たんぽぽ舎から:No2182

たんぽぽ舎です。【TMM:No2182】
2014年5月28日(水)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.原子力規制委人事を原発推進者(田中知)へ変更
安倍自民党が本音=旧体制へ逆戻り    広瀬 隆
★2.原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! 連載その4
拡散シミュレーションによるUPZ30kmは
「科学的・技術的」でなく政治的押しつけだ
沢山の現実性のない前提をおいて30kmを我々に押しつけた
木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★3.川内原発再稼働やめろ! 原発ゼロで日本は大丈夫!
6月1日(日)官邸・国会前☆大抗議に参加しよう!
★4.新聞より2つ
◆規制委人事も安倍カラー 慎重派・島崎委員、再任されず
政府案 元原子力学会長を提示 推進側から献金
(5月28日東京新聞朝刊より抜粋)
◆東海第2 再稼働反対の議連 超党派37人で発足
(5月28日茨城新聞より抜粋)
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※5/29(木)原子力規制委と院内交渉! 参加歓迎!
川内原発再稼働阻止、規制委の姿勢と再稼働審査を問う!
日時:5月29日(木)14時より17時
場所:参議院議員会館 B108会議室
主催:再稼働阻止全国ネットワーク
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※5/29(木)川内原発再稼働を絶対に認めない!
経済なのか、命なのか?私たちは命を守りたい!
私たちは東京にいてもどこにいても「川内原発再稼働反対」を訴える!
日 時:5月29日(木)19時より21時
会 場:明治大学リバティーホール
主 催:川内原発動かすな!東日本決起集会実行委員会/現代史研究会
実行委員会事務局:経産省前テントひろば、たんぽぽ舎、
再稼働阻止全国ネットワーク
問い合わせ先:070-6473-1947(経産省前テントひろば)、
03-3238-9035(たんぽぽ舎)
資料代:500円
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┗■1.原子力規制委人事を原発推進者(田中知)へ変更
|  安倍自民党が本音=旧体制へ逆戻り
└──── 広瀬 隆

原子力規制委員会の委員の田中知が候補というのは、由々しき問題です。
向こう側の反撃が予想通り原子力規制委員会の人事という形で始まりました。
原子力規制委員に田中知(さとる)だと・・・おそろしいことになりそうです。
あの人物は、1996年2月29日に再処理工場安全性チェック検討会「主査」として安全の結論を提出した男だ。つまり阪神大震災直後に、科学技術庁と組んで、国内で最も危険な六ヶ所再処理工場のゴーサインを出した重大な犯罪者です。
そして福島第一原発事故のあと、2011年9月12日に設立された原子力損害賠償支援機構の運営委員をつとめ、電力会社の走狗として立ち働いてきた人間です。2013年11月5日にその原子力損害賠償支援機構の運営委員会「委員長代理」に再任されて、福島県民の救済を遅らせ、被曝を助長してきた親分です。
それが、新聞のどこにも書かれていません。

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┗■2.原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! 連載その4
|  拡散シミュレーションによるUPZ30kmは
|  「科学的・技術的」でなく政治的押しつけだ
|  沢山の現実性のない前提をおいて30kmを我々に押しつけた
└──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

原子力規制委員長は「科学的・技術的」判断をし、政治的判断をしないと何度も言っているが、規制委は実は非「科学的・技術的」でかつ政治的な提言を出して、「国民の生命、健康及び財産の保護、環境の保全…」を脅かしている。その一つが緊急時防護措置準備区域UPZ30kmである。
40kmも離れた飯館村への高濃度汚染、3.11直後に米国政府が80km圏外避難を指示、近藤駿一前原子力委員長の「福島第一原子力発電所の不測事態シナリオの素描」で250kmに及ぶとしこれを福井地裁が採用、各地からの風船飛ばしの結果等を見れば、UPZ30kmがあまりに狭すぎることは明らか。
30kmとする為に規制庁が使ったのが拡散シミュレーション。2012年秋の規制委発足後間もない時期に間違ったシミュレーション結果を何度も発表したことはご記憶でしょう。何度も間違った結果を出して何度も報道させて30kmを民衆に刷り込んだのかも知れない。が、この拡散シミュレーションが曲者。
シミュレーションは、現在のシミュレーション技術やコンピュータ能力からいくつもの前提条件を定めるが、今回使われた拡散シミュレーションモデルは、定常で、地形を考慮しない2次元モデルで、年平均評価である。すなわち、ガウスプルームモデルで、「定常で一様な風向・風速のもとで、拡散方程式を解いて濃度を求めるもの」を「年間を通じた気象条件」を参照して計算している。
事故が起こった時にどれだけ離れた距離にまで放射性物質が到達するかを評価するのに、定常モデルで分かる訳が無い。当然飯館村への高濃度汚染は再現できなかったであろう。おまけに、毎時の風向・風速データを使うのに、基準時刻の風向は基準方向にしたまま風速データのみを各時間の値を使って評価している(規制庁防災課談)。実際には起こっていない風を使って計算している訳だ。また、米国で開発されたMACCS2コードを使っているが、起伏の激しい山国日本で地形を全く考慮していないことも欠陥だ。更に、評価基準の実効線量100mSvも高すぎる。
規制委は、沢山の現実性のない前提をおいて、もっともらしい濃度分布図を見せて、30kmを我々に押しつけた。非「科学的・技術的」で政治的だ。

※5/29(木)原子力規制委と院内交渉! 参加歓迎!
川内原発再稼働阻止、規制委の姿勢と再稼働審査を問う!
日時:5月29日(木)14時より17時
場所:参議院議員会館 B108会議室
主催:再稼働阻止全国ネットワーク

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┗■3.川内原発再稼働やめろ! 原発ゼロで日本は大丈夫!
|  6月1日(日)官邸・国会前☆大抗議に参加しよう!
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【日時】2014年6月1日(日)14:00から17:00
【場所】首相官邸前・国会議事堂周辺
【主催】首都圏反原発連合

政府の目論む川内(せんだい)原発再稼働に対し抗議します!
全ての原発の再稼働反対!の意思を可視化し圧力をかけましょう!
現在日本は稼働中の原発ゼロの状態です。
このまま原発ゼロをキープしましょう!

