「米国の原発 相次ぎ閉鎖」など-地震と原発事故情報

たんぽぽ舎です。【TMM:No1745】
2013年2月14日(木)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします

                             転送歓迎
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★1.米国の原発 相次ぎ閉鎖
   シェール革命で火力優位 電力会社 補修に二の足
               (2月10日東京新聞より抜粋)
★2.読者からイベントのご案内(お問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆2/16「しょうがいを持つ人の防災」
      場所:多摩市永山公民館5階ベルブホール
  ◆2/17映画『グリーナムの女たち』上映会&近藤和子さんトーク
      場所:かけこみ亭
★3.新聞・雑誌より
  ◆惜別 漫画家 中沢啓治さん:ゲンに託した怒りと祈り
                       (2月9日朝日新聞より)
★4.テント日誌2/13(水)経産省前テントひろば-522日目
   「福島月間」も近づく中で  (M/O)
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※いますぐ原発ゼロに! 大飯原発を停止せよ 真下に活断層あり
 第43回首相官邸前抗議行動は、2月15日(金)18:00から20:00。
 たんぽぽ舎では、13:00からビラ、プラカードなどの用意をして、
 16:00、たんぽぽ舎出発。17:00「経産省前テントひろば」集合。
 17:20に1~5班にわかれて官邸前、国会前へ出発。20:20総括集会。
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┗■1.米国の原発 相次ぎ閉鎖
 |  シェール革命で火力優位 電力会社 補修に二の足
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 米国で電力会社が老朽化した原子力発電所の閉鎖を決めるケースが増えている。
「シェールガス」と呼ばれる天然ガスの生産拡大に伴い、安価なガスを使った火
力発電が急増。原発のコスト競争力が相対的に下がり、電力会社が補修に必要な
投資に二の足を踏んでいるためだ。
 電力大手デューク・エナジーは5日、フロリダ州の原発を廃炉にすると発表。
格納容器に入ったひびの補修に巨額の費用がかかり、採算が取れないと判断した。
同じ大手のドミニオンも昨年10月、電力の卸売価格の下落を背景に、「純粋に経
済性の観点」(ファレル最高責任者=CEO)からウイスコンシン州にある原発
の廃炉を決めた。原発で最大手のエクセロンはニュージャージー州の原発を10年
前倒しで閉鎖する方針だ。(後略)(2月10日東京新聞より抜粋)

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┗■2.読者からイベントのご案内(お問い合わせは主催者へお願いします)
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◆2/16「しょうがいを持つ人の防災」

講師 鈴木絹江さん  地震・津波・原発
 福島第一原発から約40km地点で3.11の東日本大震災や原発事故を経験した
 鈴木絹江さんをお迎えしてお話をうかがいます。

日時 2月16日(土)2:00~4:30(開場は1:30~)
場所 多摩市永山公民館5階 ベルブホール
入場料 無料  当日先着順(定員約150名)
手話通訳・要約筆記あり
お問い合わせ 自立ステーションつばさ 042-389-6491

◆2/17映画『グリーナムの女たち』上映会&近藤和子さんトーク
ビーバン・キドロン監督作品1983年/イギリス/60分

 映画は、かの有名な1982年12月12日の3万人以上の人間の鎖で米軍基地を囲ん
だ場面から翌日の基地行動へ続き、約半年のグリーナムの女たちの活動を、キャ
ンプに住み込んで撮ったドキュメンタリー作品。グリーナムの女たちの平和キャ
ンプ運動はヨーロッパ中に広がり、欧州の平和運動の聖地とまで呼ばれた。なお、
彼女たちの活動は、米ソ冷戦の終結をもたらしたとも言われる。キャンプは18年
続き、ついに米軍基地は閉鎖に追い込まれた。(近藤和子)
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日 時:2013年2月17日(日)開場:14:30 上映開始:15:00
近藤和子さんトーク 16:15~
場 所:かけこみ亭(国立市富士見台1-17-12)
入場料:500円 (こども無料)
予 約:nonukekunitachi@gmail.com(@は半角に変えてください)
※定員に達した場合、受付を締め切ります
主催 くにたちデモンストレーション

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┗■3.新聞・雑誌より
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◆惜別 漫画家 中沢啓治さん:ゲンに託した怒りと祈り

 最後にその姿に接したのは昨年5月、広島市の映画館で開かれた講演だった。
がん闘病の病院から車いすで来られた。つらそうだったが、集まった学生らに話
し始めると強い口調で、ときに感情を爆発させた。「平和憲法を守り、原爆を、
徹底的に語り継いで欲しい」。どこから力が湧くのかと驚かされた。
 「本当はとても寡黙な人でした」と妻ミサヨさん(70)は話す。自宅では静か
にシャンソンや演歌に聴き入ることが多かったそうだ。それが、原爆のことにな
ると人が変わった。
 6歳で被爆し、父と姉、弟を奪われた。後遺症に苦しんだ母も1966年に死去。
火葬すると骨は形をとどめず、白い粉になった。怒りを込め、原爆を描き始めた。
「はだしのゲン」を発表したのは、73年である。
 ドキュメンタリー映画「はだしのゲンが見たヒロシマ」(11年)で聞き手を務
めた被曝2世、渡部朋子さん(59)は、撮影で広島市中区の海辺に連れられたと
きのことが忘れられない。原爆投下直後に生まれ、4ヵ月で亡くなった妹友子さ
んの遺体を焼いた場だ。中沢さんは「ここです」と言ったきり、海をにらんで動
かなかった。「怒りと悲しみに肩を震わせ、友子さんが亡くなった直後のようで
した」
 白内障で09年に漫画の執筆を断念。翌年、肺がんの告知を受けた。だが「ゲン」
の読者の手紙に「あれは実話ですか? 原爆はそれほどひどかったのですか」と
問うものもあり、使命感は一層強まっていたようだ。「ゲン」の最後のページに
は「第1部 完」とある。2部構想があり、書きかけの原画16枚が残された。
「子どもたちはゲンを読んで、平和を大切に、強く育って欲しい」「続きはそれ
ぞれが想像してもらう形でいい」。こう語ってもいたという。
 (2月9日朝日新聞より)

