滝口先生は、後期ヘーゲル哲学のモチーフを「近代とは何かの問いかけ」とされています。デカルトやスピノザ、ホッブスやロック、そしてカントやルソーらの思想的エッセンスを批判的に凝縮して自己の哲学体系に組み入れ、ポスト・モダンにも通じる個人性と共同体との分裂とその克服という課題に立ち向かったヘーゲル。現代のいきづまりののり越えを模索する我々にとって、大きな手掛かりを与えてくれそうな予感がします。学ぶ意欲のある老若男女のみなさんの参加を期待しております。
記
- テーマ:ヘーゲルの市民社会論
中央公論社「世界の名著」の「ヘーゲル・法の哲学」から第二章 市民社会(§182~§256)を講読会形式で行ないます。
★国内では数少ないヘーゲル「法(権利)の哲学」の専門家であり、法政大学で教鞭をとられた滝口清栄氏がチューターを務めます。
- とき:2023年5月27日(土)午後1時半より
- ところ:文京区立「本郷会館」Aルーム
――地下鉄丸ノ内線 本郷三丁目駅下車5分 文京区本郷2-21-7 Tel:3817-6618
● 参加費:500円連絡先:野上俊明 E-mail:12nogami@com Tel:080-4082-7550
● 参加ご希望の方は、必ずご連絡ください。
※研究会終了後、近くの中華料理店で懇親会を持ちます。