たんぽぽ舎です。【TMM:No2015】
2013年11月9日(土)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.原子力規制委員会が柏崎刈羽の再稼働審査実施中!
表では審査していないふり、裏では再稼働審査を進行。
すでに10回も審査で協議、許せない。
木村雅英(「再稼働阻止全国ネットワーク」事務局)
★2.「福井から」大飯原発が9月15日停止。これ以上、大地や海を汚さないで
原発停止で核燃料の熱量が下がる.安全になる。これに再び火をつけてはいけない。
中嶋多恵子(サヨナラ原発福井ネットワーク)
★3.新聞・雑誌より2つ
◆ 森担当相「原発警備は該当」 秘密保護法案 実質審議入り (東京新聞11月8日より)
◆ 金曜日の声より(官邸前行動) (東京新聞 11月9日より)
★4.テント日誌 11月6日(水)経産省前テントひろば 788日目
意思表示の高まりがある (M/O)
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※11/10学習会にご参加を!
「原子力ムラの陰謀:機密ファイルが暴く闇」を語る
日 時:11月10日(日)14時より
講 師:今西憲之さん(「原子力ムラの陰謀:機密ファイルが暴く闇」の著者)
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F) 参加費:800円
主 催:もんじゅ・西村裁判を応援する会、いろりばた会議
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※11/11学習会にご参加を!
私たち親子はなぜ福島市渡利から札幌に避難したか
-子ども被災者支援法の幅広い適用と早期実施を求めます-
日 時:11月11日(月)19時より
お 話:中手聖一さん(原発事故子ども・被災者支援法市民会議代表世話人、
福島県いわき市出身、2012年6月福島市から札幌市に移住)
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F) 参加費:800円(学生400円)
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┗■1.原子力規制委員会が柏崎刈羽の再稼働審査実施中!
| 表では審査していないふり、裏では再稼働審査を進行。
| すでに10回も審査で協議、許せない。
└──── 木村雅英(「再稼働阻止全国ネットワーク」事務局)
○福島第一原発の放射能汚染水対策は「コントロール」も「ブロック」もできず廃炉への道も見えない状態で、柏崎刈羽原発の再稼働を申請した東電には皆があきれた。そして、原子力規制委員会はまだ審査を開始していないと考えている人が大半である。でも、実は原子力規制庁は柏崎刈羽原発再稼働の為の審査を10月中に開始していた、許せない。
○規制委員会ホームページの「柏崎刈羽原子力発電所 6・7号炉 審査状況」によれば、
(http://www.nsr.go.jp/activity/regulation/tekigousei/shinsa/kk67.html)
規制庁は、「柏崎刈羽原子力発電所6、7号機の関する新規制基準適合性審査の進め方に係る意見交換(1)」を10月11日に実施し、その後「柏崎刈羽原子力発電所6,7号機 新規制基準適合性審査に関する事業者ヒアリング」を10月15日から既に計9回も実施していたのだ。例えば、10月15日には、規制庁新基準適合性審査チームから18名、東電から25名が出席して、原子炉設置許可変更申請の概要について東電が説明し、原子力規制庁から14項目の指摘を行っている。
東電が再稼働申請を出した時には更田委員が定例規制委員会で「1Fと柏崎刈羽を、あれはあれ、これはこれと別にして考えるわけにはいかない」と話し、10月4日に池田規制庁長官が広瀬東電社長と会って汚染水対策について厳しい話をし、10月28日に田中規制委員長が広瀬社長に会って「東電にドラスチックな改革を要請した」と報道させ、あたかも柏崎刈羽の再稼働審査をするはずがないとの演出をしておきながら、実際にはこの10月中に規制庁と東電とで10回も密室で協議していた。
○確かに、規制委員が出席する審査会合はまだ始まっていない(ようだ)が、規制庁と東電とが頻繁に秘密会合をしていて、実質的には審査を進めていたのだ。
原子力規制委員会が「原子力規制委員会設置法」が目的とする「国民の生命、健康及び財産の保護、環境の保全、並びに我が国の安全保障に資する」組織では無いことを如実に現わしている。
