たんぽぽ舎です。【TMM:No2029】
2013年11月25日(月)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.反原発の抗議スピーチが、今宵も寒空に、熱く響き渡る-全国のスラップ訴訟被告たちも発言
11/22第81回金曜官邸前抗議行動の報告 渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)
★2.新聞より3つ
◆自民脱原発若手 東電破綻を要求 議連勉強会 (11月21日 東京新聞より)
◆蒸気排出 残る不安 設備設置に住民らの心配
東電柏崎刈羽 本格審査入り-規制委 (11月22日 茨城新聞より抜粋)
◆建屋にまだ燃料3246体 取り出し計画は未定 福島5・6号機廃炉へ
(11月21日 東京新聞より抜粋)
★3.雑誌より
◆ 血税吸い込む「汚染水特措法案」-結局は東電救済案
政治家の目先の手柄争いで国費が湯水のごとく使われてはたまらない。
(出典月刊誌『選択』11月号より抜粋)
★4.テント日誌 11月24日(日)
経産省前テントひろば 806日目 商業用原発停止 71日目
今日はテントの模様替えをした
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※11/28(木)学習会にご参加を!
東電福島4号機燃料プール問題 いよいよ始まるプールからの核燃料移送
今後1-3号機も。失敗すれば3.11の再現
日 時:11月28日(木)18:30開場 19:00開会-21:30
お 話:後藤政志さん(元東芝・原発技術者)山崎久隆さん(たんぽぽ舎)
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F) 参加費:1000円
主 催:スペースたんぽぽ
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┗■1.反原発の抗議スピーチが、今宵も寒空に、熱く響き渡る-全国のスラップ訴訟被告たちも発言
| 11/22第81回金曜官邸前抗議行動の報告
└──── 渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)
1)11月22日(金)、恒例の金曜首相官邸前抗議行動が行われました。寒さの厳しい中、参加者の反原発、脱原発を願う心からの熱い叫びが、霞が関の夜空に響き渡りました。
今回の特徴は、全国各地のSLAPP(スラップ)訴訟被告の方々の発言です。
・沖縄県:高江ヘリパッド訴訟・・・映画「標的の村」で知られる
・中国電力(上関原発)いやがらせ訴訟・・・4800万円の損害賠償を請求される
・富山震災がれき恫喝訴訟・・・富山市長が住民を刑事告訴!
国、地方自治体や大企業などの権力者が、在日米軍基地拡張反対、原発建設反対、震災がれき処理反対などの一般市民運動に対して、司法を使って、一般市民の表現活動の自由の抑圧を狙っている現状を紹介されました。
「スラップ訴訟問題は誰か1個人の問題ではなく、平和的生存権・表現の自由を必要とする国民全体の権利の問題です」と、訴えられました。
2)暗黒国家の始まりとなる「特定秘密保護法」に反対する昨日(11/21)の日比谷野音抗議集会・デモにも参加したという、エネルギッシュな熟年の方々が、本日の官邸前抗議行動にもたくさん居られました。
自民党安倍政権は、国民を甘く見てはいけませんよ。「倍返し」ですよ。
3)東電福島原発事故を風化させないためにも、又、「特定秘密保護法」に反対するためにも、私たちは抗議の声、知恵、力を出して行きましょう。
私たちは、“福島”を忘れない。
原発再稼働を阻止したい。
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┗■2. 新聞より3つ
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◆自民脱原発若手 東電破綻を要求 議連勉強会
自民党の脱原発を主張する議員らでつくるエネルギー政策議員連盟(代表世話人・河野太郎衆院議員ら)は20日、東京電力の分社化に関する勉強会を党本部で開き、若手から東電の破綻処理を求める声が相次いだ。
安倍晋三首相は福島第一原発事故収束や電力の安定供給を担わせるとして破綻処理に否定的だが、党内から異論が示された。
会合で出席者からは「民間企業なのだから破綻させない理由はない。(存続させれば)自民党が国民から見放される」「会社更生法を適用すべきだ」などの意見が出た。
出席議員は約10人だったが、会合を呼び掛けた秋本真利衆院議員は「何倍もの同志が関心を持っている。破綻処理を進めるべきだ」と訴えた。
(11月21日 東京新聞より)
◆蒸気排出 残る不安 設備設置に住民らの心配
東電柏崎刈羽 本格審査入り-規制委
○ 一部放出
