察官に制止されたためにファミリーエリアの方に向か
い、国会正門前の横断歩道を渡ろうとしたところ、一方通行と言われたので、仕
方なく憲政会館の方に回って、国会を一周して元に戻ることにした。憲政会館に
続く道も熱心にスピーチに耳を傾ける多くの人が並んでいて、門のところまで続
いていた。国会図書館の前まで来ると、エイサー隊やジンタらムータ、リクルマ
イさんを始めとするアーティストの方達が音楽やアートで原発反対を訴えられて
いて、多くの人達が参加されていた。本当に多くの人達が原発を止めたいという
気持ちで集まっているという事を実感した。議員会館の前の道を通り、官邸前ま
で行こうとすると、衆議院第二議員会館のところで、通行止めになっていて、こ
の先に行く事は出来ないと言われた。多くの人がいて「なぜ行かせてもらえない
のか」と警察官に質問をしていたが、警察官は「お願いします」の一転張り、暫
く問答が続いていたが、諦めて元来た道を国会正門前まで引き返した。次回国会
包囲をやる際には、「予め、ここは通行止め」という情報を流してもらえると混
乱もなくなると思う。
○ 翌日の東京新聞の一面には、「迫る参院選 「痛みへの想像力を」 原発反
対 6万人国会囲む」という見出しで、明治公園と国会議事堂前の写真を掲載し
た記事が大きく掲載されていた。参院選の前にこれだけ多くの人が集まった事は
非常に意味があることだと思う。全国でこの日行われた集会に参加された多くの
人の想いが、選挙でもよい結果に結びつく事を強く願う。主催された皆様、参加
された皆様、お疲れ様でした。引き続き頑張りましょう。
──────────
【編集部より】
メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿歓迎。
「集会・デモ・講演会のお知らせ」に関しては、平等に掲載するため
日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先などを400文字
以内で、またその他投稿に関しては400~800文字以内でタイトル及び
内容をお送り下さい。
宛先は、magazine@tanpoposya.net です。
なお、お送り頂いた投稿は集会・デモ・講演会のお知らせを含めて紙面の
都合上すべてを掲載できない場合があります。予めご了承ください。
☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動と日刊メルマガ=「地震と事故情報」への
カンパを受け付けていますので、よろしくお願い致します。
郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856
──────────
◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページをご参照下さい。
◆電子メール(Eメール)送ります
たんぽぽ舎では、「地震と原発事故情報」を発信しています。
ご希望の方はご自身のEメールアドレスと氏名をたんぽぽ舎あてに件名を
「メルマガ希望」として送ってください。
登録できしだい発信致します(無料)。
たんぽぽ舎のアドレス: nonukes@tanpoposya.net
◆携帯への送信は、1回の容量が多いためか配信されない例があります。
──────────
たんぽぽ舎 たんぽぽ舎は、月曜~土曜
13:00~20:00のオープンです。
日曜・休日は、お休みです。
〒101-0061
東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
HP http://www.tanpoposya.net/