「福島の自主避難の権利を守ろう」など 地震と原発事故情報 その207

6つの情報をお知らせします(10月21日)

     ◇ 日本の脱原発度は82%。(2011年10月現在)
      日本の原発・全54基のうち、現在44基が地震故障や
      定期検査で(82%)が停止、稼働しているのは10基(18%)
      のみ。今後、再稼働を防げれば、2012年春頃には全原発
      停止が実現する。電気はだいじょうぶ。

   ★1.福島の自主避難の権利を守ろう
       本来、国の責務は、1ミリシーベルトを超える地域は無条件で
       避難を認め、移転費用等全ての補償を東電にさせるべきなのだ。
                          山崎久隆
  ★2.経産省前テント・運営会議開かる-テントを共同の力で維持する。
     福島-全国の女性の座り込みに連帯して闘う。
                    経産省前テント・八木
  ★3.10月27、28、29日富山市の県庁前噴水公園で、
     志賀原発反対の座り込み     メールマガジン読者より
  ★4.北海道電力のやらせ-「道の関与」で対立
     第三者委は「内部メモに依頼の記述」あり(証拠)
     知事は「不適切な対応してない」というが……
  ★5.豊田直巳さんの10月後期講演・写真展・トークの予定(その2)
    ★6.「もうアッタマにきた!ふざけんな東電!11.6デモ」
       東電前アクションのお知らせ

★1.福島の自主避難の権利を守ろう
   本来、国の責務は、1ミリシーベルトを超える地域は無条件で
   避難を認め、移転費用等全ての補償を東電にさせるべきなのだ。

                          山崎久隆

 高い汚染地帯が残る福島市などから自主避難をしたは良いが、何の保証も無いままでは
 生活は成り立たない。現在、区域外避難と呼ばれる「自主的」避難について、どれだけ
 賠償範囲とするかの指針作りが、原子力損害賠償紛争審査会で議論されている。
 9月21
日の第14回原子力損害賠償紛争審査会では、自主的避難を「原発の爆発直後の避難(原
発の爆発を恐れての避難、概ね4月22日まで)」「線量の高さによる避難(それ以降)」
の二つのカテゴリーにわけて議論がおこなわれているという。これまでの議論を見る限り
では、4月
22日以降の、汚染の広がりを知ったことで不安を感じ、避難を決断した人たちに対する賠
償や補償は、盛り込まれない可能性もあるという。
 一方、
「計画的避難区域」及び「特定避難勧奨地点」からの避難には、避難に要する費用や精神的
な損害などの賠償が認められているものの、肝心の「特定避難勧奨地点」の指定が遅れてい
る上、世帯ごとになされる指定では、コミュニティの分断をまねくなどの弊害があるため、
ある一定の広がりを有する区域設定が必要との指摘もある。
 先日、福
島市渡利・南向台地区において、「特定避難勧奨地点の指定見送り」という決定がされたこ
ともあり、国の測定は、かなり限定的な範囲であり、市民団体が専門家に依頼して実施した
調査では、国が行った詳細調査の区域から外れた場所でも高い線量を示す箇所が点在している。
 本来、国
の責務は、1ミリシーベルトを超える地域は無条件で避難を認め、移転費用等全ての補償を
東電にさせるべきなのだ。それをしないことで、将来に大きな禍根を残す恐れがある。

★2.経産省前テント・運営会議開かる-テントを共同の力で維持する。
   福島-全国の女性の座り込みに連帯して闘う。

                       経産省前テント・八木

 昨夜、たんぽぽ舎会議室を借りて、テント運営会議が開催されましたので、簡単に報告し
ます。参加者は40名を超えていました。10/27からの行動を迎えて、参加者の意欲が
とても感じられる会議だったと思います。とくに女性の参加が多く、発言も活発だったのが
印象的です。
 途中の討論は省略して確認されたことを報告します。
・テントを脱原発の共同の民衆広場として維持、継続していく。(テント村への発展も展望
しながら)
・維持については、賛同金やテント詰め(とくに泊まり込み)等を全員が可能な範囲で担っ
ていく。
・10/27~29・30~11/5の10日間行動を全力で支え、ともにになっていくと
いうことで、この集まりを「10日間行動」首都圏実行委員会のようなものとしていく。
より具体的には
・全員が、テント詰め、泊まり込みローテーション表に自分の参加日を記入しました。
・福島の人達の要望に応えて、「女たちのテント」を設営する。そのための資金の一部とし
て全員が賛同金¥500を支払いました。
・MLを作成し、情報-連絡-意見が全員に即時伝わるようにする。
・その後3
つのプロジェクトチーム(a、福島-全国の女性を迎える受け皿づくり・世話役等の女性を
中心としたチーム、b、テントの維持・管理を中心とするチーム、c、外部対策-メディア
対策、議員対策、ネット発信、対権力関係-を中心とするチーム)に分かれ、詳細を検討。
・再度、10/25に全体会議を開催する。(19:00より「スペースたんぽぽ」を借りる)
 昨日都合で参加できなかった方も、10/25は是非ご参加下さい。(その際、ローテー
ション表への記入、賛同金の支払いをお願いします。)
 より詳しくはテントに来ていただいて、昨日の出席者より話をお聞き下さい。

