「山本太郎さん(38)参院選に東京選挙区から完全無所属で立候補すると表明」など-地震と原発事故情報

たんぽぽ舎です。【TMM:No1865】
2013年6月12日(水)地震と原発情報-5つの情報をお知らせします

転送歓迎
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★1.山本太郎さん(38)参院選に東京選挙区から完全無所属で立候補すると表明
原発反対、TPP反対、憲法改悪反対を訴える
6月11日「原発止めよう南部集会 山本太郎と大いに語る」に参加して
渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)

★2.原発学習会<守りたい子どもたちの未来>いま私たちにできること
未来に続く命のために原発はいらない!
「原発と私たちは共存できない」
お話:小倉志郎さん(元原発設計技術者)

★3.新聞・雑誌より3つ
・双葉病院、遺族が東電提訴「患者の救出遅れ」福島第一原発事故
・「何もしてあげられなかった」患者迎えた当時の保健所長
・東海第二137億円不足 原発廃炉費 運転40年超3基も

★4.書籍の紹介
チェルノブイリ事故被災者の作文集
『新訂 子どもたちのチェルノブイリ』を出版

★5.テント日誌6月9日(日)経産省前テントひろば638日目
~「峠の茶屋」「霞が関の臍」として定着する脱原発テントひろば~
テントは本当に色々な方との出会いがあって勉強になります

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┗■1.山本太郎さん(38)、参院選に東京選挙区から、
|  完全無所属で立候補すると表明
|  原発反対、TPP反対、憲法改悪反対を訴える
└─6月11日「原発止めよう南部集会 山本太郎と大いに語る」に参加して
渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)

6月11日(火)東京・大田文化の森ホールに於いて、南部集会実行委員会主催
の「原発止めよう南部集会 山本太郎と大いに語る」が開催されました。
台風の影響で小雨降る中、会場には約120人の人々が集いました。以下に、その
内容を簡単に紹介します。共に語る人は、講談師:神田香織さんと、「原発被災
者相双の会」会長代行:國分富夫さんです。
(1)第一部  山本太郎さん、神田さん、國分さんの鼎談
・東京電力福島第一原発事故から2年3ヶ月が過ぎた現在、今なお、16万人もの
被災者が、不自由な避難生活を余儀なくされています。國分さんは、現在も続く
被災者の現状、苦しみ、悩み、憤り等を語られました。また、福島第一原発事故
が「収束」どころか、ますます自然と人間破壊を引き起こしている実情を報告さ
れました。
・神田さんは、「はだしのゲン」や「チェリノブイリの祈り」などの自作講談を
演ずることになったきっかけや、エピソードを紹介されました。また、チェリノ
ブイリ事故の教訓による対策(強制疎開、一時保養)が、なぜ福島事故で行われて
いないか等の問題提起もありました。
・山本さんの発言は、以下のとおり。
原発事故が起きた3月11日まで、原発について何も知らなかった。例えば、地震
国の日本に54基の原発があったことや、東京で消費する電力は福島県や新潟県で
発電されていること等を知らなかった。 しかし、原発事故以来、「直ちに健康
には影響ない」の言葉で、自分は覚醒した。ある意味、自分は加害者であった。
悲しい思い、悔しい思い、自分への怒りが、沸々とわいて来た。原発は、被曝労
働なしには運転できず、誰かの犠牲を必要とするシステムである。

(1)第二部  山本太郎さん 大いに語る
原発再稼働をめぐる天王山である参議院選挙をにらみ、山本太郎さんが原発問題
以外に、TPPや憲法問題についての考えを述べられました。
1)TPPは反対です。不条理で不透明である、不平等条約だからです。国と国
民の生活を、外国に売り渡す協定だからです。
2)憲法改悪は反対です。変えなければならないのは、日米地位協定です。
最後に、山本さんは、夏の参院選には東京選挙区から、完全無所属で立候補する
と表明しました。そして、「原発に関して、今やりたいことは、2つ。まず、放
射能汚染を明確にするために、放射能汚染地図を作成し、今後の内部被爆を避け
る方策に活用する。2つ目は、原発事故収束作業員の手厚い保護(被曝労働の健
康管理、労働対価の保証等)を実現する。」と訴えられました。なぜ比例区では
なく、東京選挙区から立候補するのかとの質問には、「原発事故の影響で、東京
は放射能に汚染されているから、自分の主張が有権者にも受け入れられやすい」
と答えられました。
福島から学び、原発ゼロを目指し、私たちの声、知恵、力を出して行きましょう。
私たちは、”福島”を、忘れない。

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┗■2.原発学習会<守りたい子どもたちの未来>いま私たちにできること
|  ~未来に続く命のために原発はいらない!~
└──「原発と私たちは共存できない」

