「小出裕章さんの4つの小冊子の紹介(たんぽぽ舎発行)」など 地震と原発事故情報 その139

 5つの情報をお知らせします(8月6日)

 ★1.「スペースたんぽぽ」もう原発やめよう・8月の学習会のお知らせ
     放射能が食物・水・大地・海を汚染した!
     参加歓迎・豊富な資料と討論
 ★2.小出裕章さんの4つの小冊子の紹介
 ★3.2つのご案内
       ◎8/24マスコミ市民フォーラム夏季公開シンポジューム
         ◎さようなら原発南部アククション9.16鎌田慧講演会
  ★4.セラフィールドのMOX燃料工場が閉鎖
  ★5.保安院もやらせ

★1.「スペースたんぽぽ」もう原発やめよう・8月の学習会のお知らせ
     放射能が食物・水・大地・海を汚染した!
       参加歓迎・豊富な資料と討論

 ◇1 初めてデモに参加した人をフォローする学習会
      放射能と原発の基礎知識、デモ参加の感想、
      心得・今後等を話し合う。
  ・日 時:8月16日(火)18:30開場、19:00開会、21:00まで
  ・お 話:放射能や原発に詳しい人
 ・参加費:500円

  ◇2 ストレステストの総合批判
    原発の再稼働に反対
 ・日 時:8月18日(木)18:30開場、19:00開会、21:00まで
 ・講 師:山崎久隆(たんぽぽ舎)  真下俊樹(欧州の核に詳しい)
 ・資料代:500円

  ◇3 第2回お母さんお父さん向け保育付き放射能講座
    食品を検査して
  ・日 時:8月22日(月)13:30開場、14:00開会、16:30まで
  ・講 師:鈴木千津子(たんぽぽ舎) 小倉志郎(原発技術者)
       中村徹(たんぽぽ舎・保育士) 大竹なのは(保育士)
  ・資料代:800円

  ◇4 耳なしウサギの警告と放射能を防ぐ知恵について
 ・日 時:8月26日(金)18:30開場、19:00開会、21:00まで
 ・講 師:小若順一(食品と暮らしの安全誌(月刊)発行人)
 ・資料代:1000円

★2 小出裕章さんの4つの小冊子の紹介(たんぽぽ舎発行)

  どれも今回の事故を鑑みると「そうですよね」という内容ばかりです。

 △1「大事故の前に原子力から撤退を」-日本の原子力推進策は破綻した-
                32頁 400円(パンフNo53  2003年初版)
   小出裕章さんのたんぽぽ舎初めてのパンフです。
    京大原子炉実験所に勤めた頃の事から、原子力推進政策の破綻を、
    廃棄物・地震・六ヶ所問題やチェルノブイリ事故、そして核の問題
    まで含め、明解に解いています。

 △2「人類の歴史と核」 -貧困に苦しむ人々とエネルギー浪費をする人々-
                   36頁 400円(パンフNo66  2007年初版)
   ・人類に誕生とエネルギー消費
   ・JCO事故の恐ろしさと放射線被曝
   ・原子炉の考案とマンハッタン計画
   ・死の灰を作り出す原子力発電
   ・貧困に苦しむ人々とエネルギー浪費をする人々

 △3「地球温暖化問題の本質」-「原子力発電所」を正しく呼ぶと「海暖め装置」-
                         28頁 400円(パンフNo67  2007年初版)
   ・「炭酸ガス増加」と「温暖化」どちらが先か
   ・「原発推進」の言い分
   ・ごみ(放射性廃物)の問題
   ・原発は地震に耐えられるか
   ・「原子力発電」でなく「海 暖め装置」
   ・ねずみ算式に増えるエネルギー消費

 △4「危険な原発に、迫る地震の脅威」-プルサーマルはさらに危険を増やす-
                        28頁 400円(パンフNo80  2010年初版)
   ・原発は危険
   ・あらゆる被曝は危険を伴う
   ・すべては核開発のツケ
   ・プルサーマルはさらに危険を増やす
   ・地震の脅威
   ・なすべきは原発廃絶

★3.2つのご案内です

 ◎8/24マスコミ市民フォーラム夏季公開シンポジューム

  3・11 原発報道はこれでいいのか!?
  小出 五郎 さん(元NHK解説委員)
  柴田 鉄治 さん(元朝日新聞論説委員)

 8月24日(水)午後6:30から午後8:30まで
 渋谷区神宮前区民会館4F(原宿駅下車7分)
 元NHK解説委員の小出五郎さんと、元朝日新聞論説委員の柴田鉄治さんに
  よる講演、対談です。
 資料代500円。
 主催:NPO法人マスコミ市民フォーラム。
 お問い合わせ TEL 03-3497-8333  FAX 03-5414-5382
 E-mail:masukomi-shimin@nifty.com

