「脱原発をすてて、太陽の党と日本維新の会を結びつけたものは何か?」など-地震と原発事故情報

たんぽぽ舎です。【TMM:No1659】
2012年11月20日(火) 地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                               転送歓迎
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★1.神奈川でも毎月1回金曜デモをしています
  10月26日デモ報告と11月23日デモのお誘い
                 (神奈川・東電デモ実行委員会 金子)
★2.再稼働阻止全国ネットワーク結成集会に参加して—今後が心強い
 「和歌山県には原発がない。
   これまで5つの原発計画を阻止した」報告に注目(斎藤なぎさ)
★3.脱原発をすてて、太陽の党と日本維新の会を結びつけたものは何か?
 「憲法嫌い、自前の武装主義、デモクラシー無視 etc.」(冨塚元夫)
★4.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
 ◇11月23日(休・祝)午後1時から、中野で「東京も脱原発」デモ
 ◇12/14(土)、15(日) 茨城県水戸市、~311以降の世界を生きていくための
  肥田先生(95歳)と鎌仲監督のお話~
★5.新聞・雑誌から2つ
 ◇拡散予測を3度訂正 規制庁、複数幹部処分へ(11月18日東京新聞より)
 ◇小沢代表の無罪確定。指定弁護士、上告を断念(11月19日東京新聞より)
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◆あす21日(水)19時から、スペースたんぽぽ講座
『原子力発電と地球温暖化問題の癒着-その歴史-CO2と原発』の第2回
<歴史その2> 講師:江澤誠さん(環境学博士)、参加費800円、
 ※事前申し込み不要です。直接会場へおこしください。
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┗■1.神奈川でも毎月1回金曜デモをしています
 │ --女性の飛び入り参加、初参加の男性がマイクにぎり。
 │ 10月26日デモ報告と11月23日デモのお誘い
 └────(止めよう原発!神奈川・東電デモ実行委員会 金子)

 第13回目のデモは少々肌寒い日となりました。桜木町駅へ向う人々も寒さか
らかいつもより足早、リレートークでは、福島第一原発の最前線で働く作業員
の労働環境の劣悪さが語られ、このままでは、収束作業をする作業員がいなく
なることの懸念をあげ、労働環境の改善、雇用の安定化、線量管理の厳格化、
健康管理と健康被害時の補償をと訴えた。11月に入り、一部マスコミでも作業
員の問題が取り上げられたが、まだまだ本当の危機感は感じられない。1人で
も多くの人にこの切実な問題に向きあってもらいたい。
 リレートークを締めくくったのは、「原発無くてもええじゃないか音頭」
ジャンベ・ホイッスル・タンバリンの鳴りもので盛り上げ、デモに出発。
 今回も元気なコールをあげなが、馬車道手前に差し掛かると沿道のお店から、
黒のワンピースの女性が飛び出して来、デモに飛び入り、頭に猫耳のカチュー
シャをつけ、可愛くかつ元気にコールしてくれます。みなとみらいの夜景を望
むデモ後半では、初参加の20代男性がマイクを握り「原発いらない」「福島返
せ」「東電絶対許さない」等思いの詰まった声を響かせました。飛び入りの女
性は「仕事が残っているので戻ります。次回も参加します!」と言い桜木町駅
手前で職場に戻って行きました。素晴らしい行動力!
 第13回神奈川・東電デモは参加人数32人と相変わらず小規模でしたが充実し
ていました。次回、第14回デモは11月23日(金)15時 桜木町駅前広場から出発、
時間がいつもとは違っていますのでご注意ください。リレートークは、14時か
ら行います。デモのあとに、官邸前抗議行動に合流です。時間と体力に余裕の
有る方はぜひご一緒しましょう。

お問い合わせ先 : 金子 090-6540-3771 まで

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┗■2.再稼働阻止全国ネットワーク結成集会に参加して—今後が心強い
 │ 「和歌山県には原発がない。
 │   これまで5つの原発計画を阻止した」報告に注目
 └────(斎藤なぎさ たんぽぽ舎ボランティア)

 再稼働阻止全国ネットワーク結成集会は、まず3つの会場に分かれ話し合い、
次に全体会=結成集会で各分散会の報告をするという形で行われた。分散会で
は第2会場に参加した。再稼働を阻止するための案を出すことは一朝一夕では
難しい。アイディアの具体例があれば参考にしやすかった。せっかく各人が意
見を出し合っても反駁しあう傾向も出た。何故そのような考えに至ったのかな
ど、もう一歩踏み込んで知ることができれば、より理解が深まったと思う。
 全体会では、分散会報告のほか、特別報告、各地からの報告が行われた。特
別報告の一人である小川正治さんの『原子力規制委員会の動きと課題』は、立
派なレジュメが用意されていながら、報告する時間が短すぎる気がした。今後
の再稼働を予測するうえでも、特に重要なテーマであるので、引き続き規制委
員会の動きを監視し、詳しい報告をお願いしたい。
 各地からの報告では、原発現地で長年反対運動を続けてきた方の話は、示唆
に富んで傾聴に値する。中でも、和歌山県の中西さんの報告が興味深かった。
「和歌山県には原発がない。これまで5つの原発計画を阻止した。60年終わり
から90年代初めころまで関電との闘いの勝敗は紙一重であった。闘っていると
きに、スリーマイル島やチェルノブイリの原発事故が起き、その影響があって
原発が建たなかった。久米三四郎先生、高木仁三郎先生、熊取六人衆の思いを
考え、全国から原発をなくしたい」と述べた。紀伊半島には原発がない。執拗
な電力会社の誘惑や圧力を跳ね返すまでの困難や苦労は相当なものがあったで
あろう。そこから学ぶべきものは多いはずだ。
 再稼働阻止に向けて、和歌山をはじめ全国の運動とネットワークができたと
いうことは非常に心強い。