「ベント設備を通しても一部の放射性物質は放出される。避難計画を自治体と協議したい」。同原発の新井史朗原子力安全センター所長は10月22日、工事を公開した報道陣の前で強調した。(中略)
東電によると、格納容器内の蒸気を水に通し、放射性ヨウ素など粒子状の放射性物質を千分の一程度に減少させる仕組み。しかしキセノンなど希ガスと呼ばれる気体状放射性物質はそのまま放出される。新基準は過酷事故時の放射性ヨウ素や希ガスによる放射線量の制限値を設けていない。
○ 健康に影響
泉田裕彦知事は6、7号機の規制委への審査申請を承認したが、東電の広瀬直己社長との会談では「7号機から放射性ヨウ素がすべて放出された場合、 ベント設備を使用しても原発敷地境界で約260ミリシーベルトの被ばく量が生じる」との県の試算を示し、「健康に影響がある」と批判した。
広瀬社長も、希ガスも合わせて試算すると全身の被ばく量は「かなり大きな数字になる」と認めているが、試算結果は公表していない。
○ 耐震性
しかし地下式設備の強度に疑問の声もある。元原子力プラント設計技術者の後藤政志氏は「地下に埋設したから地震で絶対に壊れないと言えるのか」。
「格納容器の爆発を防ぐにはベント設備に頼らず、容器自体の構造強化など、設計から見直すべきだ」と新基準の問題点を指摘している。
(11月22日 茨城新聞より抜粋)
◆建屋にまだ燃料3246体 取り出し計画は未定 福島5・6号機廃炉へ
東京電力福島第一原発5、6号機の廃炉に向けた検討が最終段階に入った。両機は重大事故を免れたものの、原子炉建屋内に計3246体もの核燃料が残されている。これらが全て取り出されれば危険性が減り、建屋の活用にもつながるが、具体的な取り出し計画は未定だ。(中略)
事故当時に定期検査中だった5、6号機は、原子炉内に核燃料が入ったまま。6号機は先月、使用済み核燃料プールに移し始めたが、5号機の計画は未定。プールに移したとしても核燃料は当面、建屋内に残る。
プールは地上30メートルを超える高さにある。事故で3,4号機のプールが冷却機能を失った際は注水が難航。自衛隊ヘリや高圧放水車を総動員して危機を逃れたが、建屋上部に大量の核燃料があり続ける危険は大きい。(後略)
(11月21日 東京新聞より抜粋)
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┗■3.雑誌より
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◆ 血税吸い込む「汚染水特措法案」-結局は東電救済案
政治家の目先の手柄争いで国費が湯水のごとく使われてはたまらない。
宰相が国際社会に発した「ウソ」を「誠」に変え、ゾンビ社会延命のために血税を注ぎ込む法案の準備が自民党内で進んでいる。党資源・エネルギー戦略調査会長の山本拓が手がけている「汚染水特別措置法(仮称)案」だ。漏れ出す汚染水の封じ込めを、東電ではなく、国の直轄事業等として行えるようにするという内容である。
「嘘」とは、首相安倍晋三がIOC総会で汚染水問題について「状況はコントロールされている」と述べたことだ。そればかりか、東京五輪までの汚染水問題の収束を事実上の国際公約としている。
「結局は東電救済策」
問題は国費の投入の仕方だ。安倍の発言の「穴」が露呈すれば、政権失速の引き金となりかねない。安倍側近を辞任する自民党政務調査会長高市早苗は危機感を募らせ、夫の山本に特措法案作りを求めた。が、反応は芳しくない。他の重要法案との兼ね合いや、補助金の枠組みを超えた関与は無用だという考えが少くないからだ。
賠償、廃炉、除染も含めて事故処理全体に必要な措置の中で国の関与の度合いを決めるべきで、汚染水だけを切り離す手法が妥当かという批判もある。「時限立法とし、際限なき国費は投入しない」という説明も、汚染水問題の推移を振り返れば説得力を欠く。大昔に小川だった場所に立地していたがために地下水の流量が多いと分かったのは最近だ。凍土壁のようなアイディアは海外メディアから「SFの世界」と揶揄される現状で、国の直轄事業化でどれだけの血税が吸い込まれるか分からない。「結局は東電救済策」との見方も強く、「山本・高市夫婦の動きは重要閣僚での入閣狙い」と動機を疑う声もある。が、「原発銀座」の福井県が選挙区で、党県連会長でもある山本の「やる気」をないがしろに出来ない事情がある。
政治家の目先の手柄争い
額賀は額賀で、別の特措法案を検討している。賠償、廃炉、除染まで国が前面に立つ内容だ。国費投入で東電は経営破綻を免れても、国民負担は増す。「もともと福島救済の考えが強かったところに財務省の抵抗と山本のスタンドプレーが加わり、額賀が頑なになった」と関係者は指摘する。
そもそも発生から2年も経て、汚染水が新たな大問題のごとく扱われること自体、不思議だ。これは民主党の責任が重い。事故当時の民主党政権の首相補佐官、馬淵澄夫の証言だと、東電は債務超過を恐れて、遮水壁建設を先送りした。この時、国が代わりに作る発想が無かったのは、完成後は東電の資産となる構造物に税金を使えないと考えたからだ。そこに危機管理意識の乏しさがある。