お話:小倉志郎さん(元原発設計技術者)
フクシマ原発の直接の設計にたずさわった小倉志郎さん、ご自身が 原発の恐
ろしさを実感し、実相を知らせる活動を行っています

ドイツ政府は「フクシマ」を教訓として、脱原発を決めました。ところが、日
本政府は当事者でありながらフクシマから何も学んでいません。それどころか原
発輸出の後押しをしています。福島原発の事故処理の方法、核廃棄物の処理方法
がみつからないままこれ以上原発を再稼動させるわけにはいきません。
しかし、今、経済最優先内閣のもと、福島で起きた原発事故のことが国民の意
識のなかから薄れつつあります。私たちはもっと原発に関する真実を知り、国民
一人一人が原発の是非を判断していく知識を持つことが必要になっています。
日時:2013年6月30日(日)13:30~16:30
会場:元気村小川東第一会議室(西武新宿線「萩山」駅下車萩山団地6号棟西)
◎参加費:無料
主催:「原発を考える小川の会」「さよなら原発萩山・小川の会」
連絡先:立橋042-341-5661、村瀬042-344-5985

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┗■3.新聞・雑誌より3つ
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◆双葉病院、遺族が東電提訴 「患者の救出遅れ」 福島第一原発事故
東京電力福島第一原発に近い双葉病院(福島県大熊町)の入院患者が原発事故
後に取り残されて救出が遅れ、死亡した問題で、患者4人(当時62~98歳)の遺
族が10日、東電に計約1億3千万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。
訴状などによると、4人は肺炎などで双葉病院に入院していた。2011年3月の
原発事故後、停電で医療機器が使えず適切な処置を受けられないまま病院に留め
置かれた。救出後も体に負担のかかる長距離・長時間の搬送を強いられ、避難中
や避難後の3月15日~4月18日に亡くなった。(中略)
原告の一人、安倍ノリ子さん(71)の義父(当時98)は3月14日に救助された
後、230キロを超す距離を8時間以上かけて搬送され、同16日に避難先の同県い
わき市で死亡した。「お金の問題ではない。父が死亡した理由を裁判で明らかに
し、東電に謝罪してほしい」と話した。 東電本店広報部は取材に「訴訟に関す
ることは回答を差し控える」とした。(藤原慎一)(6月11日朝日新聞より抜粋)

◆「何もしてあげられなかった」 患者迎えた当時の保健所長
双葉病院に取り残された患者のうち、安倍さんの義父を含む34人は、いった
ん避難先と逆方向の保健所に運ばれた。避難所までの長距離移動を終えた2日後
までに8人が死亡した。当時の保健所長は「何もしてあげられなかった。容体は
相当悪く、避難先に直行させるべきだった」と悔やむ。(中略)
政府事故調などによると、14日午後8時ごろにバスが高校に到着するまでに3
人、その後も16日朝までに5人が死亡。双葉病院によると、さらに4人が3月末
までに亡くなった。 医学博士でもある笹原さんは言う。「患者はずっと病院や
車内にいて被曝していなかった。今思えば保健所へ来させる必要などなかった」
(大月規義)(6月11日朝日新聞より抜粋)

◆東海第二137億円不足  原発廃炉費用 運転40年超3基も不足
原発の廃炉に備えて電力会社が積み立てなければならない費用が、運転期間の
上限の40年を超えた3基でも不足していることが7日,分かった。3基のうち不
足額の最大は、関西電力美浜原発1号機の94億円。東海第二(運転34年)は総額
638億円に対し、137億円不足する。稼働に応じ費用を積み立てる仕組みだが、東
京電力福島第一原発事故の影響のほか、事故以前のトラブルなどで稼働率が想定
を下回っており、電力会社の見通しの甘さが露呈した形だ。(中略)
経産省は運転停止中でも廃炉費用が積み立てられ、電気料金に転嫁できるよう
会計規則の見直しに着手している。(中略)
廃炉費用は原発が40年間稼働すると想定し、毎年度、電力会社が積み立ててお
り、電気料金に転嫁する。稼働していないと積み立てられないため、トラブルな
どで運転停止が長引くと、40年に達しても不足が生じる。(後略)
(6月8日 茨城新聞より抜粋)

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┗■4.書籍の紹介
|  チェルノブイリ事故被災者の作文集
└─『新訂 子どもたちのチェルノブイリ』を出版

