たんぽぽ舎です。【TMM:No2142】
2014年4月12日(土)その2 地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.地下水バイパス計画に反対する(その2)
放射能を海に捨てるな 再稼働よりも汚染水問題の解決を
山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.キンカン(金曜日 官邸前抗議行動)のお便り(4月11日)
・警備車輌移動―その二 野村昌平
★3.読者からイベント案内(問い合わせは主催者にお願いします)
◆第39回 国会エネルギー調査会(準備会) 4月22日
◆ 原発輸出は侵略だ!強行採決許さない!
4.15 参院前座り込み&アピール
★4.新聞より2つ
◆原発推進 エネ計画閣議決定 原子力ムラ復権
与党議員「再生エネ数値を」 課長足組んだまま「できません」(4月12日 東京新聞より抜粋)
◆金曜日の声より (4月12日 東京新聞より抜粋)
★5. たんぽぽ舎パンフレットNo92
「福島を忘れない!全国シンポジウム」報告集(1)の紹介
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※4/16原子力規制委員会への抗議行動にご参加を
川内原発再稼働への審査に抗議するお昼の行動です。ぜひご参加を。
日時:4月16日(水)12:00-13:00(1時間)
場所:原子力規制委員会(六本木ファーストビル)前
メトロ南北線六本木一丁目下車
主催:再稼働阻止全国ネットワーク
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┗■1.地下水バイパス計画に反対する(その2) (その1は4/5発信)
放射能を海に捨てるな 再稼働よりも汚染水問題の解決を
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
○可能な地下水バイパスの条件とは
敷地内の地下水を海にそのまま投棄することが認められるためには、地下水に放射性物質が含まれていないことを保証しなければならない。
事故以前に行われていた「サブドレンからの放流」は、原発建屋周辺から汲み上げた地下水をそのまま海洋放流していたが、この時は原発からの放射能漏れはなかった。日量850トンの地下水は汚染されていなかったから放流できた。
今回の計画では放射性物質が建屋から流出していることを前提として、その上流側の井戸から取水する限りは、放射性物質はほとんど含まれないとしていた。
この前提が覆ってしまった。
下流側で汲み上げていた放射性物質で汚染された水を、ALPSなどの放射能除去システムを通すことで「浄化」できるとしてきたが、これらのシステムがまともに稼働していない。稼働できない理由はいろいろあるだろうが、ほとんど公表されていない。サリーやキュリオンといった輸入システムの故障は、仕様書も完備しておらず原因究明も復旧も困難だ。
ALPSは国も資金を供給して拡張されているはずだが、試運転のまま現在もトラブル続きで、その原因もはっきりしていない。もちろん再発防止もおぼつかない。
結局、高濃度汚染水のままタンクで貯水しなければならなくなった。
もともと、そんな汚染水を溜める予定ではなかったタンクに、リットルあたり2.4億ベクレルを超える汚染水が入ることで、少しでも漏えいが起きたら、直ちに高濃度汚染水の環境流出につながる状況になった。
2月に発生した100トンあまりの汚染水漏えいは、その半分以上がストロンチウム90で、総量では24兆ベクレルに達する。半分以上は回収できず、地面にしみこんでいったとみられる。
そのフランジタンクが建つ場所は、汲み上げ井戸の上流側である。漏えいが発生すれば汚染水は地下に入り、バイパス井戸から汲み出され、海に捨てられることになる。
それだけでも地下水バイパス計画は破たん状態にある。
○地下水バイパスの効果
東電の解析では、1号機から4号機の下に流れている地下水は日量800トン、そのうち建屋に侵入しているのが400トンで、残りが海に流れているという。