 ※注、メールマガジン読者の伊藤大介氏からの掲載依頼原稿です。

  ◎『さようなら原発南部アククション9.16鎌田慧講演会』

    9/19集会と1000万人署名を成功させるための東京南部・大田のとりくみです。
  400人の参加をめざします。

  ところ:大田区産業プラザ PIOコンベンションホール  京急蒲田駅徒歩3分
  と き:9月16日(金)18:30から20:30まで
  内 容:講演-鎌田 慧
      報告-母親たちから
              福島原発事故の避難者から
  参加費:500円(高校生以下は無料)
  主  催:原発なくそう大田実行委員会
  連絡先:酒井夕起子(i女性会議)080-3012-8410
       開田泰憲(新社会党)090-5396-5147
       山内正紀(社民党)090-7808-8096
        FAX 03-3454-0259
            WEBサイト http://www.cscreate.net/nonukes/

※注、メールマガジン読者の石河康国氏からの掲載依頼原稿です。

★4.セラフィールドのMOX燃料工場が閉鎖

 ◎英のMOX工場が閉鎖へ 福島原発事故の影響で

【ロンドン共同】英中西部セラフィールドの原子力施設にあるプルサーマル
発電用のプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料製造工場が近く閉鎖
されることが3日、分かった。工場を所有する英政府の外郭団体、原子力廃止
措置機関(NDA)が明らかにした。 
 NDAは、福島第一原発事故の影響で、顧客である日本の電力会社が行う
プルサーマル計画の先行きが不透明になったことを理由に挙げている。
 NDAによると、同工場側と日本の電力会社各社との間で、使用済み燃料の
再利用とMOX燃料製造に関する大枠の合意があったが、特別な事情がある
場合、合意の見直しが可能との条項があるという。(8/4ロイター=共同より抜粋)

 ◎北電のプルサーマル計画に影響か 英国のMOX燃料工場が閉鎖

 英国セラフィールドにあるウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料工場
が閉鎖されるとの発表を受け、泊原発(後志管内泊村)3号機でプルサーマル発電を
計画する北海道電力は3日夜、「詳細な内容の把握を急ぎたい」(広報部)とコメ
ントした。北電は1995年、英国原子力廃止措置機関(NDA)のMOX燃料工場に、
泊原発から出た使用済み核燃料35体(約21トン)を運び込み、再処理という工程を
経てプルトニウムを抽出し現地に保管している。このプルトニウムに、ウランを
混ぜてMOX燃料に加工する予定だったが、今回の閉鎖でプルトニウムの行き先が
宙に浮いた。核兵器の原料になるプルトニウムを余分に持たないと日本は国際
公約しているため、北電は「英国に新しくMOX燃料加工工場ができるという話も
ある。状況を注視している」と話す。一方、北電は英国とは別に、フランスにも
使用済み燃料を運び込み、同国内の会社で再処理を終えている。同国の別の会社に
MOX燃料への加工を委託しており、近く製造が始まる。
 (8/4北海道新聞より抜粋)

★5.保安院もやらせ

 これでは泥棒を捕まえてみればお巡りさんだった、ということではないか。
中国電力と四国電力が、プルサーマル計画に関し、国が過去に主催したシンポジ
ウムをめぐり、経済産業省原子力安全・保安院から、参加者の動員や「やらせ質
問」を依頼されていたことを発表した。質問が反対派に偏るのを避けるため、肯
定的な質問をしてもらうのが目的だったという。
 原発の構造や設備などを審査し、安全を確保する役目の保安院が、プルサーマル
計画推進のために、世論を誘導しようとしたのであれば極めて罪深い。国民の信頼
を取り戻すには、事実関係を徹底的に調査し、保安院のあり方を早急に見直すしか
ない。
 発端は九州電力が、関連会社に玄海原発の再稼働を支持するメールを投稿する
よう依頼した「やらせメール」問題だった。事態を重く見た経産省が、電力各社に
調査を指示したところ、今回の「やらせ依頼が」判明した。民意を軽視するのが、
「原子力ムラ」の体質なのだろうか。国民の不信感は深まるばかりだ。
 もともと、原発推進にアクセルを踏む資源エネルギー庁と、安全確保のために
ブレーキを踏む役目の保安院が、経産省内で併存していることに無理があった。
実際、政策の意思決定に関わる幹部職員は、数年のサイクルで本省、エネ庁保安院間
を異動する。これでは、保安院が厳格な独立性を保つのは難しいはずだ。
 東京電力福島第一原発の事故で、電力会社、政府双方に対する国民の視線は厳し
さを増すばかりだ。点検を終えた原発も再稼働出来ない事態が続いている。
今回の問題で、再稼働へのハードルはさらに高まったといえるだろう。
                   (7/30毎日新聞より抜粋)
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