たんぽぽ舎です。【TMM:No1576】
2012年9月15日(土)その2-地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせしま
す
転送歓迎
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★1.最近の資料の紹介3点 広瀬 隆
★2.真の原発ゼロへ「声を」
新エネ政策に疑問 官邸デモ「逆戻り懸念」
★3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◆9/17「未来へ歩こう湘南パレード」原発卒業だよ!全員集合 2012
★4.<テント日誌9/12(水)―経産省前テント日誌368日目>
一周年を経た最初の一日目だった
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※9/17原発も再処理もいらない!NO NUKES
くり返すな!原発震災 つくろう!脱原発社会
さようなら原発1000万人署名 街頭署名と集会&デモ
9月17日(月・休日)署名集合13:00 集会集合14:00 デモ出発14:30
集合場所:宮下公園(JRほか渋谷駅下車)
主催:再処理とめたい!首都圏市民のつどい
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┗■1.最近の資料の紹介3点
└──── 広瀬 隆
全国の金曜デモ、みなさま本当にご苦労さまです。
今日は、最近の資料の中で、すぐれたものを紹介します。
1.10日後、週刊金曜日2012年9月24日発売の臨時増刊号
「さようなら原発─路上からの革命」が刊行されます
2.まだ発刊されていないようですが、宝島社から『原発を止める50の方法』
が近く発刊される予定です。
前掲書に私が書いたことは、みなさまご承知のことばかりですが、
ほかの書き手が何を書いているか、楽しみです。
3.『タブーなき原発事故調書─超A級戦犯完全リスト』
2012年9月25日初版・鹿砦社(ろくさいしゃ) TEL 03-3238-7530
※9月14日(金)発信の【TMM:No1574】にて紹介済み。(編集部)
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┗■2.真の原発ゼロへ「声を」
| 新エネ政策に疑問 官邸デモ「逆戻り懸念」
└────
首相官邸前にはこの日(※9月14日金曜)も大勢の人が集まり、抗議の声を上げ
ていた。中心的な役割を果たしてきた一人、ミサオ・レッドウルフさんは「市民
運動がこれだけ高まったからこそ『原発稼働ゼロ』という文言が盛り込まれた」
と評価する一方、「当面は原発を稼働させると言ったり、核燃料サイクル政策も
継続するなど」矛盾が目立つ。肝心の原発ゼロも『目指す』というあいまいな表
現で、原発依存に逆戻りする余地を残した。油断はできない。声を出し続けなけ
ればいけない」と話した。
「民意is here(民意はここにある)」というプラカードを掲げていた会社員の
岩下結さん(三二)=東京都日野市=も「一見、脱原発っぽくて聞こえはよいが、
内容は矛盾だらけ」と批判する。
「結局問題を先送りしただけではないか」と口をとがらせたのは、仕事帰りに
夫婦で参加した会社員男性(二八)=さいたま市大宮区。「野田首相は『原発をや
める』と言っても未来の政治家も『やめる』と言うかどうかはわからない。民主
党政権がいつまで続くかすらわからなくなっているのに、日和見な政治家に付き
合うのはごめんだ」と指摘した。
原発ゼロの政府方針には、米国などから懸念の声も伝えられた。「福島の事故
で目が覚めた」という、米国籍で来日三十七年目の主婦(五六)=東京都世田谷区
=は、警官隊の発砲で十日に死者が出たインドのクダンクラム原発に反対するプ
ラカードを持って参加。「ひとたび事故が起きれば人は核をコントロールできな
い。米国はどうしてそれがわからないのか。残念でならない」と述べた。(中略)
(2012.9.15東京新聞より抜粋)
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┗■3.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
| ◆「未来へ歩こう湘南パレード」原発卒業だよ!全員集合 2012
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このパレードは20~30代が中心で恐らく1000名を超えるんではと思います。
今の若い方々が何をどう?政治に社会に感じているのか!?
原発にどう立ち向かいなのかが判るひとときがあります!
詳細 は下記です。
http://shonan911.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-8dac.html
去年のパレード動画を観ていただくと雰囲気を感じていただけると思います
http://youtu.be/4VG1nhZUU9A
9月17日(月、休日)「未来へ歩こう湘南パレード」
原発卒業だよ!全員集合 2012
15:20奥田公園集合(藤沢市民会館横)集合
16:00スタート
16:30藤沢駅南口
17:30遊行寺到着 イベントあり
主催 イマジン湘南
大自然の食の感動ドラマを伝えます!
