「思想史講座」のお知らせー2月のご案内

著者: 子安宣邦 こやすのぶくに : 大阪大学名誉教授
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*だれでも。いつからでも聴講できる思想史講座です。

 

思想史講座語塾「未完のナショナリズムー津田左右吉『我が国民思想の研究』を読む

*「未完のナショナリズム」というタイトルで始めました。この講座では津田左右吉の『文学に現はれたる我が国民思想の研究』をテキストとして読むというよりは、この書を課題として立てることによって見出されてくる問題を論じていくことを考えています。

第5回は『源氏物語』に代表される平安女流文学に対する津田の評価をめぐって、ことに津田の「国民」概念をめぐって考えたいと思っています。


*大阪教室:懐徳堂研究会

 2月18日(土)・13時〜15時
 津田『国民思想』論・5:津田の「国民」概念についてー『源氏物語』評価の問題をめぐって
 会場:梅田アプローズタワー・14階1403会議室
 

*東京教室:昭和思想史研究会

 2月4日(土)・13時〜16時
 津田「国民思想」論5:津田の「国民」概念についてー『源氏物語』評価の問題をめぐって

 会場:会場:早稲田大学14号館1060教室
  

*参考文献:津田左右吉『文学に現はれたる我が国民思想の研究ー貴族文学の時代』「第二篇 貴族文学の成熟時代  第一章〜第九章」。
本居宣長の『源氏物語』論を津田の「源氏」論と併せてお読みになることをお勧めします。宣長の「源氏」論については、私の「物の哀れを知るよりほかなしー宣長「物の哀れ」物語論の成立」(『紫文要領』岩波文庫、解説、『宣長学講義』所収、岩波書店)をお読み下さい。

論語塾伊藤仁斎とともに『論語』を読む

『論語』はどこからでも新しく読むことができます。
 途中からでも自由にご参会ください。
 私の『論語古義』の解読作業も最終段階に入っております。『論語古義』の読み終えを共にしませんか
『論語』とともに、伊藤仁斎の『童子問』を読みます。
『童子問』は日本近世最高の思想書とみなされる仁斎晩年の著作です。
 
 *開始時間が午後1時からとなりました。ご注意下さい。 

2月25日(土)13時〜16時  ① 陽貨篇・1 ② 『童子問』上

資料は当日配布します。

 会場: rengoDMS(連合設計社市谷建築事務所)JR飯田橋駅西口から徒歩5分

初出:「子安宣邦のブログ・思想史の仕事場からのメッセージ」2017.01.28より許可を得て転載

http://blog.livedoor.jp/nobukuni_koyasu/archives/68986487.html

〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/