とはいえ、今や自体が一企業の手に負えないことも明白だ。廃炉を含め国の息長い関与が避けられないからこそ、政治家の目先の手柄争いで国費が湯水のごとく使われてはたまらない。
(出典月刊誌『選択』11月号より抜粋)
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┗■4. テント日誌 11月24日(日)
| 経産省前テントひろば 806日目 商業用原発停止 71日目
| 今日はテントの模様替えをした
└──── (I.K)(K.M)
○10時ごろテントに着いたらもうすでにEさんの指揮で冬支度への準備が始まっていた。まずはテントを空にするため泊まり開けの方数人で中の荷物の運び出しをしていた。床に敷いてあるすのこをはがし、寝室部分も板一枚だけにする。
それからが大変たまったゴミや枯葉の掃除に労力を費やす。何かお宝は出てこないかと期待したが、すのこの隙間から落ちた小額のコインが数枚出てきたのみ。
新しくする畳などをテント前に運び込むのを見て経産省のお役人がやって来た。
テントに荷物をこれ以上増やすなとのこと、冬使用にするための準備であること、今テントは裁判所の管轄にあり、模様替えの申請はちゃんとしてあることなどを話したら、申請書の写真まで撮って帰った。
一段落してテントの前にテーブルを置き、Mさん差し入れの美味しい“そば稲荷”(すし飯の代わりにおそばが詰めてある)、海苔巻き、Hさんからのお寿司などを並べてピクニック状態の昼食 を頂いた。食べている間に自転車で来た女性から暖かいお茶と暖かいおにぎりの差し入れもあり大感激!
○午後経産省のお役人がまた来る。今日3度目の訪問、今度はテント前に張られた鎖に異常を見つけたためとか、監視カメラで判ったのでしょうね。鎖を調整して帰った。
朝からのごたごたで雀さんたちの居場所がなくなってしまったので優しいTさんが急遽信号機の隣に雀さんの指定席を移した。場所が変わったので不安だったのかしばらく降りてこなかったが、そのうちに安心してやってきた。
最近では10数羽も来るのでびっくり!雀も当事者です。
昼食の後、暗くなる前にと必死の作業が続き何とか住めるように出来た。今夜の泊まり番の人たち少しは住み心地が良くなったでしようか? (I.K)
おかげで気持ち良く眠りました
○昼の模様替えのおかげで気持ち良く眠りました。皆さんに感謝。夜、テントに到着すると、差し入れをつまみに、村長やEさんら数人が昼の作業疲れを癒してうまい酒を飲んでいる。ひとしきり苦労話を話した後、朝からの疲れと酔いで赤ら顔の人たちが次々に帰って行った。実は、高くなった畳の新たな寝室でいち早く寝たのはおいしいシュークリームを持ってきた弁護士さん。シュークリームを数個口に入れた後、寝室で夜中まで寝てしまったのでした。
一方、25日の「11・25 福島公聴会・緊急アピール行動 秘密保護法に異議あり!―秘密保護法に反対します! 福島をアリバイづくりに使わないで-」に参加するべく、Tさんがトラメガ等を準備して帰った。
報道も秘密保護法反対の声を取り上げるようになってきた。この恐ろしい壊憲の法を何としても廃案にしたい。26日の衆議院通過を止めるべく、地元の与党議員に電話やFAXで抗議の声を届けよう。私は、「秘密法で戦争準備・原発推進―市民が主権者である社会を否定する秘密保護法」(海渡雄一著、創史社)を多くの人に薦めお譲りしている。
23日に3団体で開催した「11・23全国スラップ訴訟止めよう!シンポジウム」には280人が参加、いろいろな運動で弾圧を受ける被害者が集う歴史的なシンポジウムを実現できた。秘密保護法が無くてもこれだけの弾圧があるのだ。被害者・被害団体が連携しながらで弾圧を跳ね返していきたい。
■ 第一のステージの山場を迎える裁判。是非参加を。11月29日(金)
「脱原発テント裁判第4回口頭弁論」 14時から
日時:11月29日 午後2時から 午後1時東京地裁前抗議集会
午後2時開廷 地裁103号法廷
午後4時から裁判報告集会
■ 再稼動に向けた現地行動の予定(全国的な展開)
☆伊方:12月1日松山での1万人集会。再稼動一番手と目されている伊方原発再稼動阻止のために現地闘 争拠点を構築へ。テントからは11月30日~12月2日の行動が予定されている。
☆もんじゅ&大飯・高浜;7日・8日敦賀でのもんじゅ全国集会~大飯・高浜行動
☆川内: 12月15日(鹿児島県)川内(センダイ)で2000人集会 (12月14日(土)相談会も開催)
問い合わせはテントに;電話 070-6473-1947。
またはたんぽぽ舎へ;電話 03-3238-9035
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