*思想史講座「未完のナショナリズムー津田『我が国民思想の研究』を読む」
*だれでも。いつからでも聴講できる思想史講座です。
*「未完のナショナリズム」というタイトルで始めました。この講座では津田左右吉の『文学に現はれたる我が国民思想の研究』をテキストとして読むというよりは、この書を課題として立てることによって見出されてくる問題を論じていくこと考えています。第1回は津田の書が「我々の民族」をいうことから始まっている、この始まり方と「民族」概念を問題にしました。第2回は、記紀「神代史」は「わが民族」の成立を伝えるものではないとする津田の上代史観をめぐって考えました。第3回は『古事記』からの英雄物語の読み出しの問題をめぐって考えます。
*大阪教室:懐徳堂研究会
12月17日(土)・13時〜15時
津田『国民思想』論・3:『古事記』に英雄像を読むことと読まないこと
会場:梅田アプローズタワー・14階1402会議室
*東京教室:昭和思想史研究会
12月10日(土)・13時〜16時
津田「国民思想」論・3:『古事記』に英雄像を読むことと読まないこと
会場:会場:早稲田大学14号館教室(予定)
*参考文献:津田左右吉『文学に現はれたる我が国民思想の研究ー貴族文学の時代』「序説 第二章 文学の萌芽」、『古事記及び日本書紀の研究』第2・3章。
『古事記』における英雄像の読み出しの問題をめぐっては:石母田正『神話と文学』(岩波現代文庫)の「Ⅰ 古代貴族の英雄時代」。三浦佑之『古事記講義』(文春文庫)「第2回 英雄叙事詩は存在したか」。
*論語塾―伊藤仁斎とともに『論語』を読む
『論語』はどこからでも新しく読むことができます。
途中からでも自由にご参会ください。
私の『論語古義』の解読作業も最終段階に入っております。『論語古義』の読み終えを共にしませんか
『論語』とともに、伊藤仁斎の『童子問』を読みます。
『童子問』は日本近世最高の思想書とみなされる仁斎晩年の著作です。
12月24日(土)12時〜15時 ① 季氏篇・1 ② 『童子問』上
なお当日講座終了後に忘年会を予定しております。
資料は当日配布します。
会場: rengoDMS(連合設計社市谷建築事務所)JR飯田橋駅西口から徒歩5分
初出:「子安宣邦のブログ・思想史の仕事場からのメッセージ」2016.12.04より許可を得て転載
http://blog.livedoor.jp/nobukuni_koyasu/archives/67764524.html
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔study795:161205〕