3月12日、記者たちの囲み取材に応じての麻生大臣の発言は、許せない。冒頭に、頭一つ下げるわけではなく陳謝はしたが、「改竄文書の作成は、理財局の一部の職員がやったことで、その最終責任者は佐川だ」と言い放った。
安倍首相も、国民に「お詫び」はしたが、「なぜこんなことが起きたのか、全容の解明をするため、麻生大臣には、その責任を果たしてもらいたい」と、他人事であった。
両人は、国民と議会をだまし続けた行政のトップとしての責任は全く取ろうという意思がなかった。
3月9日の佐川長官の辞任会見では、ぎっしりと手書きの加筆もされたメモをしっかり握りしめ、そこに視線を落としての発言だった。12日の麻生大臣は、一通りの発言が終わると、背後の二人の職員から廻って来るメモ用紙に目を落としながらの発言だった。財務省のトップが、なぜ、あんな答弁になるのか、なぜ、記者たちを思いっきり小バカにし、威張り散らしているのか、納税者としての国民に向かって、あれほどの口が利けるのか、国民としては理解に苦しむ。
理財局の一部の職員云々の話ではないことは、300カ所近い改竄個所を見れば一目瞭然である。徹底した真相解明の意思を、私たちは行動で表さねばならない。
私自身が参加してきた「森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会」が、今年に入っての第3弾の行動計画が急きょ決まったらしい。その概要は、以下の通りなので、一度参加してみてほしい。
(その1)
「森友文書改ざん疑惑の徹底究明、麻生大臣の辞任等を求める署名運動」
この度は、大阪の木村真さんらの市民グル-プ、今治の黒川敦彦さんらの市民グループとの三団体共同で始めました。第一次は3月19日〆切です。
なお、別紙の通り、3月20日に開く院内集会のあと、代表数名が財務省、会計検査院に出向いて提出します。
ネット署名のできる方は、至急、こちらまで → http://bit.ly/2G7hvZR
紙の署名をなさる方は、以下をクリックの上、用紙のをプリントを →
http://dmituko.cocolog-nifty.com/syomeiyosi.pdf
(その2 )
「森友文書改ざん疑惑を徹底追及する! 緊急院院内集会」3月20日11時
日時:2018年3月20日(火)11:30~13:15
場所:衆議院第一議員会館 地下大会議室
プログラム:
■特別報告
11時~11時30分 上脇博之さん(神戸学院大学教授)
「森友文書改ざん疑惑をどう見るか」
■パネル討論
11時30分~13時15分
上脇博之さん(神戸学院大学教授)
6党国会議員(当日の国会の状況により出席議員は調整中です)
醍醐 聰さん(東京大学名誉教授)
司会 杉浦ひとみさん(弁護士)
*上脇博之さんは、ベールに包まれていた官房機密費に風穴を開ける情報を公開させ、佐川理財局長(当時)が捨てたと言い張った森友文書の一部を公開させた行動派の情報公開エキスパートです。
*パネル討論には疑惑を追及する野党6党の国会議員が参加し、最新の国会情勢 を報告してもらいます。
*討論では、会場からの質問もどしどし取り上げます。
公文書の「書き換え」(改ざん)はどのような罪なのか?
「検察当局が調査中」を理由に議会の国政調査権、国民の知る権利を拒めるのか?
なども徹底討論します。
■院内集会後の申し入れ行動
討論して終りではなく、その後、財務省、会計検査院に出向き、麻生財務大臣、
会計検査院長宛てに申し入をします。
■財務省前緊急アピール行動 14時集合
院内集会後、ご都合のつく方、議員会館より徒歩(10分)ないし地下鉄で移動していただき、財務省前アピール行動に移ります。→(その3)をご覧ください。
詳しくは添付のチラシをご覧下さい。
チラシのURLです。↓ 拡散をお願いします。
https://app.box.com/s/8x7vzxxfnp63750m0saytvycpzx5rhhj
(その3)
財務省前緊急アピール行動 3月20日(火)14時集合
以下のチラシをご覧ください。
初出:「内野光子のブログ」2018.03.13より許可を得て転載
http://dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2018/02/post-f8a4.html
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔eye4310:180312〕