たんぽぽ舎です。【TMM:No1870】
2013年6月15日(土)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.泊原発再稼働反対・北海道三日連続行動に参加して
広瀬隆さんプラス福島の女性・黒田さんの訴え講演会
ここを福島のようにしないでください。一番の防災は原発を止めることです
青山晴江(たんぽぽ舎ボランティア)
★2.脱原発の現地から訴える=四国・愛媛県
脱原発訴え続け 伊方原発 25回目の座り込み
福島の事故が起きた時、次は伊方だと思った。伊方ではプルサーマルの怖
い発電ををしており、再稼働は絶対許したくない。 (愛媛新聞 6月12日)
★3.「・・・あんたらにつける薬は・・・福島原発の近くに、奥さんや家族を
連れて住んでみろ」
東電という会社は電気を売る会社とは思えないほど停電が好きな会社
「原発再稼働阻止応援ツアー受け入れ集会」に参加して<下>
(埼玉県 吉田孝男)
★4.「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」シリーズ<1>
地球が東北地方太平洋地震後、数日間も震え続け、地球の自転さえも変化
した!
あのチリ地震以上の「日本沈没級」地震は果たして起きるのか?!
島村英紀(地震学者)
★5. テント日誌 7月22日(月)の裁判に向けて傍聴に集まろう
この裁判は、この国の「原子力行政」と「民主主義」を問う裁判です。
国は『訴訟の取り下げ』を!裁判所は『大法廷の使用』を!
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※6/17(月)学習会のお誘い
福島県民健康管理調査の疑問点とマスメディア報道の問題点
日 時:6月17日(月)18:30開場、19:00開会
講 師:白石草さん(Our Planet TV)
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
参加費:800円
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┗■1.泊原発再稼働反対・北海道三日連続行動に参加して
| 広瀬隆さんプラス福島の女性・黒田さんの訴え講演会
| ここを福島のようにしないでください。一番の防災は原発を止めること
です
└──── 青山晴江(たんぽぽ舎ボランティア)
○ 6月7・8・9日北海道の倶知安、余市、小樽で「広瀬隆熱血講演会―福島
を忘れません、泊再稼働を許しません―」が開催されました。講演には、再稼働
阻止全国ネットワークからの参加として、現在の福島の酷い状況を伝える郡山市
・黒田節子さんの福島報告も入りました。参加者は各80~100人位ですが、倶知
安市の人口1万6千人、余市2万1千人の数から考えると高い参加率ですし、用
意したたんぽぽ舎の広瀬さんのパンフレット、疎開裁判のブックレット、「福島
原発事故と女たち」の本など50冊は一日目でほぼなくなり、原発への関心の高さ
が窺われました。
○ 講演会チラシを北海道新聞に折り込み依頼したところ、営業の上のほうから
広瀬隆の名前が入っているのでと断られたそうです。新聞には講演会案内が掲載
されているにもかかわらず。また7月13日には再稼働反対・岩内行動(13時~、
岩内フェリー緑地)が予定されていますが、北海道電力は同日にPR館でイベン
ト開催、近隣4村各戸に案内郵送をするという圧力をかけてきています。
○ 会場で黒田さんが「美しい山際にある3基の原発の上を雲が覆い流れていく
のを見たとき、放射能のように見えました。一度爆発してしまったらどうにもな
らないのです。ここを福島のようにしないでください。一番の防災は原発を止め
ることです。」などと訴えると、会場では頷いたり、目頭を押さえたりする姿が
見られました。広瀬さんはその福島報告を所々、重要なこととして取り上げられ、
膨大な資料の中から、富岡・双葉の今の町並み、もし泊が爆発したしたら北海道
がどのようになるか、福島での健康被害の今後、ドイツの核廃棄物地層処分場の
実態など2時間半でも足りないほどの熱弁を振るわれました。
講演後ロビーで「人事ではない、明日はわが身とよくわかった、泊を止めなく
ては。」と若い人たちが話していたのが心強かったです。交流会でもいろいろな
話が出て、それぞれの地元、そして市町村を超えたつながりを作られている姿に
励まされました。
○ 3日間晴天に恵まれ、北海道の突き抜けるような青空に、羊蹄山・ニセコ連
山、小樽の町並み、神々しい積丹半島の海のブルー、忘れられない美しさでした。
そしてその脳裏の景色に、いろいろな場所からよく見えた泊原発。これさえなけ
れば…。岩内町議の佐藤さんの運転でお世話になり、多くの場所でたくさんの人
々との出会いをいただきました。岩内港防波堤では35年間水温観測をしている
斉藤武一さんが待っていてくださり実演してくれました。1キロ先には原子炉。
悪天候や吹雪く日にはどんなに危険かと今後の無事を祈らずにはいられません。
泊原発再稼働阻止のため、微力ですがこれからも協力していきたいです。7月1
3日岩内行動、参加します。みなさんも行きましょう!
