安部晋三政権の横暴ぶりは目に余る。小沢一郎氏がサンデー毎日1・31号で、「権力というものはもろい面もある。ワンマン社長がいっぺんにひっくり返ることもある。猛き者も遂には滅びる。祇園精舎の鐘の音よ・・である」「経済状況が悪化,株だけじゃなく実体経済そのものが悪い。普天間移設を政府が強行すれば血の雨が降る恐れなしとしない。特定秘密保護法から集団的自衛権など、安部政権が3分の2を取ったら何をするか・・」と厳しく指摘する。
「小沢さんも豪腕と言われたが・・」との質問に対して,「僕は民主主義者だよ。憲法ルールをきちんと守る。安部首相は思慮分別を欠く心情右翼だ。彼はもてはやされているわけではない。権力にへつらうだけだ」と,手厳しい。
「ドアホノミクス」まかり通る
同誌2・7号には経済評論家・浜矩子さんが、「安部政権の政策はまさしくドアホノミクス。富国強兵政策であり、憲法改正を実現して目指すは大日本帝国憲法への立ち返りである。その構図にわれわれが引きずり込まれていく。そのために出生率を上げようとまで主張しており、全く驚くべき状況になっている。マイナンバー(社会保障・税番号制度における個人番号)だって,『国民に1億総活躍させるために、個々の国民をどのように活用できるか』と政府側が把握するための情報源として使われかねない』と警告を発していた。
いずれも鋭い分析で、共感を深めた。
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