たんぽぽ舎から No.1985

たんぽぽ舎です。【TMM:No1985】
2013年10月9日(水)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.重要!12/1松山大集会への参加呼びかけ
みなさんの最大の能力を発揮してください
再稼働の一基目を止めれば、日本全土、全部を止められます
広瀬 隆(作家)
★2.東電福島第一原発の建屋は大丈夫か?
大量の泥水の中に浮かぶコンクリートの箱が健全か?
柏崎刈羽原発につぎ込む資金と人材を福島へまわせ
山崎久隆(たんぽぽ舎)
★3.財務省上から「東電解体」を叫ぶ
「原発ゼロだ~。電気は足りて~る。毒水止めろ!」
「再稼働どころで、ねぇーだろう」
10月4日(金)首相官邸前抗議行動の報告
山田洋子(たんぽぽ舎会員)
★4.新聞・雑誌から
◆原発と汚染水は大丈夫か 福島で震度5強 M8級の余震警戒
(9月20日夕刊フジより抜粋)
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※10/11(金)汚染水とめろ!再稼働やめろ!官邸前抗議行動へ
ぜひ参加しよう! たんぽぽ舎も全力で参加します!
主催:再稼働阻止全国ネットワーク(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
日時:10月11日(金)18:30より20:00
場所:首相官邸前
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※「地震と原発事故情報」編集部より、お知らせ
『メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿』の
送付先アドレスは、今後、たんぽぽ舎の通常アドレス
nonukes@tanpoposya.net 」となります。
・お知らせ受付専用アドレス「magazine @ tanpoposya.net」は、
10月末で終了となります。
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┗■1.重要!12/1松山大集会への参加呼びかけ
|  みなさんの最大の能力を発揮してください
|  再稼働の一基目を止めれば、日本全土、全部を止められます
└──── 広瀬 隆(作家)

全国のみなさま 広瀬隆です
今日は、一生のお願いがあって、このメールを送らせていただきます。
今、音もなく、再稼働の審査がおこなわれています。そして、いきなり「再稼働認可」のニュースが、原子力規制委員会から出されようとしています。思い起こしてください。昨年の6月29日に首相官邸前に20万人が集まって、大飯原発再稼働反対を叫び、大飯原発ゲート前でも肉弾戦で再稼働を阻止しようとしましたが、狂気のように運転が強行されました。
規制委員会と、政府と、自治体の手の中で再稼働が決定されると、その時には手遅れなのです。
今週の日曜日、10月13日には、東京で日比谷公園の集会と国会包囲のデモがおこなわれます。大変に重要な時期にあります。
私が最もおそれているのは、四国・愛媛県の伊方原発が再稼働の筆頭候補に挙げられていることです。愛媛県の中村時広知事は、「現地の承諾なしに再稼働は認めない」と言いながら、この「現地」は、自治体の首長や議会の承認という意味なのです。一般住民は、まったく無視されています。加えて、中村時広のブレーンは、みな原子力安全・保安院(つまりそれを引き継いだ現在の原子力規制庁)なのです。もはや、自治体の首長は誰も信用できません。
伊方原発が突破されると、日本全土の原発が動き出す連鎖反応に至ります。
この一基目を絶対に止めなければなりません。
しかし希望を持ってください。止められます。参院選で、山本太郎さんが街頭演説だけで66万票をとりました。もしテレビと新聞が選挙前に太郎さんのことをきちんと報道していれば、100万票は確実にとれました。東京都の中だけです。したがって日本全土には、1000万人の行動できる原発阻止の力があるのです。
添付ファイルにある12月1日の愛媛県松山市での大集会に、みなさんの最大の能力を発揮してください。
山本太郎が旗手になって乗りこんでくれます。
みなさん は、それぞれの地元の原発再稼働阻止行動、裁判・訴訟、被曝回避、汚染水漏洩、賠償・・・と、あらゆる問題が同時に噴出して、目の前の問題で大変です。それを百も承知でお願いします。ただ、12月1日だけは、それを脇に置いてく ださい。一度、日本全土の力をまとめて発揮しないと、弱いところから突破されます。数では、われわれのほうが圧倒的に勝っていても、力を集めないとダメなのです。1000万人が集まれば勝てるのです。楽勝です。松山では、数万人で充分です。愛媛県内で、今その人数を街頭で見せることが、求められています。
東日本の人には、四国はいささか遠い場所です。新幹線経由ですと、私はいつも岡山駅から列車でおよそ2時間半で松山に行きます。松山空港には、飛行機もあります。
あなたが行けなくても、全国の人が、瀬戸内海全域の人に呼びかけてください。そして伊方原発の風下地帯にも呼びかけてください。
愛知県・三重県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県・鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県・徳島県・香川県・愛媛県・高知県・福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県
これだけの西日本の人が立ち上がれば、止められます。
親戚・知人・友人・恋人に、呼びかけてください。
現在、原発は一基も動いていません。
再稼働の一基目を止めれば、日本全土、全部を止められます。
天王山の戦いです。
今度こそ、先手をとりましょう。
みなさまの知恵によって、本物の希望をつかみましょう。
カレンダーに書き入れてください。

