たんぽぽ舎です。【TMM:No1851】
2013年5月31日(金)地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.6月の学習会・デモ案内 参加歓迎(学習会は4Fスペースたんぽぽ)
★2.核燃サイクル止めるのは今でしょ!
もんじゅは使用停止でなく、廃炉命令出すべき (上)
渡辺寿子(原発いらない!ちば)
★3.新聞・雑誌より
◆「取り出しは必要量だけ」 使用済み核燃料再処理
原子力委員長代理 プルトニウム新原則提唱
(5月27日茨城新聞より抜粋)
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┗■1.6月の学習会・デモ案内 参加歓迎(学習会は4Fスペースたんぽぽ)
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6/2(日)同日巨大アクション
・反原発国会大包囲16:00~19:00国会議事堂周辺 主催:首都圏反原発連合
・さようなら原発集会12:30~ 芝公園23号地
主催:「さようなら原発一千万人署名」市民の会
・原発ゼロをめざす中央集会11:00~明治公園
主催:原発をなくす全国連絡会/
6/3(月)講演会 テントひろばと共催
脱原発テント裁判を考える講演会
落合恵子 鎌田慧 中嶌哲演 広瀬隆 ミサオ・レッドウルフほか
明治大学リバティホール 18:30~ 資料代500円
6/5(水)学習会 チェルノブイリ事故から27年
ベラルーシにおける小児甲状腺がんの診断と治療
お話:川根眞也さん 18:30開場 19:00開会 参加費800円
6/6(木)学習会
「東京電力は1円の値上げで2682億円の増収、原発を支えているのは私達」
お話:山崎久隆さん 18:30開場 19:00開会 参加費800円
6/7(金)官邸前と国会正門前 18:00~20:00
大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議 今年こそ原発ゼロに
主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)※14、21、28日も
6/9(日)たんぽぽ舎バザー 13:00~18:00
お宝が見つかるかも? 蔵書類一挙放出!4Fスペースたんぽぽにて
※1000円で1ドリンク+お好きな本4冊
6/12(水)学習会 18:30開場 19:00開会
槌田ゼミpart2エントロピー入門4章
だれが責任を取るのか、公害と廃棄物 槌田敦さん 参加費800円
6/16(日)トーク 13:30開演
「3・11後の日本・原発・政治」『選挙2』の想田和弘監督、
山内和彦さんのトーク 参加費1000円 主催:いろりばた会議
6/17(月)学習会 18:30開場 19:00開会
「福島県民健康管理調査の疑問点とマスメディア報道の問題点」
お話:白石草さん(Our Planet TV) 参加費800円
6/19(水)学習会 18:30開場 19:00開会
「原発・TPPなどとアメリカ~米国からの圧力による戦後史」
お話:孫崎享さん(元外務省国際情報局長) 参加費800円
6/22(土)学習会 18:30開場 19:00開会
「食で対策!放射能」放射能からおいしく身を守ろう 取り込まない・
排出する・免疫力を高めるレシピ
お話:小椋優子さん 参加費800円
6/23(日)~24(月)現地ツアー
愛媛県伊方現地行動(現地行動 町・県への申入れ)
主催:四国ネット 参加費3.6万円程度
申込み:たんぽぽ舎気付 再稼働阻止・全国ネットワーク
6/29(土)学習会 18:00開会
槌田ゼミ 徹底解析福島原発事故第14回
福島原発の欠陥機器と業務上過失~福島原発3号機についての考察~
槌田敦さん 参加費800円
6/29(土)~30(日)現地ツアー
福井県大飯現地行動(コンサート・集会・デモ)
主催:大飯現地アクション 参加費1.6万円程度
申込み:たんぽぽ舎気付 再稼働阻止・全国ネットワーク
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┗■2.核燃サイクル止めるのは今でしょ!