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┗■2.脱原発の現地から訴える=四国・愛媛県
| 脱原発訴え続け 伊方原発 25回目の座り込み
| 福島の事故が起きた時、次は伊方だと思った。伊方ではプルサーマルの
怖い発電ををしており、再稼働は絶対許したくない。
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2011年3月11日の東京電力福島第一原発事故を受けて始まった四国電力伊方原
発(伊方町九町)前での抗議の座り込みが11日、25回目を迎えた。同年6月に3人
でスタートし、毎月11日に実施している。(渕脇直樹)
地元主婦でつくる「八幡浜・原発から子供を守る女の会」(斉間淳子代表、30
人)の呼びかけで始まった。原発ゲート前に毎回座り、参加者が交代で再稼働反
対や脱原発を訴えている。
この日の座り込みには神奈川県の女性や徳島県の大学生を含む約20人が参加。
斉間代表は「福島の事故が起きた時、次は伊方だと思った。伊方ではプルサーマ
ルの怖い発電ををしており、再稼働は絶対許したくない。みなさんもその思いを
周りの人に伝えて」と呼びかけた。また、福島第一原発事故のため福島県富岡町
から水戸市に避難している主婦の木田節子さん(59)もマイクを握り、「(私のよ
うな)原発難民は福島で終わりにしてほしい」と訴えた。
脱原発グループでつくる「原発さよなら四国ネットワーク」は23日午後2時か
ら、八幡浜市中央の松陰地区公民館「止めよう伊方原発再稼働 緊急集会」を開
く。参加費1000円(資料代)。
問い合わせは門田さん(090・2898・7018)
(愛媛新聞 6月12日)
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┗■3.「・・・あんたらにつける薬は・・・福島原発の近くに、奥さんや家族
を連れて住んでみろ」
| 東電という会社は電気を売る会社とは思えないほど停電が好きな会社
| 「原発再稼働阻止応援ツアー受け入れ集会」に参加して<下>
└──── (埼玉県 吉田孝男)
翌日は地元の近藤議員の案内で各地を見学させていただきました。中越沖地震
の爪跡である椎谷岬や公園からの原発の遠望、活断層の地表部分の確認、川のな
い橋(活断層で地盤が悪く道路が沈下し、橋を架けた)に見られる原発付近敷地
の地盤の悪さ、問題の交付金の無駄の象徴であるラピカ館と盛りだくさんです。
東電のサービスホールの見学では、入口ホール以外、電源入れ替え工事のため
停電中で館内見学はできませんと断られてしまいました。東電という会社は電気
を売る会社とは思えないほど停電が好きな会社ですね。それも当日発行の見学中
止の案内。何か思惑を感じてしまわずにはおれません。チラシをたくさんいただ
き家で見ましたが、福一の事故は津波のせいの一点張り、中越沖地震では柏崎刈
羽原発の安全は確保されましたとか、厚顔無恥とはこういう事をいうのでしょう
か。別働隊は柏崎市と刈羽村を街宣活動してからラピカ館前で合流しました。
最終の行動として原発敷地付近で抗議集会をやりました。その中でも福島の木
田さんが見せて下さった、避難民の皆さんが作っているぬいぐるみ人形、「福島
わしゃわしゃ」とカエルの「かまってケロ(かまわないでケロ)」の紹介があり
ました。福島わしゃわしゃは避難民の必死で方々に逃げる姿であり、避難民の辛
さや悲しみ不安を語っているとのこと。かまってケロは福島の方言。そっとして
おいてほしいと言う中にも、何とか手助けしてほしいという、自分からは言い出
せない福島の県民性がよく出ていて悲しいです。
棄民化されている現状や放射線の高い線量の中でモルモットとしての生活を余
儀なくされている非人間性の現状を話され、胸が苦しくなる思いが致しました。
又、先日、スイスのジュネーブにて国際人権委員?に福島の実情を話して来られ
たとも聞きました。
