たんぽぽ舎です。【TMM:No1879】
2013年6月25日(火)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.地球にとって非常に重要な場所となった一軒のかわいい家
「あさこはうす」を訪れて(大間現地ツアー報告 2)
氏家 (大間原発おおまちがい現地ツアー参加)
★2.放射能汚染を軽く見せるペテン (下)
補償を値切るためのごまかし
★3.メルマガ読者からイベント紹介(問合せは主催者へお願いします)
◆6/29原発推進、憲法改悪、TPP参加の安倍政権にNOをつきつけよう
もぉ~だまされない!さよなら安倍デモ 浦和駅西口集合
★4.新聞・雑誌より
◆MOX燃料 27日にも搬入 関西高浜原発、震災後初
プルトニウムたまる一方 関電は再稼働優先
★5.愛媛県伊方原発周辺に住む住民から、経産大臣へ6点の要請
放射能を出さない原子炉を前に36年ぶりの安堵の日々、
今後、原発再稼働をやめて
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※6月26日(水)東京電力株主総会 9時から11時ころまで、ビラ配布
会場:国立代々木第一体育館
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┗■1.地球にとって非常に重要な場所となった一軒のかわいい家
| 「あさこはうす」を訪れて(大間現地ツアー報告 2)
└──── 氏家 (大間原発おおまちがい現地ツアー参加)
実際に訪れた「あさこはうす」は広い敷地はあるものの、写真での印象とは異
なり「おかしの家」を連想させるような小さな家だった。
敷地面積130万平方mの大間原発の1%にも満たないあさこはうすの存在その
ものが大間原発の後ろめたさを表しているではないか!
あさこはうすは大間原発にとって「目の上のたんこぶ」なのだ。
あさこはうすがなかったら…恐ろしくて私には想像できない。
どれほど札束を積まれても、どんな脅迫にも屈しなかった最後の地権者・熊谷
あさ子さんの意志を継ぐ娘の小笠原厚子さんがしっかりと守るあさこはうすの存
在が今ほど多くの共感を呼びその重要性が認識されている時代はないだろう。
大間へ向かう途中、六ヶ所村の「花とハーブの里」に立ち寄り、菊川慶子さん
のお話を聞くことができた。そこで買った冊子『六ヶ所村三角小屋からあなたへ』
(1994年発行)には、当時地元で反原発運動をしていた人達の穏やかな日常と原発
への言い知れぬ不安が綴られている。東京電力が起こした、福島第一原発の大事
故以前には原発に無関心だった人が多かったことを考えれば、20年近く前の東北
で原発や核に反対していた人達はおそらく「点」だった。日本の他の地域でも同
様の運動があっただろうが、やはりそれぞれが点でしかなかっただろう。
しかし、原発事故の脅威を知った今の日本でそれは「面」になり得る。無数の
人達が反原発を訴え、支持し、連帯することによってそれは大きな面になるのだ。
点を結んで面にし、それをいかに拡大し強化するか―しかも早急に―が最も大
切だろうし、私はそのことでしか熊谷さんの信念は貫かれず、人々の命や地球全
体の安全もまた、確保できないと思う。
今や、一軒のかわいい家は、一度事故が起きれば地球を丸ごと巻き込む可能性
のある「フルMOX燃料による原発稼働」という、人類が経験したことのない危
険を回避できるかどうかを左右する位置にある。
あさこはうすは、危険な施設を造らせないため、地球にとって非常に重要な場
所となった。
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┗■2.放射能汚染を軽く見せるペテン (下)
| 補償を値切るためのごまかし
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補償を値切るためのごまかし
福島大学でも、学食周辺など学生が通る広場が2012年3月に除染され、そ
こにポストが設置された。当時表示板には0・23などの数値が示されていたが、
周囲は0・8~0・9μSv/時だったという。権力から束縛されない、自由な
「真理探究の場」であるはずの大学で、それも福島原発事故のあった地元の大学
で、人々を欺くためのごまかしが行われている。
飯舘村の長谷川さんは、線量の高い地区でも測定を行った。蕨平では、ポスト
で4・5μSv/時。30m離れて測ると、9μSv/時になった。比曽地区では、ポ
ストで2・4μSv/時、30m離れると5・6μSv/時を示した。実態は公表値の
2倍以上の汚染だったという。
長谷川さんががこの問題を重視するのは、次のような理由だ。「10年後、20年
後、今の子どもたちの身体に異常が出てきた時に、国との補償交渉で必ずポスト
