いろいろ情報((メール転送含む) (1)「原発と大津波」(添田孝史氏)の「資料と補足のページ」 (2)「福島原発告訴団」 (3)3.11と米空母レーガン (4)食べものの放射能汚染 他

1.最初に「ふくしま集団疎開裁判」の会の新しいブログの立ち上げのお知らせです。

 

●ふくしま集団疎開裁判2 子ども脱被ばく裁判(活動ブログ)

http://fukusima-sokai2.blogspot.jp/

 

従来の裁判を中心にしたブログはそのまま続きます(画面左側にリンクあり)。また、現在HP(ゲート・サイト)が作成作業されています。

追ってご連絡の予定です。

 

2.「原発と大津波」(添田孝史氏)の「資料と補足のページ」

http://soeda221.wix.com/tsunami#!books/cnec

 

ここに添田孝史さんの名著『原発と大津波』(岩波新書)を裏付け補足する資料がたくさん掲示されています。

 

●『原発と大津波 警告を葬った人々』(岩波新書:添田孝史著)

http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033176407&Action_id=121&Sza_id=B0

 

3.「福島原発告訴団」緊急集会「これでも起訴はできないのか!」(1/16金)

http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/2015/01/blog-post_16.html

 

(当日の資料)

https://drive.google.com/file/d/0B6V4ZwGwBEaxV1ZUOHM1UEh5OEE/view?usp=sharing&pli=1

(会場で配られたものよりも詳しい、とてもいい資料です)

 

4.「3.11」直後に、空母レーガンで何が起きたか(成澤宗男:『週刊金曜日 2015.1.16』)

福島第1原発事故の際に「トモダチ作戦」で太平洋の福島第1原発沖合にいた米空母レーガンの乗組員に(放射線被曝が原因と思わしき)健康被害が多発し、アメリカで裁判となっています。このレポートはそれについての数少ない近況報告です。

 

5.食べものの放射能(続報)

(1)西荻窪 無添加パン店廃業 食の安全と原発へ一石(東京 2015.1.14)

https://silmarilnecktie.wordpress.com/2015/01/15/114%E9%A3%9F%E3%81%AE%E5%AE%89%E5%85%A8%E3%81%A8%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%81%B8%E4%B8%8

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(一部抜粋)

「マクドナルドの製品からビニール片が見つかるなど、食物への異物混入が問題になっているが、広瀬さんは「異物混入はあんなに騒ぐのに、放射性物質は見て見ぬふりだ」と語る。」

 

(田中一郎コメント)

このパン屋さん(広瀬満雄さん)に対しても加害者・東京電力や事故責任者・国は万全の賠償・補償をすべきであり、また営業が再開できるよう、安全な=放射能ゼロの原材料を探して差し上げよ

 

(2)福島県産大豆は危ない:無視できない放射能汚染 (福島民報 2014.12.27)

(食品中の放射性物質の検査結果について(第910報) |報道発表資料|厚生労働省)

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000069787.html

 

(参考)報道発表資料|厚生労働省

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/

(上記の検査結果は都度都度ここに掲載されています)

 

(関連)【これは酷い】大豆から基準値を超える100.3ベクレルを検出するも、四捨五入で出荷可能に!福島の大豆、半数以上からセシウム検出!

– 真実を探すブログ

http://saigaijyouhou.com/blog-entry-1697.html

 

(一部抜粋)

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日本の食品安全基準値は一キログラムあたり100ベクレルと決まっているのですが、政府の方針では100ベクレルを超えた食品でも四捨五入をすれば、何故か出荷が可能になってしまいます。厚生労働省が1月28日に発表した「食品中の放射性物質の検査結果について(第813報)」によると、福島県産の大豆から一キログラムあたり100.3ベクレルの放射性セシウムを検出したのに、四捨五入で出荷が可能になっていたことが判明しました。

 

また、他の大豆からも一キログラム54ベクレルや40ベクレルというような高い値を検出していますが、いずれも全て出荷の許可が出ています。当ブログでは前にも紹介したように、野菜の中では大豆の放射能汚染が飛び抜けており、国産大豆には注意が必要です。

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(田中一郎コメント)

コメ以上に、大豆、麦、ソバ、栗などへの警戒が大事であるように思います。福島県産だけでなく、その周辺都県の放射能汚染地域産のものも心配です。ともかく、きちんと農産物やその加工品を調べていませんし、放射性セシウム以外は無視していますし、調べる体制もできていませんし、農地の放射能汚染地図も未だにできておりません(つくろうともしていないのでは?)。それと、上記ブログにあるように「国産大豆には注意が必要です」が、かといって外国産は国産以上に問題があります。それは遺伝子組換え大豆の可能性と、遺伝子組換え大豆に使われる農薬が強烈なことです。特に大半の加工食品や飼料は遺伝子組換えの表示がなされておりませんので要注意です。外国産大豆はお勧めできません。