※添付ファイルは、この事故情報には載せていません。

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┗■2.東電福島第一原発の建屋は大丈夫か?
|  大量の泥水の中に浮かぶコンクリートの箱が健全か?
|  柏崎刈羽原発につぎ込む資金と人材を福島へまわせ
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)

東電福島第一原発の建屋健全性問題

「4号機は傾いているのではないか」福島第一の現場では、これが大きな問題を引き起こす。そこで東電はプールの水面高さを測り、結果として4号機建屋は傾いていない。と結論づけた。
しかし原発の周囲は大量の地下水が上がってきており、原子炉建屋もタービン建屋も全て泥水の中に浮かぶコンクリートの箱だ。それが原因で1~4号機全てに大量の地下水が流れ込んでいる。
もともと原発の周囲には「サブドレン」と呼ばれる地下水を汲み上げる井戸が存在した。ところが地震と津波と放射能汚染のために全て使用不能となり、建屋の下にあった地下水面が地上付近まで最大10mも上昇している。
東電はこのことをよく知りながら、敢えて調査もろくにしないで、2年半の時間を無駄にした。本来ならば、敷地と海中に合わせて1000本くらいは観測井戸を作り、自動で記録できるモニタリングシステムを組み込めば、連続記録を取ることが出来、作業員が被曝するといったリスクも大きく減らせる。
早い段階で地下水の水位と汚染の程度を確認していれば、漏えいを最小限に抑えることも出来た。しかし東電はそうしなかった。調べて実態を把握していて何もしなければ故意になるが、知らないままであれば調べないことは批判されても、過失になる。結果対策を怠ったことが調査が不可能だったことになってしまう。故意犯よりも過失犯のほうが罪が軽いというわけだ。
東電体質とは、こういうことである。やらなければならないことを先送りし、さらに安全性を確保するためではなく、東電のやっていることが「合法的である」というお墨付きを得るために審議会のような会議を作る。こんなことをしていたら事故が起きてしまうと、市民がいくら批判をしても国も「事業者に取り込まれている」(国会事故調報告書より)ためにいっこうに改まらない。
だからこそ、東電は破たん処理を実行し、柏崎刈羽原発などに無駄な資金をつぎ込むようなことにならないようにし、福島第一の収束に全力を投じることを任務とする国と事業者の合弁事業体を作るべきなのだ。

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┗■3.財務省上から「東電解体」を叫ぶ
|  「原発ゼロだ~。電気は足りて~る。毒水止めろ!」
|  「再稼働どころで、ねぇーだろう」
|  10月4日(金)首相官邸前抗議行動の報告
└──── 山田洋子(たんぽぽ舎会員)