の数値が出されるに違いありません。ポストの数値が実測値の半分の場所もたく
さんあり、この数値を根拠に事故と健康被害の因果関係を否定されてしまうこと
になりかねません」。
長谷川さんは、2011年の12月から、前田地区全55戸の玄関先で放射線量を
測定・記録する活動を続けている。「結果を見ると、平均的には少しずつ下がっ
ています。でも、とても子どもが暮らせる環境ではない」と肩を落とす。
「子ども福島ネット」の深田和秀さんは、「帰還事業の道具だ」と指摘する。
空間線量を低く誤解させることで、県外避難した県民の帰還を促し、「復興」を
アピールしたい県の意向がごまかしを招いている、と語る。
小出裕章さんは、「ポストは除染をし、きれいに整地した場所に検査機を置い
ているわけだから、周辺地域より低い値が出るのは当たり前」とコメント。今中
助教は、「こんなごまかしは、専門家でなくても誰でも検証できること。未だに
改善されず、放置されていること事態が異常」と語る。
ポストの測定値が当該地域の放射能汚染値としては全く使えないことは、実証
済だ。にもかかわらず、これが公的な数値として記録され、東電による補償など
の判断基準になっていくとすれば、誰が得をし、誰が損をするのか?明らかだ。
政府・自治体がポスト測定値のごまかしを誰のために行っているのかも、同様だ。
※(人民新聞6月5日通巻1483号より、了解を得て掲載)
上・中・下の3回に分けて掲載しました。
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┗■3.メルマガ読者からイベント紹介(問合せは主催者へお願いします)
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◆原発推進、憲法改悪、TPP参加の安倍政権にNOをつきつけよう
もぉ~だまされない!さよなら安倍デモ
6月29日(土)浦和駅西口14時集合 15時デモ出発 ※雨天決行
福島忘れて再稼働、原発輸出セールスに励む安倍首相。
憲法96条改変で、9条の改悪めざし日本を戦争する国に変えようとする自民党。
TPP反対の選挙公約破りにほおかぶり。
「最後の一人まで」解決するはずの年金問題忘れたか。
アメリカの顔色うかがい発言がコロコロ変わる安倍晋三。
戦車に乗り軍服姿ではしゃぐとは、
シビリアンコントロールも憲法も理解できない安倍晋三。
民主政治も立憲主義もあったもんじゃない。
マスコミつかって誘導し、国民あざむく安倍政権。
コレじゃ戦前に逆戻り。不安倍増、安倍晋三。
あべこべ安倍にアッカンベー!
主 催:さよなら安倍デモ実行委員会
連絡先:TEL 048-834-1232(市民じゃ~なる)
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┗■4.新聞・雑誌より
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◆MOX燃料 27日にも搬入 関西高浜原発、震災後初
プルトニウムたまる一方 関電は再稼働優先
原発の使用済み燃料を再処理したプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)
燃料が27日にも、フランスから関西電力高浜原発(福井県)に運び込まれる。
搬入は東京電力福島第一原発事故後初めて。関電は7月上旬、MOX燃料を使っ
たプルサーマル発電の再開を前提に高浜3、4号機の再稼働を国に申請する。
搬入されるMOX燃料は、関電の原発から出た使用済み燃料を仏工場で加工し
た燃料集合体。全20体中何体運び込むか、関電は明らかにしていない。201
1年に運ぶ予定だったが、東日本大震災の影響で延期されていた。
原発の使用済み核燃料から取り出したプルトニウムを利用する「核燃料サイク
ル」を日本は国策として進めてきた。しかし、うまくいかずに大量のプルトニウ
ムがたまっている。
関電のMOX燃料集合体20体中のプルトニウムは推定900キロ。原子力委
員会によると、これを含む日本の保有量は国内に約9トン、再処理を依頼した英
仏に約35トンの計約44トン。長崎型原爆5千発分にあたる。
ここまで増えたのは、プルトニウムを使う計画が進まないからだ。元々は「高
速増殖炉」で使うはずだったが、1995年のもんじゅのナトリウム漏れ事故で
見通しが立たなくなった。
国はプルサーマル計画を主役に格上げした。電力各社は16~18基で実施す
る目標を掲げたが、不祥事などで実施は4基にとどまる。
そこに福島第一原発事故が起き、ほとんどの原発が止まった。7月施行の新規
制基準への適合が難しく、さらに長期停止や廃炉に追い込まれる原発が出るとみ
られる。電力各社は、事故で廃炉になった福島第一3号機を除いて実施済みの3
基はプルサーマルを継続する予定だが、新たな実施は容易ではない。(中略)
