たんぽぽ舎から No.2038

たんぽぽ舎です。【TMM:No2038】
2013年12月5日(木)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.12/4東電解体!東電本店合同抗議の報告
汚染水止めろ!柏崎刈羽原発再稼働するな!
4団体の共催、次回(第4弾)は、来年1月8日(水)
渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)
★2.槌田ゼミ エントロピー入門講座 12月12日(最終回)のお知らせと、
特別企画─福島現地の記録映像「福島の悲劇」
上映&監督トーク会(12月15日夜)のお知らせ
槌田ゼミ講座スタッフ
★3.「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」その30
いまだに過小評価を続ける原発関連耐震評価、地震国に住む地震学者として心配である
強震を過小評価する危ない「常識」
阪神淡路大震災以後にすでに分かっていた「予想以上の揺れと加速度の発生」
島村英紀(地震学者)
★4.新聞より3つ
◆福島から自民へ献金8倍
建設業、目立つ高額除染で業績が回復 電力役員からは4.3倍
(11月30日朝日新聞の見出しより)
◆汚染水、薄めて海洋放出も検討を…IAEA助言
(12月4日読売新聞より抜粋)
◆党名変更のススメ 鎌田 慧         (12月3日東京新聞・本音のコラムより)
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※12/11学習会にご参加を!
プロメテウスの罠・第5弾「原発維持せよ」~経産省官僚の論理と行動
日 時:12月11日(水)19:00開会
お 話:小森敦司さん(朝日新聞編集委員)
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円   撮影禁止
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┗■1.12/4東電解体!東電本店合同抗議の報告
|  汚染水止めろ!柏崎刈羽原発再稼働するな!
|  4団体の共催、次回(第4弾)は、来年1月8日(水)
└──── 渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)

12月4日(水)午後6時半、厳しい寒さの中、東京電力本店前で「汚染水止めろ!柏崎刈羽原発再稼働するな!」のコールが鳴り響いた。主催は、経産省前テントひろば・首都圏反原発連合・たんぽぽ舎・東電株主代表訴訟。参加者は、約300人。
冒頭、主催者代表で、たんぽぽ舎・柳田さんが抗議主旨説明、および情勢報告(12/1、伊方原発再稼働反対の松山集会は、8300人の参加で大盛会)を行った。
問題提起として、東電株主代表訴訟・木村結さん、たんぽぽ舎・山崎久隆さんが発言。
また、福島県双葉町、前町長・井戸川克隆さんから、「東京電力にだまされた。双葉町を返せ。東電は誠実に償え。」等の熱い訴えがなされた。
さらに、東電への申入れ書は、首都圏反原発連合、経産省前テントひろば、その他の計4通。その後、コールと参加者からのアピールがあり、午後8時に終了。秘密保護法反対で、多くの人が国会抗議行動へ行っているにも拘わらず、300人が元気な声を東京電力本店へあびせ、中身の濃い抗議行動でした。なお、本抗議終了後に、参加者の過半数が秘密保護法反対抗議のため、国会へ向かった。

※第1回「東電解体」講座を開催します。奮ってご参加ください。
日 時:12月10日(火)、開場:18時15分、開会:18時45分
講 師:堀江鉄雄さん(東電株主代表訴訟原告代表)
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円 資料あり

☆今後、2014年1月8日(水)、2月5日(水)と行動を続けていく予定です。
☆時間は午後6時半~8時。東電本店前に、ぜひ多くの参加をお願いします。

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┗■2.槌田ゼミ エントロピー入門講座 12月12日(最終回)のお知らせと、
|  特別企画─福島現地の記録映像「福島の悲劇」
|  上映&監督トーク会(12月15日夜)のお知らせ
└──── 槌田ゼミ講座スタッフ

日 時:12月12日(木)18時半開場 19時開会
場  所:スペースたんぽぽ(千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4階)
講 師:槌田 敦さん  参加費:800円 予約不要 直接会場へお越しください。

今年1月から開始した「エントロピー入門」講座はいよいよ最終回を迎えます。最終回はエントロピー講座の総まとめです。「第9章 個人も社会も、ほどほどの幸せを目標にする」から、一部紹介します。
「…【弱者の抗議行動で政治を正す】悪い政治に対しては徹底して抗議して改めさせる。そして、悪事を働いた政治家を罷免する。また、行政に失敗した官僚は昇給停止処分にする。現状のような官僚が責任を取らない行政は間違っている。・・・政治では一部の者が権力を握って強者となり、弱者を排除して利益を独占しようとする。・・・弱者が黙っていては強者の思いのままである。そこで弱者の中の一部の者が、強者の陰謀を説き明かす。」
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講義は最終回ですが、エントロピー入門講座の特別企画として、次のような
上映&トーク会を開催します。日曜の夜ですがぜひご参加ください。

★★ 核事故の実体を知る連続上映会 ★★

日 時:12月15日(日)18:20から上映、19:40ごろから監督トーク
場  所:三軒茶屋キャロットタワー5FセミナールームB
参加費:1200円(エントロピー講座受講者はカードをお持ち下さい)
問合せ(メール): rdp.jimu.kanto@gmail.com
上映作品【福島の悲劇─放射能に翻弄される人々を追った記録─】と監督(小松さん)の紹介は▼こくちーずページ▼をご参照ください。
http://kokucheese.com/event/index/129871/ (当日参加、大歓迎)