 

(3)野生キノコ出荷制限、1年目検査クリア3町村、森林除染なく手続き厳格 (福島民報 2014.12.30)

http://www.minpo.jp/news/detail/2014123020117

 

(一部抜粋)

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東京電力福島第一原発事故に伴い、野生キノコは県内55市町村で出荷制限が続いている。政府は3年続けて放射性物質検査で基準値以下だった品目に限り制限を解除する方針だが、今秋、1年目の検査をクリアしたのは会津地方の3町村にとどまる。森林除染が実施されない中、関係者は「消費者に安心してもらうため厳格な検査は仕方がないが、何とか改善できないか」と頭を抱える。県は検査要件の見直しを林野庁などに求めている。

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(田中一郎コメント)

「県は検査要件の見直しを林野庁などに求めている」だそうですが、相変わらず福島県庁は何をやっとるのでしょうね。こういうことはしてはいけないことです。放射能汚染地域の野生のキノコ・山菜は、当分の間、獲らない・食べない方がいいですし、獲るために野山に入る人自身が被ばく(外部被曝・内部被曝(呼吸被曝))します。

 

また、野生のキノコ・山菜は、最も信頼が置ける環境放射能汚染モニターです。放射性セシウムだけではなく、他の放射性核種についても検査するよう、福島県庁に求めていきましょう。福島県庁をはじめ、国や多くの自治体の環境放射能測定=空間線量測定結果よりも、野生のキノコ・山菜の汚染状況の方がよほど信頼できます。

 

現段階で、厚生労働省の規制値=100ベクレル/kg以上の放射性セシウム汚染した野生のキノコ・山菜が発見されているのは、西の端は山梨県清里近辺、長野県佐久市近辺、東は青森市です。少なくともこの間にある地域は、基本的に放射能汚染地域であるとの認識が必要だと思います。

(更に東西へ広い地域で100ベクレル/kgを下回る放射性セシウムが検出されている可能性はあります)

 

(4)学校給食の市内産米使用:いわき市教委 (福島民報 2014.9.27)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140927-00000016-fminpo-l07

 

(一部抜粋)

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いわき市教委は12月から、東京電力福島第一原発事故の影響で見合わせていた学校給食での市内産米の使用を3年ぶりに再開する。26日、吉田尚教育長が記者会見し明らかにした。福島県の全量全袋検査や市が独自に行っている詳細検査で、市内産米から食品衛生法の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムは検出されておらず、市教委は再開を決めた。今年度は今年、収穫したコメを提供する。市内の小学校72校と中学校42校の児童生徒約2万8000人が対象で、年間消費量は約400トンとなる見通し。市教委は平成23年11月から、給食での市内産米の使用を中止していた。県内では相馬市教委が27年度から、市内産米の学校給食での使用を再開する方針を示している。

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(田中一郎コメント)

子どもをダシに使って「安全・安心キャンペーン」をする日本の行政は「サイテー」だ。こんな連中は行政から追放すべきである。記事には、厚生労働省の規制値=100ベクレル/kg(放射性セシウム)を超えるものは見つからないと書かれているだけだが、(1)100ベクレル/kgを下回れば「安全」である科学的実証的証拠などはどこにもない(つまり依然として危険な内部被曝の可能性大)、(2)放射性セシウム以外の放射性核種はどうなのか(放射性ストロンチウムなど)、(3)コメの検査はどのように行われているのか (4)農地土壌や水、肥料など、汚染源となりうるものについて、絶対に汚染していない・今後もしないことを確認したか、など、懸念材料が山ほどある。私が親なら、こんな学校給食は子どもには食べさせない。

 

いわき市教育委員会は、すべての放射性核種について「ゼロベクレル」が恒久的であることを確認するまでは(従って、農地の土壌汚染状況や稲作に使われる水や肥料などが汚染されていないことなども徹底して調べられていなければいけないハズ)、学校給食に市内産米の使用を認めてはならないはずである。

 

6.(メール転送です)たんぽぽ舎MGより

┏┓

┗■1.東電福島第一原発は今……

|  「ふくいちの今」「汚染水対策の問題点」

└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)

 

