たんぽぽ舎から:No2147

たんぽぽ舎です。【TMM:No2147】
2014年4月17日(木)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.原発事故が起これば、琵琶湖の水は汚染され、関西経済は破綻する
大飯原発差し止め訴訟 福井地裁・第6回口頭弁論(中)
原告・水戸喜世子(大阪)
★2.官邸前金曜行動も再度の高まりの兆候が見える
「サーカスはリヤカーに乗って」というパフォーマンス
テント日誌4月11日(金)経産省前テントひろば944日目
商業用原発停止208日       (三上 治)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆4/22「原子力災害時の避難計画等を問う」
16:30~18:30 衆議院第1議員会館国際会議室
★4.60歳代は人生の黄金期=60歳になったスタッフを祝う会が賑やかに
4月15日(火)の夕方、楽しいひと時を過ごしました
柳田 真(たんぽぽ舎)
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※永遠に原発ゼロに! 再稼働反対!
4/18(金)第99回首相官邸前・国会議事堂周辺抗議にご参加を!

日時:4月18日(金)18:00~20:00
主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照
○たんぽぽ舎はいつものように13:00集合、ビラ折りやプラカードづくりの
作業、たんぽぽ舎16:20出発、17:00頃、関西電力東京支店(富国生命ビル9F)
前で短時間の抗議コール。17:15「経産省前テントひろば」集合。
1~5班にわかれて17:30官邸前へ、国会前へ出発。
20:20経産省前テントヨコでまとめの集会と東電抗議の際の楽器練習(短時間)。
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┗■1.原発事故が起これば、琵琶湖の水は汚染され、関西経済は破綻する
|  大飯原発差し止め訴訟 福井地裁・第6回口頭弁論(中)
└──── 原告・水戸喜世子(大阪)

◆風下に位置する琵琶湖

決定的なリスク要因は、地図に見る通り、わずか30キロメートル地点にあって琵琶湖が原発の常に風下にあるということです。しかもその風は、日本海側と太平洋側をわける山脈の隙間を駆け抜けるとき、その風はどんなにすさまじいか、毎年の米原でのJR折り返し運転になれている関西の私たちは日常生活で確認済みです。関ヶ原を吹き抜けた先には岐阜・名古屋と大都市が控えています。京阪神から名古屋まで、汚染地帯になる可能性は十分にあります。若狭、敦賀で事故が起きたら、もう日本は終わりであると言われるゆえんです。
福島原発の事故では、3基の炉心溶融が起きて、大量の放射性物質が環境中に出ましたが、大半が偏西風に乗って海に放出され事実を忘れてはなりません。福井原発ではそれは全く期待できないから、同じ程度の爆発事故が起きたら被害はフクシマの2倍近くになると見積もる必要があります。
もし福井で原発事故が起きたら、私たちは何日間水が飲めなくなるのでしょうか?
企業は何日間操業を休まなければならないのでしょうか?
関電の資料がないので新聞から入手できた情報をまとめてみました。

* 滋賀県が独自に福島規模の事故を想定して出した数字「1週間飲用適さず」                      (2013.11.18朝日新聞)
* 関西広域連合からの報告「福井の原発事故で汚染なら近畿の水が全滅
【琵琶湖代替水源なし・国家的危機】     (2013.3.9東京新聞)
* 山敷准教授、「東京湾の汚染が10年続く可能性があるが、閉鎖水系の琵琶湖はそれ以上だろう」。           (2012.7.12 京都新聞)

以上の情報からわかることは、最悪10年以上琵琶湖の汚染が続くということ。であり、そうなれば、代替え水源もないことから、関西一円からまず産業が撤退し、それにつれて働き手も転出するでしょう。町はゴーストタウンとなり、最後は汚れた田畑に汚れた水をまいて、食する老人だけが残るのかもしれない。「アレクセイの泉」の光景です。コンコンと地下からきれいな水が湧き上がればいいのですが。関西電力自身、電気を売りつける住民もなく、破綻するほかなくなります。もし1基でも再稼働したら、こうなる可能性が発生します。再稼働しなければ、可能性は限りなくゼロに近いでしょう。さあどちらを選びますか。
(次号「下」につづく)

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┗■2.官邸前金曜行動も再度の高まりの兆候が見える
|  「サーカスはリヤカーに乗って」というパフォーマンス
|  テント日誌4月11日(金)経産省前テントひろば944日目
|  商業用原発停止208日
└──── (三上 治)