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┗■3.「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」その30
|  いまだに過小評価を続ける原発関連耐震評価、地震国に住む地震学者として心配である
|  強震を過小評価する危ない「常識」
|  阪神淡路大震災以後にすでに分かっていた「予想以上の揺れと加速度の発生」
└──── 島村英紀(地震学者)

○大地震の揺れが、以前知られていたよりもずっと大きいことが分かってきた。
前回の高感度地震計とちがって今回は感度を下げた地震計の話をしよう。なぜ、そのようなものが必要なのだろう。わざわざ切れない包丁を用意するようなものだと思うだろうか。
だが、これは大事な観測なのだ。高感度の地震計では、近くで大地震が起きたときには記録が振りきれて、地面の揺れを正確に記録することは出来なくなってしまう。
このために低感度の地震計「強震計(きょうしんけい)」が必要なのだ。
それは地震の振動が、地面が1000分の1ミリも動かないような微小なものから、数十センチも動く大地震まで、とても大きな幅があるからである。
大地震のときに地面がどのくらい揺れたかは、建物や建造物を造るときに大事な情報になる。

○阪神淡路大震災(1995年)以後、日本中で強震計が増やされた。いまでは全国に1000点もある。世界一の密度だ。
この強震計が展開されたために、いままで知られていなかったことが分かってきた。
そのひとつは、大地震のときの揺れが、それまで考えられてきたよりもはるかに大きいことがあることだった。
地震が建物や建造物が揺するときには、地震の「加速度」に比例した力がかかる。具体的には、加速度の値に、そのものの重さを掛けただけの力がかかる。

○加速度の大きさはガルという単位で測る。980ガルというのが、地球の引力で、地球上すべてのものにかかっている重力である。
ヤクルトのバレンティンが高々と打ち上げたボールが地面に帰ってくるのも重力のせいだ。
もし地震の揺れが980ガルを超えたら、地面にある岩が飛び上がることを意味する。
建物にも、ダムや高速道路などの構造物にも大変な力がかかることになる。
実は阪神淡路大震災の前には、地震学者のあいだでも、まさか岩が飛び上がるほどの揺れはあるまいというのが一般的な常識だった。
しかし、その後に起きた大地震で日本中に展開された強震計の記録は、この常識を覆した。
たとえば新潟県中越地震(2004年)では2516ガルを記録したし、岩手・宮城内陸地震(2008年)では岩手県一関市厳美町祭畤(げんびちょうまつるべ)で4022ガルという大きな加速度を記録した。

○こうなると心配になってくるのが、いままでの「常識」で作られた建造物だ、たとえば原発はある限度以上の揺れはないとして設計されている。
ある電力会社の原発のホームページには「将来起こりうる最強の地震動」として300 – 450ガル、「およそ現実的ではない地震動」として450 – 600ガルという値が載せてあった。
福島の原発事故以来、このホームページは削除されてしまったが、この値で設計されていたことは確かなことだ。
地震国に住む地震学者としては心配なことである。(12月5日夕刊フジより)

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┗■4.新聞より3つ
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◆福島から自民へ献金8倍
建設業、目立つ高額除染で業績が回復 電力役員からは4.3倍
(11月30日朝日新聞の見出しより)

◆汚染水、薄めて海洋放出も検討を…IAEA助言

東京電力福島第一原子力発電所の廃炉対策などを検証する国際原子力機関(IAEA)の調査団が4日、同原発の汚染水について、除去が難しい放射性物質トリチウムなどを国の基準値以下に薄めたうえで海洋放出することも、選択肢として検討するよう政府と東電に助言した。(12月4日読売新聞より抜粋)

◆党名変更のススメ  鎌田 慧

日曜日。氷雨の下でのデモだった。松山市での伊方原発再稼働反対集会に参加した。「ボクもフクシマの避難民」という元宇宙飛行士の秋山豊寛さんのシイタケ栽培は、原発事故で全滅した。彼と並んで歩いて「再稼働反対!」の声を上げた。
デモの叫びもテロルと言い切った石破茂自民党幹事長の発言は、権力者の過剰な恐怖心を見せつけたが、その日の集会でも特定秘密保護法案を批判する声が多かった。
原発と防衛とを秘密と厳罰で結ぶ法案があらわれた。兵器工場で働くひとはいまでも「適正評価」を受け、「防衛機密」で口を封じられている。原発とその関連産業で働く人も、身辺を調査されている。それがさらに周辺に拡大される。
日を追って、秘密保護法案にたいする市民の怒りが強まっている。私たちは戦前の社会を支配した特高警察や憲兵隊の監視の目を伝えてこなかった。いま、その暗黒時代に戻ろうとしている。
この前世紀的な悪法を「問答無用」とばかり、また強行採決しようとしているのが、「自由民主、公明」を党名にしている傲慢与党である。
自由民主、公明を騙(かた)って恥ずかしくないのか。「抑圧、独裁、暗愚」とその名を変えたらいい。やがて5年もすれば、この「民主主義抑圧法」または「言論弾圧法」に賛成した議員たちは、歴史に裁かれる。それは必定だ。
(12月3日東京新聞・本音のコラムより)

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