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┗■2.「福井から」大飯原発が9月15日停止。これ以上、大地や海を汚さないで
| 原発停止で核燃料の熱量が下がる.安全になる。これに再び火をつけてはいけない。
└──── 中嶋多恵子(サヨナラ原発福井ネットワーク)
○私が住む福井市のマンションの裏には、田園が広がっています。稲の取り入れが済んだ田の縁には、もみ殻の袋が積み上げてあり、その先にはそばを植えた田があります。福井の秋の田園風景です。この、のどかな風景と、原発銀座と呼ばれ、311後に唯一原発の再稼働を許してしまった県という存在とのミスマッチに戸惑います。
○若狭という狭い地域にもんじゅを含めて14基の原発がある福井県。この若狭で重大な原発事故が起きれば、近畿の水がめである琵琶湖を汚染し甚大な影響が出ます。以前、美浜原発近くから飛ばした風船は、5時間強という短時間内で群馬・栃木などの関東圏にまで飛んで行きました。もし放射能だったらと思うとぞっとします。
大飯原発が稼働していた1年3ケ月、「福井の豊かな大地・海・山を汚染させてはならない。福井が放射能を振り撒く加害県になってはならない」と思いながら運動をしてきました。でも、どの様にしたら、県民がこの危うさに気付くのだろうと考え悩む日々でもありました。それは今も同じです。
○9月15日の福井集会に来て下さった広瀬隆氏から「今、大飯原発が日本で一番危ない。燃料の熱量が恐ろしい。1年止めれば熱量は100分の1にまで下がる。大飯が昨年7月に再稼働していなければ、今頃は燃料をドライキャスクに入れることもできた。福島ではキャスクに入れた燃料棒は海水を被っても無事だった。再稼働とは再び燃料に火をつけること」という話を聞きました。原発を止めておくことがいかに重要であるかを改めて認識しました。大飯3,4号以外の48基の原発の燃料棒は今なら、キャスクに入れる事ができる程に熱量が下がっているということになります。それに火をつけようとする再稼働の動きを阻止しなければなりません。未来を守るために。
○原発の再稼働、特定秘密保護法、憲法改正などの一連の動きで、日本の民主主義の根幹が崩されようとしています。日本の未来を本当に守ることができるか否かの瀬戸際に今、私達はいるのだと思います。先ずは諦めない。できることを、力を合わせてやっていくしかないと思っています。
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┗■3.新聞・雑誌より2つ
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◆ 森担当相「原発警備は該当」 秘密保護法案 実質審議入り
衆院国家安全保障特別委員会は八日、機密を漏らした公務員らへの罰則を強化する特定秘密保護法案の質疑を行い、実質審議入りした。政府・与党は今国会での成立を目指しているが、秘密の範囲が際限なく広がる恐れなどから国民の「知る権利」を犯す懸念が強く、世論は慎重審議を求めている。
法案担当の森雅子内閣府特命担当相は、原発事故や環太平洋連携協定(TPP)の情報が特定秘密の対象になるかについて「該当しない」と否定。ただ、原発施設の警備状況/計画に関しては「公表したらテロリストが知ることになるから(秘密の範囲を示した法案の)別表に当たる場合は指定される」と述べた。 (後略)
(東京新聞 11月8日より抜粋)
◆ 金曜日の声より(官邸前行動) (東京新聞 11月9日より)
○ 実家が福島県の川俣町なので、チェルノブイリの時から事故があったら、うちも危ない、と感じていた。兄夫婦も母も放射能の恐怖の中で暮らしている。声を上げないといけない。
武蔵野市の公務員 山田恭子さん
○ 特定秘密保護法案のことが気になって、初めてデモに来た。権力側が情報を隠そうとするのは何か必ず都合の悪いことがあるはず。原発事故の教訓を生かさないといけないと思う。
蕨市の会社員 亀崎豊さん
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┗■4. テント日誌 11月6日(水)経産省前テントひろば 788日目
| 意思表示の高まりがある
└──── (M/O)
○ テント前に座っていると何か顔をかすめるものがある。そのわずかの気配に振り向いてみると、木の葉(落ち葉)である。テントは木立に囲まれて背後だけみれば、あたかもどこかの山の裾野にでもあるかのような錯覚すら生じさせる。その木々が落ち葉を散らしているのだ。そういえば朝早くから、泊り番の人がその落ち葉の掃除をしていた。どこかの家の庭の落ち葉集めなら焼き芋くらいはできそうな量だ。せっかく、朝早くから掃除をしてもらったのだけれど、もう落ち葉がかなり溜まっている。落ち葉の掃除が日課となる季節なのだ。