何故に人は人を傷つけられるのか。金は命に優先されると考えている国や企業
の指導者と呼ばれている人達。あなた達は自分の子孫達に、自分の今している行
為を胸を張って誇れるのだろうか。
「・・・あんたらにつける薬は・・・福島原発の近くに、奥さんや家族を連れ
て住んでみろ。放射能入りのおまんま食って、放射能入りの野菜や魚や肉を食っ
て、放射能の空気をいっぱい吸って、三年も暮らせば、あんたらの子供も鼻血だ
らだら流して、喉にごろごろが出来っぺない。・・・それがあんたらにつける薬
だ・・・」昨日の集会の最後に朗読して下さった一節が、おぼろげながら頭の中
を通り過ぎて行った(後略)
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┗■4.「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」シリーズ<1>
| 地球が東北地方太平洋地震後、数日間も震え続け、地球の自転さえも
変化した!
| あのチリ地震以上の「日本沈没級」地震は果たして起きるのか?!
└──── 島村英紀(地震学者)
○2011年3月にマグニチュード(M)9・0の東北地方太平洋沖地震(東日
本大震災)が起きたとき、地球全体が除夜の鐘をたたいたときの釣り鐘のように、
地震後、何日間もふるえ続けた。 東日本大震災には限らない。04年に起きた
スマトラ沖地震(M9・1)のときは、地球は2週間もふるえ続けたのだった。
スマトラ沖地震ではインド洋沿岸の各地で20万人以上の死者行方不明者を出し
た。 これは学問的には「地球の自由振動」という現象だ。地球は宇宙に浮いて
いる球だから、どこかで大地震が起きると、自由振動を起こすことが知られてい
る。
それだけではない。東日本大震災では、地球の自転速度が100万分の1・6
秒だけ速くなった。
これは巨大で重いプレートが地震のときに突然動き、それゆえ地球の岩の重さ
のバランスが変化したためだ。 同時に、北極と南極にある地球の回転軸も約1
5センチずれた。なおプレートとは地球の表面をおおっている厚さ100キロメ
ートルほどの岩の板で、これが地震を起こす元凶だ。
○いままでに起きた大地震でも地球の自転速度や回転軸が変化したことがある。
たとえばスマトラ沖地震ではこの4倍も自転速度が速くなっていた。
地球は宇宙に浮いている球だから、大地震のときに釣り鐘のようにふるえるだ
けではなく、地球の上の重さのバランスが変われば地球が回る軸や自転の速度が
変わる。地球上で起きる大地震は、このように地球全体に影響するのである。
かつて世界で起きた一番大きな地震は1960年に発生した南米のチリ地震だ。
この地震はM9・5。地震のエネルギーは東日本大震災の6倍、スマトラ沖地震
の2倍もあった。
実はこのチリ地震のときに、地球の自由振動が初めて発見された。それまでは
知られていなかったのである。このチリ地震で起きた津波は丸1日かかって太平
洋を 渡って日本を襲い、日本だけでも140人以上の犠牲者を生んだ。
チリ地震以上の大地震は起きるのだろうか。
幸いにして、地球を2つに割ってしまうような大地震や、日本中の家が全部倒
れてしまう大地震は起きないことがわかっている。それは地震のエネルギーがプ
レートの中だけにしかたまらないことのためだ。プレートより下では、岩が柔ら
かいために地震のエネルギーが蓄えられないのである。 地球の半径は約640
0キロメートル。プレートは地球をサッカーのボールにたとえたときに、その縫
い目の深さほどの厚さしかないから、蓄えて放出できるエネルギーに限りがある
からである。(続く)
(出典:夕刊フジ2013年5月10日5面より)
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┗■5.テント日誌 7月22日(月)の裁判に向けて傍聴に集まろう
| この裁判は、この国の「原子力行政」と「民主主義」を問う裁判です。
| 国は『訴訟の取り下げ』を!裁判所は『大法廷の使用』を!