チェルノブイリ原発事故で被災した子どもたちの作文集『わたしたちの涙で雪だ
るまが溶けた』を再編集して、最新の検診データも掲載して出版しました。
18年前にチェルノブイリ支援運動・九州が出版したこの作文集は大変好評で、
ラジオやテレビで紹介され、多くの方に愛読されてきました。特に、福島第一原
発直後は集会で飛ぶように売れました。最近では運転停止中の原発再稼働の動き
のある中で、原発事故の被害について再認識してもらいたいとの思いから、出版
を企画しました。新訂版では、福島原発事故で福島から福岡に避難された宇野朗
子さんの手記、及び、日本医科大学主任教授で甲状腺内視鏡手術の開発者である
清水一雄先生の甲状腺がんのわかりやすい解説を加えています。
全国の書店より一斉に発売されています。もちろんたんぽぽ舎でも取り扱ってい
ます。
~こどもたちの作文より~
わたしたちへの罰は、放射能で満ちあふれた土地で暮らすことである。そしてわ
たしたちは、20世紀最大の悲劇を引き起こした無責任さに対する他人の罪をも背
負わされてしまった。(ガリーナ・ロディチ)ナジェージュダは3月の終わりに
死んだ。日記の最後はラテン語の「Vixi (生きた)」で結んであった。彼女は
自分の人生で何ができたのだろうか。彼女は何を残したのだろうか。何枚かの風
景画とスケッチと肖像画。それと大地に残る輝かしい足跡だ。(イーゴリ・マロ
ーズ)
映像作家 鎌仲ひとみさんの推薦文:「ほうしゃのう」のないところで暮らした
い! 子どもたちは傷つきながらそれでも希望を抱きしめている。

『新訂 子どもたちのチェルノブイリ』
発行 梓書院(092-643-7075)A5版 224ページ
監修 河上 雅夫(NPO法人チェルノブイリ医療支援ネットワーク理事長)
定価 本体1,333円+税

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┗■5.テント日誌6月9日(日)経産省前テントひろば638日目
| ~「峠の茶屋」「霞が関の臍」として定着する脱原発テントひろば~
└──テントは本当に色々な方との出会いがあって勉強になります

○日曜夜は、シネマデテント番外編で米国の医療制度を十人程で学ぶ。医療費無
料の英仏と違い、患者を前にして契約保険会社を確認してからしか治療しない米
医師、医薬品業界の圧力で皆保険化を妨げられる米議会、などなど米国医療制度
のひどい実態は視聴者にショックを与えたようだ。こんな米国に追従してTPP
交渉に参加するなんて、日本でかろうじて維持されている「国民」皆保険制度を
潰して米国保険会社や米国医薬品・医療機器会社を喜ばせるだけだ。
ライフル協会の圧力で銃規制を決められない米議会をつい先日目の当たりにし
たばかりだし、ドキュメンタリー「オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメ
リカ史」(早川書房、NHKBS)が明かす米帝国の暗黒の素顔、米帝国が軍産
複合体とともに人の命を命と思わないで世界中に戦争をまきちらし侵略してきた
20世紀をも思い起こさせた。日本に原発を押しつけたのも米国だ。
続けて、酒を酌み交わしながら、官邸前、経産省前、関電前、官邸「裏」など
の抗議行動や金土日のデモ行動の反省会。ドラムの音量やガード下でのコールに
ついてなど、デモンストレーションを如何に効果的に行うか、沿道の人たちに如
何に好感を持たせて如何に分かり易く訴えるかを真剣に論じた。
翌月曜の早朝には、いそいそと霞が関のビルに向かう人たちが、テント前に座
る私たちに「おはよう」と言ってくれる。8時を過ぎて地下鉄出口から溢れるホ
ワイトカラー然とした人たちも、今回の訴訟ゆえにか、脱原発テントを認知して
くれているようだ。海外からの二人がビルの写真を見せて「どこか?」と聞く、
住所を確認し掲示板を見せながら忘れかけた英語で経産省ビルを教えた。そう、
経産省前テントひろばは霞が関の案内窓口の役割も果たしている。(K.M)

○10時少し前テントに着くといつもより多くの人が座り込んでいたのでびっくり!
座っていたのは泊まり明けの人たちでした。昨夜はいつもより多くの方たちが泊
まってくださったとかこの時期午前中のテント前は木陰がありさわやかです。ふ
と気がつくといつの間にか看板(?)が春から初夏に切り替わっていました。何
時変わったのかな?
日曜当番がでそろい、泊まり明けの人たちが次々帰った後、千葉からの訪問者
が昨日の「脱原発テントを守れ、再稼動反対デモ」の記事が載った東京新聞千葉
版を持ってきてくださった。写真にはテントから参加したFさん、Eさんも写っ
てます。青森から来た方には大間の様子などお聞きしました。工事が始まったと
報道されているけれど、実際はまだほとんど手が付けられていないそうです。午
後には時々寄ってくださるフリーの牧師さんが来てMさんと話しこみ、記念写真
を撮って帰られました。
その後いつも犬と一緒に来てくださる女性が「いのちを楽しむ 容子とがんの
2年間」のスタッフの方とテントで待ち合わせて日比谷へ。彼女は容子さんと関
わりがあり自分も映画に登場しているとか、映画はイメージフォーラムで29日ま
で上映しているそうです。是非見に行かなくては・・・
今日もあちこちでイベントがあるので訪れる人は少なかったけれどテントでは
本当に色々な方との出会いがあって勉強になります。(I.K)
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