自然食品の店すこやか広場(株)すこやかコーポレーション
電話:045-881-7636 FAX: 045-881-2772
info@sukoyakahiroba.com http://sukoyakahiroba.com
〒244-0003横浜市戸塚区戸塚町8番地ラピス戸塚2 2階
(編集部の判断で、「400文字ルール」にそって、長い原文を縮めました。
また、主催者の連絡先がなかったので、投稿者の連絡先をそのまま載せました)
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┗■4.<テント日誌9/12(水)―経産省前テント日誌368日目>
| 一周年を経た最初の一日目だった
└──── (M/O)
いつもイベントの翌日は静かな日というのが定番のようではあるが今日もまた
そうだった。昨日《一周年記念のイベントがあった》の余韻の残るテントで不寝
番をしていた。いつもと違って睡魔に襲われるのはやはりイベントでの疲れがあ
るからだろうか。法被を着てのかんしょ踊りが身体の何処かに残っていてここち
よい眠りに誘うのだろう。眠気さましに日比谷公園の方に向かっての夜の散歩と
なった。涼しさよりも肌寒さの感じる中で国会通りと呼ばれる道を歩いた。これ
はいつものことだけど、その都度、新鮮の気分にもしてくれる。
振り返ればこの1年間はテントが僕の中では大きな場所を占めていた。テント
に泊まるのは週の一日であるが、どこに居てもテントのことは気になっていたし
自然に考えているのだった。最初のころ、といっても結構長くではあるが、携帯
が鳴るとテントからの緊急電話だと思って胸がどきりとした。別の電話であるこ
とでホットしたものである。こんな風な緊張感によってテントとは繋がっている。
多くの人がテントと関わっていることも同じ様なものだと思う。テントに来なく
ても、どうなっているか、今度は行けるかと思案しているように。人々のこころ
に存在し、想起されることでテントは目に見えない大きな広場になっているので
ある。これは毎週金曜日の首相官邸前の行動が人々のこころに想起されることで
広がった存在になっていることと同じである。
僕らが国会前でも、日比谷公園でもなく、経産省前にテントを張ったのは多く
の偶然事が重なっているが、僕らの意志も存在していた。これは経産省が原発推
進の実質的な権力機関であり、特に原子力ムラの中心である保安院などがここに
存することも意識されていたことである。と、同時に原発が官僚を母体とする権
力によって推進され、政府はそれを形式的に追認するだけであったことを知って
いたからでもある。国会《議会》は国民の意志の代表機関であり、それが権力を
伴う政治判断の中心的機関である。これは制度的にはそうであるが、権力の実体
はその背後の官僚機構がより多くの支配力を持っている。これは権力構成の二重
性、あるいは重層性ともいえるが僕らが権力の所業に異議申し立てをし、これを
変えようとする時に自覚しておかなければならないことである。そうでないとと
んでもないところに誘われかねないのである。
日本における官僚制的なもの、官僚の権力は長い歴史によって形成されてきた
ものである。権威と政治力の二重性(宗教的権力と政治的権力の二重性、姉と弟
の支配制度)の起源から近代天皇制と官僚制までの歴史がある。国会通りはそれ
の詰まった場所であるとも言える。官僚的な権力にはまたその現在性があってそ
れは既得権益の擁護、あるいはその保守ということがあり、現在のように政治が
混迷を続けるときそれは大きな機能をはたすのである。原子力行政や原発推進に
経産省や原子力ムラの果たした役割は典型というべき所がある。沖縄の基地問題
での防衛省や外務省という官僚機関の役割と同じであると言える。
経産省と原子力ムラは福島で意一原発の直後から、脱原発の声の高まりを予測
しながら、現にある原発の再稼働をし、原発を保時する戦略(シナリオ)を描き
進めてきた。政治の右往左往を織り込みながら、このシナリオのための有形無形
の営為をしてきたのである。これはこの間の大飯原発3・4号機の再稼働での動
きでも見られたことだ。野田首相の政治決断でことは進んだようにみえるが、官
僚の根回しや準備が実際の力としてあったのだ。原発推進の権力は原子力ムラと
いう専門的機関(官僚的機関)が実態をなし、政府や国会はその承認機関である
ような位置だったのだ。これはまだ変わっていないし、政治が混迷すればするほ
ど官僚は出番を待っているところがある。注視のいる所だ。
急に気温が高まるテントの前ではギターと太鼓で奏でられる曲が静かにながれ
ている。少し足を止めて振りむく人、流し目で挨拶する人、ここにはいつもと変
わらぬ光景がある。何事もないような風景の背後で日本の歴史は激しく流れてい
るのであるが…
★9月19日(水)テント全体会議 午後7時 日比谷図書館4F小ホール
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【編集部より】
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