たんぽぽ舎から:No2186

たんぽぽ舎です。【TMM:No2186】
2014年6月2日(月)地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.6/1東京電力本店合同抗議行動(9回)にぎやかに!ドンパン踊りも
川内原発再稼働反対!国会正門前1万人
柳田真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.6月1日(日)、第9回東電本店合同抗議に参加した
今回はいつもと違って昼間の行動
鹿児島から来た方の発言、いわき市佐藤さんの発言、ミニコンサート
乾 喜美子(経産省前テントひろば)
★3.新聞より6つ
◆川内反対 官邸前集会 「再稼働ラッシュ引き金阻止」
(6月2日東京新聞朝刊より抜粋)
◆東電再建計画に影 汚染水対策難航 ALPS故障続き
(5月31日茨城新聞より抜粋)
◆海での拡散ルート予測 放射性物質
日本海洋学会 海洋版SPEEDI開発
(6月2日茨城新聞より抜粋)
◆原爆、2世白血病 父被爆時と出生日近いほどリスク増
広島大研究          (6月2日茨城新聞より抜粋)
◆福島の原告「国も無責任」 原発事故で民事訴訟
津波予見 認否のらりくらり 「裁判所すら軽く見る」
(6月2日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
◆迷走する原発賠償 覆された指針 東電、独断で打ち切り
原賠審は「休眠状態」  (6月2日朝日新聞見出しのみ)
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┗■1.6/1東京電力本店合同抗議行動(9回)にぎやかに!ドンパン踊りも
|  川内原発再稼働反対!国会正門前1万人
└──── 柳田真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

1.6月1日(日)は、東京電力本店合同抗議行動(9回目)と川内原発再稼働やめろ首相官邸前・国会正門前★大抗議の2つの集会にみんなと参加し、18時すぎには、九州鹿児島から上京された川内原発反対活動家と交流会を持った。忙しくて疲れたが、充実した一日だった。
2.東京電力本店合同抗議行動は9回目。賛同団体もだんだんと増えて88団体(当日もう1団体・89番目の賛同団体あり)。
東電前は新しいノボリ旗何本かも含めて17本のノボリ旗がひるがえり、220人が参加、コールとアピールと日音協の音楽とドンパン節があり、にぎやかだった。
カンパは6万2千円強(半分を反原連へ)
上京した鹿児島反原発連合の大きなノボリ旗と、その副代表松元さんもあいさつ。
3.13時45分に解散し、そのまま国会・官邸の方へ220人がでかけた。ほとんどのグループがノボリ旗をかかげて。
14時から17時の首都圏反原発連合の首相官邸前・国会正門前★大抗議に合流。
当日は、1万人が参加した。
原発立地自治体議員10人ほど、各地の活動家10人ほどの半分は、再稼働阻止全国ネットワークでいっしょに活動している人々。川内原発の再稼働を許さないの発言が多くを占めた。私も再稼働阻止全国ネットワークの代表として、再稼働阻止の闘いはこの3カ月から6カ月が正念場。2つの方針として、イ.原発現地(九州川内)へ応援に行こう、カンパで支えよう。ロ.再稼働推進機関となっている原子力規制委員会をもっと攻めよう、の2点を訴えた。
4.たんぽぽ舎は、2200枚のビラを配布し、運動の盛り上げの一翼を担った。終了後に、経産省前テントひろば近くの居酒屋で鹿児島の人を囲んで、いろいろ話がはずんだ。

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┗■2.6月1日(日)、第9回東電本店合同抗議に参加した
|  今回はいつもと違って昼間の行動
|  鹿児島から来た方の発言、いわき市佐藤さんの発言、ミニコンサート
└──── 乾 喜美子(経産省前テントひろば)

