4つの情報をお知らせします(10月17日)
★1.永平寺のお坊さんも反省
原発の名前「ふげん」、「もんじゅ」命名にかかわったことを後悔
原発は仏教の教えに反する-
命を長い時間の視座におく仏教と相反する
★2.福島集団疎開裁判の集会で採択された郡山宣言
子供全国ネットのあいぼしさんからの報告
★3.『原発とエントロピー』-槌田たかし氏、柄谷行人氏が講演
主催:『長池講義』
★4.メルマガ読者からの学習会・講演会のお知らせ・4つ
イ.10/23映画「ミツバチの羽音と地球の回転」上映会&
監督トークin清瀬
ロ.秩父市で10/30講演会「福島原発事故の影響は今から・・・」
ハ.福島原発震災と放射線の危険性「低線量被曝」と健康への影響~
「直ちに影響が無い」ということの意味~
特に子どもたちの被曝問題に着目して 11/4講演会
ニ.【内部被曝について学ぼう】11/13講演会
★1.永平寺のお坊さんも反省
原発の名前「ふげん」、「もんじゅ」命名にかかわったことを後悔
原発は仏教の教えに反する-命を長い時間の視座におく仏教と相反する
源八おじさんより
曹洞宗大本山永平寺(福井県永平寺町)は11月2日、原発の是非を問うシンポ
ジウム「いのちを慈しむ~原発を選ばないという生き方」を開催するそうです。
永平寺は、いずれも菩薩の名前に由来する新型転換炉「ふげん」、高速増殖原型
炉「もんじゅ」(敦賀市)の命名にかかわってきました。
「原発に対する認識が足りなかった私たちの責任は重く、間違いだった。懺悔
することから始めたい」と永平寺の布教部長で、今回の催しを運営する「禅を学
ぶ会」事務局長の西田正法さんは語っています。
「使用済み核燃料を残し、DNAに作用する放射線という危険をはらむ原発は、
子孫への負の遺産となる。命を長い時間の視座に置く仏教の教えと相反する」と
説き、「今の生活を見直すきっかけにしてほしい」と呼び掛けています。
シンポジウムには、反原発運動に携わってきた同県小浜市の明通寺住職、中島
哲演さん、各地で震災体験を語っている福島県飯舘村の酪農家、長谷川健一さん、
作家の朴慶南(パクキョンナム)さんらが参加するそうです。
同町の「四季の森文化館」で午後1時開始。定員400人。
入場料500円。問い合わせは同会事務局(0776-63-3456)。
(毎日新聞2011年10月14日大阪朝刊より一部引用)
やっぱりお坊さんは違うなあ…。
★2.福島集団疎開裁判の集会で採択された郡山宣言
子供全国ネットのあいぼしさんからの報告
○みなさま あいぼしです。今日、郡山に小峰さんと一緒に行ってきました。集
会30分前に到着した時は、駅前が閑散としていて大丈夫だろうかとちょっと心
配でしたが山本太郎さんが到着!という案内から?少しずつ増えたようで100
人ぐらいになったでしょうか。
柳原先生の力強い訴えがあり、武藤さん、伊藤さん(避難されている方)など
切々としたお話、最後に太郎さんの、清水裁判長を応援しよう勇気を!というア
ピールのあと、郡山市役所に向けてデモしました。
雨が時々パラパラ程度でよかったです。駅前で、0.6~0.8マイクロシー
ベルト毎時。市役所へ歩いていくとどんどん上がり1.9マイクロまでになり、
びっくりしました。まったく皆さんの通る一般道路、1mぐらいのところでです。
もちろん、町の方、子どもたちはマスクもせず、爆発前の日常生活と同じようで
す。メディアがいくつ来たでしょう。明日、報道されるとよいです。デモで歩い
ていると、参加者が増えて150人ぐらいになったでしょうか。
○「郡山宣言」がこの集会参加者一同の名で発せられました。
①東京電力株式会社は、すべての事故被災者に真摯に向き合い徹底的な除染と健
康被害の防止、生命、財産被害の賠償のために全社を挙げて力を尽くさねばなり
ません。
②国は、日本国憲法、教育基本法、放射線健康障害防止法などの法令、世界人権
宣言、子どもの権利条約などの国際条約を守らなければなりません。
③福島県はじめ各県、そして各市町村は、国の方針に盲従することなく地方自治
体としての責務を果たし、住民の健康と財産を守り、事故被害の救済を実現する
ために、先頭に立って行動しなければなりません。
④裁判所は、「人権の最後の砦」として、通称「ふくしま集団疎開裁判」におい
て賢明な判断を下し、これから頻発すると予想される同じような裁判の模範を示
さなければなりません。
さらに、私たちは次のように全国と世界の人々に向けて誓います。
⑤わたしたちは、わたしたちの生命、財産と権利、とりわけ、かけがえのない子
どもたちの命を未来を守るために、また人間が人間として人間らしく生きる社会
を実現するために、あらゆる努力を尽くします。
★3.『原発とエントロピー』-槌田たかし氏、柄谷行人氏が講演
主催:『長池講義』
『スペース たんぽぽ』にて、第九回『長池講義』(東京)が開催された。
10月15日(土)14:00から17:00 テーマは『原発とエントロピー』、しかし、会