○財務省の庭にある八重桜を残して、テント周辺の桜は見事に葉桜になった。と、同時にテントの後ろの欅はいつの間やら若葉に変わっている。つい先ごろまでは、裸木の細い枝には雀が群がり、餌を催促していたが、目にも鮮やかな葉がついている。その速さに不思議な思いもする。ついでに日比谷公園まで足を延すとこちらでは草木が一斉に花を咲かせている。とりわけ色とりどりのチュウリップが綺麗だ。日比谷公園に向かう道端だって人知れず小さな草花が咲いていてこころを和ましてくれる。
段々と花の名前もおぼつかなくなってきていて、家で調べるかと思ったりするが我が家に図鑑があるわけでもないのでそうは行かない。日本人が草花に寄せた思いをその言葉とともに考えたりするが、それよりか僕は草花に戯れたた少年期を思いだす。いずれにしてもしばらくはテント周辺の散歩が楽しみだ。
○前回のテント日誌で電力業界や政府の原発への固執は何だと書いたところ、メールで核兵器に対する執着があるのでは、という指摘をいただいた。これは核の平和利用の背後で日本の国家権力者が秘かに抱いてきたものであり、今回の福島原発の事故で表に出されようとしてきたことだが、いつの間にか議論としては消えてしまっている。マスメディアの意識的な対応もあるが、僕らが意識的に提示して行くべきことだと思う。集団自衛権行使容認の動きや武器輸出三原則の緩和とともに核武装の構想も考えられていることを見ている必要がある。
政府は事故を一過的なものとして、それ以前に戻ろうとしているが、僕らはそれを許してはならないのであり、現に進行している事故を見つめ、時には事故当時に立ち返り認識を深めることで対抗しなければならない。再稼働を準備する政府や原子力ムラ―マフィアに対する闘いを準備しつつ、僕らはまた、原発の存在を人間の原存在と関わる形での認識として深めていくことが要請されているのだと思う。
○この点でいえば、脱原発―反原発運動はその深めかたという点で停滞にあるのか、といういらだちを感じている。この深まりにおいて権力や体制と根源的に対峙して行く地平に歩み出しえていないのではという疑念が自己の問いかけのうちにある。権力や体制と政治的にだけではなく、存在的に対決しえる場所に進みえていない。
これは僕らの主体の中の停滞であるが、それに対するいらだちがある。石牟礼道子さんが水俣病に対して展開していたことをあらためて読み直したりしているのだが、なおさらその思いが強まっている。原発という存在は人間の原存在とぶっかる問題である。この直観や感性を深めていくことが出会っていることの困難性は、それこそ現在という歴史の、あるいは社会の困難性なのだろうが、そこに歩みを深めていかないといけない。
この面で福島の事故直後に提起されたものはいろいろあったが、現在その提起や問いは停滞していると思える。テント前で配られる文章にはなるほどと思うものも少なくはないが、この点の僕らの思想的な闘いは必要なのだ。
○今日は官邸前金曜行動の日だから、いつもよりテントを訪れる人も多い。椅子に座りながら談笑をしていたが、夕方からは「サーカスはリヤカーに乗って」というパフォーマンスが行われていた。リヤカーを引いた二人の男女がテント前で芸を披歴してくれたのであるが、楽しくてテント前では拍手喝さいである。群馬県の「沢入国際サーカス学校」(サーカスや大道芸の訓練所)の生徒さんとのことだった。若いが達者な芸であった。この学校も放射能汚染で一時閉じられたこともあったらしい。
毎週続けられている官邸前抗議行動だが、こちらも再稼働の動きが出てくる中で力強さを取り戻して行けるように思う。現在の形で維持しえているだけで十分なのであるが、紫陽花の季節に向かって行動は力を増していくと思う。その兆候を時折感じるが、僕のこの判断は間違っていないと思う。

○4月23日(水)テント裁判第6回口頭弁論(14時~15時)
13時~東京地裁前抗議集会、14時~第6回口頭弁論(103号法廷)、
16時~報告集会(参院会館講堂・村山智・人見やよい・河合弘之他)

テント裁判も第6回目の口頭弁論に入ります。傍聴記などでお知らせの通り、5回目からは占有と占有人をめぐる問題に入ってきました。国側の選定した占有人は淵上太郎と正清太一の二人であるが、これがテントの実際とかけ離れたものであり、間違いであることは明瞭です。テントは多数の市民によって維持されてきたのです。多数の市民の維持によって2年半もおろか、3年近くになろうとしているのです。この事態を二人の占有に帰せしめようとする国側の方針との対決の局面に裁判は入ります。これまでの5回と変わらず、6回目の口頭弁論にも多くのみなさんの参加をお願いします。

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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆4/22「原子力災害時の避難計画等を問う」

2014年4月22日(火)16:30~18:30 衆議院第1議員会館国際会議室

上岡直見「原発事故時の避難計画の実効性を検証する」
脱原発をめざす首長会議メンバーより
「避難計画・避難者受け入れ計画の実効性(仮)」
説明 原子力規制委員会 原子力規制庁・資源エネルギー庁

マスコミ公開・一般参加(フロア発言なし)・インターネット中継
討議・意見交換 出席国会議員、有識者を交えて
主催:超党派「原発ゼロの会」/国会エネ調(準備会)有識者チーム
「原発ゼロの会」公式ブログ genpatsuzero.sblo.jp/category/1537013-1.html
※当日16時頃よりロビーで入館証を配布します。

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┗■4.60歳代は人生の黄金期=60歳になったスタッフを祝う会が賑やかに
|  4月15日(火)の夕方、楽しいひと時を過ごしました
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎)

○4月15日(火)夕方、60歳を迎えた、たんぽぽ舎スタッフを祝う会がビールとお寿司で開かれました。安倍内閣のキナ臭い、悪い政治の話が多い中で、せめて我々で60歳になった仲間を祝う会を開いて、一緒に楽しくやろうというもの。定例の運営委員会を早目に切り上げて、たんぽぽ舎5階で開催。
今年60歳になったスタッフ、ボランティアは7人。仕事の都合で参加できなかった人が3人をのぞき、4人を囲んで10数人が賑やかにお祝い会。
○鈴木千津子さん(共同代表)の音頭で乾杯。柳田から開催趣旨とお祝いの言葉。「仲間内で楽しい時間をもとう、作ろう。私の体験から言って、『60歳台は人生の黄金期だ』、理由は職業上の(給料上の)鎖が断ち切られるし身体もまだ大丈夫ゆえ、青春の夢(理想)を再び追える時期だから」
○各人から一言、二言、いくつもありました。その一部分を紹介します。
・Nさん:たんぽぽ舎に来るのがリフレッシュになる(本当!うれしいネのヤジ
あり)。金曜官邸行動に行かないと気持ちが落ち着かない。
・Uさん:60歳は羨ましい。自分(70歳)はもう60歳へ戻れないから。
・Oさん:仲良しになるコツは、一緒に食事をすることだ―と昔、助言したこと
が今日実現している感じ。
・他の方の発言は省略させていただきます。

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