★3.メールマガジン読者よりの情報提供

  富山市の県庁前噴水公園で、10月27、28、29日
  志賀原発反対の座り込みをします。

  詳しくは ホームページ http://peacewalk.seesaa.net/?1319066967

  経済産業省前の福島県女性の座り込みに連動して

★4.北海道電力のやらせ-「道の関与」で対立
   第三者委は「内部メモに依頼の記述」あり(証拠)
   知事は「不適切な対応してない」というが……

◯ 北海道電力泊原発3号機のプルサーマル計画をめぐる「やらせ」問題で、北電の第三者
委員会は同社の組織的関与に加え、道の関与も指摘した。これに対して道側は全面否定し、
両者は真っ向から対立している。道は新たに検証委員会を設置し、道が「やらせ」に与えた影
響などを調べる方針だが、調査結果によっては、高橋はるみ知事の責任問題に発展しかねない。
◯ 問題となっているのは、プルサーマル計画について、道が二〇〇八年六~七月に実施し
た道民の意見募集。(略)第三者委の報告書は、(略)「反対意見が多いので、地元から反対
派の主張を打ち消す意見もほしい」との趣旨の発言があったと指摘。道の関与を「否定しが
たい」とした。(略)泊原発のシンポジウムなどの「やらせ」に、北電と国が関与していた
ことは明らかになっており、道も関与していたのではないかという疑惑はあった。(略)高橋
知事の資金管理団体が、北電幹部から〇九年までの六年間で総額約三百万円の個人献金を受
けていたことなどが明らかになり、「蜜月関係にある高橋知事と北電は、一体で原発を推進
してきた」との見方がある。(略)道が設置する検証委員会は、弁護士や学者らが委員とな
る予定だが、実際の調査には道職員が当たる。北海学園大の本田宏教授(政治過程論)は「
道の検証委員会は構成が客観的とは言えず、いったん道の内部調査で否定したことを再調査
で明らかにできるのか疑問だ。ほとぼりが冷めるまでの時間かせぎのようにも見える」と話
した。(2011.10.20東京新聞『こちら特報部』より抜粋)

★5.豊田直巳さんの10月後期講演・写真展・トークの予定(その2)

■甲南大学(文学部)開設60周年記念国際シンポジウム
 「戦争を生きた子どもたち―ドイツの日本の経験から」関連企画
 豊田直巳(フォトジャーナリスト)来校
◆写真報告:「犠牲者はだれ?~私の出合った子どもたち」
 日 時:2011年10月23日(日)10:30~12:00 511講義室(予定)
  聞き手:港道 隆(甲南大学文学部教授)
◆写真展『イラク戦争と子どもたち』 会場:ギャルリーパンセ
 展覧会期間:10月23日(日)~11月4日(金)
              兵庫県神戸市東灘区岡本8-9-1
              電話:078-431-4341(大代表)
        http://kihs-konan-univ.org/photo/news/420111011144908.pdf

■10月27日明大前 キッドアイラクホール JVJA写真展関連トークショー
21日(金):展示作業&オープニングパーティー(業界関係者・知人に告知)
27日(木)19~21時:「福島 原発震災のまち」
         豊田直巳・野田雅也・ゲスト=ピースボートの川崎哲さん
                        http://www.jvja.net/

■2011年10月29日(土)14:30~17:30
 場  所:明治大学駿河台キャンパスリバティタワー3階1032教室
    (JR中央線・総武線、東京メトロ丸の内線御茶ノ水駅下車徒歩3分)
  資料代:500円
◇豊田直巳さん講演:「そうだったんだ!原発と毒ガスはつながっていたんだ」
        http://blog.care-mirai.net/?cid=46669

震災関連最新刊 単著『福島 原発震災のまち』  (岩波書店)
        豊田直巳編『TSUNAMI 3・11』(第三書館)
        JVJA編『3・11 メルトダウン』(凱風社)
豊田直巳公式HP『境界線の記憶』http://www.ne.jp/asahi/n/toyoda/
豊田直巳戦火の子どもたち写真展を広げる会
   http://senka-kodomotachi.cocolog-nifty.com/blog/1/index.html

★6.「もうアッタマにきた!ふざけんな東電!11/6デモ」
   東電前アクションのお知らせ

福島の女性たちが経産省前で座り込みを始めます。
私たち「東電前アクション」も11月6日に東京電力本店へのデモをやることにしました!
いつもの直接抗議から、初の街頭デモです。
ぜひ、一緒に大きく盛り上げてください!
 詳細はhttp://toudenmaeaction.blogspot.com/2011/10/116.html

【転送・転載・拡散大歓迎】
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~もうアッタマにきた!~ふざけんな東電!11.6デモ

◆今すぐ止めよう!柏崎刈羽原発
◆再稼働・賠償逃れ・労働者使い捨て・料金値上げを許さない!

呼びかけ:東電前アクション!
     http://toudenmaeaction.blogspot.com/
     Email: toudenmae.action@gmail.com

日時:11月6日(日)13時~集会開始
         14時~デモ出発
        (銀座→東電前通過→経済産業省正門前解散予定)
場所:常盤橋公園  東京都千代田区大手町2-7-2(東京駅徒歩4、5分)
地図→ http://www.mapion.co.jp/phonebook/M04010/13101/L1053091/

■鳴り物、自作プラカード、歌う人、叫ぶ人、静かに意思表示する人歓迎。

タイガイにしたらどうですか、トーデンさん!
あなたたちは、すべての被害者に乾いたぞうきんを絞るまでの賠償をして、、、
カイタイするしかない!!!!
ましてや東電に原発を扱う資格などあるわけがない。
社会悪はのさばらせない!自由なにんげんの主張で街路を埋め尽くそう。
タハリール広場~ウォール街~次は{原子力村}だ!

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