上流側で、ここから日量1000トンの規模を汲み上げれば、地下水量が減るので建屋に流れる量が100トン減って300トンになるという。
そんなに単純な話なのかと、普通に考えても疑問になる。
まず、汲み上げる場所は建屋の遙か上、30m盤上の井戸である。この場所からは原子炉建屋の地盤まで20mの落差がある。井戸は30mの地盤の地下から水を汲み上げるが、地下水の多くは汲み上げ位置よりももっと高い位置から原子炉建屋のある地盤に流入するから、効果は期待できない。東電の言うような四分の三に減らせる見込みもない。
さらに、大きな問題が別途生じる。
東電の見込みに反して地下水位が下がらなければ、現状と変わらないが、もし東電の言うような大きな変動があると、その影響は未知のものとなる。
2011年に市民団体「東電と共に脱原発を進める会」が東電と議論をしていて見解がすれ違ったのは、地下遮水壁を作った場合の問題点についてだった。
東電は当時は「地下遮水壁を作り地下水位が建屋周辺で下がることになれば建屋内部の汚染水が地中に流出する可能性がある」としていた。もちろん、通り一遍の危険性議論ではなく、十分な安全対策を取りながら進めれば良いと、図示しながら反論をしていた。
その問題はどのように解決されたのだろうか。公表されている文書を見ても見当たらない。建屋周囲の地下水位が下がれば、貫通部位から汚染水が流出する危険性は無くなっていないはずだ。
汚染水対策としては大した効果もない割に、周囲の地下水がどのように動くかを十分に調べもしないで強行される地下水バイパスには、未知の危険性が潜んでいると考えるべきである。
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┗■2.キンカン(金曜日 官邸前抗議行動)のお便り(4月11日)
| ・警備車輌移動―その二
└──── 野村昌平
18時15分頃、「希望のエリア」の自転車隊の溜まり場に到着したら警備車輌が何時もの空間よりはみ出してしている、1月17日に続き二度目だ。警備の警官に移動するように話した、麹町署の警官だった、「・・・オバマ大統領の来日のために配備を検討中・・・」「・・・23,24日とか、まだ先のことでしょう、前にも移動してもらったことがある・・・、車輌が機動隊所管なら機動隊に話してください」。 状況を顔見知りの3,4人、腕章の係員にも話した。手間取っているので「・・・年をとると気が短くなるんだ、早くヤッテください!」 「まあまあ、話してありますから・・・」 暫くしたら5,6人が来て警備車輌一台を移動しました。
警官と機動隊員の識別は、両襟にボタンが着いているのが機動隊員なのだそうです、折を見て確認してください。
自転車隊は個別の行動をする人が多いようです、私の場合は体力差で一緒の行動が出来ないので近道をしたり,休憩をしたり適当です。坂道には息が切れ、機動隊員に「・・・後ろを押してくれませんか・・・」 などと声を掛けます、「・・・職務中ですから・・・(^0^)」 とお返しがあります。
陽気がよくなり、自転車の数も増してきました。 ではまた、後便とします。
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┗■3.読者からイベント案内(問い合わせは主催者にお願いします)
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◆第39回 国会エネルギー調査会(準備会)
「原発再稼働と避難計画を問う(仮)」
2014年4月22日(火) 16:30~18:30
衆議院第1議員会館 国際会議室
※当日16時頃よりロビーで入館証を配布します。
超党派「原発ゼロの会」/国会エネ調(準備会)
○報告 上岡直見(環境経済研究所)
○報告 脱原発をめざす首長会議より(検討中)
○説明 内閣府, 原子力規制庁
討議・意見交換
マスコミ公開・一般傍聴・インターネット中継(ただしフロア発言なし)
◆ ★☆★☆★☆★転送・転載大歓迎★☆★☆★☆★
原発輸出は侵略だ!強行採決許さない!
日-トルコ・UАE原子力協定批准するな!
4.15参院前座り込み&アピール
4月15日(火)14時~20時(夕方から大集会)
永田町:参議院議員会館前
○よびかけ:東電前アクション!
