1.(イベント情報)南相馬の地点解除訴訟(20ミリ基準撤回訴訟)を応援する全国集会 in 東京(2015年5月9日)
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◆南相馬の地点解除訴訟(20ミリ基準撤回訴訟)を応援する全国集会 in 東京
◆日時:2015年5月9日(土)18:30~20:30
◆場所:文京区男女平等センター(東京都文京区本郷4-8-3)
◆参加費:500円
◆内容(予定・調整中含む):
(1)提訴に踏み切った原告の思い…南相馬の行政区長および住民
(2)南相馬特定避難勧奨地点解除の違法性…福田健治弁護士
(3)強制的な帰還促進政策に反対の声…楢葉町・伊達市・飯舘村の住民
(4)「支援の会」結成の宣言 ほか
◆主催:南相馬の地点解除訴訟(20ミリ基準撤回訴訟)支援の会準備会
※会場は大変混雑する見込みです。取材の際は、事前にご連絡いただけると幸いです。
(参考)(ちらし)南相馬・ 20 ミリ基準撤回訴訟を応援!
昨日5月3日は、晴天のもと、横浜臨港パークで、憲法記念日の大集会が開かれました。
3万人と発表されていますが、緑の芝生が見えないほど、ギッシリの人、人、人の波で、憲法を守る・集団的自衛権反対・沖縄の辺野古基地建設反対・原発再稼働阻止・貧困の問題・TPP反対の声をあげる人々が、熱気を持って結集しました。
東京新聞の一面トップの写真もすばらしいですが。みなさまからの資金でスタートした「正しい報道ヘリの会」では、久しぶりにヘリコプターで上空からの撮影をおこない、山本太郎さんがインターネットで解説をお伝えし、野田雅也さんがすばらしい写真を撮影してくださいました。
◆野田雅也さんの撮影写真は以下にあります。どんどん自由に使って、広めてください。
http://fotgazet.com/news/000345.html
◆山本太郎さんのヘリからの解説は、下記です。
http://www.ustream.tv/recorded/61830341?utm_campaign=JPER&utm_medium=FlashPlayer&utm_source=embed
ビデオ撮影の後半では、参加者が減ったように見えますが、これは参加者が色々な運動のブースに動いたためです。夕刻まで、熱気が続きました。
3.(別添ファイル)
関連サイト:新刊書 モンサント(松原隆一郎 毎日 2015.4.26)
http://mainichi.jp/shimen/news/20150426ddm015070037000c.html
━ No.664 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
有機農業ニュースクリップ 2015.05.04
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≪ 今日の目次 ≫
■モンサント 農薬世界最大手のシンジェンタ買収に動く
急速に進む種苗寡占化を加速
≪ 種子・遺伝子組み換え ≫
■モンサント 農薬世界最大手のシンジェンタ買収に動く,急速に進む種苗寡占化を加速
モンサントがシンジェンタの買収に動いているとブルームバーグが報じた。匿名の関係者の話として、数週間にわたり両者が協議したとしている。種苗と農薬で1位同士の「統合」は独禁法でご破算になる可能性があり、その点をシンジェンタが懸念しているとしている。両社ともコメントしていない。関係国による独禁法の壁を乗り越えたとしても、両社の「統合」は、農業分野での支配力がより強大になるだけで、良い結果をもたらすことはない。
シンジェンタは世界最大の農薬メーカーで、モンサントは種子では世界最大で、遺伝子組み換え作物では支配的な地位にある。買収が成功した場合のシェアは、種苗で約35%、農薬が約30%となり、2つの分野で世界最大となる。
種苗・農薬シェア(2011年)( )内は売上高[百万ドル]
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種 苗 農 薬
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モンサント 26.0%( 8,953) 7.4%( 3,240)
シンジェンタ 9.2%( 3,185) 23.1%(10,162)
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合 計 35.2%(12,138) 30.5%(13,402)
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ETC Group, 2013-11 “Putting the Cartel before the Horse
…and Farm, Seeds, Soil, Peasants, etc.” より作成
モンサントは昨年にも、シンジェンタ買収に動いたとされた。予備交渉でモンサントは、買収価格400億ドルを提示したが、まとまらず立ち消えとなったという。このときモンサントは、本社をスイスに移すことを提案したとも報じられた。
・Bloomberg, 2015-4-30
Monsanto Is Said to Approach Syngenta Again
About a Takeover
・ブルームバーグ, 2015-5-1
米モンサント、スイスのシンジェンタに再び買収打診
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NNMZQG6KLVRJ01.html
・ETC Group, 2013-11
Putting the Cartel before the Horse
…and Farm, Seeds, Soil, Peasants, etc.
