「疎外化は実体である」とするヘーゲルの疎外論は「教養」にどう関係するのか/ヘーゲル研究会

*どなたでも自由に参加できる研究会です。

6月25日(土)1:00~5:00「本郷会館」A会議室(地下鉄「本郷三丁目」から徒歩5分)

講師:滝口清栄(前法政大学教員・ヘーゲル学会会員):著書『ヘーゲル哲学入門』(社会評論社)など、多数

「ヘーゲルの『精神現象学』は哲学史上の三大奇書の一つと言われています。自然な意識から学的意識へと、人類のさまざまな遺産を背景において、はしごの一段一段を経験しつくして登っていくという奇想天外なアイデアにもとづいています。読みにくさにおいて定評がありますが、慣れて読めるようになると、実に味わい深いテキストへと変貌します。
今回は「精神」章のBのⅠのaをとりあげます(Ⅰ Die Welt des sich entfremdeten Geistes, a. Die Bildung und ihr Reich der Wirklichkeit)。場面の展開が分かる形で、原典の抜粋を用意します。ヘーゲルの思考法のおもしろさに触れることができるでしょう。」滝口清栄

Tel.090-4592-2845 (ちきゅう座:松田)