4つの情報をお知らせします(10月3日)
★1.大スクリーンで良質な映像を観て、みんなで語り考えませんか?
スペースたんぽぽワンコイン(500円)上映会
〔毎月第1・3木曜日 19:00より(開場18:30)〕
10月の第1木曜日は6日です! ※上映前ミニ映像特典あります
★2.第12回の9・30臨界事故集会が成功-朝・追悼と抗議・夕方講演会
朝、日本山妙法寺など8団体が発言、
夕方、山崎久隆さん、なすびさん講演、6団体がアピール
★3.6万人集会の感動と今後の方針と弾圧反対の3テーマで
50人弱で意見発表の討論会を開催-活発な意見交換でした。
次回は10月15日(土)夕方6:00より
テーマは、今後、何をするか、各人のアイデア出し合い
★4.原発輸出 首相が推すワケ 企業が延命圧力?
1基当たり総費用数兆円 膨大な経済波及効果
米に忠誠の証しか 軍事転用危険、ライセンス料貢献
「国内建設再開の意図見える」―槌田敦氏の指摘・批判
★1.大スクリーンで良質な映像を観て、みんなで語り考えませんか?
スペースたんぽぽワンコイン(500円)上映会
〔毎月第1・3木曜日 19:00より(開場18:30)〕
※上映前ミニ映像特典あります
今月の上映予定です。
10月6日(木)
◆ザ・サクリファイス(犠牲者-事故処理作業者の知られざる現実・30分)
チェルノブイリ原発事故で、事故処理に当たった労働者の知られざる真実を語
ったドキュメンタリーです。当時、労働者は軽装備で処理に当あたり大量の被ば
くをしました。しかし最新の防護服やマスクを持ってしても外部被曝を防ぐこと
はできないのです。
◆核を求めた日本(50分)
「非核三原則」の裏側で、日本は、核とどう向き合ってきたのか。極秘文書と、
当事者たちの証言から検証し、核廃絶に向けて日本の果たすべき役割を問う。
◆最新デモ映像(15分)
ジョージ・ワシントン原子力空母反対集会・デモ、東京に原発をデモ
10月20日(木)
◆『グリーナムの女たち』(60分)
ゲスト 近藤和子さん(映画・本『グリーナムの女たち』訳者)
~なぜ女だけなのか?女による平和のための運動について話し合おう~
1982年12月12日、イギリスのグリーナム米軍基地を3万人以上の人間の鎖で囲
んだ場面から翌日の基地行動へ続き、グリーナムの女たちの活動を、約半年キャ
ンプに住み込んで撮ったドキュメンタリー作品です。作品自体高く評価され、フ
ェミニスト映画祭などで最高賞を得ました。グリーナムの女たちの平和キャンプ
運動はヨーロッパ中に広がり、欧州の平和運動の聖地とまで呼ばれました。なお、
彼女たちの活動は、米ソ冷戦の終結をもたらしたとも言われています。キャンプ
は18年続き、ついに米軍基地は閉鎖に追い込まれました。現在、跡地はコモン
(共有地)として地域の人々に愛されています。(訳者:近藤和子)
★映画終了後、近藤和子さんによる映画解説と、なぜ女だけなのか”women only”
に焦点をあて、質問を交えての議論を予定しています。
場所:スペースたんぽぽ(東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4F)
地図:http://www.tanpoposya.net/main/index.php?id=336
電話:03-3238-9035
Eメール nonukes@tanpoposya.net
※『上映会について』とタイトルを記入した上で、ご連絡ください。
★2.第12回の9・30臨界事故集会が成功
-朝・追悼と抗議・夕方講演会
朝、日本山妙法寺など8団体が発言、
夕方、山崎久隆さん、なすびさん講演、6団体がアピール
柳田真
2011年9月30日(金)JCO臨界ヒバク事故12周年東京圏行動が、朝と夕方行わ
れ、どちらも内容豊富で活気がありました。参加者は朝46人、夕方70人 計116
人。その要点の報告です。
1.朝10:00~11:00 経産省別館前=原子力安全保安院前で追悼と抗議集会
司会:柳田真(たんぽぽ舎)毎年(1~12回)つづけてきた意義は大きい。(12年史)
①佐々木敏彦(実行委員) 臨界事故の教訓を福島事故に活かそう。
②武田さん(日本山妙法寺) 死者を弔うのは原発廃止が一番。
③布施さん(反原発自治体議員市民連盟) 自治体は反原発で斗う
