「集団的自衛権行使は違憲」 山田繁・元最高裁長官か指摘

安全保障関連法案について、山口繁・元最高裁長官が[少なくとも集団的自衛権の行使を認める立法は違憲と言わざるを得ない]と発言した。朝日新聞が9月3日付朝刊1面と3面に報じてもので、元最高裁長官がこのような見解を示したことは初めである。

安倍首相の私的諮問機関「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」は昨年5月、安保環境の変化などを理由に憲法解釈の変更で『限定的な集団的』自衛権行使」の容認を求める報告書をまとめた。内閣はこれを踏まえ、同7月1日に解釈変更を閣議決定。山口氏は、こうした考きえ方について「法治主義とは何かをわきまえていない。憲法9条の抑制機能をどう考えているのか」と強く批判している。

まさに正論中の正論ではないか。今後の安保法案に影響を及ぼすに違いない。

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