「泊を止めろ!北海道電力東京支社前・緊急アクション 本日8月17日」など 地震と原発事故情報 その145

4つの情報をお知らせします(8月17日)

★1.泊を止めろ!北海道電力東京支社前・緊急アクション 本日8月17日
★2.8月16日「泊原発の再稼働を許すな!北海道電力東京支社 緊急申し入れ」
★3.泊原発関係情報 ― メディアから
★4.スペースたんぽぽ「ストレステストはいんちきだ!8/18学習会」のお知らせ

★1.泊を止めろ!北海道電力東京支社前・緊急アクション 本日8月17日

本日8月17日(水)もやります! ぜひ集まってください

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◆泊を止めろ!北海道電力東京支社前・緊急アクション
 日時:2011年8月17日(水) 午後12時から1時まで
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    [午前11時45分に丸の内オアゾ内・丸善(書店)1階入口前に集合]
    (JR東京駅 丸の内北口より徒歩3分、丸の内線東京駅からも可)
※当日連絡先[携帯] 090-6185-4407(杉原)

場所:北海道電力東京支社
  (千代田区丸の内1-6-5、TEL:03-3217-0861)
丸の内オアゾ内・丸の内北口ビル3階
  JR(丸の内線)東京駅 丸の内北口3分、東西線大手町駅B2b出口3分

【呼びかけ】
「9・11再稼働反対・脱原発! 全国アクション」実行委員会
[連絡先] ピープルズ・プラン研究所
(TEL)03-6424-5748 (FAX)03-6424-5749

★2.8月16日「泊原発の再稼働を許すな!北海道電力東京支社 緊急申し入れ」

 昨日(8月16日)下記の呼びかけに応じ、北海道電力・東京支店を通して以下の「質
問・要請書」を北海道電力社長宛に提出いたしました。

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    ◆泊原発の再稼働を許すな!北海道電力東京支社 緊急申し入れ

 8月11日、泊原発3号機の再稼働を保安院に丸投げした原子力安全委員会は、傍聴者
の怒りの叫びによって途中閉会に追い込まれました。「二重チェック」とは名ばかり、ま
るで福島原発震災がなかったかのような茶番でした。

 こうした実態が明らかになったにも関わらず、高橋はるみ北海道知事は、16日(火)
の道議会特別委員会の審議を受けて、16日中にも泊3号の再稼働に同意しようとしてい
ます。

 道知事や周辺自治体、道議会(議員)への要請が重要になっています。一方で、北海道
電力の責任も重大です。佐藤社長は「北海道の同意がなくても、国が受け付けるというの
なら最終検査申請を出す」と言い切り、強行しました。住民よりも国(経済産業省)や電
力業界の意向を重視する姿勢は許されません。ぎりぎりの局面の中、北海道電力東京支社
への緊急申し入れを行います。ぜひご参加ください!

【呼びかけ】
「9・11再稼働反対・脱原発! 全国アクション」実行委員会

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北海道電力社長 代表取締役社長 佐藤 佳孝 様

              質問・要請書

                              2011年8月16日
           「9・11再稼働反対・脱原発! 全国アクション」実行委員会

 泊原発3号機の営業運転再開かの報道を見て私たちは驚きました。
 3月11日の福島原発事故により、大地と海と空を汚染し、人びとが生きていくための
日々の営みを破壊し、今現在も現場作業員が大量の被曝を受けて1号機2号機3号機4号
機の事故収束を試み、未だに収束の目処が立っていない、更に玄海再稼働に関する「やら
せ」問題が発覚し政府と電力各社の原発推進姿勢への疑いが日本中で強まっている。そん
な状況下、世界中で原子力発電の安全性への疑問が高まり、日本でも約7割の人々が脱原
発を志向している。
この時期になぜ原発の営業運転を再開するのですか?
泊原発3号機の営業運転再開は断念し直ちに運転を止めてください。

更に、以下の質問に文書または対面で簡潔にお答えください。

1 福島原発事故について
 福島原発事故は未だに収束していません。周辺地域の生活と仕事を奪ったばかりか、大
地の汚染と世界中の空と海を汚し続けており、賠償もその緒に就いたばかりです。貴社は
この事故をどうとらえ、どう貴社の施策に反映しようとしているのですか?

2 営業運転再開について

(1)誰が最初に営業運転再開を目論んだのか?
 点検のための調整運転が異常に長く続いていた中で、どのような経緯で営業運転再開を
目論むことになったのか。貴社内の議論も含めてお答えください。

(2)調整運転を5カ月も継続した理由は?
 通常1カ月とされる調整運転が3月から5カ月間も実施してきたことが異常です。福島
原発事故を受けて、なぜすぐに停止させなかったのですか?

(3)安全基準の変更は考慮しない?
 原子力安全委員会は、福島原発事故後安全設計審査指針を変更しています。新たに原発
を再稼働営業運転するのであれば、新たな基準に基づいて最初から審査することが必要だ
し、さらに新たにストレステストを政府が提案しているのだからそれを最初から受けるべ
きだと思います。なぜそうしないのですか?

(4)日本政府の原発行政が信じられる?
 玄海再稼働に関係して県知事・政府安全保安院・九電による「やらせ」事実が報道され
ました。さらに、原子力安全委員会と原子力安全・保安院を改組して環境省外局に原子力
安全庁を設置すると報道されています。原子力安全・保安院の信頼は地に落ちています。
貴社が保安院の指導にしたがって営業運転再開など新たな施策を今から実施することが適
切だと思えません。なぜ3号機は一旦停止しないのですか?