④藤田さん(山谷労働者福士会館) 被曝労働者が山谷から出ている
⑤江田さん(経産省横座り込みテント) テントの存在意義は大きい
⑥岩下さん(福島事故緊急会議) 被曝労働者と連帯した斗いをぜひ
⑦坂東さん(たんぽぽ舎) 福島原発事故は地震で壊れた(津波の前にこわれた)
⑧山本さん(劣化ウラン兵器禁止市民ネットワーク) 劣化ウラン兵器をなくそう
終了後みんなで経産省本館横の反原発テント(9.11以来20日目)を訪問し、「連帯
と激励の集会」を30分ほどもち、午前の部は解散しました。
2.夕方6:00~9:30 会場スペースたんぽぽ(たんぽぽ舎の入ってるビルの4F)
1999年臨界事故の諸教訓を2011年福島事故に活かそうのテーマで2人が講演しま
した。
①山崎久隆(たんぽぽ舎)-防災体制に焦点をあて、JCO事故の教訓を活かせな
かったゆえに、福島事故の惨事があることを分析しました。
②なすび(山谷労働者福祉会館) 寄せ場日雇い労働者、野宿労働者の立場から原
発被曝労働者の問題について、現場ならではの鋭い発言の講演。
★当日の資料集16頁は200円+送料100円=300円で送ります。
DVDも製作予定・1枚1000円
アピールは次の6団体でした。
もんじゅ西村裁判、ストップ原発&再処理・意見広告の会、
劣化ウラン兵器禁止市民ネットワーク 東電前アクション、経産省テント村、
福島事故緊急会議
★3.6万人集会の感動と今後の方針と弾圧反対の3テーマで
50人弱で意見発表の討論会を開催-活発な意見交換でした。
次回は10月15日(土)夕方6:00より
テーマは、今後、何をするか、各人のアイデア出し合い
10月1日(土)に3つのテーマで自由討論会を開きました。
テーマは①6万人集会の感動、感想、②今後の方針(原発を止めるには、再稼
働阻止のためには、③不当弾圧反対・デモの自由・権利を守れ)-の3つでした。
50人弱の参加者から多様、多彩な意見が続出し、21:30まで熱心な話し合いが
続きました。
次回は、10月15日(土)の夕方6:00より「スペースたんぽぽ」にて
参加費500円
当日の要旨
1.DVD上映(35分4本) 塚越さん
①9.11 人間の鎖、経産省を取り囲む1300人-再稼働NO!行動
②9.19 明治公園6万人(集会とデモの内容)
③不当弾圧 9.11素人の乱での、フランス人夫妻への右翼と警察の弾圧
④不当弾圧 9.23差別拝外主義にNO集会・デモで不当逮捕された「新宿1号」の
様子
2.3つのテーマについて討論
イ. 初めに討論参考素材(B4版2枚と日程表の3枚)を柳田が提起
その骨子は「3つの真実は原発なしで電気は大丈夫」を示している。
原発あと11基(全原発の20%)の今後の定期検査入り日程表(11月~来年4月ま
でに)
夏の電力不足最大1500キロワット(日経新聞3月23日)の大ウソ、原発なしでも
電気は大丈夫。
ロ. 次に40数人の全参加者が3つのテーマについて、自分の思い、提案を語りま
した。
みんなとても話したいことが多く、1人3分に限定しても時間不足気味。
主な発言(前半分。あと半分は次号で)
A男:広めるために、原発ファン(不安)クラブを作ったらどうか。
B男:次のデモの時は、若い人を老人(60代)がカバーして守る、逮捕するなら
僕ら(60代)と言って、私は斗う。(元市議の人)
C女:あるデモに参加してプラカードを取られた。取り返しに行ったら警官から
「デモを抜ければ返す」と言われ、くやしい思いをした。
D男:原発あと11基の稼働のみだ。これを広く知らせるため、終末時計のように
カウントダウンをやったらどうか。
E女:4.10杉並高円寺デモに参加して感動した。デモ参加者は皆いい顔(表情)を
している。
3.みんな話したいことが一杯あるので、次回(第2回)10月15日(土)午後6:00~
9:30までスペースたんぽぽにて、円卓式、テーマは原発を止めるための方針-何
をしたいか、何ができるか、各人のアイデアを出し合う、テーマを絞る。
4.不当逮捕された新宿1号の釈放が近い。そのご苦労さん・歓迎集会を開きた
い。4日(火)釈放なら8日(土)夕方6:00から。もし万が一、再度10日間の勾留が
ついたら、(14日釈放?)16日(日)夕方。会場は、「スペースたんぽぽ」を予定。
★4.原発輸出 首相が推すワケ 企業が延命圧力?