場側の好意で30分延長された。80人定員予約制だったが、100人となった。
『長池講義』とは、ブログでこう紹介されている。「柄谷行人氏を主要講師と
する、だれでも聴講できる自由講義。名称は八王子市にある長池の畔で開催され
ていることに因んでいます。講義は、定期講師陣とゲスト師により、国家論を主
要なテーマとして、継続的かつ不定期に開催されます。」
この日のゲストは、槌田敦さんの弟の槌田たかしさん。対談はされないけれど
も、構成が対話的。槌田たかしさんについても、ブログであたられてください。
槌田さんは、京都精華大学教授。伊方原発裁判で、物理科学者であることを断
念され、3.11以降、「共生共貧」の重要さをあらためて訴える思想家であり、小
出教授とともに、福島の農産物を避けず食べることを推奨されています。「科学
の科は罪咎の科です」など鋭利な文明批判は倫理的なすがすがしさに満ちていま
した。
柄谷氏は、槌田さんの名講義の後、3.11以降、長池講義は長池抗議となり、た
んぽぽ舎会場を選ばれた理由を暗示。『倫理21』から、十年以上たったが、日本
の新帝国主義が、不可能な外部(植民地市場)を求めて、戦争へのりだしてゆく
必然を、資本主義内部の必然として語られ、エントロピーの熱力学との並行性を
描破された。(須藤)
★4.メルマガ読者からの学習会・講演会のお知らせ・4つ
イ.映画「ミツバチの羽音と地球の回転」上映会&監督トークin清瀬
日程:2011年10月23日(日)
時間:①10:30(開場10:00) ②14:30(開場14:00)
2回目の回終了後に監督トークイベントがあります(17:00開始)
開場:児童養護施設 子供の家 事務所2Fホール(清瀬市松山3-12-17)
西武池袋線「清瀬駅」南口から徒歩12分
主催:清瀬「ミツバチ」上映プロジェクト
チケット:前売700円、当日1000円
WEB:https://sites.google.com/site/kiyosemitubati/
問い合わせ:kiyosemitubati@gmail.com
*赤ちゃん抱っこでのご鑑賞OKです。
*託児はありませんが、会場後方に子どもスペースを作ります。
ロ.秩父市で10/30講演会「福島原発事故の影響は今から・・・」
1部:「フクシマからの手紙」市川恵子さん
『フクシマからの手紙ー3.11後の日本に生きるすべての人へ』の著者、
市川さんは原発から20㎞の川内村に住んでいた。そこで起こったこと、
これから起こること等を報告
2部:「フクシマの今・・・海から食卓へ広がる放射能汚染」
グリーンピース・ジャパン花岡和佳男さん(海洋生態系問題担当)
グリーンピースはいち早く海洋の放射線量調査を実施
海産物(魚・貝・海草)の汚染状況と問題点を指摘
日 時:10月30日(日)午後1時開場 1時30分開演~午後4時30分
会 場:埼玉県秩父市中宮地4-23「クラブハウス21」
会 費:(資料・会場費)500円
主 催:福島原発事故の影響は今から実行委員会
連絡先:くろうさぎ 0494-25-7373
090-7849-0095(山田)
ハ.福島原発震災と放射線の危険性「低線量被曝」と健康への影響~
「直ちに影響が無い」ということの意味~
特に子どもたちの被曝問題に着目して
日 時:11月4日(金)18:30~20:30
会 場:武蔵野プレイス 3FスペースC 中央線武蔵境南口1分
参加費:無料
講 師:山崎久隆(たんぽぽ舎副代表)
主 催:武蔵野地区協議会 島(090-7006-2369)
ニ.【内部被曝について学ぼう】11/13講演会
内部被ばくは外部被ばくに比べて数百倍もリスクが高いといわれています。
食べ物から被ばくする?呼吸から被ばくする?
暫定基準内なら、ほんとうに大丈夫?
原発作業者の裁判などでも「内部被ばくの危険性」について証言している
矢ケ崎名誉会長のお話をぜひ聞いてください。
日 時:11月13日(日)午後1時~3時30分
講 師:琉球大学名誉教授 矢ケ崎克馬先生
場 所:国立女性教育会館(ヌエック)講堂 http://www.nwec.jp/
埼玉県嵐山町菅谷728 0493-62-6711
東武東上線武蔵嵐山駅から徒歩12分。
参加費:大人500円 18歳以下無料(託児無料 要事前申し込み先着40名)
お申込み:氏名(お子様のお名前とご年齢も)、連絡先(電話またはメール)、
市内、市外を明記の上 higashimatsuyama_kodomo@hotmail.co.jp
又は 0493-34-3236(電話&FAX)えがしら まで
主 催:こども未来・東松山
共 催:東松山市
協力団体:生活クラブ生協比企支部/子育ち子育て応援団「ポラリス」/
子どもが真ん中・東松山
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[たんぽぽ舎 編集部より]
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