(5)原発無くてもの電力は足りている?
 北海道では原発が無くても電力は足りているのではありませんか? 例えば、原発を除
く電力供給量は624万Kwであるのに対し最大需要電力は547万Kw、と聞いています。東北・
東京電力に海底送電線経由で60万KWもの電力を提供しているとも報じられています。道民
の心配をよそに泊3号機の営業運転再開をするのはなぜですか?

(6)原発は採算が合う?
 福島原発事故にかかわる東電の賠償・補償のやり方は私たちには非常に分かりにくいで
すが、福島の悲惨な状況を考えれば、少なくとも会社の存続が困難になるほどの賠償が求
められて当然です。北電はこのような賠償の覚悟はあるのですか?

3 住民への説明

 北海道民が原発運転再開に強い不安を抱いており、北海道知事が政府と北電の頭越しの
対応に怒りを表明しています。ひとたび事故が起これば北海道全体に被害を及ぼすのだか
ら道内全域で「やらせ」なしの住民説明会を実施するなど、住民の理解を得る必要がある
と思います。北海道庁や各市町村や住民への説明計画を明らかにしてください。

4 使用済み核燃料について

 原発は、大量の放射性物質が含まれる使用済み核燃料廃棄物を残し、その危険性と処理
の困難さが明らかで、原発が「トイレなきマンション」と呼ばれる所以です。泊原発から
毎年どれだけの使用済み核燃料が出る見込みか、また各核燃料の核種毎の放射能の量はど
れだけか教えてください。そしてそれらがどのように処理されるのか、どこかに運び出さ
れるとしたらその後の処理計画は? 数十万年もどのように保管するのですか?
 さらに、泊原発第3号基のプルサーマル発電は、来年2012年の春からの施行となっ
ています。廃棄物再処理許可、MOX燃料購入の時期、運搬、プルサーマル発電開始の計
画予定に関して、公開してください。また英国セラフィールドのMOX燃料工場閉鎖によ
って、北電が処理を依頼していた使用済み核燃料はどうなるのか、についても説明を求め
ます。

世界が注視しています。北電が、福島原発事故以降日本で最初に原発の再稼働を開始して
世界中で歴史的に物笑いにならないように、貴社が末代に恥じない企業倫理を持って行動
されることを強く要請します。
以上

9・11再稼働反対・脱原発!全国アクション」実行委員会
[連絡先] ピープルズ・プラン研究所
          (TEL)03-6424-5748    (FAX)03-6424-5749

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★3.泊原発関係情報 ― メディアから

1.北海道・高橋知事、16日の道議会終了後にも北電・泊原発3号機の営業運転再開容認へ

 北海道電力泊原発3号機の営業運転再開をめぐり、北海道議会の特別委員会が開かれて
おり、高橋はるみ北海道知事は、早ければ16日の道議会終了後にも再開を容認する見込
み。
 営業運転再開の是非を話し合う道議会の特別委員会は、16日午後から開かれ、道の担当
者が国の回答について説明した後、質疑が行われた。
 質疑では、「道は慎重に判断したいとの方針を放棄したのか」など、厳しいやり取りが
続いた。
 知事に対しては、委員から15の質問が出され、特別委員会は、午後8時50分現在、
休会している。
 高橋知事は、委員会での議論などをふまえ、委員会終了後にも海江田経済産業相に営業
運転再開の容認を伝えるものとみられる。
 国は、道の判断を待って最終的に判断するとしており、道が容認すると、震災後初めて
原発の営業運転が再開されることになる。

                         北海道文化放送 8月16日より

2.道内研究者50人 泊原発営業運転へ5項目要求

 北電泊原発3号機の営業運転再開について、道議会産炭地域振興・エネルギー問題調査
特別委員会が開かれるのを前に、元道環境審議会会長の吉田文和北大大学院教授(環境経
済学)ら道内の研究者50人が15日、緊急声明を発表した。「無条件の営業運転開始は
容認できない」として、道と地元4町村が北電と結んでいる安全協定の範囲を周辺自治体
に拡大することなど5項目を求めている。
 50人は北大や酪農学園大、北海学園大など道内9大学の教授や准教授。この日、吉田
教授と干場信司酪農学園大教授(家畜管理学)が道庁で記者会見した。
 声明では《1》安全協定の範囲拡大《2》泊原発の沖合に存在が指摘されている活断層
などについて、第三者機関による調査・検証の実施《3》2~4年後までに実施するとし
ている北電による安全性向上対策の前倒し-などの5項目を営業運転再開の条件とするよ
う求めている。
 会見で吉田教授は「大震災以降、正式な営業運転再開は全国初。泊3号機への対応が今
後の前例になる」と強調した。

                           北海道新聞 8月16日より

★4.スペースたんぽぽ「ストレステストはいんちきだ!8/18学習会」のお知らせ

・日 時:8月18日(木)18:30開場、19:00開会、21:00まで
・講 師:山崎久隆(たんぽぽ舎)
     真下俊樹(欧州の核に詳しい)
・資料代:500円(1部のちらしに記入された1,000円は間違いでした)

 玄海原発の再稼働を目前にして突如菅首相自らが打ち出した全原発のストレステスト。
福島原発の事故を「教訓」に急遽欧州各国が行ったストレステストなるもの「参考」にし
ながら行うとしたストレステストなるものが如何にインチキなものか、―そもそも各電力
会社が行ったストレステストの精査を行う保安院自らが、原発推進の為に「やらせ」を各
電力会社に指導したことからして、テスト内容の如何に係らず全く信用できない事は既に
明らかだが―欧州各国の原発事情に詳しい真下氏を交え、原発再稼働に向けた単なる儀式
に過ぎないことを徹底的に暴き出します。
 9/11の経産省包囲人間のくさり行動の一環、前段の学習会です。

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