http://www.etcgroup.org/sites/www.etcgroup.org/files/CartelBeforeHorse11Sep2013.pdf
● 進む種苗・農薬の寡占状況
カナダのNGOのETCグループは2013年10月、種苗と農薬、化学肥料に関する報告書を公表した。これによれば、これらの業種は大手による寡占状態にある。2011年における上位3社のシェアは、種苗では約53%、農薬では約48%と、それぞれのほぼ半分を占めている。上位10社のシェアは、種苗で約75%、農薬では94%を占めている。モンサントのシンジェンタ買収が成功した場合、2011年のデータでは種苗で約35%、農薬で約30%となる。おそらく、これ以上のシェアとなることは間違いない。
◆種苗シェア トップ10(2011年)
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売上高 シェア
企 業 名 [百万ドル] [%] 備 考
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モンサント(米) 8,953 26.0% 1位
シンジェンタ(スイス) 3,185 9.2% 3位
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デュポン・パイオニア(米) 6,261 18.2%
ビルモリン(仏) 1,670 4.8% リマグレン
ワイルド・フィールド(米) 1,346 3.9%
KWS(独) 1,226 3.6%
バイエル(独) 1,140 3.3%
ダウ(米) 1,074 3.1%
サカタ(日) 548 1.6%
タキイ(日) 548 1.6%
その他 8,512 24.7%
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トップ 10 25,951 75.3%
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◆農薬シェア トップ10(2011年)
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売上高 シェア
企 業 名 [百万ドル] [%] 備 考
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シンジェンタ(スイス) 10,162 23.1% 1位
モンサント(米) 3,240 7.4% 5位
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バイエル(独) 7,522 17.1%
BASF(独) 5,393 12.3%
ダウ(米) 4,241 9.6%
デュポン(米) 2,900 6.6%
マクテシム・アガン 注1
(イスラエル) 2,691 6.1%
ニューファーム(豪) 2,185 5.0% 注2
住友化学(日) 1,738 3.9%
アリスタ(日) 1,504 3.4%
その他 2,420 5.5%
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トップ 10 41,576 94.5%
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注1)2011年10月、中国国営農薬会社が買収
注2)2010年4月、住友化学が20%の資本参加
出典:ETC Group, 2013-11 ”Putting the Cartel before the
Horse …and Farm, Seeds, Soil, Peasants, etc.”
欧州委員会も種苗市場を分析した報告書“The EU seed and plant material market in perspective”を、2013年に公表している。この報告書によれば、種苗市場は急速に寡占化が進んでいることが分かる。1985年に6.8%であった上位3社のシェアは、2009年には34.7%、2012年には44.4%にまで急増し、上位5社では5割を超えている。
◆種苗市場のシェア推移
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モンサント
年度 トップ3 トップ5 +シンジェンタ
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1985 6.8% 8.9% -
1996 10.2% 13.0% -
2009 34.7% 39.7% 23.5%
2012 44.4% 51.7% 29.9%
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出典:EU, 2013-11 “The EU seed and plant material market in
perspective: A forcus on companies and market shares”
Table 6: Evolution of the market share of the biggest seed
companies in the world
モンサントは種苗企業の買収によりそのシェアを大きくしてきた。モンサントは、2005年に野菜種子大手のセミニスを14億ドルで買収したように、遺伝子組み換えではない従来育種の種子企業を買収することで、その支配力を増してきた。フィル・ハワード博士(ミシガン州立大学)による種苗企業の支配関係の分析によれば、モンサントの直接の子会社は77社を数える。
・Phil Howard, 2013
Seed Industry Structure 1996 – 2013
http://www.cornucopia.org/wp-content/uploads/2013/09/seedindustry.pdf
大手種苗企業による企業買収では、この数年、アフリカの種子企業の買収や資本参加が目に付く。2012年、デュポン参加のGMトウモロコシ企業パイオニアが、南アフリカ最後の独立系種苗会社Pannar seedを買収した。2013年には、シンジェンタがザンビアのMRI Seedsを買収した。
2014年には、フランスの大手種苗企業リマグレンが、ザンビアを中心にアフリカ南部をカバーしている種子企業SeedCoに資本参加(28%)した。モンサントが資本参加し、インドにおけるモンサントの代理人と異名のあるマヒコも、アフリカで唯一のワタ種子企業Qutonの49%をSeedCoから買収している。このようにして、ローカルな種子企業が買収され、モンサントのような大手種子企業の傘下に組み込まれていく流れが止まることがないように見える。
日本では2007年、みかど協和がリマグレンに買収され、その傘下に入っている。世界的な種苗企業による日本の種苗企業の買収もないとはいえない。こうした種苗業界の寡占化の進展は、企業による農業=食料への支配力を強めることは言うまでもなく、野菜の品種が100年間で93%を失ったとされる米国のように、品種の多様性を減少させ、病害虫や気候変動への対応性を減らすことにつながりかねない危ない道でもある。
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4.許されないトルコへの原発輸出
http://www.nonukesasiaforum.org/jp/123a.htm
http://www.nonukesasiaforum.org/jp/134a.htm
5.(朝日新聞)早くも「第三の機能性食品」(2015年4月スタートの新食品表示制度)のインチキ性が露呈
健康食品などの働きを企業の責任で表示する機能性表示食品。今月始まった制度ですが、特定保健用食品(トクホ)の審査で疑問が出ている成分を使った商品があると分かりました。なぜ、こんなことが?
http://news.asahi.com/c/ajbtc2k3ub8fmaac
6.海中がれき手つかず(福島民報 2015.4.26)
https://www.minpo.jp/news/detail/2015042622404
7.東電、経常利益が倍増(朝日 2015.4.29)
http://www.asahi.com/articles/DA3S11729772.html
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔opinion5326:150507〕