たんぽぽ舎から No.2048

たんぽぽ舎です。【TMM:No2048】
2013年12月17日(火)地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.九州電力川内原発・再稼働やめよ集会に1800人
原発現地の大集会が続々成功(全国5カ所)
福岡1万人、伊方8300人、「もんじゅ」1000人、泊1500人
柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.12月13日(金)第84回首相官邸前抗議行動
官邸前から国会前迄、金曜夜のお散歩オススメスポット
抗議行動から、ゲリラマッサージ迄盛り沢山・前編
金子やよい(たんぽぽ舎 金曜行動ボランティア)
★3.新聞より2つ
◆検証前に原発影響否定 福島県の甲状腺検査評価部会
初会合後「今のがん、事故前から」
結論ありきの制度設計 秘密会の存在に募る不信 体制刷新も結局骨抜き
(12月16日東京新聞=こちら特報部より抜粋)
◆悪政 地に満つ 3本の毒矢  鎌田慧=本音のコラム=
(12月7日東京新聞より)
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※12/18(水)【学習会】にご参加を!
第18回槌田ゼミ 徹底解析福島原発事故
『 「なんでも水素爆発の大合唱」3号機は核・水蒸気爆発、4号機は核暴走』

日 時:12月18日(水)19時より
お 話:槌田 敦さん
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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┗■1.九州電力川内原発・再稼働やめよ集会に1800人
|  原発現地の大集会が続々成功(全国5カ所)
|  福岡1万人、伊方8300人、「もんじゅ」1000人、泊1500人
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

イ.原発再稼働の嵐が近づきつつある中で、原発現地の大規模集会が続々と開かれてきた。九州や四国、北海道と皆、遠い地のため、東京の報道は実質ない状態だが、しかし、原発現地の再稼働阻止の怒りと運動は着実に拡がり、燃え上がっている。過去3カ月の一覧表をまとめてみる。いずれの集会も過去最高人数を数えている。
北海道電力 泊原発    10月5日(土) 1500人
九州電力 玄海・川内原発 11月10日(日)10000人
四国電力 伊方原発    12月1日(日) 8300人
原子力機構「もんじゅ」(福井県内) 12月7日(土) 1000人
九州電力 川内原発    12月15日(日) 1800人

ロ.再稼働阻止全国ネットワークも、この5つの集会にしっかりととりくんだ。遠くの地での開催だがどの集会にもほぼ2ケタの人数で参加した。
最大は12月1日の伊方原発再稼働反対集会で400人(東京から100人、関西から200人、全国から100人)の参加を実現した。原発現地は、大都市(電力消費地)の連帯・支援を必要としている。今後もいくつかの集会・デモが開かれる。東京での闘い(官邸前-国会、東京電力、規制委員会)への闘いも重要だが、同時に原発現地の闘いへの連帯も重要だ。
来年早々のいくつかの全国集会へ今から準備しよう。
1月18日(土)から19日(日)の全国相談会(於、東京)へ参加しよう。

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┗■2.12月13日(金)第84回首相官邸前抗議行動
|  官邸前から国会前迄、金曜夜のお散歩オススメスポット
|  抗議行動から、ゲリラマッサージ迄盛り沢山・前編
└──── 金子やよい(たんぽぽ舎 金曜行動ボランティア)

金曜官邸前抗議も2年半以上続く中、色々な人、色々な抗議の仕方が現れてきた、で、今回はそんな様子を少し感じて下さい。
先ず出発は官邸前から、ここは、スピーチは1分間、内容は反原発、あくまで官邸・政府への抗議など、ノボリ、プラカード多数あり、手作りのものでなかなか凝っている、最近は、秘密保護法に絡めたもの多し。
少し下ると地下鉄国会議事堂前3番口(この階段を下って左通路奥にトイレあり、要チェック)更に下って人の列が切れる辺りに日音協のギター、歌のお出迎え、歌声に癒されたところで、似顔絵ギャラリー出現、皮肉とブラックユーモアの効いた作品は、見応えあり、私のお気に入りは、三輪さんの一喝。
交差点に進んでいくと、コールとドラムのコラボ、乗りのいいリズムで、体が暖たまったら、交差点を国会方面に渡りましょう。
渡ったところは、寄せ書きコーナー、原発現地で、反対の声を上げている人達に連帯と励ましの一言を送りましょう。ハガキの活動に協力するのもグッドですよ。
さてここから国会に向かう並木道、普段は暗い夜道ですが金曜・夜は違います、まずは、明かりのオブジェに囲まれて、太鼓(チャンゴ)とカネ(プングル)で演奏される風物(プンムル)は、にぎやかな中に少し哀愁漂う素敵な音楽、踊りの輪に、勝手流で加わっても歓迎されますよ。そばには、福島のおんな達のコーナー、本とカレンダーが置いてありました。
少し先に行くと「福島事故の真実」の解説あり150cm四方はありそうな説明は、文字がびっしり、じっくり読んで見たいのですが、今日は先を急ぎます。
そのお隣は畳3枚程の大作の絵、題名は「無主物」作者の方が詳しく絵の解説をしてくれます。
と、ここまでで前半終り、ちょっと急いでしまいましたが、来週後半のレポート、乞うご期待(^-^)/

