民の監視や、市民団体がだした質問書無視など、原発に問題意識を持つ市
民を蔑視する対応が続いています。
内容面では、原子力災害指針における「避難」の位置づけ、大飯原発への
対応などについて問題があります。
報道だけでみると精力的に審議をこなしているように見えますが、その実
態はどうなのでしょうか?
10月18日、規制委員会の市民対応と審議内容を検証するための緊急集会を
開催します。また、その前に、特に公安問題に焦点を当てた記者会見を開
催します。
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【10・18】
緊急集会:これでいいのか?「原子力規制委員会」
~市民の声の届かぬ5人の「専門家」が、重大事項を次々決定!?~
10月18日(木)11:00~11:30 記者会見 11:30~12:30 市民集会
@参議院議員会館B109(最寄駅:東京メトロ 永田町、国会議事堂前)
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-6f43.html
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9月19日、原子力規制委員会が発足しました。市民や弁護士たちから、今
回の原子力規制委員会の人事は違法であり不適切だという強い指摘や抗議
がありましたが、そうした声は無視され、国会同意も得ないままの船出で
した。
発足以来、原子力規制委員会はすでに原子力災害対策指針や過酷事故対応
を含む安全審査基準の策定に向け、次々に重大事項の決定を行っています。
審議は急ピッチに進んでおり、一見「精力的」に検討が行われているかに
見えます。
しかし、一つ一つの事項をみると、福島原発事故の経験や市民の声がなお
ざりにされてしまっています。本来であれば専門家部会を立ち上げるよう
な事項をたった5人の「専門家」ですべて決めてしまっており、必然的に
事前に役所が作成した資料に依存している状況です。
また、原子力規制委員会あてに、複数の市民団体から大飯原発の敷地内を
走る活断層の調査の手法や評価方法についての質問状がだされていました
が、規制庁はこれを規制委員会にはわたさず、田中俊一委員長も、「宛名
が委員会宛でなかった」「中身も、委員長になる資格はありませんとか、
いろいろ書いてありまして、理解しがたい」など事実と異なり、市民団体
を蔑視する発言を行っています。
さらに、傍聴の場では公安が市民を監視していたことが最近発覚しました。
規制委員会の建物の外での市民の抗議行動の際、公安が参加者の写真を無
断で撮影するなどの違法行為が日常的に行われています。
これらの問題を共有し、今後、市民社会として原子力規制行政にどのよう
に対応していくべきか議論します。
◆日時:10月18日(木)
11:00~11:30 記者会見(特に公安問題と市民対応について)
11:30~12:30 市民集会
(通行証配布は10:30から)
【Ustream中継:IWJチャンネル5】
→ http://www.ustream.tv/channel/iwakamiyasumi5
◆場所:参議院議員会館B109
(最寄駅:東京メトロ 永田町、国会議事堂前)
http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_kokkaimap.htm
◆内容:1.原子力規制委員会の市民への対応
2.原子力規制委員会の役割について
~原発を動かすのはだれ?止めるのはだれ?
3.原子力規制委員会の審議内容の問題点
1)原子力災害対策指針について
2)原子力安全審査基準について
◆主催:福島老朽原発を考える会(フクロウの会)
国際環境NGO FoE Japan
原発を考える品川の女たち
プルトニウムなんていらないよ!東京
再稼働反対!全国アクション
福島原発事故緊急会議
◆連絡先:国際環境NGO FoE Japan 満田(090-6142-1807)