再開したフェイスブック その自覚と覚悟
かなり重かった鬱の(2回目の)発病と、それに伴う極度の食欲不振で栄養失調に陥り、足の筋肉が衰えて歩行に支障をきたしはじめた。車を手放したので買い物難民となり、出先への途中で南丹市の公用車やパトカー、近隣の住民に拾われたり、緊急搬送されることもあった。ある時、「薬物の助けで回復を望むのは間違いだ」と自覚し、心療内科受診をやめて、いくつかの未解決のストレスの本(もと)を、可能な限りさかのぼって修復し、解決を図ることを決意した。
また、2023年10月7日に始まった(本当は1947年以来絶えまなく続く)イスラエルのパレスチナ侵攻=パレスチナの系統的破壊と消滅作戦)に対する怒りと、放置していた過去への後悔をバネに、パレスチナ連帯・毎週土曜デモへの参加を目標にして歩行訓練を続けた結果、「要介護1」の認定を受けた。
最近、「奇跡の復活だ」とMケアマネさんに言われた。「この年(80超え)だと、現状維持=悪化を防ぐことが目標になるが大幅に回復したのを見るのは初めてで嬉しい」。
一時は何を言っているのか分からなかったと言われたが、最近は「コダマ書店」(ケアマネさんの言葉)から興味のある本を持ち帰ってくれるようになり、ヘルパーさんとは、相談しながらの支援(買い物支援と家事支援で各週一、一時間)になった。途中で息切れし、ついには中断していたFBへの投稿も、時には書き終えたと思えるようになってきた。
すべては遺言のつもりだから、歯に衣着せず、本音に近いところを書いている。人生で初めて酒を断ち、酒代は本代に充てているが、今ほど知りたいことが多く、読みたい本が湧いてくることはない(正確には3度目か)。
たたかう市民がつくる市民社会が、次第に政治社会を統合していき、「市民社会による政治社会の再吸収」が実現した時、はじめて『国家の死滅』が現実のものとなる。そのためには、血と汗と、涙を流す能動的な市民が形作られなければならない(今の韓国のように)。
しかしながら、党員・党シンパから能動性を吸い取り、戦いと言えば選挙戦のことであり、市民活動は個人としては許容するものの、一斉に立ち上がるよう促すことはしない(しても動かない)。かわりに自由時間の増大=「個人」の全面発達という逃げ水のような未来を約束するのでは、社会的な不満の増大が発火するのを防ぐだけではないのかと疑う。こうした発言に戸惑う人もいるし、いいねを押さないで様子を見る人も増えてきたが、新たな賛同者も増加してきた。私はこれからも発言を全面公開して行う覚悟だ。 (児玉正人さんのFacebook投稿より)
――<中 略>――
♬こんな本いかが?
『コロナワクチンその不都合な真実 』世界的権威が明かすmRNAワクチンの重大リスク
遺伝学者 アレクサンドラ・アンリオン=コード著 鳥取絹子訳 詩想社新書
RNA研究の第一人者である著者が公的データや医学誌で発表された研究から、コロナワクチンは免疫を弱め、接種者の方がコロナの感染率が高く重症化する人も多いこと。米国の有害事象報告から接種による死者は3万人以上、入院17万人以上、血液疾患、心疾患、免疫障害、神経障害、呼吸器疾患、腎臓損傷、急性肝炎、皮膚疾患などあらゆる疾患に広がっていることを指摘。この「ワクチン」は弱毒化させた既存のワクチンと違い、私たちの細胞の中に留まり続け、DNAを変質させてしまう(ファイザー社が公開するリストに遺伝子毒性も含まれる)。唾液に含まれるRNAで多くの病気が診断できるなどRNAについての研究は劇的に進んでいるが、mRNAによる治療は何も成功しておらず、新型コロナワクチンは研究途上で緊急承認された。巨大製薬会社は過去、薬害によって何十万人もの死者を出し、不正な商取引や医師への賄賂を理由に有罪判決を受けている。そうした「事実」と共に指摘されているワクチンによる問題から、様々な歪みが見えてくる。本著で興味深かったのは、RNAを調べればその人が何を食べてきたかがわかり、食べたもののRNAがその人の遺伝子の健康に影響を与えるということ。食べ物と健康が直結することを再認識させられる。それらが子孫にもつながると知ると、食生活や環境による後世への影響の大きさが怖くなる。どれだけ進歩してもわからないことが多い科学に対し、謙虚であることは不可欠だと思う。
<編集後記>
岸和田市長をはじめ自治体のトップや検事、有名芸能人など大きな力を持つ人による性加害についての報道が続いています。やっと声を上げられた被害者。裁判所でも、力関係がある中での性加害が正当に認められるようになってきて、報道もこれまでよりは増えています。それでも、加害の側の開き直りのようなコメントや態度に、憤りを禁じ得ません。自身の罪深さを認めることさえできず被害者をさらに傷つけるような人が公職、ましてトップに立つなどあってはならないと思います。また芸能界やTV業界では性的接待のようなものがあると疑われる証言が複数、週刊誌などで報じられています。おぞましい犯罪行為が行われていたとすれば、(吉本興業やフジTVなど、組織としてどこまで知り、関与していたか等)全ての事実を明らかにして責任を問い、二度と起きないよう改めなければなりません。兵庫県の公益通報なども同様ですが、通報者や被害者が勇気をふり絞って訴えた問題が力のある者によって握りつぶされれば、社会は変わらないまま次の問題、被害者を生むことになります。弱い立場の人と連帯し、どんな立場の人の人権も踏みにじられることのない社会へ変えていかなくてはと思います。 (きくこ)