「被災地の子どもに、きれいな空気の地で夏休みを」など 地震と原発事故情報 その136

5つの情報をお知らせします(8月3日)

 ★1 被災地の子どもに、きれいな空気の地で夏休みを-2題
 ★2 全ての原発の即時停止を~ シンポジウムのお知らせ
 ★3 電力労組 民主に1億円超え献金  他
 ★4 集会のお知らせ(8月9日)
 ★5 私とたんぽぽ舎    横関拓也

★1 被災地の子どもに、きれいな空気の知で夏休みを

●福島の親子を招待 秩父サマーキャンプ-2題

 福島第1原発事故で屋外で思いきり遊べない福島県内の子どもたちに、少しで
も放射線量の低い場所で過ごしてもらおうという「秩父サマーキャンプ」が、秩
父市荒川日野のロッジで行われている。3日まで6泊7日の日程で、親子らがバ
ーべキューや温泉などを楽しんでいる。
 東京都練馬区内の「福島こども保養プロジェクト@練馬」が企画、招待した。
福島、いわき、相馬、本宮市から母子4組、計10人が参加している。送迎、宿
泊、食費は無料で、食事作りや車の送迎はボランティアが協力している。
 スタッフの橘優子さんは「皆さん秩父は初めてですが、楽しんでいます。近所
の人がたくさんの野菜を持ってきてくれたり、市には関連施設を無料で利用させ
てもらい、秩父市の皆さんには感謝しています」と話している。
 4日から10日までは別の親子10人が招待される。
(『埼玉新聞』8月2日号より抜すい)

■南の島で夏休みを、中国 被災地の中学生ら招待
 [海口共同〕東日本大震災の被災地の子どもたちに夏休みを南の島で過ごして
もらおうと、中国政府が青森、岩手、宮城、福島、茨城県の中学生ら90人余を
「中国のハワイ」として知られる南部のリゾート地、海南島に招待し、1日午後、
一行が仙台発のチャーター機で同島・海口に到着した。7日まで滞在する予定。
 温首相は被災地の学生500人を中国に招く意向を示しており、海南省当局者
によると、今回はその第一陣。海口のほかアジアの政財界リーダーが集う「博爆
ぜアジアフォーラム」が毎年開かれる博ごうや、ビーチリゾートで知られる三亜
などを訪れる。
 イタリアやハワイでも被災地の子どもたちを招くプログラムが行われている。
海南省は2008年の四川大地震の際も、被災した子どもたちを「心のケア」の
ために受け入れている。
    (デーリー東北 8月2日号より抜粋)

★2 全ての原発の即時停止を~

脱原発弁護団全国連絡会シンポジウム
~福島原発被災者の声を聞け 全ての原発の即時停止を~
日時 2011年8月9日(火)
午後6時~午後8時(開場:午後5時30分)
場所 弁護士会館2階講堂「クレオ」
内容 ・福島県原発被災者からの報告
   (被害の悲惨さ・理不尽さを直接訴えます。)
・脱原発弁護団全国連絡会
    代表河合弘之弁護士 ほか 各地弁護団からの報告
・パネルディスカッション

私たちは、これまで、原発の運転差止・設置許可取消訴訟等を通じて、原発の危
険性を訴えてきました。しかし、国、電力会社及び裁判所は、これを無視し続け
てきました。
しかしながら、福島原発事故の甚大な被害を目の当たりにし、原発の危険性が明
らかになった今、原発の存続は、もはや絶対に容認できません。
本年7月16日、私たちは、脱原発の一点において、全国各地で原発裁判に取り
組んできた弁護団の全国連絡会をはじめて結成し、全国各地の原発の即時停止を
訴訟等を通じて求めていくことを確認しました。ぜひシンポにご参加を。

★3 電力労組 民主に1億円超え献金  他

■電力労組 民主に1億円超え献金
 07~09年岡田氏ら33人 労使一体で原発推進
 電力総連や電力各社の労働組合で作る政治団体などが、2007年~09年の
3年間で、献金やパーティー券購入、会費により少なくとも計1億1108万円
を民主党側に提供していたことが31日、共同通信の調べで分かった。提出先に
は民主党本部に加え、岡田克也幹事長、川端達夫前文部科学相らを含め計33人
の国会議員の名前が並ぶ。
 自民党側には電力会社役員らが35年前から個人献金として資金提供を続けて
いた実態が既に判明している。会社側は自民党に、労組側は民主党に資金を集中
させて労使一体で政界に影響力を強め、原発を推進した構図が浮き彫りになった。
 原子力行政を担う文科省や電力会社を所管する経済産業省に関係が深い議員も
資金提供を受けた上位を占めている。
 (デーリー東北8・1より抜粋)
 
