2011年 6月 30日に「催し物案内」でお知らせした、「東チモールに車椅子を送る会」 展示会の終了報告が寄せられました。(「ちきゅう座」編集部)
初のイベント「一台の車椅子から」展示会、無事終了しました
2011年7月18日(月曜日)、三連休の最終日にあたる「海の日」に、青森県弘前市文化センターの美術展示室にて、「東チモールに車椅子を送る会」のこれまでの活動を地元に紹介する展示会を開きました。「一台の車椅子から」と題するこの展示会は、「東チモールに車椅子を送る会」として初のイベントでした。
去年からこれまでに送った6台の車椅子の配布先をわかりやすく示した地図や、車椅子を受けとった東チモールの人たちの写真パネル、また東チモールという国を紹介する写真や本・新聞そして伝統織物や工芸品なども展示・陳列しました。
展示会は午前11時から午後6時まで、来場者は40名ほどでした。各方面への連絡・通知が十分ではありませんでしたが、初めて顔を合わせる会員同士の交流ができたり、地元新聞社『東奥日報』の取材も受けたり、友人たちも足を運んでもらったりで、覚悟していた閑古鳥が鳴くような寂しさはまったくなく、なかなか賑やかな行事となり、達成感を味わうことができました。
来場者の目を一番ひいたのは、やはり車椅子に座った東チモールの人たちの写真でした。
他の支援団体との協力も得られました
この展示会では東チモールで医療支援をする山梨県立大学「孤児の心と健康の調査・ケア」チームが東チモールの子どもたちに健康診断する様子の写真パネルや、この山梨県立大学のチームに協力する『大阪東ティモール協会』の文殊幹夫さんが所有する写真パネルや歴史解説パネルも展示させていただきました。
実は、「東チモールに車椅子を送る会」は7月の上旬に、11台の車椅子を「孤児の心と健康の調査・ケア」の責任者に発送したのです。この車椅子11台は文殊さんが手配したコンテナに載って9月に東チモールの港に着岸する予定なのです。これまで車椅子1台1台を船便で送っていましたが、このたびコンテナを利用できるおかげでいっきに11台もの車椅子が東チモールへ届けられることになったのです。
わたしたち「東チモールに車椅子を送る会」の活動は少しずつですが進展しています。これを持続させていくには、みなさんの一層のご支援が必要となりますの、今後ともご協力をよろしくお願いいたします。(文・中山敏秀)
『東奥日報』(2011年7月30日)に載った高田夫妻