| もんじゅは使用停止でなく、廃炉命令出すべき
└──── 渡辺寿子(原発いらない!ちば)
1万個もの点検放置発覚
5月15日原子力規制委員会は原子力研究開発機構(以下原子力機構)に対し、
高速「増殖」炉もんじゅの使用停止命令を出すことを決定しました。
もんじゅはナトリウム事故後15年も経った2010年5月に運転再開しましたが、
わずか3ヶ月後の8月炉内中継装置という核燃料を原子炉に出し入れするための
装置を原子炉内に落下させてしまい、またしても運転停止を余儀なくされていま
した。原子力機構は今年度中の再開をめざす運用計画を提出していました。
しかしここにきて2010年以降点検を怠っていた機器が9847個にも上り、中性子
検出器や非常用ディーゼル発電機など最高度の安全性が求められる「クラス1」
の機器も55個あったことが発覚しました。さすがの規制委も安全管理体制に問
題があり、動かせる状態にないとして、もんじゅの使用停止を命じる決定をした
ということです。
核燃サイクル完全崩壊
規制委がもんじゅの使用停止命令を決定したということはまあ良いとしても、
これもしょせんは再開を前提とした措置です。ボロボロで危険なもんじゅ、それ
を管理する能力もない原子力機構。1万個もの機器点検を放置していたという今
回の事態は、もんじゅの現場がもんじゅを維持することの意味を見出せず、いか
にやる気を失っていたかのあらわれではないかと思えます。もはやもんじゅは廃
炉にするしか道はないのは、誰の目にも明らかです。規制委は廃炉の命令を出す
べきです。
もんじゅと一体となっている、プルトニウムの供給元の再処理工場もガラス固
化体製造が失敗続きで、いまだに稼働出来ていません。核燃サイクルの要、再処
理工場と高速「増殖」炉の大失敗でもはや核燃サイクルは完全に崩壊してしまっ
たと言っても過言ではないでしょう。
存続の犠牲とされた生命
原子力機構とその前身、動力炉核燃料開発事業団(動燃)は自らの組織ともん
じゅを存続させるため、少なくとも二人の職員の生命を犠牲にして恥じない後ろ
暗い歴史を持っています。
1995年のナトリウム事故の後、事故現場のビデオ隠しが発覚し、当時動燃は
「嘘つき動燃」として世論の非難の的になりましたが、動燃の幹部はビデオ隠し
の責任を総務部次長だった西村成生さんに負わせました。西村さんは遺体となっ
て発見され、死因は「自殺」とされましたが、「自殺」の信ぴょう性を疑わせる
数々の証拠があり、妻のトシ子さんは「他殺」ではないかと今も強く思っています。
この西村さんの「自殺」によって動燃非難の声は下火になり、組織の存亡の危機
に立たされていた動燃ともんじゅも延命してしまったのです。
2010年8月の炉内中継装置落下事故の時ももんじゅは存廃の危機にたたされま
した。この時も現場責任者が行方不明の後遺体となって発見され、「事故を起こ
した責任をとっての自殺」とされました。
このようにもんじゅとその運営組織、動燃や原子力機構は職員の生命を生贄に
して生き延びてきましたが、今こそその息の根を止めるべきです。(つづく)
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┗■3.新聞・雑誌より
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◆「取り出しは必要量だけ」 使用済み核燃料再処理
原子力委員長代理 プルトニウム新原則提唱
原発の使用済み核燃料から再び燃料として使うプルトニウムとウランを取り出
す「再処理」。日本原燃は再処理工場(青森県六ケ所村)の本格操業を目指すが、
プルトニウムは核兵器の材料になるため、使わないまま大量に保有する状態に国
際社会の懸念は強い。国の原子力委員会の委員長代理は、プルトニウム取り出し
は必要量だけとする新原則を提唱、電力業界に保有量を少なくするよう求める異
例の事態となっている。
▽ 奇妙
「利用の見通し(必要量)を明確にしたうえで、それに応じて再処理を実施する
方向で検討していただきたい」。3月末、委員長代理の鈴木達治郎氏は原子力委
のメールマガジンにこう記した。「個人的見解」とことわっており、そのまま原
子力委の方針となるわけではない。だが、新たな燃料を作るのに必要な量だけプ
ルトニウムを用意するという、ごく当たり前のことを求めたものだ。
背景には、本末転倒と言うべき電力業界の姿勢がある。「まず再処理量計画が
あって、そこから供給されるプルトニウムをどの原子炉で利用するかを明らかに
するという順序で計画が作られてきた」鈴木氏が指摘するように、再処理を進め
ることが大前提で、取り出したプルトニウムをどうやって消費するかを考える、
という奇妙な進め方を電力業界は描く。(中略)
▽ 生産せず
「基本的考え方」は「利用目的のないプルトニウムを持たない」という原則を
示していたが、鈴木氏は「それでは不十分」として「利用の見通しのないプルト
ニウムは生産しない」という今回の新原則を提唱。再処理する量を限定するため、
使用済み燃料を容器の中で保管する乾式貯蔵を含め「貯蔵容量拡大が不可欠」と
強調している。 (5月27日茨城新聞より抜粋)
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