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┗■3.脱原発をすてて、太陽の党と日本維新の会を結びつけたものは何か?
 │ 「憲法嫌い、自前の武装主義、デモクラシー無視 etc.」
 └────(冨塚元夫 たんぽぽ舎ボランティ)

 「小異をすてて大同につく」これが太陽の党が日本維新の会に合流した大義
名分のようですが、維新の政策は減税日本やみんなの党に近く、いわば「小
異」の二つを捨てて「大異」と組んだのは腑に落ちないとマスコミは批判して
います。維新の政策である、脱原発が消えたと驚いています。TPP反対も消え
ました。これらは「小異」ではなく「大異」だ、と政治学者御厨貴教授が批判
しています(朝日新聞11月18日朝刊)。「何が目的なのかわからない年の差婚
をした、したたかな女のようだ」というコメントもあります。
 しかし、これだけの反感と批判を受けながらも維新の会に合流したのには、
相当の理由があるはずです。それが問題だと思います。周囲の反対を押し切っ
ても一緒になったのは、お互いがよほど好きだからでしょう。両者よく似たと
ころがあるのではないでしょうか?マスコミや学者はそこを分析してほしいと
思います。
 私は、両者は「憲法嫌い、日の丸・君が代好き、愛国教育好き、自前の武装
主義、子供や教師の人権無視、人道主義嫌い、デモクラシー無視」という共通
点があると思います。古い世代の利権付資本主義者(自民党)と新自由主義
的・市場万能資本主義者(小泉自民党と民主党)が両者とも行き詰ったときに、
救世主として登場しようとしている一種のファシズム(独裁主義)ではないか
と思います。戦争のできる国造りが目的と思います。皆様のご批判をお願いし
ます。 

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┗■4.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆中野で「東京も脱原発」デモ
 実施日:11月23日(休・祝)
 集合時間:午後1時
 出発時間:午後1時30分
 集合場所:紅葉山公園(中野区中野2ー5)
 【主催】脱原発中野も(http://www.mcri21.com/nakanomo/)

◆12/14(土)、15(日) 茨城県東海村、水戸市でイベントのお知らせ
「内部被ばく」ってなあに?
~311以降の世界を生きていくための肥田先生(95歳)と鎌仲監督のお話~

 12/14は東海村で鎌仲ひとみ監督のワークショップ【民主主義のエクサ
 サイズ】を開催。翌12/15には、茨城県民文化センターにて、映画上映
 ならびに講演対談と盛りだくさんの2日間です。
 ぜひ、併せてご参加ください。

 日時 2012年12月15日(土)10:30~15:45 ※10:00受付・途中入退場可
 会場 茨城県民文化センター大ホール
   (茨城県水戸市千波町東久保697/電話 0292411166)
 参加費 前売り1300円、当日1500円(学生前売り800円 当日1000円)
 主催 『内部被ばくを生き抜く』自主上映会実行委員会
    事務局 080-8830-8870
 お申し込み ホームページ http://gp12.jimdo.com/ または
 gp12ibaraki@gmail.comまでメールにてお申込みください。
 *12/14のワークショップについてはホームページでご確認ください。

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┗■5.新聞・雑誌から
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◆拡散予測を3度訂正 規制庁、複数幹部処分へ
 (11月18日 東京新聞より)

 原子力規制委員会が原発事故による放射性物質の拡散予測を相次いで訂正し
た問題で、規制委事務局の原子力規制庁は、月内にも複数の幹部職員を処分す
る方針を決めた。現在、処分内容を検討している。
 拡散予測は、全国16原発で過酷事故が起きた場合、事故後約一週間の積算
被ばく線量が100ミリシーベルトと高線量になる地点を地図上で示したもので、
規制庁が独立行政法人原子力安全基盤機構(JNES)に委託して行われた。
 規制庁は内部で検証した結果、JNESが計算した拡散予測をチェックする規制
庁側の体制が不十分だったと判断し、これに関わった幹部職員らを処分する。
 規制委は16原発の拡散予測を10月24日に公表したが、公表当日から3
回にわたって内容を訂正した。拡散予測は、原発周辺の自治体が避難に備える
原子力災害対策重点区域の範囲を検討する際の参考として使われるが、度重な
る訂正で各地の自治体に混乱を招いた。

◆小沢代表の無罪確定。指定弁護士、上告を断念 陸山会事件
(11月19日 東京新聞より)

 資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐり、政治資金規正法違反(虚偽記
入)罪で強制起訴され、一、二審とも無罪になった「国民の生活が第一」の小
沢一郎代表(70)について、検察官役の指定弁護士3人は19日、最高裁への
上告を断念した。検察審査会の起訴決議を受けた強制起訴から1年10カ月の
上告期限を待たずに小沢代表の無罪が確定した。(中略)
 今月12日の二審・東京高裁判決は、一審と同様、「違法性の認識がなかっ
た可能性があり、元秘書との共謀は認められない」と判断。収支報告書の作成
に携わった元秘書の故意の一部を否定するなど、小沢代表の無罪を一審より明
確にする内容だった。
 2009年に強制起訴制度ができて以降、これまで6つの事件で8人が強制起訴
された。小沢代表の事件を含めて2つの事件で一審判決が出たが、いずれも無
罪。無罪確定は今回が初めて。(中略)

 検察官役の指定弁護士が上告を断念したことを受け、小沢一郎代表の弁護団
は19日、「上告を放棄したことは妥当で、早期にしたことは評価する。ただ、
一審で確定させてもよかったのではないかという思いがぬぐえない。この事件
では、検察審査会に検察官の不当な誘導があったことについて責任は厳しく問
われるべきだ」とのコメントを発表した。

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