前口上
(う~ん、今回は詰め込み過ぎて失敗作です。暇な方だけ眺めやってください。次回以降に少しづつ語り変えていきます。書いたものを手直ししていくのはかなり骨の折れる作業ですよね、みなさん。しかし、書いてしまったものはこのままにしておこう。『カラマーゾフの兄弟』ドストエフスキーの言葉です。)
あまりの面白さに次の日も足を運んだ。
演劇は、五日間の連続公演のようだった。
ワーグナーの歌劇の様に内容は毎日変わる様だが全くお金はかけられていないようだった。
伊藤誠先生もちきゅう座へ
『21世紀の資本』論―格差再拡大の政治経済学―(報告要旨)
https://chikyuza.net/archives/51759
資料を掲載してくださっています。
更に、新たなピケティ論
ピケティ氏の議論をめぐって考える
https://chikyuza.net/archives/51714
質問については、会場からの提案もあったようで、複数の質問を一気に聴き、そしてまとめて答えると言う「聖徳太子」的手法、10人は、質問が矢継ぎ早に出ていたでしょうか、
会場の声を聴く事もその場の楽しみであり、こんなに声を出したい人がいた事これが良かった。
最初の質問は、IT長者の富について。
ビルゲイツとジョブズをどう考えるかだったと思います。
タムリーに池上彰氏が答えていましたね。
ビルゲイツの手法、もしくは契約の仕方が、独占禁止法に抵触しないだろうか?
池上彰の経済教室
http://www.tv-tokyo.co.jp/ikegami_k/
2015年3月14日
第47回 成功企業の戦略を考える その3
コンピューター企業について講義をしていきます。
今回は、「マイクロソフト」や「ジャストシステム」など、大手企業の発展や危機、そこをどうやって乗り越えたのかを考えていきます。
これは、分析に値ますが、
資本主義内部の問題として考えられます。
「天才の代価」「著作権」「特許申請について」本来、如何にあるべきか?
それは、法規として、政治的に考察されるべき問題であり、ピケティ氏のグローバル累進課税と同じく、政治的=民主的範囲での規制は可能であるものでしょう。
幾ら、天才的な発明であっても、それが、独裁や支配となってはいけないしなるべきではない。
富裕層の富の偏りは、ヒットラー以上の権力であり、階層的関わりを持って、無規制=無政治=無民主的支配の段階まで来ているであろう事が、ピケティ氏の警告でもあるでしょう。
何故なら、富の偏りは、教育格差でもあり、健康格差でもあるからであり、必然的に、政治も官僚も司法も格差の中で、独占され、民主主義を脅かしていると言う「量的」既定の問題を持っているだろうからです。
簡単に言うと青色発光ダイオードやiPS細胞山中 伸弥は、
ビルゲイツの様に長者番付に載ったりはしないでしょう。
石油長者(ジェームズディーンのジャイアンツ)からIT長者の問題と支配が如何なる具体的な社会との関係となっているかは突き詰められるが、世襲制資本主義を個別事象にて擦り変えられないだろうと言う事です。
剰余価値と言う格差、搾取の問題がある指摘、「資本論」の根本的問題としても理解が届いていない故に、新自由主義的退行を是認した立場から抜け出せていないこの基本的誤解について更に、繰り返し述べていかねばなりません。
アメリカンドリームは、まだあると言う立場と幻想を打ち破る対立それが、「世襲制資本主義」としてのピケティ氏の論旨にもあり、多くの人は、「天才の代価」は認めていても無制限に「ヒトラー」や「階級支配=富裕層政官業独占」としてまであってはならないと言う事。
だが、ビルゲイツ氏は、もちろん、政治的発言をして支配しているわけではない。
普及したITに便乗して、独占禁止法灰色の中での支配となっている事の分析として問わなくてはならないただの個別的事象の一つであり、誰もが感じている様に、その背景に、「世襲制資本主義」があると言う事でしょう。
二つ目の質問者は、逆に、貧困とは何かを考えてほしいと言う話だったようです。
なんらかの了解事項を持って、そこに集まっているのだけれども、
木村先生、結城先生、若い先生に期待が集まりもするのですが、木村先生が、ハーバード大学には、2年間で、200万円かかるから行けないそれが貧困としての教育格差が問題であると。
そして、伊藤誠先生も「医者の子しか医者になれない。弁護士の子しか弁護士になれない。政治家の二世ばかりの政治世界、その世襲制資本主義格差こそが問題であると言うのが答えの様です。
