なぜ歴史認識が日中の政治対立に発展するのか 日中全面戦争80年の意味を問う

■日時:2017年7月27日(木)18時45分~20時50分

■受付時間:18時15分~

■会場:明治大学研究棟4階 第1会議室/★要予約(定員50名)

(東京都千代田区駿河台1-1)

■アクセス:JR「御茶ノ水」下車/地下鉄半蔵門線・都営三田線「神保町」下車)

■主催:アジア記者クラブ(APC)

■資料代:1500円/会員1000円/明大生無料(要予約)

■ゲスト:伊香俊哉さん(都留文科大学教授)

 

日本が日中全面戦争に突入してから今年で80年を迎えます。日中戦争は

中国全土を荒廃させただけでなく、三光作戦に象徴されるように、中国蔑

視に基づいた人物ともに破壊し尽くす戦争であり、中国民衆の激しい抵抗

を招き、中国大陸での日本の物質的消耗がアジア・太平洋戦争での日本の

敗戦の大きな要因となったと言っても過言ではありません。

中国では近年、柳条湖、盧溝橋、南京で戦争記念施設を拡充させ、歴史

教育に力を入れてきました。教科書の日中戦争の記述は40頁を超え、わ

ずか数行触れるだけの日本と際立っているのが現状です。近隣諸国条項を

無視する安倍政権の下、歴史認識問題が日中間の政治対立に発展してきた

背景にもなっています。

7月定例会は、日中全面戦争の研究してこられた伊香俊哉さんをお迎え

します。柳条湖事件から続いた中国大陸での日本の戦争の実態を検証し、

日中両国の戦争認識がどこで対立を生んでいるのか、日本側に何が欠けて

いるのかについて解説していただきます。

 

■伊香俊哉

1960年生まれ。1991年3月、立教大学大学院文学研究科(史学専

攻)博士課程後期課程退学。現在、都留文科大学教授、文学博士。近著に、

『近代日本と戦争違法化体制―第一次大戦から日中戦争へ』(吉川弘文館)、

『満州事変から日中全面戦争へ 戦争の日本史』(吉川弘文館)、『戦争は

どう記憶されるのか 日中両国の共鳴と相剋』(柏書房)。

 

 

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