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┗■4.テント日誌2/13(水)経産省前テントひろば-522日目
 |  「福島月間」も近づく中で
 └──── (M/O)

 どいうわけか、すっかり「雨男風」になってしまっている。僕が当番になって
いる火曜日はどうも雨が多いのだ。少しずつではあるが春めいたものを肌に感じ
はじめられるようになってきているが雨に降り込められる。もっとも雨が嫌いで
はないからかもしれない。深夜からは雪になるかもしれないという予想だったが、
霙になった。「霙ふる霞ヶ関」といったところで歌のフレーズになるわけがない
だろうが、テントから外を眺めていて驚くのは人の動きが結構あるということだ。
こりゃなんだろう、と首を傾げるのだがこれも「霞ヶ関」ということなのだろう
か。こんな場所で淡々と日は過ぎて行く。時間の流れとはなにか、僕らの意志は
どうなっているのか、自己問答をしながら日々を過ごしている。答えのでない問
いかけをいっぱい抱えてである。ある本を読んでいたら政治ってデモと会議ばっ
かりとあったが、こういう果てしのない自己問答もまた政治行為なのだ。索漠た
る中での行為が政治行為の大半であることは十二分に分かってきたつもりではる
が。
 安倍内閣は経済問題(景気対策)に中心を定めて他の重要な問題はすべて参院
選挙の後にしているようにみえる。原発問題についてはなるべく触れないでいな
がら対応を準備しているようにみえる。でも、原子力規制委員会等への裏面工作
などで手を打っているのだろう。以前なら、政府や国会とは別に国民の目に触れ
ないところで官僚が事を進める体制だった。今も、このことがなくなったわけで
はないが、人々に監視のつよくなっている。規制庁の動きなどは従来に比すれば、
監視の目は強まっている。この行動は地味で徒労の伴なうものだが、集会やデモ
だけではない行動の一つとしてやらねばならない。東電に対する追及などもふく
めてである。
 この間の報道で衝撃的だったのはやはり東電の事故隠蔽行動が明るみにされた
ことだ。福島第一原発への国会議員の調査を拒んだ行為はやはり原発推進体制の
闇というか病理的体質を露呈させた。一体、どうなっているのだという怒りをけ
せないが、こういう体制は東電だけでなく、原子力ムラを含めて現在も変わって
いない。ここが重要な点だ。東電は福島第一原発の事故から地震の原因となるも
のを隠したかったのであり、「想定外」の津波というキャンペーンには予想した
通りの裏があったのだ。これらは再稼働→原発保持という東電や官僚(原子力ム
ラ等)の戦略に沿った行為であり、現在もその枠組みで彼らは動いている。彼ら
とっては全ての道は再稼働にあることを忘れないでおこう。
 『3・11』2周年を前にして全国各地で脱原発の運動は様々の形で展開が予定さ
れている。テント内にもいろいろにチラシが張られているし、地方の方からの便
りも届いている。例えば、『北海道反原発連合新聞』はこの間の北海道の運動の
現状を伝えてくれる。わざわざ上京してテントによる日程まで知らせてもらって
いる。これとは別に沖縄の動きを伝えるビラ類も多い。3月1日「焼津から8月広
島まで」の命の行進も伝えられている。メディアでは伝えられないが春に咲く草
花のように湧き出てくるような動きが分かってうれしい。
 テントでは「2月22日から3月24日」までの間を「福島月間」とすることを呼び
掛けている。いろいろのグループが福島につながることを意図した催しなどをお
こない。お互いの連帯し協力して脱原発運動を盛り上げて行こうというのだ。福
島を意図的に忘れさようと動きに抗して「福島の現状」に目を向け、脱原発の闘
いの現在を見直し、持久的な闘いの道を組み直して行こうということでもある。
現在までのところ確定しているも催しを紹介して置きたい。

◆2月22日以前のテント企画など

2月17日(日)15時「今や、川柳力の時代」1第二テントにて。定員あります。
2月19日(火)14時~16時30分『女が変える!政治も暮らしも原発も』。参院会
館101会議室。第一部14時~15時10分《男も可》。第二部15時10分~(女性のみ)

◆2月22日以降のスケジュール

2月22日(金)16時~福島告訴団による東京地検包囲行動 
2月23日(土)13時集会、14時30分デモ
    「子供たちを被曝からも守ろう、疎開裁判デモ」:新宿アルタ前にて。
3月3日(日)13時~17時「福島・首都圏の集い―福島原発災害に学ぶ」
   明治大学リバティホール。経産省前テント前ひろば・たんぽぽ舎他。
3月9日(土)10時~「つながろうフクシマ!さよなら原発大行進!」
   明治公園、さよなら原発1000万人アクション
3月10日(日)13時集会、14時デモ「原発ゼロ★大行進」
   日比谷公園野音  首都圏反原発連合
3月11日(月)19時―20時30分 「いのちを想う『誓いのキャンドル・ナイト』:
経産省前テントひろば、3・11霞ヶ関キャンドル・ナイトチーム、
協力:経産省前テントひろば。

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