「思想史講座」のお知らせー10月のご案内 

*思想史講座「未完のナショナリズムー津田『我が国民思想の研究』を読む」

*だれでも。いつからでも聴講できる思想史講座です。
*10月から「未完のナショナリズム」というタイトルで新講座を出発させます。この講座では津田左右吉の『文学に現はれたる我が国民思想の研究』を読むというよりは、この書を課題として立てることによって見出されてくる問題をめぐって考えてみたいと思っています。第一回には津田の書が「我々の民族」をいうことから始まっている、この始まり方を問題にします。この始まり方が何を意味するのか、その「民族」概念とともに問い直してみたいと思っています。

*大阪教室:懐徳堂研究会

10月15日(土)・13時〜15時
津田『国民思想』論・1:「民族」という始まり」
会場:梅田アプローズタワー・14階1403会議室

*東京教室:昭和思想史研究会

10月8日(土)・13時〜16時
津田「国民思想」論・1:「民族」という始まり
会場:会場:早稲田大学14号館1054教室(予定)
*参考文献:津田左右吉『文学に現はれたる我が国民思想の研究ー貴族文学の時代』初版本(岩波文庫、全集別巻二)の「序説  第一章 上代国民生活の瞥見」だけをできたらお読み下さい。お読みにならなくともわかるようにお話いたします。
「民族」概念については、私の『日本ナショナリズムの解読』(白澤社、2007)の「解読6 日本民族概念のアルケオロジー」をご参照下さい。

論語塾伊藤仁斎とともに『論語』を読む

『論語』はどこからでも新しく読むことができます。
途中からでも自由にご参会ください。
私の『論語古義』の解読作業も最終段階に入っております。『論語古義』の読み終えを共にしませんか
『論語』とともに、伊藤仁斎の『童子問』を読みます。
『童子問』は日本近世最高の思想書とみなされる仁斎晩年の著作です。

10月22日(土)12時〜15時  ① 衛霊公篇・3 ② 『童子問』上
資料は当日配布します。

会場: rengoDMS(連合設計社市谷建築事務所)JR飯田橋駅西口から徒歩5分

初出:「子安宣邦のブログ・思想史の仕事場からのメッセージ」2016.10.01より許可を得て転載

http://blog.livedoor.jp/nobukuni_koyasu/archives/66262567.html

〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔study773:161002〕