「思想史講座」9月開講のお知らせ

著者: 子安宣邦 こやすのぶくに : 大阪大学名誉教授
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「神と霊魂」と題した宣長と篤胤国学をめぐる講座をこの6月に終了し、新たな講座のための準備をしてまいりましたが、その準備も成り、9月より新講座を開講いたします。講座「神と霊魂」の宣長の『直毘霊』をめぐる講義から導かれた問題「絶対的保守主義としての天皇制」という問題を分節化し、新たな視点をも加え一年かけて講義したいと思っています。おそらくこれは私の最後の思想史講座になるかと思います。この最後とも思われる講座のために、従来の幹事役を含めた講座の体制を改めるつもりでいます。参会者の方々のご協力を切に期待しております。

昭和思想史研究会・思想史講座
「絶対的 保守主義としての天皇制」
第1回 『古事記伝』の最初で最後の愛読者
日時  9月 24日(土) 13:30〜17:00
会場   松聲閣・集会室
(松聲閣 肥後細川庭園内)

*講義資料は当日配布します。

*参考文献;小林秀雄『本居宣長』をめぐってお話します。同書は新潮文庫で
上下2冊本として出ておりますが、ことに下巻の『古事記伝』をめぐる諸章に
ついて話します。
*実費程度の会費を頂きます。

会場の松聲閣は早稲田と新目白通り・神田川をはさんだ反対側にある細川庭園
内の建物で、都電荒川線の早稲田駅から5分ほどの距離です。
以下の地図をご参照下さい。

https://www.higo-hosokawa.jp/access/

初出:「子安宣邦のブログ・思想史の仕事場からのメッセージ」2022.8.26から許可を得て転載

http://blog.livedoor.jp/nobukuni_koyasu/archives/88885468.html