└────
7月22日(月)の第二回公判に向けたビラをテント日誌に編集してとりあげ
ました。ビラを配布や手渡ししてください。テントにあります。
次回口頭弁論期日7月22日(月) 傍聴に集まりましょう!
東日本大震災から6カ月経った2011年9月11日、福島第一原発事故という未曾
有の大事 故があったにも関わらず、一向に変わらないこの国の原発政策に抗
議するために、原子力政策の所管官庁である経済産業省の一角のオープンスペー
スに抗議のテントが建てられました。
以降、約1年10カ月に渡って、経済産業省の眼下で、「原発の即時停止」「全
ての原発を廃炉にする事」「福島の被災者への補償」「子供たちを放射能から守
る事」を求めて、抗議を続け、福島を始めとする全国の脱原発を求める市民の拠
り所 として存在し続けてきました。
○「土地明け渡し訴訟」の概要
私たちは、テントを建ててから、経済産業省に対して、「この国の原発政策
を巡る議論の場」として広く国民に開放するように」要請してきましたが、国は、
使用許可願いの文書に名前が出ていた正清、淵上二名を被告と特定し、本年3月
29日に東京地方裁判所に「土地明け渡し」を求める訴訟を提起しました。更に、
その間の使用料相当の損害金として1,100万円以上の金額を両名に対して、請求
してきました。所謂、国によるSLAPP(恫喝)訴訟です。
国会事故調の報告書の中では、「規制官庁が、規制の虜になっていた」と福島
原発事故の原因として、規制官庁の責任を指摘していますが、子供たちの健康対
策、被災者への補償が進まない中、何一つ責任がとられていません。また、前政
権で決まった「2030年までに原発ゼロ」にするという方針がうやむやにされる中、
トップセールスと称し、海外への原発輸出の話が進められています。私たちは、
今回の訴訟を単に土地の明け渡しを求めるための訴訟としてとらえるのではなく、
この国の「原発政策の是非」と「民主主義」を問う裁判「脱原発といのちを守る
裁判」としてとらえ、すでに120人を超す大弁護団を形成しています。また、当
時者として裁判に参加する意思を表明している方も300人以上集まっております。
○ 訴えの取り下げと裁判所の公正な判断を
4月末から開始した国に対して訴訟の取り下げを求める署名は、全国各地や海
外からも寄せられ、すでに5,500筆を超え、多くの方々が、この訴訟の不当性に
対して、意志を表示しています。私たちは、今後も経済産業省に対して訴訟の取
り下げを求めて行きます。
5月23日に行われた第一回目の口頭弁論には、平日の午前中にも関わらず、
300名以上の方が地裁前に集まり、わずか30席弱の傍聴券を求めて、抽選の列に
並びました。第一回口頭弁論前の事前の弁護団と裁判所との協議の中で、予め多
くの人が傍聴に来る可能性があるので、大法廷の使用を要請しましたが、傍聴席
が記者席を含め39席しかなく、民事訴訟ではたいへん珍しい警備事件法廷429号
法廷が使用されました。これは、私たちに対し、予断と偏見を持った対応としか
思えません。これまでの原発を巡る裁判では、裁判所は国と電力会社側に有利な
判断を行い、少なからず原発の推進に力を貸してきたと断ぜざるを得ません。私
たちは、民事第37部の村上正敏裁判長並びに東京地方裁判所に対し、裁判の公開
原則に従って、7月22日に開催される第二回目の口頭弁論を大法廷で実施する事
を強く要請します。
★経産省前テントひろば一同 ★「脱原発テントといのちを守る裁判」弁護団:
河合弘之、宇都宮健児他 ★「脱原発テントといのちを守る裁判」応援団:鎌田
慧、澤地久枝、落合恵子他
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【編集部より】
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