たんぽぽ舎です。【TMM:No1735】
2013年2月4日(月)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.金曜行動・反原連の中心人物 ミサオさんが語る(2月5日)
なぜ官邸前金曜行動を始めたか-きっかけ・目的
今後の反原発運動の見通し
★2.関西電力値上げ どうしても経営破綻したいらしい
原価計算に大きな疑問、LNG(液化天然ガス)の購入費が異常、他
山崎久隆(たんぽぽ舎)
★3.テントを守ろう-火曜日は、たんぽぽ舎自主参加の日
短時間でもぜひ、経産省前テントへ行こう!
柳田 真(たんぽぽ舎・再稼働阻止ネット)
★4.新聞・雑誌より1つ
◆規制庁幹部 情報漏えい 原電に評価報告書案 敦賀断層調査
(2月2日東京新聞より抜粋)
★5.テント日誌1/30日(水)経産省前テントひろば―507日目
(M/O)
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┗■1.金曜行動・反原連の中心人物 ミサオさんが語る(2月5日)
| なぜ官邸前金曜行動を始めたか-きっかけ・目的
| 今後の反原発運動の見通し
└──── 斉藤なぎさ(「スペースたんぽぽ 」講座会議)
毎週金曜日、官邸に向けて「原発再稼働に反対!」の声を上げる人は、昨春に
300人ほどだった。昨年6月29日、大飯原発の再稼働に反対する抗議者たちによ
って首相官邸前の道路は埋め尽くされた。首都圏反原発連合がツイッターで呼び
かけ、10万人以上集まったためだ。
金曜官邸前抗議は、昨年3月29日木曜日に始まった。最初の呼びかけは、首都
圏反原発連合ではなく、「NO NUKES MORE HEARTS/TwitNoNukes 有志」名
義で出されている。2012年2月から3月にかけて、街頭デモとは別に2週間に
1回、経産省別館前で抗議活動が行われた。ミサオ・レッドウルフさんも自ら主宰
するNO NUKES MORE HEARTSの黒旗・ピンク旗を経産省別館前の路上に立てて
抗議。
首都圏反原発連合のコア・スタッフとして活躍し、野田首相と面会し、『朝ま
で生テレビ』に出たミサオ・レッドウルフさんにこの間の反原発運動と今後の展
望について語っていただく。また皆様からの質問や疑問に答える時間を多くとる
ので積極的な参加を期待します。
『首相官邸前抗議と反原発運動~2012年振り返りと2013年の展望』
講 師:ミサオ・レッドウルフさん
日 時:2月5日(火曜日) 開場 18:30 開演 19:00
会 場:「スペースたんぽぽ 」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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┗■2.関西電力値上げ どうしても経営破綻したいらしい
| 原価計算に大きな疑問、LNG(液化天然ガス)の購入費が異常、他
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
○原発が大飯3、4号機を除いて止まった関西電力は、最大20%にものぼる料金
値上げを申請している。
その原価計算には大きな疑問が山積している。
まず原発にかかる費用の計算である。大飯原発が動いているとしても、今後定
期検査で止まる。9月までに止まる。それから再稼働するには規制庁の新しい基
準に基づく安全対策が必須だが、免震棟を含めて対応する施設は出来ていないし、
津波対策などの安全対策も完了していない。30キロ圏内の住民避難を含む防災
体制もない。それで再稼働を前提として費用計上することこそ「あり得ない」。
高浜原発3、4号機も同様だ。美浜原発に至っては全て老朽化で再稼働不可能。
さらに稼働する見通しのない日本原電敦賀原発と、真下に断層で動かない、北
陸電力志賀原発2号機にかかる「基本料金」や「補修費」の負担も、まるで無駄
な費用だ。このような費用計上をして「値上げだ」などと許されることではない。
○さらに火力発電に必要な燃料の調達費用についても異常な前提で計算をしている。
火力発電の燃料はLNG(液化天然ガス)、石油、石炭があるが、このうち四
分の三をしめるLNGの価格が高いことが「値上げの原因」のように説明されて
いる。そのLNGの価格を三年間も「世界で最も高い水準で」購入する計算をし
ている。これなど「何の企業努力もしないで高い燃料を買う」と言っているだけ
のことであり、企業経営者としては失格だ。
LNGは米国において「シェールガス」の開発が進んでいることもあり、価格
は下がることが見込めるし、安いLNGを調達する企業努力を重ねて、おおむね
現状の三分の二から半分程度(百万BTUあたり現行の16ドル程度を、8から
10ドル程度)で買う見通しを出すべきであろう。そうなれば火力の燃料価格に
よる値上げ要因は消えるだけでなく、原発にかかる費用を出してもまだ黒字化で
きる。
○最後は、発送電分離など、収益が見込める部分を売却してツケを消費者に回さ
ない努力が全く見られないことだ。
どっちにしても巨大化した現在の電力会社は、今後分離ないしは解体への道を
進むほかはない。今までは護送船団方式で国策の原子力を推進し、盤石な料金制
度と利権に守られていた10電力体制だが、東電が破綻状態になり、一ワットも
発電できなくなった日本原子力発電も事実上の破綻への道を辿っている。この状
態では、原発のシェアが大きい順に経営破綻を避けられないが、一方で電力の需
給は急激には減りもしないわけで、誰かが電力供給をすることになる。
短期間に現在の需給体制がなくならないのならば、新規参入が広がるであろう。
もうそうなりつつあるが。
このままでは採算性のある発送電も、他の企業が参入していずれ不採算部門に
なるかもしれない。技術革新とはそういうものだ。今のうちならば、現在の電力
会社(ただし東電と日本原電を除く)が破綻を回避しながら発送電の分離に進む
ことも可能であろう。
○パラダイムシフトについて行けない企業は、いずれ消え去るのみである。
日本原電については、次に触れる。
■山崎久隆さんの講演=『危険な原発大解剖 第9回総集編(第1回から第8回
のまとめと追加新情報)』は、2月26日(火)19:00より、「スペースたんぽぽ 」
で開催です。参加歓迎です。
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┗■3.テントを守ろう-火曜日は、たんぽぽ舎自主参加の日
| 短時間でもぜひ、経産省前テントへ行こう!