○ 6月1日(日)、第9回東電本店合同抗議に参加した。今回はいつもと違って昼間の行動でちょっと勝手が違う。真夏のような暑さの中、テント経由で東電前に向かう。予定の時間より早めに着いたらもうたんぽぽ舎の方達がタイムスケジュールなどのチラシを組んだり、バナーや幟旗の用意していた。
始まる前に柳田さんから賛同団体の紹介があり、現在88団体になったが、100団体をめざして賛同団体を募集していることが伝えられた。オープニング、中ほど最後と3回東電に向けてのシュプレヒコール、素晴らしいリードのもと鳴り物入りで大声が響いた。
○ 呼びかけ団体よりの抗議主旨説明(木村さん)
最初に映画「遺言」を見て飯館村の美しさに魅了されたこと。そんな美しい村が放射能に汚染された無念さを話した。そしてイチエフの状況、原子力委員会のやり方など事細かに説明、また最近の報道で吉田調書を隠していることも判った。政府は2011年3月すでに東電を残すことを決めていた。このやり方は1945年8月15日の敗戦のときアメリカの意向で天皇を残した戦後処理と同じだ。断固東電に責任を取らせましょう!と言うことだった。
○ 続いて参加者の抗議スピーチ
はるばる鹿児島から来た方の発言、東電は反省していない。東電が責任取らないばかりに九電が川内原発再稼動をしている。東電が責任を取れば日本中の原発48基止まったまま廃炉に出来る。福井地裁の判決の腹いせに規制委員の島崎さんを更迭したのではないか?
子どもたちのためにも再稼働はさせてはいけない身体を張って止めると力強い言葉だった。
○ いわき市の佐藤さんの発言
福島は終わっていないことをもう一度認識しなおして欲しい。
先日議会の捜査でイチエフに入った、5800人の人が働いていて、4号機ではバスの中で85マイクロシーベルト、3号では800もあった。トリチウム1000万ベクレルの廃水を垂れ流している。
福島原発告訴団の東京電力に対する告訴は東京オリンピック決定の次の日に「不起訴」にされた。現在検察審査会に申し入れている審査員は東京の11名なので是非協力して欲しいとのこと。
千葉からいらした方。東電は本心あやまっていない。東電は原発から撤退すべきだと。
○ その後ミニコンサート
皆が良く知っている歌の替え歌を歌詞カードを見ながら楽しく歌った。
そして反原発の告知が5つの団体からあり、最後はドンパン節「柏崎・刈羽原発動かすな」版で盛り上がった。
はじめはためらっていた踊る人も徐々に増えてテント前でのかんしょ踊りを思い出す。
暑い日だったけれど、東電前はビルの日陰で助かった。
昼間だったからか乳母車のお子さん連れも参加してくださって嬉しい。
○ 終了後三々五々に官邸、議事堂前に向かう。参加者は220人だったそうだ。
45分全部を説明しつくせませんのでカメラマンの三輪裕児さんが映像をUPして下さっていますので詳しくはそちらをご覧下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=PoxKVgreTzM&list=UUhjEbWVGnGHhghoHLfaQOtA

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┗■3.新聞より
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◆川内反対 官邸前集会 「再稼働ラッシュ引き金阻止」

「再稼働ラッシュの引き金になるのを阻止する」として、九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働に反対する市民団体や文化人らが一日、国会周辺や首相官邸前などで集会を開いた。参加した人々は、関西電力大飯原発の再稼働を認めなかった先月二十一日の福井地裁判決に言及。「裁判官の良心宣言。私たちの市民運動が作ったもの」(ルポライターの鎌田慧さん)などと称賛し、川内原発再稼働を「絶対止めよう」と訴えた。
川内原発をめぐっては、運転差し止め請求訴訟が鹿児島地裁で審理中。原子力規制委員会の優先審査によって判決前に再稼働する恐れがあるとして、原告団は先月三十日、再稼働の差し止めを求める仮処分を同地裁に求めている。
集会には菅直人元首相ら国会議員らも出席。主催の首都圏反原発連合によると、一万人が参加した。
ロック評論家の山川健一さんは、大学の教え子である福島県出身の女子学生に「私は子どもを産んでいいのか」と相談を受けたと明かし「福島の悲劇をなかったことにして、どうして原発再稼働ができるのか」と指摘した。(後略)
(6月2日東京新聞朝刊より抜粋)