■関電は再稼働優先
MOX燃料が6月末に高浜原発に来ることが決まってから、関電幹部は頭を抱
えている。「大事なのは再稼働。今、地元を刺激するのは避けたい」
もともと東日本大震災前に手配した。震災で納入を先送りしていたが、フラン
スから引き取りを強く求められ、原発再稼働の申請直前にぶつかってしまった。
2012年度に2434億円の大赤字を出した関電。「原発を動かすしかない」
として、7月8日に新しい規制基準が施行されれば、すぐに原子力規制委員会に
高浜3、4号機などの再稼働を申請するつもりだ。
7月の申請は高浜など4電力・計12基の見込み。このうちプルサーマル発電
をしていたのは高浜3号機、四国電力伊方3号機(愛媛県)、九州電力玄海3号
機(佐賀県)で、プルサーマルを前提に申請する。
四電と九電は再稼働が認められれば、プルサーマルも再開する見通しだ。一方、
関電の八木誠社長は「国の政策の動きや地元の理解を踏まえて判断する」と述べ、
実際に再開するかは明言していない。(後略)(6月25日朝日新聞朝刊より抜粋)
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┗■5.愛媛県伊方原発周辺に住む住民から、経産大臣へ6点の要請
| 放射能を出さない原子炉を前に36年ぶりの安堵の日々、
| 今後、原発再稼働をやめて
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要 請 書
茂木敏充経済産業大臣殿
2013年6月3日 伊方原発反対八西連絡協議会
○ 私達は、愛媛県伊方町に立地する四国電力・伊方原子力発電所(以下、伊方
原発と略す)の周辺に暮らす住民です。伊方原発は1977年に1号炉が運転を開始
して以来、2号炉は1982年、3号炉も1994年に運転を始めました。以来、一昨年
1月に2号炉が運転を停止するまでの36年間に亙り、3基が相次いで運転を続け
てきました。現在は3基が停止しており、私たちは放射能を出さない原子炉を前
に36年ぶりの安堵の日々を送ることが出来ています。無論、核燃料プールの中に
は核燃料、使用済み核燃料が保管されており、その冷却が出来なくなる事態に陥
るかもしれないという大きな不安の元はそのままです。
しかし、こうした3基の運転停止は、2011年3月11日に発生した、東日本大震災
とそれに伴う福島第一原発の大事故という悲惨な結果としてもたらされたもので
あり、率直に喜べる事態ではありません。もし、原発の運転再開が強行されるよ
うな事態になれば、福島原発事故と同様か、それを上回るような悲惨な事態が引
き起こされる恐れがあるのです。
○ そうした私達の不安と危惧を知りながら、茂木大臣は、関西電力・大飯原発
3・4号炉の運転を現在まで容認しています。さらに、今年秋にも他の原発の再
稼動の可能性もあると表明しています。その上に、去る2月に電力会社や原発メ
ーカーのトップで作る「エネルギー・原子力政策懇談会」が安倍首相に提出した、
原発再稼動の促進や、原発輸出の推進などを求めた提言の作成に経産省が関与し
ていることも明らかになりました。
安全規制の見直しで原子炉安全規制は経産省の傘下から、環境省の外局機関へ
移行しました。しかし、それは、経産省が安全を考慮する義務から外れたという
ことではありません。憲法において「生命、自由、及び幸福追求の権利はー最大
に保障する」と明記されています。それは経産省のみならず、全ての公共機関、
公務員、閣僚が遵守すべきものです。
○ 7月に提出されるとされている新安全規制基準そのものにも、多くの重大な
不備がありますが、その基準に照らした審査すらもいい加減に済ませて、電力会
社などが電力不足を口実に、実際には「燃料代が懸かる=儲けが減る」との理由
で要求している再稼動に同調する茂木大臣の姿勢や、原子力推進に一方的に肩入
れする経産省の姿勢は到底容認できるものではなく、強く抗議します。以上を踏
まえて、次の通り要請します。
1.福島第一原発の実質的な事故収束、放射性ガス、汚染水の防止及び安全管理
を早急に実行する。事故被災者、被ばく者の健康調査、生活保障、避難・安全対
策を徹底すること。
2.全ての原発の再稼動は認めないこと。早急に廃炉手段を講じること。
3.原発内に保管する核燃料、使用済み燃料を撤去し、安全性を確保すること。
4.使用済み核燃料の再処理工場を稼動させず、中止すること。
5.原発の海外輸出は行わないこと。
6.経産省前テントの明渡請求訴訟を直ちに取り下げること。
以上
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【編集部より】
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