(1)燃料プールと1~3号機

まず4号機の使用済燃料プールの燃料取り出しが完了したことは、一つの朗報ではある。しかし1~3号機と5,6号機も燃料プールからの取り出しが終わっていないことは忘れてはならない。特に3号機の燃料プールは4号機と同様に建屋の損傷があるため危機的状況が続いている。オペレーションフロアが爆発で破壊され作業の前に瓦礫の撤去などの事前対策をしなければならないが、一昨年に飛散防止剤を薄めすぎて効果を無くすサンプをしていたなど、依然としてやっていることが信じがたいレベルの杜撰さである。2号機に至っては、建屋が一見健全なだけに、高濃度放射線の環境が解消できない。そのため燃料取り出しのめどすら立っていない。今年は燃料プールの安全性確保のためにも重大な年になる。

 

(2)汚染水対策の問題点

深刻化している汚染水問題について、東電は今年度中の「浄化」完了を目標に掲げているという。汚染水から大半の放射性物質を除去する「多核種除去設備(ALPS)」は9~10月に2基を追加し、試運転ながら3基体制で汚染水を処理中だ。しかし毎日数百トンずつ増え続ける分も処理しなければならず、現状を維持するのがやっと。汚染水の量を抑制しようと昨年5月に建屋へ流れ込む前の地下水を35メートルの位置で井戸からくみ上げ、海へ放出する「地下水バイパス」を、反対の声を押し切って強行した。

 

6月には1~4号機建屋周囲の地盤を凍らせて地下水の流入を遮断する「凍土遮水壁」の工事を始めたが、埋設物が多数あるままでは囲うことはできない。特に海側のトレンチ(海水配管やケーブルが通る地下隧道)内の汚染水を抜き取る作業が難航している。現在、トレンチにはセメントの注入が続けられている。しかしトレンチの底部には津波により持ち込まれた土砂が堆積し、これに高濃度汚染水が含まれてしまい、除去不能な状態になっている。セメントでトレンチ内を固め、汚染水を抜き取ったとしても、土砂の層に含まれる放射能のために、トレンチの亀裂から地下水が流入して汚染水となり、それがまた漏れ出す。背に腹はかえられぬとばかり、大規模な漏えいにつながるトレンチ内の汚染水除去を優先するためコンクリート注入工事は続行されているが、将来に大きな不安を残した。

 

(3)汚染水の状況

2号機のトレンチにはタービン建屋から流れ込んだ汚染水が約5000トン溜まっている。再び大地震や津波が発生したら汚染水の大量漏えいにもつながりかねない。東電はコンクリートに押されて汚染水が完全に除去できると考えた。しかし津波で運ばれた土砂があることが昨年11月に明らかになった。東電の推定は砂に約25トンの汚染水が含まれるとするが、実際に量れるわけでもない。トレンチの底は地上から約12メートル下。「セメントでふたをしたような状態」になるため、回収は困難だ。トレンチ付近の空間線量は毎時1ミリシーベルト程度と高いため、作業は極めて困難である。

 

7.その他

(1)京都脱原発訴訟原告団HP(大飯原発差止訴訟)

http://nonukes-kyoto.net/

 

(2)◆チェルノブイリの子どもたち No.99(12月20日発行)◆

http://homepage2.nifty.com/chernobyl_children/No.99.pdf

 

● ニュースレターのバックナンバーはこちらからご覧になれます。

http://homepage2.nifty.com/chernobyl_children/news.html

 

(3)時事ドットコム:返還軍用地「無用の長物」=沖縄交渉-外交文書

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015011500242&m=rss&utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter

 

(4)NHK 白熱教室

http://www.nhk.or.jp/hakunetsu/

 

(以下転載)

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■パリ白熱教室 第2回「所得不平等の構図」~なぜ格差は拡大するのか~

http://www.nhk.or.jp/hakunetsu/

 

2015年1月16日(金)Eテレ

午後11時~午後11時54分

 

人口のわずか10%の人々が国の資産全体の9割を所有した20世紀初頭のヨーロッパ。では21世紀のいま、所得階層の最上位10%がどのぐらいの所得のシェアをもっているのか?資産はどの程度か?下位50%の所得層のシェアは? ピケティ教授は所得階層を3つに分類。近年、所得階層の上位1%と9%との格差が広がっていることにも注目する。世界ではなぜこうした格差が生まれるのか? ピケティ教授が経済格差の歴史的進化とそのメカニズムを分析する。

 

次回:1月23日(金)午後11時00分

パリ白熱教室 第3回「不平等と教育格差~なぜ所得格差は生まれるのか~」

〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔opinion5124:150117〕