たんぽぽ舎から:No2197

たんぽぽ舎です。【TMM:No2197】
2014年6月12日(木)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.カギを握る大地震がじつは別のものではないかという論争が始まっている
伊豆小笠原海溝でM8か 「慶長地震」が呼ぶナゾ
「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその54
島村英紀(地震学者)
★2.アヒンサー 未来に続くいのちのために 原発はいらない
第5号ができました!      西尾正道先生のお話
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆ 《6月29日(日)井戸川克隆さん講演会》
◆  「ひろげよう! みどりのエネルギー さよなら島根原発! 大集会」(7月20日)
◆ 島根・鳥取地区の2つの講演集会
○日本弁護士連合会 第57回人権擁護大会プレシンポジウム(6月29日)
○「えねみらカフェ 原発事故後の健康不安に向き合う-放射能のリスクと子どもの健康」(6月29日)
★4.新聞より3つ
◆  戦争と原発 福島69年の苦悩 21日から都内で映画公開 全国上映へ
(6月11日東京新聞より抜粋)
◆規制委の独立 危ぶむ声
新委員に田中知氏ら 衆院承認  原発推進派は期待感
(6月11日朝日新聞見出し)
◆放射線量 低減に限界
帰還困難区域 環境省モデル除染
(6月11日朝日新聞見出し)
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※永遠に原発ゼロに! 再稼働反対!
6/13(金)第105回首相官邸前・国会議事堂周辺抗議にご参加を!
(先週は豪雨のため中止になりましたので、明日が105回です)
日時:6月13日(金)18:00~20:00
主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照
○たんぽぽ舎はいつものように13:00集合、ビラ折りやプラカードづくりの作業、たんぽぽ舎16:40出発、
17:20「経産省前テントひろば」集合。1~3班にわかれて17:30官邸前へ、国会前へ出発。
20:20経産省前テントヨコでまとめの集会    参加歓迎!
川内原発(鹿児島)現地集会へ参加している人が多いので、いつもより規模は縮小します。
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┗■1.カギを握る大地震がじつは別のものではないかという論争が始まっている
|  伊豆小笠原海溝でM8か 「慶長地震」が呼ぶナゾ
| 「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその54
└──── 島村英紀(地震学者)

南海トラフに大地震が起きるのでは、という怖れがある。起きれば東日本大震災(2011年)なみの超巨大地震かもしれない。
南海トラフの大地震は過去に13回知られている。日本の大地震では古くまでたどれるほうで、このため「次」の地震の予測がしやすいのでは、と考えられてきた。
しかし最近、この13回のうちでもカギを握る大地震がじつは別のものではないかという論争が始まっている。
その地震は1605年に起きた「慶長地震」。1707年に起きた超巨大地震、宝永地震のひとつ先代の地震である。
宝永地震は最近の見直しでは東日本大震災なみの大津波を生んだ超巨大地震ということになった。そのうえ地震の49日後に富士山が大噴火した。この富士山の噴火は現在に至るまでの最後の噴火である。
宝永地震では震度6以上の地域がいまの静岡県から九州まで及んだ。津波は最大の高さ26メートルに達した。
津波は伊豆、八丈島から九州にわたる太平洋海岸だけではなく瀬戸内海や大阪湾まで入り込んだ。また済州島や上海でも津波の被害をもたらした。
宝永地震の後にも、安政地震(1854年)や東南海地震(1944年)、南海地震(1946年)が起きたが、これらよりも宝永地震が群を抜いて大きな地震だったことは間違いがない。
そこで慶長地震がカギを握ることになる。この地震は宝永地震なみの超巨大地震だと思われてきたからだ。これから約100年しかおかないで宝永地震が起きたことは超巨大地震のエネルギーがそんなに早く溜まる可能性を示す。これは今後襲って来る超巨大地震の見積もりにも関係することだ。
ところが慶長地震がじつは南海トラフに起きたのではなくて、八丈島のはるか南、伊豆小笠原海溝の鳥島近辺で起きたのではないかと指摘され始めている。伊豆小笠原海溝は首都圏から南に延びている。西南日本に沿って西南に伸びている南海トラフとは別のものだ。
もともとこの慶長地震では津波による溺死者が約5000-10000人と甚大だった割には、地震による揺れ、とくに西日本での揺れが小さいのが不思議だった。
この慶長地震が伊豆小笠原海溝で起きたとするとこの疑問は氷解する。だが、途方もなく大きな地震でないと慶長地震のときの広い範囲の大津波が説明できないのである。
この論争は根拠になる資料が少ないので、簡単に決着がつくものではない。しかし、それによっては南海トラフの今後の超巨大地震の行方も左右する。
だがそれだけではない。いままで伊豆小笠原海溝にはマグニチュード(M)8を超えるような大地震は起きないと地震学者は考えていた。歴史地震も知られていなかったし、海溝から潜り込む太平洋プレートの角度がほかの場所とは違って急だったからだ。
400年も前の地震が、日本をこれから襲う大地震のカギを握っているのである。
(6月6日『夕刊フジ』より)

