たんぽぽ舎です。【TMM:No2039】
2013年12月6日(金)地震と原発事故情報 -4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.12/10(火)東電解体講座 第1回の講師は堀江鉄雄さん
東電の分析:会社更生法で東電を解体せよ!
東電は実質破たん企業 - 債務超過、債務不履行(於スペースたんぽぽ)
★2.「菅直人が語る福島原発事故の真実」
11/23日本教育会館で菅さんのお話を聞きに行ってきました(渡辺マリ)
★3.新聞・雑誌から
◇冬の節電スタート 期間は来年3月31日まで(12月3日 毎日新聞より)
◇汚染ごみ焼却施設爆発の報告書、労働局 発生日時まで「黒塗り」
(12月6日 東京新聞「こちら特報部」より)
◇東京電力再建計画 新潟・柏崎刈羽原発「16年度に全基再稼働」
現実味欠くシナリオ 資金繰り改善を優先(12月3日 毎日新聞より)
◇中間貯蔵施設 国費1兆円 追加的除染も対応(12月1日茨城新聞より)
★4.テント日誌 12月5日(木)
経産省前テントひろば 817日目 商業用原発停止 82日目
原発に関する情報も秘密にされてしまうかもしれない。 (I.K)
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┗■1.12/10(火)東電解体講座 第1回の講師は堀江鉄雄さん
│ 東電の分析:会社更生法で東電を解体せよ!
│ 東電は実質破たん企業 - 債務超過、債務不履行
└────(主催 たんぽぽ舎・経産省前テントひろば)
東電解体講座 第1回
東電の分析:会社更生法で東電を解体せよ!
東電は実質破たん企業 - 債務超過、債務不履行
講師 堀江 鉄雄さん(東電株主訴訟原告代表)
日時 12月10日(火)18時45分~21時(開場 18時15分)15分早い!
会場 スペースたんぽぽ | 参加費800円(学生400円)
主催 たんぽぽ舎・経産省前テントひろば
【内容】
◇3.11以前超優良企業だった東電は、原発事故の直後資金繰りができず
当面の債務返済が滞る「債務不履行」と、債務が資産を上回る「債務超過
」で破たん寸前でした。
◇この時東電を救ったのは3月下旬の主要7銀行による約2兆円の緊急融資
でした。しかも全額無担保でした。この緊急融資によって、2011年
3月末の危機は回避されました。
◇しかし実質的な破たん企業に2兆円もの融資を行うことは銀行経営として
異常です。さらに異常なことに金融庁も会計監査法人も黙認しました。
◇東電は汚染水問題の収束もできない一方、経営再建の切り札に柏崎刈羽原
発の再稼働を上げています。
◇東電は早く破たん処理し、事故収束や廃炉に専念する原発会社と事業収益
で賠償し負債を返済していく発送電会社に分社化すべきです。
◇東電の経営責任や株主責任、貸し手責任を問うべきですが、驚くことに銀
行団はすでに貸し手責任を問われることに備え、優先弁済される社債に切
り替えていました!
関連情報(11/26茨城新聞より)
「汚染水、早期終息を」県市長会など8団体、東電に抗議
東京電力福島第1原発事故に伴う汚染水問題の早期の事態収束を求め、
県市長会など8団体は25日、水戸市笠原町の県市町村会館に東電の関浩一
茨城支店長らを呼び、「これまでの対応はその場しのぎだ」として抗議文
を手渡した。 抗議を行ったのは県市長会のほか、茨城沿海地区漁業協同
組合連合会など。(中略)抗議書を受け取った関支店長は「国からの支援
、助言をいただきながら、緊急的対策を講じ、今後さらに抜本的な対策を
確実かつ迅速に実施していく」と答えた。(中略)県観光物産協会の村田
副会長は「今になっても『茨城は大丈夫か』という問い合わせがある。
県北の民宿は休業状態だ」と強調した。
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┗■2.「菅直人が語る福島原発事故の真実」
│ 11/23日本教育会館で菅さんのお話を聞きに行ってきました
│ SPEEDIの情報は米軍には送られたが官邸には届かなかった
└────(渡辺マリ たんぽぽ舎ボランティア)
・菅さんの美学 情報をくれ──特に質問が多かったのはスピーディー
(SPEEDI)の事でした。このデータは米軍と福島県には送られましたが、
官邸には届かなかった。その上、傍にいたM氏は「3キロで大丈夫」とか
「水素爆発なんて起こるはずがない」とか何とか言っていた。更に、情報が
全くこない(1号機の爆発を彼はテレビで知ったのですよ、その他…)。
東電に対する不信、その為に東電本社に乗り込んだ、現地にも飛んだ。
「このことに関してずいぶん悪口を言われました、でも自分のした事は今で
も正しかったと思っています」声を荒げるでもなく、淡々と説明。
・「3.11まで原発は安全だと思っていた」「すべて総理としての私が悪かっ
た」。東電や保安院に対する、たぎる思いはあったろうけれど、全て自分の
責とした。菅直人という人間の美学だろうなあと思いました。
それに反して!
・安倍晋三首相の人間性──2011年5月20日安倍首相のメールマガジンに「菅
首相が海水注入を止めたため、メルトダウンを引き起こして原発事故がひど
くなった」という嘘の情報を最初にネット上に発信したのがこの人。
この情報を読売新聞と産経新聞が大々的に取り上げた為、いまだにこの嘘
を信じている人がいる。共に苦悩し、支援を送るべき時に、こういう嘘情報
を意図的に流す、これがこの人の人間性です!