対処として、教育の底を低くすること、ハーバード大学200万円費用の様な状態ではない、庶民学習会的なこの様な0円学習会の底を広げていくしか今は、大衆啓蒙の道筋がないことが、日本の教育の遅れでもあり、
世襲制資本主義の絶対王朝支配以上の権力的支配による具体的な弊害でもあったのでしょう。
「もっと労働組合へのアプローチをしてほしい」などなど質問が出ていた。
まったく、凄い熱気のある演劇である。
どこまでが、役者であり、そして、会場側であるのか判別が出来ないのであった。
つまり、これまで、一方的に受容するだけだったテレビ文化を抜け出して、インターネット世界の様に、相互通行が可能になったと言う事なのだろう。
伊藤誠先生も「私の方も勉強させられています」と述べていました。
会場側、生徒の側としても嬉しい限りでした。
ベストシンポジウム集成として、近代的スライドを活用していた共通点もあり、
2・26学術シンポジウム「マルクス研究の最前線」
-ミヒャエル・ハインリッヒとケヴィン・アンダーソンを迎えて-(2月13日掲載・26日講演終了)
https://chikyuza.net/archives/50750
こちらについてもまだまだ語りたいものが多くあるのですが、時間の関係もあり、書いたとしても、理解して読んでもらえるのかごった煮になってしまうことの限界もあり、今は、とどめています。
再演してほしい演劇項目である、更に、洗練して磨きをかける連続性が欲しいと思ったのでした。
さて、想起は、このくらいにして、
今後の「リアルマルクスごっこ」4月から5月の動向の方に戻ろう。
『何をなすべきか?』その様な本も既にありいつも気にかかっていたがまだ読んでいない。
何をすべきかより、何が出来るのか?時々刻々の共同性作業としての首都圏から地方への演劇興行論が話題となっていた。
「資本は富裕層におさえられている」
「われらには、情熱以外に何もない」
「情熱があるのなら何が他に何が必要だと言うの?」
「金は、必要だ。しかし、金の支配に甘んじるのはいやだ」
「金が商品として独り歩きしているそれが、金融資本主義、カジノ資本主義だ」
「金の支配が人の生き方文化思想を支配している」
NO NUKES DAY 3.8 2015 ノー・ニュークス・デ イ 福島を忘れるな!再稼働を許すな!
https://chikyuza.net/archives/51381
こちらの強大なポスターが思い浮かぶ
http://www.shinfujin.gr.jp/oshirase/nonukesday20150308.pdf
3/8 NO NUKES DAY(反原発統一行動)参加記
https://chikyuza.net/archives/51496
当日の動画を、三輪祐児さんの「UPLAN」から許可を得て転載
https://www.youtube.com/watch?v=H1lLY8e4cVU(演説パート)
(1時間くらい)
https://www.youtube.com/watch?v=KcZvsT0IOe8(デモパート)
(2時間くらい)
情報量が多すぎる。
区切りながらやるしかない。
1日メーデーから5日マルクス生誕祭へ。
演劇の復活、文学の復活、映画の復活。
文化の復興から。
方程式Mと文化論的根底としての5月の人海戦術論演劇の可能性
〔こんな演劇が本当に観たい!〕
(1)マルクス役オーデション(更に、廣松渉先生を演じる役者は日本にいるのだろうか…)
同じ退屈な授業、使い古しのノート。それを、活気にある知識とする。知識の楽しさ、生きている楽しさを広げるのが演劇。
心に残り、印象付けられ加算されるものは何か?
その共通項をちきゅうする場として、リピートして観る。
映画作品を普遍化していく根底的な出会いを。
それは、文学作品の中にもあり、哲学から経済学へ。その精神こそが、方程式Mの根底にあったものではないかと分析し、それを広めるための演劇の可能性を追求し鍛える場。
(2)少年とマルクス
サルトルは「最初から大人だったようだ」その様に語る事の滑稽を語っていた。マルクスの少年期は如何なるものであったかは想像するしかないのだが人間にとって重要な形成部分である事は、考察されなくてはならない。
マルクス生誕祭まであと〇〇日。
知的協働へ。何でもできる。ただ、やる気があるかだけだ。
首都圏解放区から地方巡業演劇の確立。これだけで、日本革命は着実に広がるのです。
是非、みなで知恵を出し合い結集していきましょう!!