1基当たり総費用数兆円 膨大な経済波及効果
米に忠誠の証しか 軍事転用危険、ライセンス料貢献
「国内建設再開の意図見える」―槌田敦氏の指摘・批判
○国連演説で原発輸出の継続を表明した野田佳彦首相。所信表明では「(国内
の)原発新設は困難」と話していたが、思えばこれも海外への売り込みを加速す
るための伏線だったか。菅直人政権以来、日本の首相は、原発輸出に頑固に執着
する。これはなぜか。単に外貨獲得の手段なのか。それとも、米国への”ごます
り”なのか―。
○経済産業省資源エネルギー庁によると、現在進行中の原発輸出計画は、政府
が把握しているレベルで四つ。ベトナムでは日本の企業連合の受注が決まり、リ
トアニアでも優先交渉権を獲得。ヨルダンとトルコとの間では折衝が続いている。
いずれも福島第一原発の事故前、菅政権の時代から続く話だが、野田首相も積極
的な姿勢を見せている。だからこそ民主党は新成長戦略の柱に掲げてきた。昨年
十月には国が主導し、電力九社と東芝、日立製作所などの原発メーカーが共同出
資して海外の原発受注を目指す株式会社「国際原子力開発」が設立された。東京
電力の副社長を務めた武黒一郎社長の下、原発事故後も官民一体で売り込みを進
めている。(中略)
○国会で政府を追及してきた服部良一衆院議員(社民党)は「国内では新規立
地が難しく、原子力産業は斜陽化の運命にある。だからこそ、海外に技術を残し
たいという業界からの圧力が大きいのではないか」とみる。
「民主党は『原発輸出はデフレや不景気から脱出する起爆剤』という位置づけ
で、経済界と一体となって動いてきた」と分析するのは、「原発の闇を暴く」
(集英社新書、共著)などの著書があるルポライターの明石昇二郎氏。明石氏は
「輸出までできなくなると原子力産業の息の根が止まる。延命策という色合いが
強い」と説明する。(中略)
○岐阜女子大南アジア研究センターの福永正明センター長補佐(南アジア現状分
析)は、インド北西部に米国とフランスの企業が建設を計画し、日本企業が原子
炉を納入するといわれる原発の調査を続けている。そのうえで原発の軍事利用と
テロの脅威を警戒する。(中略)福永氏は「だからこそ怖い。福島の事故で、原
発は簡単にテロの対象になることが明らかになった。国内、海外にかかわらず、
世界中どこでも同じように原発の問題を考えていく必要がある」と主張する。
(中略)日本では原発メーカーは法律で守られ、今回の事故でも製造者責任が問
われなかったが、孫崎氏は「海外でもすべて免責されるとは考えにくい。ひとた
び事故が起こると企業が吹っ飛ぶ可能性もある」とも。「事故が起こらないこと
が大前提だが、この期に及んでその安全神話は成り立たない」と批判した。
○NPO法人「環境・持続社会」研究センター理事の田辺有輝氏は「結局、輸出
企業だけが利益を得て、ひとたび事故が起こった場合に現地の市民に大金を負担
させることになる」と相手国にダメージを与える可能性も示唆する。
○元名城大教授の槌田敦氏は別の意味合いも指摘する。「国連演説は、基本的に
は米国への忠誠の誓いにほかならない。米国の原子力戦略に組み込まれているの
で、これからも米国のために原発を造るというごますりメッセージだ」という。
米国ではスリーマイル事故以来、新規建設は止まっていた。この間、米企業は
日本の原発メーカーを通して技術を維持。日本側は相当なライセンス料を払って
利用している実態がある。従って、日本からの輸出は米企業の利益拡大に直結す
る。
槌田氏は「米国のために原発を新設してきた日本が、国内で造れなくなった原
発を海外に持って行こうとしている。(略)国連演説は、国内では反発が必至で
言えない”原発推進”の宣言ともとれる。ほとぼりがさめたら、国内で新規建設
を再開したいもくろみが垣間見える」(2011.9.27東京新聞より抜粋)
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