◆東電再建計画に影 汚染水対策難航 ALPS故障続き

東京電力福島第一原発の汚染水対策が難航し、同社の総合特別事業計画(再建計画)に遅れが生じる可能性が出てきた。主要な行程の一つである放射性物質を取り除く「他核種除去設備(ALPS)」は故障続き続きで、本格稼働のめどは立っていない。このままの状態が続けば、再建計画の見直しに追い込まれることも考えられる。
汚染水対策はALPSのほか、汚染される前の地下水をくみあげて海に流す地下水バイパス、土壌を凍らせて壁を作り地下水の流入を防ぐ凍土遮水壁の三つが柱。再建計画では、ALPSによる汚染水の浄化を2015年3月までに終えるとしている。
敷地内のタンクにはALPSでの処理を待つ高濃度汚染水が約35万7千トンあり、容量(約37万5千トン)に迫っている。(後略)(5月31日茨城新聞より抜粋)

◆海での拡散ルート予測 放射性物質
日本海洋学会 海洋版SPEEDI開発

日本海洋学会は、原発事故で放射性物質が漏れた場合、海洋での拡散ルートを予測する「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)」のいわば海洋版で、東京電力福島第一(福島県)、中部電力浜岡(静岡県)、四国電力伊方(愛媛県)の3原発を対象に、来年3月までに予測手法をまとめる。(中略)
升本さんによると、福島事故と同じ量の放射性物質が海に放出されたと仮定、海水温や塩分濃度、潮流など実際の観測データを利用し、沿岸から500km程度までの範囲で最長数カ月間の動きを試算する。
結果は、3原発の地元自治体や漁協への提供を検討している。
(6月2日茨城新聞より抜粋)

◆原爆、2世白血病 父被爆時と出生日近いほどリスク増
広島大研究

広島原爆で被爆した親を持つ「被爆2世」のうち、父親が被曝し、出生日が被爆時に近い人ほど白血病の発症リスクが高まる傾向があることが、広島大の鎌田七男名誉教授(血液内科)らの研究で分かった。長崎市で1日開かれた原子爆弾後障害研究会で発表した。鎌田氏は「遺伝的影響がないとは言い切れない」と話す。
(中略)
鎌田氏によると、1946年6月から1961年6月の15年間に生まれ、白血病を患った広島県在住の被爆2世で、兄弟姉妹に2世が1人以上いる54人を調査。両親の被曝の有無、本人の出生日や出生の順番などを基に、兄弟姉妹と比べて解析した。その結果、父親が爆心地から2キロ以内で被爆したか3日以内に入市被爆し、被爆時に近い時期に生まれた子どもほど発症リスクが高くなることが判明した。
(6月2日茨城新聞より抜粋)

◆福島の原告「国も無責任」 原発事故で民事訴訟
津波予見 認否のらりくらり 「裁判所すら軽く見る」

福島原発事故への国と東京電力の責任を追及する民事裁判が、福島地裁で続いている。先月20日の口頭弁論では、原告の福島県民の「事故の一因となった津波を予見していたのではないか」という主張に、国は「資料が見当たらない」と認否を避け、裁判所から根拠を求められても「示す必要性がない」と渋った。原告は「事故への責任を自覚していない」と憤っている。
原告「資料がないとは信じ難い。どんな調査で結論づけたのか」。国「答える必要性があるのか」。原告「結論にいたる過程を示して」。国「結論は変わらないし、今の時点では必要ないと考える」。5月20日、福島地裁の法廷で繰り返されたやりとりだ。(中略)
今回、国が認否を避けたのは、原告の「国は事故前に、電力会社らに対して津波想定を2倍に厳しくするよう指示していた」という主張に対してだ。
(後略)(6月2日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)

◆迷走する原発賠償 覆された指針 東電、独断で打ち切り
原賠審は「休眠状態」  (6月2日朝日新聞見出しのみ)

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