BLOG:http://antitepco.ldblog.jp/
TWIT:https://twitter.com/antitepco1
MAIL:antitepco1@yahoo.co.jp
福島原発事故発生後、日本が初めて署名した他国(トルコおよびアラブ首長国連邦-UAE)との原子力協定が衆議院を通過しました。
与党は15日に参議院の委員会で審議し、その週にも承認・批准を狙っています。
安倍政権が世界中に進める原発輸出は絶対に許されません。
トルコの人々は激しい弾圧の中で反対行動を続けています。
日本で反対を強めることが求められています。
現地の100もの市民団体が日本の国会議員に出した反対レター
(まさに必読です)http://ameblo.jp/datsugenpatsu1208/entry-11818465511.html
現地の写真と報告http://oklos-che.blogspot.jp/2014/03/blog-post_30.html
そこで審議予想日の参議院前でロングランの座り込みとアピールを行います。
可能な時間帯に、ぜひご参加ください!
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┗■4.新聞より2つ
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◆原発推進 エネ計画閣議決定 原子力ムラ復権
与党議員「再生エネ数値を」 課長足組んだまま「できません」
政府は十一日、国のエネルギー政策の指針となる新たな「エネルギー基本計画」を閣議決定した。原発を「重要なベースロード電源」と位置付け、原子力規制委員会の基準に適合した原発を再稼働させ、民主党政権が打ち出した二〇三〇年代の「原発稼働ゼロ」方針を撤回することを正式に決めた。
計画では、原発新増設も必要な原発の数などを「見極める」と含みを残した。原発輸出は、東京電力福島第一原発事故の教訓を国際社会と共有し、原子力の安全性向上に貢献するとして積極的に進める考えを示した。将来の原発や再生可能エネルギーの電源比率をどうするかの具体的な数値目標は盛り込まなかった。
原発事故後、初の計画。政府は一月の決定を目指したが、与党から原案は原発推進の色が濃すぎるとの異論が出て決定が遅れた。
(4月12日 東京新聞より抜粋)
◆金曜日の声より
○横浜市の宗教者 山田信二さん(48) 原発推進を明確にしたエネルギー基本計画だけでなく、武器輸出三原則の見直しも、経済を優先して生命をおろそかにしている。弱者をつぶそうとする政府の動きは一貫していて、恐ろしい。
○東京都江東区の無職 荒木増美さん(70) 事故から3年しかたっておらず、福島第一原発があんな状況なのに原発ゼロを撤回したことは許せない。一時より人は減ったが、続けることに意味があると信じて声を上げ続けようと思う。
(4月12日 東京新聞より抜粋)
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┗■5.たんぽぽ舎パンフレットNo92
| 「福島を忘れない!全国シンポジウム」報告集(1)の紹介
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目次の紹介
開会挨拶…福士敬子(シンポジウム実行委員長)
報告―1…吉岡棟憲氏(曹洞宗・補陀落山圓通禅寺住職)
《東京電力福島第一発電所が起こした原発事故の原因と責任を明らかにしよう》
◆消えゆく園児の姿、「原発事故さえなければ」
◆福島の現状を知り、伝え、原発事故を引き起こした全ての要因を断ち切ろう。
◆我々は被災者ではなく、被害者だ。
報告―2…菅野清一氏(川俣町議会議員)
報告―3…長谷川健一氏(飯舘村酪農家)
報告―4…高橋道弘氏(川俣町議会議員)
報告―5…三瓶宝次氏(浪江町議会議員)
報告―6…菅野嘉明氏(伊達市議会議員)
報告―7…松本静男氏(葛尾村議会議員)
共同発行:シンポジウム実行委員会・たんぽぽ舎
B5判 37頁 頒価500円
※ご注文の方法 郵便振り込みによる先払いをお願いしております。
口座番号 00180-1-403856 加入者名 たんぽぽ舎
通信欄に「パンフのタイトルと冊数、代金と送料」をご明記の上、ご氏名・住所・電話番号をご記入下さい。郵便振込手数料はご負担願います。
※パンフNo92「福島を忘れない!全国シンポジウム」報告集(1)は、
1冊のパンフ代金500円、送料は4冊まで100円となります。5冊以上の送料については、お問い合わせ下さい。
※お振り込みの日時と上記の内容をメールかFAXでご送信いただくと早めに発送作業に入ることができます。郵便局よりの振込通知は4日~5日ほど日数がかかりますので。
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