六時に少し早く財務省上に行く。空模様があぶなかった。柳田代表は泊原発での現地行動に参加し留守だ。彼のスピーチもない。まだ人通りは少なくチラシも思うように受け取って貰えない。指示待ち族の私には二時間をいかに持たせるかで心が重かった。
そのうち私の壊れ楽器のアゴーゴが届き、横断幕も塀に吊るされ、Mさんがトラメガとともに現れた。この頃から人の流れも多くなり、私は鐘を乱打し始めた。 少し遅れて反原連のコーナーも立ち上がった。黒のバンダナにTシャツに手ぬぐい。誰がデザインしたのか、なかなかお洒落な品々である。金曜行動に参加する人が反原連の品々で決めれば「ちょっと様になるかもね」とも思ったりした。(ねじり鉢巻き揃いのユカタ、わっしょい、わっしょい)
次第に楽器を携えてくる人集まってきた。それに呼応するかのようにMさんのコールが熱をおびてくる。「大飯が止まった。原発ゼロだ~。電気は足りてる。汚染水止めろ!」
先週あたりから温厚なMさんのコールに「東電解体」が付け加わった。当然である。
私も腹の底から「東電解体」と怒りの声を張り上げる。そして日々伝わる汚染水漏れの情報や現場の被曝労働者の疲弊を思う時、「再稼働どころで、ねぇーだろう、安倍の馬鹿たれめ!」と怒鳴りたくなる。
ドラム隊がやって来てハイテンポになった。日音協が来て「反原発の歌」を皆で歌った。
70歳半ばと思われる男性が「安保の頃は道いっぱいに人があふれてね・・・」と通りすがりに話していった。横で暫くリズムに合わせて黄色の小旗を振っていた欧州からと思われる赤いセーターの婦人がいた。終わりに近づいたころ20名くらいのマラソンチームが通り過ぎて行った。
「原発ゼロだぞ、電気は足りて~る」「原発ゴミの捨て場がなーい」等々のコールを少しでも聞いて心に留めてくれただろうか。
八時丁度、我々の抗議活動をしめくるかのように急に雨が降って来た。

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┗■4.新聞・雑誌から
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◆原発と汚染水は大丈夫か 福島で震度5強 M8級の余震警戒

東日本大震災によって生じた大地のひずみがまたもや露呈した。20日未明に発生した福島県浜通りを震源とする最大震度5強の地震。震源近くには汚染水問題に揺れる東京電力福島第1原発があるため、インターネット上では影響を不安視する声も上がったが、最悪の事態は免れた。気象庁は2年前の大地震の余震とみているが、専門家は「今後も余震は続く。最大でマグニチュード(M)8級もありうる」と話しており、依然警戒が必要だ。
夜更けの静寂を破る揺れが東日本を襲った。
20日午前2時25分ごろ、福島県浜通りを震源とする地震が発生。同県いわき市で震度5強の強い揺れを観測した。福島第1原発がある同県大熊町などでは、最大震度4の揺れを感じた。
影響は首都圏にまでおよび、震度1~3の揺れが都内各所で観測された。
気象庁によると、震源の深さは約20キロ、地震の規模を示すMは5・8と推定されるという。(中略)
震源近くの福島第1原発では、貯蔵タンクからの汚染水流出が問題になっていたなかでの地震。ネット上では「原発は大丈夫か」などと不安の声が噴出したが、原子力規制庁によれば、原発施設の異常は報告されなかったという。
気象庁は、地震発生からおよそ2時間後に緊急会見を開き、今回の地震について「おととしの東日本大震災の余震と考えられる」と発表。今後1週間程度は最大震度4程度の余震への警戒を呼びかけた。
ただ、本紙で「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」を連載する武蔵野学院大学の島村英紀・特任教授(地震学)は「東日本全体で、この程度のものか、あるいはもっと大きな地震が起きても不思議ではない」と警告する。
「東日本大震災(M9・0)をきっかけに東日本全体の地下がリセットされて地震が起きやすい状態になっている。いわば災害リスクが全体的に底上げされた状態で、同規模のものはもちろん、最大でM8級の余震が起こる危険性は高い」
怖いのは、東大地震研が昨年「4年以内に50%以下」の確率で発生すると公表した首都直下地震だ。政府の地震調査委員会は、発生場所にも踏み込み、「南関東」で30年以内に70%の高い確率で発生を予想している。
「都の地下は、地層が重なり合う複雑な構造で活断層の所在もプレートの動きもつかみにくい状況になっている。何が起きてもおかしくない」(島村氏)
日本列島の地下はまだまだ活発な動きを続けている。警戒を怠ることは許されない。(9月20日夕刊フジより抜粋)

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