4つの情報をお知らせします(10月15日)
★1.11/11(金)人間の鎖の成功をめざして
たそがれの経産省をキャンドルで包囲しよう/行動
★2.「この先に続く恐怖 大地動乱の時代」 山崎久隆
★3.荒川区だけ放射線独自測定せず
区長「安全だから不要」 東電と“密接”な関係?
保養施設 指定管理者に系列企業 震災後東電社員招き中学生向け講座
住民「根拠なく余計に不安」、自治体でできる測定をして住民を守れ
★4.メルマガ読者からの学習会・講演会のお知らせ・2つ
イ.10/23「子供たちを放射能から守ろう!内部被ばくを避けるために」
ロ.11/27ホントのことを知ろう!連続学習会第3回
【チェルノブイリ救援の経験から、フクシマを考える~その2~】
★1.11/11(金)人間の鎖の成功をめざして
たそがれの経産省をキャンドルで包囲しよう/行動
10月13日(木)、東京PP研室で「11.11~12.11再稼働反対全国アクションの
第1回実行委員会」が開かれました。出席者数は10余団体・個人で20名。
中心テーマは11月11日(金)の「たそがれの経産省をキャンドルで包囲する、人
間の鎖行動(第2回)の成功をめざして!」でした(9月11日第1回の人間の鎖は
成功)。
この人間の鎖には1000人の人数が必要なので、広く働きかける。当日は勤務後
の人も参加しやすいように、午後6時(経産省正門横テント付近)結集、若干の
打ち合わせ集会の後、人間の鎖→午後7:30終了。
その前段階行動として当日午後4時~5時30に国会~霞が関一帯で100人く
らいの人と宣伝カー(数台)の両方で「やらせメールの元凶、経産省が包囲され
ます」の宣伝活動を行う、賑やかに!
12月11日の行動のイメージについては今後さらに詰めていきます。
次回、第2回実行委員会は10月22日(土)朝11:00~PP研室にて。
柳田 真
★2.この先に続く恐怖 大地動乱の時代
山崎久隆
この言葉は神戸大学名誉教授の石橋克彦さんの言葉だ。阪神淡路大震災後にこ
の言葉を聞き、読んだとき、どうかこれが間違ってくれていればと思ったものだ
が、残念ながら今起きていることは、日本周辺のみならず世界的に大地動乱の時
代にさしかかってしまったのだろうと思わざるを得ない。
特に、平安(貞観)時代と室町(慶長)時代と江戸(安政)時代に起きた東北
から一巡して東南海に至るまで、あるいはその逆向きの巨大地震と火山噴火の続
いた時代、歴史が物語る「大地動乱の時代」は同時に日本史においても支配層の
交代を引き起こす動乱の時代でもあった。
歴史上の動乱期と一番異なるのが原発の存在だ。既に福島第一原発では環境災
害を引き起こし、経済上も人道上も容認できない規模の災害に発展した。
自然災害を巨大な人災に変えたものこそ原子力開発なのだが、始末に負えない
のは福島が最悪でも最大でも無いことだ。
(この文章は、たんぽぽ舎発行の「原発いっしょになくそうよせあつめ新聞」-
読み合わせ会員限定配布-の巻頭言の一部分です。)
★3.荒川区だけ放射線独自測定せず
区長「安全だから不要」東電と”密接”な関係?
保養施設 指定管理者に系列企業 震災後東電社員招き中学生向け講座
住民「根拠なく余計に不安」、自治体でできる測定をして住民を守れ
○ 福島第一原発事故の後、区市長村で独自に学校や公園などの放射線量を測定
する動きが広がっている。国や都道府県の対応が不十分なためだ。そんな中、東
京23区内では、なぜか荒川区だけが「測定の必要はない」との方針を打ち出して
いる。区民から測定を求める声が噴出しているが、なぜ区は”独自方針”を貫く
のか。「荒川区は、大気中の放射線量をはじめ、プールの水も砂場も学校給食も、
すべて『安全だから測る必要はない』と言っている。放射能は目に見えないから、
いたずらに怖がるだけでなく冷静に対処するためにも、身近な放射線の値を知り
たいのに」。同区に住む四歳と八歳の子を持つ母親の森明美さん(三九)は、こ
う話し始めた。
○ 今月、下の子が通う保育園で運動会が開かれた。開会式で同区の西川太一郎
区長(六九)があいさつ。「放射能の心配は全くない」「食べ物も安全で、なん
の心配もない」と保護者に呼びかけたという。森さんは「測ってもいないのに、
なぜ断言できるのか。根拠のない安全宣言は余計に不安です」と訴える。(略)
区内の市民団体は7月、独自測定を求める約四千人分の署名を区長に提出。同区
PTA連合会は八月、放射能問題への対応について区長に説明を求める要望書を
出した。今月十二日には商店主らも加わり、「汚染牛肉が市場に出回り、国民は
疑心暗鬼になっている。区が計測機の導入を」などとして、約千三百人分の署名
を提出した。(略)たとえば、区議会の委員会で総務企画部長の答弁はこうだった。
「マスコミではある意味ヒステリックというぐらいの非常にいろいろな情報が流