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎・再稼働阻止ネット)
○経産省前テントが原発廃止運動に果たしてきた役割は今も巨大なものです。
500日を超えて維持してきた人々の力はすばらしいものです(いくつもの苦労は
ありましたが…)。
○昨年12月に安倍政権に替わって原発推進の方向となり、テントも厳しくなって
きています。(実例→経産省職員の態度の硬化、在特会4人が来てノボリ旗を折
ったりの乱暴など)
○たんぽぽ舎は「テントを守ろう、7つの行動=テントを守ろうのハガキ行動な
ど」を提案していますが、そのうちの1つが毎週火曜日行動です。
火曜日を「たんぽぽ舎の自主参加の日」と決めてなるべく多くの人が参加しや
すいよう呼びかけています。
内容はテントの前の椅子に座っていることです(読書でも、プラカード作りで
も何でも)。朝10:00~夕方7:00 ご参加をお待ちしています。
原則として山本礼治さんが火曜日はいます。柳田真も時折りいます。(参加で
きる方は事前にTELかFAXをもらうと幸いです)。
たんぽぽ舎 TEL:03-3238-9035 FAX:03-3238-0797
○2月の日程は次の通りです(4回)=5日(火)、12日(火)、19日(火)、26日(火)
なお、毎週金曜日(夕方6:00~8:00)は金曜官邸前抗議行動に参加していま
す。こちらにもどうぞ参加をよろしく!
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┗■4.新聞・雑誌より1つ
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◆規制庁幹部 情報漏えい 原電に評価報告書案 敦賀断層調査
原子力規制委員会事務局の名雪哲夫原子力規制庁審議官(54)が1月22日、敦
賀原発(福井県)の活断層問題で揺れる日本原子力発電(原電)幹部に対し、公
表前の評価報告書の草案を渡していた。事務局の森本英香次長が1日の記者会見
で明らかにした。規制委はなれ合いの原子力行政に終止符を打つために設立され
たが、発足から半年もたたずに大きな不祥事となった。
名雪氏は事務局のナンバー3で、地震・津波対策部門を取り仕切り、評価書草
案の内容を書き直す職務権限を持っている。内部調査に名雪氏は「軽率だった」
と話したという。規制委は1日付で名雪氏を訓告処分として更迭、出身の文部科
学省に出向させた。(中略)
規制委内のルールでは、電力会社など規制される側とは必ず2人以上で面談し、
面談内容も後に公表することになっている。名雪氏は面談翌日に担当者に報告し
た。
事務局の調査は、ほぼ名雪氏本人への聞き取りだけで、原電側からは事情を聴
こうともしていない。だが、森本次長は「本人は金銭の授受などはないと言って
いる。内規違反だが法律違反はない。名雪氏個人の問題だ」と述べ、追加調査委
はしない考えだ。(後略) (2月2日東京新聞より抜粋)
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┗■5.テント日誌1/30日(水)経産省前テントひろば―507日目
└──── (M/O)
暦の上では立春のすぐ近くである。季節や日々の移ろいをこんなに気にするよ
うになったのも何かと言えばテントのお陰である。友達が季節感あふれる写真を
送ってくださるのだが、それを見る気持にも切実さが増したようだ。誰かが年を
取ると天皇に好意的になると書いていた。天皇と自然がどこか通底しているのな
ら、分かる気がする。ただ、自然への親しみや思い入れが深まったことは確かで
あるが、自分は天皇のことは興味がないというか関心がない。多分、今の私が自
然に親しみを増してきているのはもっと時代的なことのように思える。時代の転
換ということの反映だと思うがどうだろうか。文明も含めた時代の動きからきて
いるように思う。機会あれば誰かと話してみたい。
安倍内閣はその言辞を抑えた振舞いをしているように思う。世界からの右傾化
批判を気にしてのことか7月の参院選挙を控えてのことか。でも、小さな意地悪
運動のような「生活保護費削減」なんてところに彼らの地金が見えている。過日、
厚労省前で生活保護老齢加算の復活を求める申し入れがあったが、当たり前過ぎ
ることである。防衛省の予算は聖域のように増額してこれは何だと言いたい。ア
ベノミクスやらに片棒をかずくだけのメディアは現実をみるべきだ。
民衆のための政治という一番あたりまえのところがどこかその辺からこの内閣
のことを見る視点が大事なように思う。3・11も2年目が近づく今、何が出来て何
が出来ていないのかはっきりさせて行く必要がある。復興が大事だ、福島事故対
策だというが何が今問題か、それをはっきりさせて行こう。むかしから問題が分
かれば半ば解決に等しいというが、問題がほとんど分かっていないのではないか
という思いがする。これは自戒を込めていうのだが自分たちにもかえってくる言
葉のようにも思う。
テントにはいろいろの人が企画を持ち込んできていただいている。でも、まだ、
多いとは言えない。持久戦的な様相の日々であるがテントを支えていくのは多く
の人が足を運んでいただき、多くの企画でも持ち込んでやっていただくことであ
る。30日の朝は韓国のテレビ(KBS)の取材があった。テントの風景や座り込
みの女性を長く取材していたが、明日は「希望の牧場」に行くとのことだった。
韓国は新自由主義の結果、格差が日本以上で大変とのことだが、脱原発運動での
連帯も大事で取材歓迎である。
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