■千代田区 独自に放射線量の測定を開始
 保育園、学校、公園などの測定結果を随時公表へ
千代田区は、保育園や学校などの放射線量を独自に測定し、ホームページなどで
随時公表することになりました。
     (千代田区民新聞 7月号より抜粋)

★4 元水戸地検検事正を三井環氏が刑事告発-8月9日集会の案内

元水戸地検検事正粂原研二の犯罪を暴く!!
法務検察はこの犯罪を隠蔽した!
三井環(元大阪高検公安部長、市民連帯の会代表)は、検事総長に対し、刑事告
発!
三井の事件報告と参加者全員による徹底討論! 
多くの皆さん参加しよう!!
 日時 8月9日午後7時~8時30分
 場所 スペース たんぽぽ舎
   東京都千代田区三崎町2-6-2 ダイナミックビル4F(JR水道  
    橋駅から徒歩5分)
   TEL 03-3238-9035
 入場料 無料 先着100名
 主催者 「市民連帯の会」代表 三井環

三井環事務所
〒110-0015 東京都台東区東上野6-1-4 イワツキビル201
Tel:03-3844-8722/Fax:03-5827-3132
携帯:080-3772-0932/info@syowakikaku.com
※インターネットによる生中継を実施

(注:スペースたんぽぽを定期的に利用されている団体からの集会の案内です。)

★5 私とたんぽぽ舎    
たんぽぽ舎学習会で聞く話は驚きの連続で、目からウロコでした   
                       たんぽぽ舎会員 横関拓也

 ○中村敦夫と出会ったことにより、原発の社会的、経済的、環境的な問題点を
理解したところでしたが、この時点でもまだ原発がSLであることを知りませんで
した。火力がお湯を沸かしてタービンを回している原理は知っていましたが、原
子力が同じ原理とはまだ夢にも思わず。それを知ったのは”たんぽぽ舎”に 出入
りするようになってから。
 たんぽぽ舎は”脱原発”一点に的を絞って活動している市民団体。チェルノブイ
リ事故をきっかけとして広瀬隆らが立ち上げ。私も国民会議の活動に参加するよ
うになり、たんぽぽ舎と柳田さんの存在を知ってはいたのですが勉強会には行っ
たことありませんでした。たんぽぽ舎に行ったきっかけは、川田悦子選挙を応援
したことがきっかけです。川田悦子は中村敦夫が支援して2000年に当選するので
すが、その選挙を通じて現在のパートナーの彩と知り合う。彩は茨城の東海村出
身で1999年のJCO臨界事故をきっかけとしてたんぽぽ舎の活動を支援、この川田
悦子選挙も支援していたのです。
 ○そんな経緯で”たんぽぽ舎”の勉強会に参加するようになった。ここは普通の
原発情報を超越した場所でした。聞く話は驚きの連続で正に目から鱗の状態。お
湯を沸かしてタービンを回してるだけの発電の仕組み。PWRとBWRの違い。制御棒
が挿入され、緊急停止する仕組み。地震や津波で原子炉が破局的状況に陥る可能
性。劣化ウラン弾。核燃料サイクル。原発と核兵器の関係など。福島事故後の今
ならそういう情報は探せばネット上にもゴロゴロしてますが、当時 としては得
がたかった。知れば知るほどに原発の問題点が露になっていく。
 と同時に、東電をはじめとする電力会社、経産省、保安院などの組織自体にも
非常に問題があることも認識。だから、彼らの福島事故対応があの有様なのは想
定内の出来事なのです。
 また、原発問題というのが実にタブー多く、主張によって言論活動を封殺され
たり、出入り禁止になったりする場合があることも知りました。それだけ利権が
からんだドロドロした世界だったのです。脱原発とは一筋縄ではいかない、実に
手強いテーマであることが徐々にわかっていったのだった。
 今はロックスターのようになってしまった小出さんもたんぽぽの常連で時々講
演をしていたものでした。山崎さんや望月さん、槌田教授の話も実に勉強になり
ました。私が研究者レベル!?の原発知識を身につけてしまったのも彼らがいてた
んぽぽ舎があったからこそなのです。
 
 ○(注)広瀬隆さんは、たんぽぽ舎の諸活動の中で重要な役割を果たされた人
(今も)ですが、1989年に立ち上げた時はいっしょではありません。1995年の阪
神淡路大震災の後に発足した「いろりばた会議」と「地震・環境・原発(現在ん
地震がよくわかる会)」の2つの中心発起人として活動され、今に至っています。
                  (事務局 柳田真)

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