まだ、少し早いが霞ヶ関一帯や日比谷公園などでの紅葉もはじまっている。テント周辺の光景も身体に馴染んできて愛着が生まれてきているところもあって不思議だ。人間は対象との関係の中にある存在で、対象を自分の身体の方に取り込んでいく存在である。自然を対象とし、自然との交流とはその身体化である。これを無意識も含めてやってきていて、自然のうちに自分の身体(存在)には対象が取り込まれ入っている。だから、対象の喪失や変化はとても過酷できついこととして現れる。時には心身の病をも生むのもそのためだ。この何気ない光景からでも人間と自然の関係を考えることができるが、原発事故が発生させた人間と自然の交流関係の破壊の過酷さ残酷さ想像できる。人々が長年にわたって関係を形成し、身体化してきた世界を原発事故破壊する。こうしたことについて東電や経産省の面々は考えたことがあるのか。朝まで生テレビの原発討論を見ていても感じたことだった。
○ 前夜は久しぶりに鍋を囲んでテントは賑わった。国会で政府が特定秘密保護法案を出してきて緊張は増している。何かの集会・抗議・デモなどの意思表示が国会や霞が関では展開されはじめている。国会前では以前に僕らは座り込み等をやっていたが、そういう行動が展開される気配がある。こうした意思表示に出掛けてくる人が増えれば、テントも自然に賑わう。出掛けてきたついでに何処か近辺に飲みに出掛けるのもいいだろうが、テントに寄って欲しい。僕らは鍋などで歓迎するだろうし、お酒等を飲みながら歓談もできる。闘いの形態やスタイルはもっと変わっていいいし、僕らの意思表示はもっと愉しいものになっていいのだし、まだまだ知恵の出し方はたらないのだ。 (中略)
○朝早くに関西から上京した方が持参した登りを持って国会周辺に向かった。旧来の形のデモや集会というのはいろいろ企画されており、それはそれで結構なことだし、これに国会周辺での座り込みや徘徊なども展開される。小さいグループや個人の意思表示が無数にあって国会周辺や霞が関一帯がそれを埋めるといいと思う。国会は自民党に政権交代してから国民との距離はさらに遠くなった。そしてとんでも法案が強行に通されようとしている。僕らの闘い困難だ。でも意外と思われるところから、闘いは広がるものだし、多分に未知なる所を持つ。だから、やってみなければ分からないことが多いが、それだけに可能性はるのだからいろいろとやって欲しい。
○山本太郎さんの行為が波紋を広げている。手紙を手渡したことはそれほど大騒ぎする必要のないことだし、ある程度は推察されるが、原発についての天皇の意見を聞いてみたいと思っただけではないか。たいしたことじゃないのだ。天皇の権威を保持したいという面々が過剰に政治利用と騒いでいるだけである。天皇の存在が宗教的な権威の保持であり、それを政治的な権威のためにむかしから政治権力は利用してきたのであり、戦後の象徴天皇もそのような伝統にある。政治利用しようとしてきた面々が誰かであるかよく知られていることであり、彼らが政治利用をいうのはおかしなことだ。憲法を改正して天皇を元首にというのはその典型だ。そうでなければ、天皇を元首にという議論は出てくるはずがないのだ。その連中の地金が露出しているのだ。
○食材偽装が露呈している。これを誤表示というが、こういう言い方が偽装ではないのかと思う。偽りと分かった食材を提供したのに誤って表示したというのは、偽りの意図がなかったこのように思わせるからだ。こういう紛らわしい表現で誤魔化そうとすることが不快である。また、こういうのをそのまま報道するメディアもおかしい。こんな国では「国家秘密」も偽装されるのかもしれない。原発に関する政府や東電側の情報は偽装情報が多いのではと疑ってきたが、疑ってきたことに根拠はあるように思えてならない。(M/O)
※ テントからのお知らせ
■ 11月29日(金) 「脱原発テント裁判第4回口頭弁論」 14時から
日時:11月29日 午後2時から 午後1時東京地裁前抗議集会
午後2時開廷 地裁103号法廷 午後4時から裁判報告集会
■ 12月4日(水) 東電解体!東電本店合同抗議第三回目 18:30~
場所:東京電力本社前 呼びかけ:経産省前テントひろば/首都圏反原発連合/たんぽぽ舎/東電株主訴訟
■ 11月23日(土)11・23全国スラップ訴訟止めよう!シンポジュウム 場所:早稲田大学早稲田キャンパス15号館201教室 入場無料
時間:午後1時(12時30分開場)
主催:経産省前テントひろば/上関原発阻止被告団/高江ヘリパットいらない住民の会
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