れた。そうした中、区としては専門性が必要と考える」「風評被害を含めて、安
易に私どものような素人が測定すること自体が、案外リスクがある」(略)
○ なぜ、荒川区はかたくなに測定しないのか。(略)西川区長は都議を四期務
めた後、一九九三年に衆院議員に初当選。三期務め、小泉政権時の二〇〇二年に
発覚した東京電力のトラブル隠しでは、安全点検で原発が一時全基停止した際、
経済産業副大臣として節電対策や原発運転再開に奔走した。〇四年に区長に就任
し、現在二期目。荒川区教委が今年八月、区内の中学生四十人を対象に開いた
「今、中学生が立ち上がる時~東日本大震災から学ぶ中学生講座~」の講師の一
人には、東京電力上野支社の社員が呼ばれた。テーマは「電力の受給状況につい
て」。さらに首都大学東京の福士政広教授も「放射能への対応について」と題し
て授業をした。福士教授は「原子力エネルギーをエネルギー資源の一つとして利
用していることを理解するとともに、環境放射線等の風評被害に惑わされない、
正しく、安全な原子力エネルギーの利用方法と生活とのかかわりについて理解す
る」と冊子に記した。(略)また今月、荒川区の保養施設「清里高原ロッジ・少
年自然の家」の指定管理者に、「尾瀬林業」が初めて選ばれた。同社は東電が
100%出資するグループ企業。(略)
○ 西川区長は「こちら特報部」の取材申し込みに対し、広報課を通じて「報道
各社からこの問題で取材要請を受けているが、どの社の取材も受けていないので、
個別の面談には応じられない」と回答。コメントを出すことについても「放射線
量測定について『区民の声』への回答文という文書が、すべての内容を網羅して
いる」とした。この回答文には、西川区長が特別区長会長として、都に全域測定
を要請した経緯が述べられ、都と首都大が一回ずつ測定した区内の数値を挙げて、
「いずれの数値も健康に影響を及ぼす量ではない」ことを根拠に、「現時点で荒
川区独自に測定を行う必要はないものと判断している」と記されている。(略)
○ 「荒川区の子どもの未来を考える会」代表の筑本知子さん(四六)は「荒川
区は、測定は国や都道府県の役割と主張するが、それでは何も進まない。できる
ことをやって住民を守るのが、自治体としての責任ではないのか。きちんとした
測定と情報公開が、不安感をぬぐう一番の手段だ」。(2011.10.15東京新聞『こ
ちら特報部』より抜粋)
★4.メルマガ読者からの学習会・講演会のお知らせ・2つ
イ.「子供たちを放射能から守ろう! 内部被ばくを避けるために」
講 演:川根眞也(内部被ばくを考える市民研究会代表)
日 時:10月23日(日)13:30~16:00(開場13:00)
会 場:鶴ヶ島市富士見公民館
(埼玉県鶴ヶ島市富士見5-11-1 Tel:049-287-1661)
東武東上線若葉駅徒歩15分
参加費:500円(子供、学生無料)
主 催:10.23川根講演会実行委員会
問い合わせ:090-4429-0527(澤田)
川根眞也さんは、さいたま市立中学校の理科の先生。首都圏の放射能汚染の調
査活動や「放射能から子供を守ろう!」と講演活動などを行っています。
放射能汚染状況、内部被ばくなどについて分かりやすく話してくれます。
ロ.以下の学習会をご案内させていただきます。
関西の方、ぜひお時間を作って参加してください。
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ホントのことを知ろう!連続学習会第3回
【チェルノブイリ救援の経験から、フクシマを考える~その2~】
お 話 振津かつみさん(医師、チェルノブイリ・ヒバクシャ救援関西)
と き:11月27日(日)午後1時半~
ところ:ドーンセンター(大阪府男女共同参画センター)大会議室
●地下鉄谷町線「天満橋」駅、京阪「天満橋」駅下車。
1番出口より東へ約350m
●JR東西線「大阪城北詰」駅下車。2番出口より西へ約550m
→http://www.dawncenter.or.jp/shisetsu/map.html
資料代:500円(高校生以下無料)
一時保育あります(ドーンセンター内の〈こどものへや〉にて)。
お子さま連れでどうぞ(準備の都合上、可能な限り事前に年齢、お名前、注意
事項をお知らせください。下記、メールか電話で)
主催:3月行動をよびかける女たち mail onnatachi3action@yahoo.co.jp
tel 090-4275-9983
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[たんぽぽ舎 編集部より]
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