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┗■3.新聞より2つ
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◆検証前に原発影響否定 福島県の甲状腺検査評価部会
初会合後「今のがん、事故前から」
結論ありきの制度設計 秘密会の存在に募る不信 体制刷新も結局骨抜き

秘密会の開催などで、県民の不信が募りに募った福島県の県民健康管理調査。専門家がつくる検討委員会の委員を入れ替え、体制刷新を図ったが、雲行きが怪しくなっている。福島原発事故の健康への影響を客観的に議論するはずだった甲状腺検査評価部会が骨ぬきにされているようなのだ。事故の影響はないという「結論ありき」が透ける。不信を拭い去るにはほど遠い現実が横たわっている。
「いま話に上がっているがんは、原発事故から1、2年という段階なので、放射線の影響で出てきたがんではない」
部会を代表して会見した甲状腺検査評価部会の副部会長を務める山梨大の加藤良平教授(人体病理学)はこう話した。(中略)
「現段階での原発事故の影響」を検証するはずの部会だが、初会合後の記者会見で、既に結論めいた言葉が出たため、会場は一気にしらけた。(中略)
星氏はさらに「現段階で事故の影響なし」と繰り返してきた調査主体の県立医科大に対し、「見つかったがんが本当にがんかを含めて確認する」「医大を訪れてどんなデータのやりとりをしているか見たい」と言明。県医大側の責任者である鈴木真一教授に「まな板の上に載ってもらうかもしれない」と宣言した。
だが、その後、そうした勢いに陰りが見えてくる。初会合前に公表された部会設置を定めた県の要綱には座長案にあった「第三者的な検討」「個別症例の検証」という趣旨の言葉が消えていた。代わりに部会で扱う事項には「検査結果の検証、評価」「検査の実施に必要な事項」という抽象的な表現が記された。(中略)
改革は失敗したという空気が漂っている。実はこの制度をもう1回精査してみると、制度自体に結論が刻まれている。(中略)
つまり、「今見つかるがんは事故前からあるもの」という結論を前提にして、先行検査は進められている。ちなみにチェルノブイリの知見なるものには、多くの異議が指摘されている。(中略)
国会事故調の委員を務めた放射線医学総合研究所の元主任研究官、崎山比早子氏は、その理由について「人口流出を嫌う県にとって、原発事故による健康被害が深刻というレッテルをはられるのが一番困る。そうならないよう放射線の影響を正面から捉えようとしないのだろう」と指摘。さらにこう続けた。「加えて、国は再稼働を急ぎたいという立場。福島原発事故の影響を過小評価すれば、住民を帰還させ、東京電力の補償額も抑えられる。だが、大切なのは子どもの将来を第一に考えることだ。そのためにはまず影響を客観的に捉えること。治療の支援や避難のサポートが必要ならば、早急に手を打たなければ…」
(12月16日東京新聞=こちら特報部より抜粋)

◆悪政 地に満つ 3本の毒矢  鎌田慧=本音のコラム=

1本目の毒矢はいうまでもなく、特定秘密保護法である。大方の国民が秘密国家の将来を思い暗然としていた朝、採決を強行させた首相は「嵐が過ぎ去った感じ」と冷然といってのけた。
福島原発の高濃度放射能汚染水でさえコントロールできないのに、民主党政権の「原発ゼロ」のエネルギー政策をやめ、「重要なベース電源」とうそぶいて、「虚構のサイクル」というべき「もんじゅ」と再処理工場の推進を打ち出した。2本目の毒矢である。
3本目は、大企業には甘い減税を行い、全職種に派遣労働者の使用を認める規制緩和。さらに生活保護の受給資格を厳しくし罰則も強める。大の虫を生かし、小の虫を殺す金持ち優遇策は、貧乏人は死んでもいい、という必殺の毒矢である。
数十兆円にのぼると予想される除染、賠償、廃炉の費用は国のツケにまわし、電気料金値上げを認める。この「東電救済策」は金融機関の救済策でもある。零細納税者の犠牲で大企業を救うのは悪政というべきだ。
消費税を値上げし、防衛予算は拡大、オスプレイを輸入、農民や庶民生活はTPPで追い打ちをかけられる。さらに武器輸出の解禁、集団的自衛権の行使容認と、米国ともども戦争のできる国へと、すすんでいる。共謀罪創設と矢継ぎ早の攻撃で、民主主義は立ち往生、断末魔の苦しみである。(12月7日東京新聞より)

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