・「小泉さん、カッコいいですね!私もあの時ゼロだと言いたかった」これを
2度も言いました。
・聴衆は300人超。男の人に「ここはダメ」と石もて追われ、それでも、
たんぽぽ舎のビラは200枚配れました。
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┗■3.新聞・雑誌から
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◆冬の節電スタート 期間は来年3月31日まで
(12月3日 毎日新聞より)
冬の節電機関が2日、沖縄県を除く全国で始まった。寒さが厳しく、本州か
ら融通できる電力も限られる北海道では2010年度比6%以上の節電を要請。
本州以南では数値目標を設けず、「無理のない範囲での節電」を呼びかけた。
(後略)
◆汚染ごみ焼却施設爆発の報告書、労働局 発生日時まで「黒塗り」
102ページ真っ黒、まるで保護法先取り
(12月6日 東京新聞「こちら特報部」より)
福島県鮫川村にある放射性物質に汚染された稲わらなどの焼却施設が、8月
に爆発を起こした。環境省は「破損事故」と過小に評価しようとしたが、労災
を管轄する福島労働局はもっとひどかった。市民が事故報告書の情報公開を請
求すると、誰もが知る発生日時まで黒塗り。国会議員がつついて出てきた報告
書も102ページが全面真っ黒で、「秘密体質」にはあきれるばかりだ。(中略)
日時すら隠した理由を取材すると、福島労働局の担当者は「情報公開法5条
に基づく措置」と説明した。(中略)日時がなぜ秘密なのか理解できない。
(中略)今回の恣意的な情報隠しについて、藤原さん(市川市の市民団体役
員)は「まるで特定秘密保護法の先取りだ。全く理解できない。爆発を徹底し
て隠そうとしていると感じる」と厳しく批判した。
◆東京電力再建計画 新潟・柏崎刈羽原発「16年度に全基再稼働」
現実味欠くシナリオ 資金繰り改善を優先(12月3日 毎日新聞より)
東京電力と原子力損害賠償支援機構は、見直し作業中の総合特別事業計画
(再建計画)の大枠を固めた。2016年度をめどに、柏崎刈羽原発(新潟
県)の全7基を再稼働させて収益を改善、社債発行を再開して資金繰りを安定
化する。再建のめどがつき、機構が保有する東電株を売却して利益が出た場合、
東電の債務軽減に充てることも検討する。(中略)ただ、柏崎刈羽原発の全基
再稼働が実現するかどうかは見通せず、東電株の売却益を債務軽減に充てる案
も国民の理解を得るのは難しそうだ。(後略)
参考(毎日web)
http://mainichi.jp/journalism/listening/news/20131203org00m010001000c.html
◆中間貯蔵施設 国費1兆円 追加的除染も対応
(12月1日 茨城新聞より)
──政府は除染などで出た汚染廃棄物を保管する中間貯蔵施設の建設に1兆円
の国費を投入する方針。これに加え住民の帰還に伴い追加的に発生する除染も
「公共事業」と位置付けて国費で対応する方向で調整を進めている。(後略)
関連記事(11月2日 共同通信より)
http://www.47news.jp/47topics/e/247226.php
国や自治体がこれまでに計画した除染費用は最大3兆円程度になる見込みで、
この部分は従来方針通り東電の全額負担とする。政府は東電の除染負担額が
固まった段階で、交付国債の発行枠を現在の5兆円から8兆~9兆円に拡大
し、東電の資金繰りを支える方針だ。(中略)特措法で除染費用は東電負担
と定めており、国がいったん肩代わりした上で東電に請求する。環境省は
2013年度までに除染関連費用として約1兆5千億円を計上し、14年度
も約4800億円を要求している。除染作業は自治体によって進み具合にば
らつきがあり、最終的には2兆~3兆円にまで膨らむ見通し。東電はこれま
で費用の大半を支払っていない。
中間貯蔵施設の建設費はエネルギー対策特別会計から複数年度にわたって
支出する方針。(後略)
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┗■4.テント日誌 12月5日(木)
│ 経産省前テントひろば 817日目 商業用原発停止 82日目
│ 原発に関する情報も秘密にされてしまうかもしれない。
└────(I.K)
風も無く比較的暖かい朝でした。10時過ぎテレビカメラが数台テント前に現れ
たので何事かと思ったら、和食が無形文化遺産に登録されたので農水省のビル
に設置された垂れ幕を撮影する為の様だった。こんなことしている場合じゃな
いでしょと思いながら私もパチリ!
今日は秘密保護法反対のため参議院議員会館前に向かう人が多く寄って下さり
用意したチラシが乏しくなる。なかには奈良から来たという人さえいる。
居てもたっても居られない気持の人たち、国会はどっちですか?何かやってい
ますか?と尋ねられる。みんながどんなにこの法案成立を不安に思っているか
議員たちにわかって欲しいです。
テントは初めてという人も多く「此処は脱原発の象徴ですよね」との言葉に勇
気を頂いた。通りすがりにカンパしてくださる方も多く感謝!
秘密保護法が成立すれば原発に関する情報も秘密にされてしまうかもしれない
のですよね。この法案強行採決されてしまったらどうなるの?次は安倍内閣打
倒しかないよねと言う会話も、でもどうやって?
昼過ぎ経産省に向けて一人街頭演説している人がいた。石油などの値上がりで
電気料金が上昇することを懸念、彼は経産省に原発再稼動を急げ!放射性廃棄
物は衛星に載せて宇宙へ持っていけば良いと叫んでいた。私には理解できない
けれど、色々なこと考える人が居るのだなと思う。
3時過ぎるとやはり寒くなったのであとはお任せして帰宅の途についた(I.K)
★★テントひろば裁判 次回公判は2月10日(月)午後2時から★★
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