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┗■2.アヒンサー 未来に続くいのちのために 原発はいらない
|  第5号ができました!      西尾正道先生のお話
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お陰さまで、アヒンサー・シリーズも第5号になりました。この主な内容は、2013年の2月に福島市で行われた西尾正道先生のお話です。
「みんな催眠術にかかっている。目、覚ましてくださいよ!」と叱咤されています。西尾先生は、現在は北海道がんセンターの名誉院長ですが、長年にわたるがんの放射線治療のご経験から、ICRPなどの国際機関の正体をとても分かりやすく説明してくださっています。
また、西尾先生は最近大きな話題になっている漫画「美味しんぼ」の鼻血問題に対して、早々に意見書(5月18日付)を発表し、鼻血と放射線被ばくに因果関係があると表明されているように、福島原発事故による内部被ばくから生命を守るたたかいをされています。
西尾先生のお考えに対して、エネルギー問題の第一人者である飯田哲也さんは「原子力を学んだ大学で『ICRP洗脳』されたが、その洗脳が抜けた今は、西尾先生の見解に納得できる」とブログで告白されています。
ぜひ、アヒンサー5号をお読みいただき、世界の原発推進派であるICRPの正体を知ってください。
A5版48頁、100円(送料別)
連絡先:PKO法「雑則」を広める会  0422-51-7602(佐藤)・047-395-9727(小田)
※ たんぽぽ舎でも扱っています。ご利用下さい。
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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆ 《6月29日(日)井戸川克隆さん講演会》
『脱ひばくの提唱 リスクはできるだけゼロに!』
美味しんぼ騒動で時の人となりました、双葉町前町長の井戸川克隆さんを岐阜にお招きし講演を開催致します。松井英介先生も登壇します。
「双葉町になりたいですか?」と、井戸川さんは問い掛けています。“脱ひばく”に向け、この事態を直接引き起こしたのはどこなのか、誰なのか、そこからぶれる事なく動作を取る事が未来へ続く健やかないのちへの鍵となるかと思います。
☆13:00 開場
13:30 井戸川克隆さんの講演
「そんなに再稼働急いで 双葉町になりたいですか 原発に未来を無くされました」
15:00 井戸川さん、松井英介先生と一緒に話そう
16:30 閉会
☆会場/円徳寺会館(岐阜市神田町6-24)
参加費/500円(資料代含む)
主催/井戸川克隆さん講演 in ぎふ実行委員会
問い合わせ/小森 090-9859-2296 sun_pony@t.vodafone.ne.jp

◆「ひろげよう! みどりのエネルギー さよなら島根原発! 大集会」(7月20日)
現在、島根原発2号機は規制委で適合性審査中ですが、かつてから問題となっていた活断層評価を巡って厳しい意見が相次ぎ、中国電力は再度の調査を余儀なくされています。
しかし、立地自体である松江市は再稼働に前のめりの姿勢でいます。規制委での審査が終われば、手続きとしての住民説明会を行った後、容認するものと思われます。
昨年行った『エネルギー自立地域推進条例』を求める直接請求では、有権者の16%が賛意を示し、再稼働にも多くの住民は反対の立場を崩していません。
どうか、多くの皆様が島根に駆けつけてくださるようお願いします。
○と き 7月20日(日)
13:00 開場
13:30 オープニングイベント 梶谷美由紀さん(歌手)
14:00 主催者あいさつ・ゲストスピーチ ・連帯挨拶
15:30 市内パレード
ところ くにびきメッセ大展示場(駅から徒歩7分)
*原発から10㎞圏内の集会&パレードです!
会場は床に座っていただきますので、敷物をお忘れなく。また、暑い日ですので、水分補給もお忘れなく!
*島根県松江市  芦原康江 ℡ 090-1336-0629
※詳細 http://nonukes-shimane.jimdo.com

◆島根・鳥取地区の2つの講演集会     環境経済研究所(技術士事務所) 上岡直見
○日本弁護士連合会 第57回人権擁護大会プレシンポジウム
「原発稼動の是非とエネルギー政策、決めるのは誰? そして避難計画は?」
主催 島根県弁護士会 / 共催 日本弁護士連合会 中国地方弁護士連合会
「原発・エネルギー政策をめぐる地方自治体の役割と住民参加」
2014年6月29日 13:30~17:00
島根県松江市 くにびきメッセ 501大会議室
※チラシ http://www.shimaben.com/910.html
○「えねみらカフェ 原発事故後の健康不安に向き合う-放射能のリスクと子どもの健康」
主催 えねみら・とっとり / 共催 新日本婦人の会
賛同団体 じんけん市民ネット希望
講師 牛山元美さん / 報告 川西清美さん 小林浩子さん 立林真己さん
2014年6月29日 13:30~16:30
鳥取県鳥取市 人権交流プラザ2F 研修室
問合先 080-6173-1318

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┗■4.新聞より2つ
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◆  戦争と原発 福島69年の苦悩 21日から都内で映画公開 全国上映へ
太平洋戦争中、原爆の材料にするウラン採掘が福島県石川町で行われた事実に着目した映画「あいときぼうのまち」が21日から、東京都内で上映される。関係者は「福島第一原発事故は突然起きたのではない。長い負の歴史の積み重ねがあった」と訴える。
ストーリーは、(1)ウランが採掘されていた1945年(2)同原発の建設計画をめぐって同県双葉町の住民が二分した66年(3)津波に襲われ、原発事故が起きた2011年─の3つの時代を舞台に展開する。4世代にわたる一つの家族を軸に、福島の住民たちの葛藤や怒り、希望などを描く。(中略)
計画は結局、理研の研究施設が空襲で焼失するなどして頓挫した。ウランをほとんど採れなかっただけでなく、そもそも当時の日本の科学技術では原爆を製造できなかったとされる。 (中略)
同県二本松市出身で、父親が仕事で同原発に出入りしていたという菅乃広監督(48)は「ウラン採掘と原発政策は似ている部分が多い。どちらも詳しい情報を住民に知らせず、国が好きなように進めてきた。約70年前から原子力政策に翻弄(ほんろう)され続けた福島の住民たちの姿を知ってほしい」と話している。
(6月11日東京新聞より抜粋)

◆規制委の独立 危ぶむ声  新委員に田中知氏ら 衆院承認
原発推進派は期待感
(6月11日朝日新聞見出し)

◆放射線量 低減に限界  帰還困難区域 環境省モデル除染
(6月11日朝日新聞見出し)
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