●首相官邸前(14:00から16:00)…コールを中心に抗議します。
●国会正門前(14:00から17:00)…超党派議員、原発現地の議員、
著名人などのスピーチや音楽で抗議します。
<登壇者>
佐藤 和良(いわき市議会議員)
井上 勝博(薩摩川内市議会議員)
今大地晴美(敦賀市議会議員)
阿部 悦子(愛媛県会議員)
井戸川克隆(元福島県双葉町長)
岩井  哲(かごしま反原発連合有志代表)
中川 喜征(北海道反原発連合)
布原 啓史(みやぎ金曜デモ)
木村  結(原発ゼロを実現する会・事務局長)
大橋  渡(ヘレン・カルディコット財団ジャパン・副代表)
鎌田  慧(さようなら原発1000万人アクション)
吉岡 達也(脱原発世界会議)
淵上 太郎(経産省前テントひろば)
柳田  真(再稼働阻止全国ネットワーク)
菅  直人(元内閣総理大臣/民主党/衆議院議員)
福島 瑞穂(社会民主党副党首/参議院議員)
小宮山泰子(生活の党/衆議院議員)
笠井あきら(日本共産党/衆議院議員)
吉良よしこ(日本共産党/参議院議員)
三宅 雪子(生活の党/元衆議院議員)
川内 博史(民主党/元衆議院議員)
水野 誠一(Think The Earth【シンクジアース】理事長/元参議院議員)
木内みどり(女優)
山川 健一(小説家/東北芸術工科大学教授)
池田香代子(ドイツ文学翻訳家/口承文芸研究家)

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┗■4.新聞より2つ
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◆規制委人事も安倍カラー 慎重派・島崎委員、再任されず
政府案 元原子力学会長を提示 推進側から献金

政府は二十七日、原子力規制委員会委員に田中知(さとる)東大大学院教授と石渡(いしわたり)明東北大教授を新たに充てるなど、国会同意が必要な六機関十七人の人事案を衆参両院の議院運営委員会理事会にそれぞれ提示した。原子力規制委の島崎邦彦委員長代理と大島賢三委員は九月の任期満了に伴って退任することが固まった。(中略)
人事案は近く衆参両院の本会議で採決され、承認される見通しだ。
原子力規制委員会の新委員の候補として、政府は田中知氏と石渡明氏を国会に提示した。人事案には、原発直下の活断層を厳しく調べてきた島崎邦彦委員長代理を外し、原発推進側と関係の深い人物を入れようという自民党の思惑が色濃く反映されている。(中略)
日本原子力学会の元会長の田中氏は、(中略)東京電力の奨学金団体の審査委員長を務め年間五十万円超の報酬を得た。原発メーカーの日立GEニュークリア・エナジーなどから「工学研究のため」として少なくとも二〇一一年度までの四年間、毎年計百十万円の寄付を受け続けていた。(中略)
事故後の同年十一月、経済産業省の会合で「二〇三〇年以降も一定規模で原子力を維持することが適切」「放射性廃棄物の毒性は、高速増殖炉を使うことで減少できる」と語るなど、原発や核燃料サイクルを推進する意見が目立った。
規制委は、政治や電力会社など原発推進側の論理から独立し、必要な規制をするために設立された。推進色が濃い上に、事故対策の専門家でもない田中氏が適任なのかどうか、議論を呼びそうだ。
一方の石渡氏は地質学が専門で、日本地質学会の会長を今月二十四日に終えたばかり。規制委が「原子炉直下に活断層あり」と結論づけた日本原子力発電敦賀原発(福井県)の断層調査の結果を、第三者の立場でチェックする専門家会合の座長も務めた。大学時代から関西電力大飯原発(同)周辺の地質を研究し続けてきた。(中略)
ただ、地震学の重鎮とは言えず、厳しい姿勢を貫けるかどうかは未知数だ。
(5月28日東京新聞朝刊より抜粋)

◆東海第2 再稼働反対の議連 超党派37人で発足

県議会と県内18市町村議会の脱原発を訴える議員計37人が、超党派の「東海第2原発の再稼働に反対する県自治体議員連盟」(東海第2反対議連)を立ち上げ27日、水戸市内のホテルで発足総会を開いた。国に安全審査を申請した日本原子力発電(原電)東海第2原発(東海村白方)の再稼動阻止と廃炉を目指し、結束して活動していく。
総会には、細谷典男(無所属)、大内久美子(共産)の両県議や水戸、ひたちなか、つくば、牛久、下妻各市などの議員が参加。代表に相沢一正東海村議を選出した。
同議連は、東海第2の再稼働へ向けた動きの節目を捉え、原電や首長ら関係機関に抗議の申し入れを随時行うほか、報道機関を通し声明を発表して県民に訴え掛け、運動の輪を広げる狙い。(中略)
総会の冒頭、呼び掛け人を代表してあいさつに立った相沢村議は「再稼働へ向けた動きは急速だが、逆の動きも出てきている。再稼働を認めないよう結束して行動し、住民と手を取り合って運動を進めたい」と述べた。(中略)
同議連の立ち上げは、作家の広瀬隆氏による呼び掛けで今年3月、国に原発の安全性を問う公開質問状を出した「原発立地自治体住民連合」の取り組みに賛同する議員を中心に進められていた。(5月28日茨城新聞より抜粋)

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